大学生の一人暮らしなら引っ越の挨拶はしなくて良い?女性は危ない?

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一人暮らしをして最初にすべきことと言えば挨拶というのが昔の常識でした。

挨拶は世間体にも当たり前と認識されていますが、本当に挨拶をする必要があるのか?

大学生から始めて一人暮らしを始めた場合、引っ越しの挨拶をする必要はあるのかについてデータを用いてまとめてみました。

大学生なら引っ越しの挨拶はしなくて良い?

結論から言えば、引っ越しをしたからといって必ずしも挨拶をする必要はないため、無理に挨拶に行く必要はありません。

ホームズが10代~50代の364人に行った調査によれば「挨拶をしない」と回答したのは全体の35.7%です。

64.3%の人は「挨拶をする」と回答していますが、大学生から一人暮らしを始めた10代は43.5%が挨拶をしていないようです。

年齢挨拶をしない割合
10代43.5%
20代37.9%
30代31.5%
40代33.3%
50代40.0%
参考:https://www.homes.co.jp/cont/press/report/report_00171/

割合では『挨拶する』と回答した人のほうがわずかに多いものの、挨拶をしないからいってマナー違反ではありません。

昔は挨拶は必ずすべきものでしたが現在では”しなくても良い”ものに変わりつつあります。

僕自身、一人暮らしを10年以上していますが、一度も挨拶が来たことはなく、自分からすすんで挨拶に行ったこともありません。

挨拶をしなくても良い理由はいくつかあります。

挨拶しても出てきてくれないため

6回ほど引っ越しした経験がありますが、一人暮らしをしていて挨拶ができたことは一度もありませんし、引っ越しの挨拶に隣人が来たこともありません。

挨拶がいらないという一番の理由はそもそも挨拶に行ってインターホンを鳴らしても出てきてくれないから。

suumoジャーナル編集部が一人暮らし300名に行った調査によれば、『インターホンあり』で約17.1%、『インターホンなし』で約40.0%が居留守を使うと回答しています。

カメラがついている物件ならまだしも大学生の多くは安アパートです。

いきなりインターホンを鳴らされて出るのは怖くて仕方ありません。

アポなし訪問は新聞の勧誘だったり、宗教の勧誘、NHK受信料の集金人など面倒事に巻き込まれる可能性が非常に高いですからね。

こういう人達に対しての一番の対処法は居留守をする、出ないことです。

良く来る営業訪問者とその対策

友達が来るなら何かしら連絡はくれるでしょうし、親も同様なのでアポなし=不安なので出てくれません。

挨拶をしようと思ってせっかく菓子折りを購入してもっていっても受け取ってもらえない可能性が高くてお金の無駄遣いになってしまいます。

僕も初めて一人暮らしをした時は「さすがに挨拶しないとまずい」と思って何度も呼び鈴を鳴らしましたが両隣とも出てきてくれず、諦めました。

挨拶すること自体にはメリットが多いですが、挨拶できない可能性が高いので、挨拶しようと思わないようにした方が良いということです。

女性の場合防犯上のリスクが伴うため

男の一人暮らしならあまり気にする必要はありませんが、女性の場合は挨拶することによってわざわざ「○○号室には女性が住んでいますよ」と知らせることになってしまうのでリスクが大きいです。

引っ越し挨拶のリスク
  • 隣室に”女性”が住んでいることが把握される
  • 年齢や容姿を直接確認させる機会を与えてしまう
  • 生活リズム等を把握されてしまう

