一人暮らしは家賃や光熱費、携帯代やネット代などかなりのお金がかかります。
しかし、一方で一人暮らしは引きこもりがちになりやすいというのも心理的には理に適っているのです。
私自身、一人暮らしをするようになって明らかに外に出る回数が減り、引きこもりがちになってしまいました。
そこで今回は私の経験を含め、一人暮らしで引きこもりになる原因やその対策・脱出方法についてまとめてみました。
目次
引きこもりになる原因とは
一人暮らしってかなりお金がかかりますから、実際引きこもりになりたいと思っても難しいものです。
しかし、ある条件下がそろった場合、実家暮らしの方よりも一人暮らしの方が引きこもりやすくなってしまいます。
ちなみに僕は一人暮らししていますが、過去にほとんど外に出ない生活をしていて引きこもりがちになってしまったことがあります。
原因1:休日引きこもり
平日は会社に勤め、バリバリと働くものの休日になると一切どこへも出かけずに家に引きこもってしまう人。
これは「疲れ」が原因です。疲れていても平日は仕事を休めません。
しかし、休日はわざわざ外に出る必要もなく、自分の思うがままに休むことが出来ます。
まぁ休日というぐらいですから、引きこもっていてもどうってことはないのですが、これを改善したい場合は休日にも外に出る習慣をつけなければなりません。
例えば少し外を散歩するとか2~3時間で構いませんので休日も外に出てみましょう。
特に用事がなくても、散歩をしたり、買い物に行ったりするだけでもありです。
そうするとだんだんと外に出るのが当たり前になっていき、休日にも友達と遊んだり恋人とデートを楽しみことが出来るようになると思います。
原因2:金欠引きこもり
普段は仕送りやアルバイトでお金を得ているものの、そのお金が最低限である場合は引きこもりになりやすいです。
アルバイトをしている場合はまだましですが、学生などで完全に仕送りだけで生活しているとお金がありません。
外に出るといろんなお店がありますが、何をするにしてもお金はかかります。
金欠の場合、それを防ぐ方法が自宅で過ごすということ。
自宅にいれば特別お金がかからなくて済みますからね。
しかし、この生活を続けていると自宅に引きこもっていることに慣れてしまい、外に出ようと思わなくなってしまいます。
原因3:完全無職の引きこもり
世間的に何か後ろめたいことが自分の中にある場合、外に出るのが億劫になってきます。
例えば自分が無職だと、友達と会うことでプライドが傷つきますのでそれを避ける行動をとります。
友人との遊びをキャンセルすると外に出る頻度も減り、プライドを守るために引きこもるようになってしまうのです。
お金は仕事をしていた時の貯金を切り崩したり、仕送りをしてもらってなんとかやっているという状況でしょう。
しかし、こういう状態だとすぐに生活が破綻するので注意が必要です。
引きこもりがちになって僕が感じた弊害
休日はまったく外に出ない、あるいは自宅で仕事ができるから外に出ない人は多いと思いますが、外に出ないでいるといくつか問題が起こってきます。
私が感じた引きこもったことによるデメリットをご紹介していきます。
運動不足になる
普段から引きこもっていることで、学生時代はある程度筋力があったものの、それがほとんど失われてしまいます。
私は学生時代に陸上部でしたが、引きこもっていたせいで筋肉が衰えて、ある日身体の不調で整体に行ったときに整体の人から「90代のおばあちゃんと同じ足になってるよ」と言われて衝撃を受けた覚えがあります。
引きこもっていても家で筋トレすることはできますが、外に出ないと足がめちゃくちゃ衰えるので久しぶりに外出するとちょっと歩いただけでめちゃくちゃ疲れます。
運動不足になることで免疫力も低下するし、肩こりはひどくなるしで最悪な結果しか生まないので運動の大切さを改めて実感しました。
何をするにも面倒臭くなる
例えば友達に遊びに誘われたとか、飲みに誘われたとか、イベントに参加しなければならない状況になった時に非常に面倒くさく感じてしまいます。
負の連鎖ってやつなのか、一度外に出なくなるようになると、外に出ること自体が面倒だと感じてしまうんですよね。
定期的に外出していればこんな気持ちになることもないので、これは引きこもることによる弊害でしょうね。
引きこもるようになってからあまり予定を入れないようになりましたし、予定を入れても直前に決めるようになってしまいました。
例えば美容室とか起きる時間がわからないし、当日行く気が起きるかどうかがわからないので当日2時間~3時間前に予約を入れるようになりました。