隣人がそんな犯罪まがいなことをすることなんて少ないと思っているかもしれませんが、僕は彼女と同棲している時に外置きの洗濯機の中から洗濯物を盗まれた経験があります。

女性とわかれば隣人がストーカーになったりすることもあり得るでしょう。

余計なトラブルを避けたいならあえて挨拶にいかないという選択も間違いではありません。

挨拶をするメリットについて挙げてみる

挨拶できるかどうかはともかくとして挨拶することのメリットについて挙げてみます。これを見て根気よく挨拶に行くかどうか決めるのもありです。

隣人トラブルが少なくなる

一人暮らし、特に学生が住むようなアパートで多いのが深夜の騒音などによるトラブルです。

学生は夜宅のみするのが楽しいですし、僕も学生時代はよくやっていましたが騒いでいると当然壁ドンされます。

これはこちらが悪いので仕方ないのかもしれませんが、場合によっては土日の昼間に壁ドンされたり、テレビの音が少し漏れているという理由で怒鳴ってくる人もいます。

こういうトラブルに対して有効なのが挨拶です。

挨拶することで相手に「根は真面目で誠実」ということを印象付けられますし、一度顔を見て言葉を交わした相手に対して失礼な態度を取りづらくなるというのが人間の性質。

ネットの世界で匿名だとなんでも言えるのに、身バレしたとたん何も言えなくなってしまうのと同じ心理です。

挨拶しなければ「隣りの大学生うるさいな。苦情入れとくか」となるところが「大学生だからたまには仕方ないか」と我慢してくれるようなこともあるでしょう。

挨拶しておくことで未然にトラブルになることを避けられるのはメリット。

困った時に助けてもらえるかもしれない

一度挨拶をしておくことでもし何かあった時に力になってくれる可能性があがります。ご近所付き合いって助け合いの精神ともいいますからね。

例えば家の鍵をなくしてしまったり、設備トラブルとか些細な問題も少し挨拶を交わす仲になっておけばいざというときに頼ることができます。

オートロック物件なんかだと鍵を忘れて外に出てしまうと入れなくなってしまうので、こういう時に知り合いがいると開けてもらえて助かります。

一人暮らしは何でも自分で解決しなければならない状況なので何かと不安ですが、いざという時に力になってくれる、助けてくれる人がそばにいると心強いです。

まぁ実際、そこまで大きな問題に直面することはないので気持ちの問題なのかもしれませんが。

友人や頼りになる先輩と知り合いになれる可能性がある

学生の場合、大学近くというのは同じ学校に通っている人が同じように一人暮らしをしています。

僕の場合、たまたま引っ越しの荷下ろしをしてる時に同じアパートの人と鉢合わせてそれが同じ大学の先輩にあたる人でした。

入学して間もない頃だったので「比較的ラクに単位を取れる講義」とか「サークル入っておいた方がいい」とかいろんな情報を教えてくれました。

一人暮らしあるあるも教えてくれたので助かった記憶があります。

挨拶がきっかけで友達になったり、良い先輩と出会えることもあり得ないことではないのでこれも挨拶することの魅力だなと感じています。

挨拶したいなら知っておくべきこと

色々とメリットも多いので挨拶しておくことに対してあまり損はありません。

ただ、挨拶も最低限の礼儀が必要です。

挨拶に最適な品物

引っ越しの挨拶って品物を渡すイメージが強いと思いますが、実際は本当に挨拶だけでも構いません。

ただ、何か物があった方が好感が良いので今後の付き合いとしてメリットが大きいです。

何を渡すか迷うと思いますが高くても1000円以内のものが良いとされています。

渡したもの値段相場
第1位お菓子類500円以下
第2位タオル類500円~1,000円
第3位洗剤類1,000円以上
参考:ニフティ不動産調査結果

高すぎると相手が恐縮してしまうからだそうですがあまり値段は考えなくても良いような気がします。安すぎなければ良いです。

一番おすすめなのはお菓子類ですね。お菓子って言ってもスナック菓子とか駄菓子はNGですよ。

デパ地下等で売っているちょっと見た目が良さそうなもので1000円以内で箱詰めされているものがベスト。

ちょっと高めのチョコレートや饅頭、ウエハース系の商品は好まれます。

量は一人暮らしを想定しているので少ないもので構いません。

忙しいようであれば、ネット等でも手軽に手に入るのでわざわざデパ地下に買いに行く必要もないですね。

引っ越しの挨拶と聞くとタオルをイメージしがちですが、タオルは実際一番喜ばれないので出来れば避けてください。

自分が貰ってちょっと嬉しいと思うものを渡すようにしましょう。

それと渡すものはなんでも良いですが出来る限り消耗品にしましょう。

  • ラップ
  • ゴミ袋(地域指定のものだとなお良し)