以前は彼女が欲しくて婚活パーティーにもよく参加していたんですけど、それも当日ギリギリで予約してから行くようになっていました。
それぐらい先の予定を入れることに嫌悪感を抱くようになりました。
頭が悪くなる・コミュ障になる
ずっと人と話さない生活をしていることで、久しぶりに友人とかに会うと語彙力が著しく低下していることを感じました。
ある時期は1ヶ月ぐらいずっと引きこもっていてなおかつ誰とも話さない生活を送っていたことがありますが、心の底から「ヤバい」と感じました。
以前はすらすらと出てくるような言葉も、引きこもっていることで出てこなくなりますし、語彙力がなくなっているので上手い例えもできなくなります。
話し始めても結局何が言いたいのか相手に伝わらなくなるので、まさにコミュ障化してしまいます。
ちなみに人と話すってのは脳を鍛えることにもつながるので、引きこもっていると馬鹿になるそうです。歩かないことで足に刺激がないことで脳が衰えるとも言われています。
学生の頃はちゃんと会話の終着点を見つけてそれに向かって話すことができましたが、引きこもったせいか話している最中に「あれ?なんの話だっけ?」って飛ぶこともありました。
そのレベルになると末期です。
鬱になりやすい
実際、外に出る頻度が低い人の方が多い人よりも鬱傾向が高いのは明らかです。
僕の場合は鬱とまではいきませんでしたが、ポジティブだった性格が一転してネガティブになりました。
物事を悪い方へ悪い方へと考えてしまうと生活していても楽しくないですし、結局これによって外にも出なくなって悪循環が起こります。
寝る前とか最悪。
生活リズムが崩れる
人の体内リズムは25時間で、日の光を浴びることによってその時計が調整されて24時間周期で規則正しい生活ができるようになると言われてます。
引きこもりになると当然日の光を浴びない生活だったり運動不足のせいかあまり体が疲れない状態になってしまうので夜寝る時間なのに「眠くない」という状態になってしまいます。
また、引きこもっていることにうしろめたさを感じるためか1日を後悔するので寝る時間になっても不安を感じて寝れなくなるということになります。
その結果生活リズムが乱れて朝起きたくても起きれなかったり、昼夜逆転してしまうなどの悪循環を生みだしてしまいます。
引きこもりから脱出する方法
それぞれ人には引きこもる理由がありますが、どんな状態でも言えることですが少しずつ外へ出る習慣をつけていくことが大切です。
僕も一時期、ずっと家に籠っていたことがあるのですが、ある日外に数時間いただけで物凄い疲れを感じました。
身体が外に出ることに慣れを感じていないため、必要以上に疲れを感じてしまったのでしょう。
こういう部分は体力がないのではななく、単純に慣れていないから起こる現象です。
人間はどんな状態でも66日間続けるとその行動に慣れを感じ、習慣化してしまうことがアメリカの心理学者の実験でわかっています。
つまり、66日間引きこもっていればそれに慣れますし、逆に66日間、毎日外に出るように努力していればそれが自然と習慣化するのです。
まずは5分程度でもいいので、とりあえず毎日外に出ることが大切です。
僕の場合は運動不足解消したいというのもあり、少し散歩する習慣をつけたり、ジムに通うようになりました。
人と話したいけど友達がいないというのであればゲーム実況とかやってもいいですし、僕のように婚活パーティーや街コンなどで強制的に人と話す場に行くのも会話力が改善するのでおすすめです。
友達がいなくても自分一人で解決できる方法はあるので参考にしてみてください。
■その他の一人暮らしコラム
はじめまして、50代の1人暮らし無職ニート引きこもりです。
2年くらい引きこもってます。買い物とか覚悟を決めればなんとか行けます。
ほとんど外にでません。
このサイトを見て、毎日自堕落な生活をしても不安ばかりで安心できない引きこもりから是非とも抜け出したいと思いました!
そこで、毎日外にでるということですが、これは決まったことをやった方がいいのでしょうか?
それとも、とにかく外にでればいいので今日はスーパー、明日はダイソーとかでもいいのでしょうか?
あれこれ頭で考えてばかりいたら混乱して行動できなくなってしまいした。
コメントするのも迷惑なんじゃないかと思ってしまいますが、宜しくお願いします。
コメントありがとうございます。
引きこもりから脱出するための方法は理由は何でもいいので”外に出ることを習慣化させること”です。
僕自身も引きこもりで外に出るのが億劫な性格ですが、散歩やちょっとしたコンビニ程度でもいいので外に出る習慣をつけると
外出することに対して抵抗を感じにくくなりますよ!
頭で考えるよりも行動が大切です。