  • お米
  • 洗剤
  • 地元の特産品
  • デパ地下の菓子折り

ただ、消耗品の中でも柔軟剤など匂いのついているアイテムはこだわりを持っている人がおおいので避けたほうが良いでしょう。

そう考えるとやはりちょっとしたお菓子系が個人的にはおすすめです。

挨拶する曜日や時間帯

特別この時間でなければだめとか引っ越しした当日にしなければならないみたいなルールはありません。

ただ、引っ越ししてからなるべく早めの方が好感は持てますよね。

入居してから3日以内が理想、できれば1週間以内に挨拶はしておきたいものです。

平日よりも土日の方が部屋にいる率は高いのでおすすめです。

続いて時間ですが、出来れば昼間。

ただ、昼間だとそもそも家にいない可能性が非常に高いため個人的には夜にいった方が良いと思っています。

具体的には18:00~21:00前後がベストです。

夜遅すぎると迷惑になりますし、朝早く行くのも睡眠を妨害してしまう可能性があります。

夜は営業訪問もあまり来ないので勘違いされる可能性も低くおすすめです。

ただ、どの時期、どの時間に行ってもそうですが1度の訪問で出てきてくれる可能性は低いです。

インターホンが付いていて訪問者の顏が見れるタイプの物件だと居留守を使われる可能性は低いですが、逆に安いアパートでそういった環境でない物件は訪問販売と勘違いされるので出てきてくれません。

居留守の場合は手紙を入れる

そもそも引っ越しの挨拶で住人が出てきてくれる可能性は低いので何度も足を運ぶ必要があります。

本当に居留守を使っているのかそれとも外出中なのかは外からでも明かりで判断できます。

居留守がバレる理由とは?

夜に何度か行ってだめなら午前中、土日にダメなら平日に行ってみるなど時間や曜日を変えてみると良いでしょう。

4~5回訪問しても出てこない場合は居留守を使っていて誰が訪問しても出てくれない可能性が高いので諦めましょう。

どうしても挨拶がしたいという場合はポストに手紙を入れるのも一つの手です。

「隣りに引っ越してきた○○です。ご不在のようですので後日改めてお伺いいたします」と書いておくと次に言った時にちゃんと出てくれる可能性が高くなります。

手紙を入れたらなるべく早く直接挨拶するようにしましょう。

最悪手紙だけで済ませてしまっても問題ないと思いますが、あらかじめ買っておいた挨拶用品が無駄になってしまうのはもったいないですからね。

挨拶の仕方

あまりかしこまる必要もないですが、念のため挨拶の例を用意してみました。

例「始めまして。昨日引っ越してきた201号室の○○です。これからお世話になります。どうぞよろしくお願いします。これ、つまらないものですが、よかったらどうぞ(品物を渡す)」

大切なのは何号室の誰で何をしに来たのかを伝えることです。そしてよろしくお願いしますと添えれば完璧です。

引っ越してきてこちらはまだ何もわからないので、気になることがあれば聞いてしまっても良いと思います。

例えば「結構音は響きますか?」とか入居してしばらく住まないとわからないようなことを聞いておくといいかもしれません。

挨拶すべき部屋

挨拶すべ部屋は『隣の部屋のみ』が最も多いため、面倒であれば隣人にだけ挨拶に行くようにしましょう。

複数回答男性女性
隣の部屋91.1%81.0%
真下の部屋31.1%40.5%
真上の部屋20.0%26.2%
同じ階すべて20.0%9.5%
その他0%11.9%
参考:suumoジャーナル

上階に住む場合、足音や物音が下の階に響いてトラブルになることもあるので念のために真下の階に挨拶に行く人もいるようです。

割合としてはそこまで高くないので、中部屋であれば両隣のみ挨拶に行けば問題ないでしょう。

一人暮らしを始めた時に大家さんに引っ越しの挨拶は行くべき?

まとめ

MEMO
  • 挨拶をしないからといって非常識にはならない
  • 女性の一人暮らしならトラブルのリスクが高いのでしないほうが良い
  • 挨拶したいなら菓子折りを持っていくのが無難

家を買ったとか、家族で住むとかなら挨拶しておいた方が何かと都合が良いですが、一人暮らしなら挨拶しない人も多いですし、挨拶しないことによるデメリットも少ないので嫌だなと感じたら無理してしなくても良いというのが結論。

実際僕が10年間一人暮らしをしていて一度も挨拶に来てくれたことなんてないですからね。もしかして嫌われてるだけかもしれませんが。

「騒ぐ可能性がある」とか「隣人トラブルでもめたくない」というなら挨拶をしておくメリットはありますが、無理をしてまで挨拶をする必要はありません。

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