一人暮らしは何もせずに暮らしているだけで家賃や光熱費など高いお金がかかります。
それに加え、普通の生活をするとなると食費や交際費、交通費などもかかり、貯金する余裕はほとんどなくなってしまいます。
実際一人暮らしをしてから無駄遣いが増えてしまったという人も多いようです。
というわけで今回は節約ができない無駄遣いをついついしてしまう一人暮らしの方のために、無駄遣いを圧倒的に減らす方法についてご紹介していきます!
目次
一人暮らしでかかる1ヶ月の生活費
まずは一人暮らしが1ヶ月で必要な生活費について平均をまとめてみました。
どのぐらいかかっているのか、自分は平均より上なのか下なのかを把握しておくことが大切です。
【生活でかかる費用】
項目 | 金額(月あたり) |
---|---|
家賃 | 60,000円 |
光熱費 | 約10,000円 |
ネット代 | 約4,000円 |
スマホ代 | 約5,000円 |
食費 | 約20,000円 |
雑費 | 約10,000円 |
交際費(交通費込み) | 約20,000円 |
合計 | 約129,000円 |
賃料が6万円だとすると1ヶ月に必要な金額は約13万円ほどです。
人によって違いはありますが、賃料以外だと生活するだけでも7万円の生活費が必要になるということです。
いかにしてここから節約していくかが重要。
無駄遣いを減らす節約方法
一人暮らしにかかる生活費には節約しやすいものと節約しにくいものがあります。
わかりやすく表にまとめてみました。
いくら頑張って節約しようとしてもたいして効果が出なければ意味がありません。
具体的な無駄遣いを減らす節約方法について項目ごとにまとめてみました。
食費代
食費は最も人によって差が出る部分です。自炊がメインか外食がメインかによっても1ヶ月にかかる費用はかなり変わってきますし、自炊する上でも節約方法は無限にあります。
健康に関わってくる部分なので顕著に食事を制限する必要はありません。
◆なるべく自炊する
1回あたりの外食が1,000円だと仮定すると1日2回×30日で6万円もの食費になってしまいます。
自炊の場合は1回あたりの食費は高くても500円程度ですし節約しようと思えば1食あたり200円以下に抑えることも十分可能です。
◆肉料理を減らす
自炊しても何も気にせずに料理をしてしまうと高くつく場合があります。特に肉料理は単価が高いので高頻度で買っていると外食とそこまで差がつきません。
僕は一時期肉料理を減らすようにしたら圧倒的に食費を減らすことができました。
もちろんゼロにすれば健康に影響が出る場合もあるので、そういった場合は肉の中でも安い胸肉を使用した料理を作りましょう。
胸肉は低カロリー高たんぱくなので健康的です。唐揚げや胸肉のネギ塩焼き、照り焼きなどもも肉の代用としても使用することが可能です。
◆冷凍をうまく利用する
一人暮らしだと作っても量が多くて余ってしまう可能性があります。こういった時はこまめに冷凍保存したりするだけで無駄にならずに次に作る手間もなくすことができます。
僕は学生時代にあまり冷凍保存しておらず、腐らせてしまうことがよくありました。同じものを食べていると飽きてくるので冷凍は大事。

電気代
電気代平均は3,000円~4,000円前後と言われています。夏場と冬場では電気代もかなり違いますし、意識していないと一人暮らしでも高額になりがちな部分です。
◆電気代が安い暖房機器に切り替える
電化製品 | 消費電力(W) | 電気代(1時間当たり) |
---|---|---|
電子レンジ | 500 | 13円 |
エアコン | 600~1800 | 15.6円~46.8円 |
ホットカーペット | 400~600 | 10.4円~15.6円 |
コタツ | 100~200 | 2.6円~5.2円 |
ハロゲンヒーター | 500~1000 | 13円~26円 |
電気ストーブ | 1000 | 26円 |
電気代で特に問題になるのが冬場です。暖かいからと自由に使っているとかなり電気代が高くなるので節約したいのであれば電気代が安いものを使用することをおすすめします。
個人的におすすめはコタツ。他の暖房機器に比べてかなり電気代が安いので節約したい人にはもってこいのアイテム。

◆エアコンの温度を考える
エアコンは起動から設定温度になるまでの時間というのが最も電気代がかかると言われています。1℃下げるだけで10%の電気代削減ができるのでおすすめです。
また「ちょっとコンビニに行く」とか短時間外出の場合はわざわざエアコンを切ってしまうほうが電気代がかかる可能性があるのでこまめに電源を消す必要はありません。
ガス代
ガスというのはプロパンガスと都市ガスの2つあります。プロパンガスは都市ガスに比べて1.5倍~2倍ほど料金が高くなってしまいます。
切り替えたくても部屋ごとに契約するガスの種類は決まっているので変更することはできません。
◆シャワーの時間を短くする
シャワー10分毎 | 都市ガス | プロパンガス |
---|---|---|
ガス代 | 約26円 | 約49円 |
水道代 | 約20円 | 約20円 |
合計 | 約46円 | 約69円 |
シャワーを10分間浴びるだけでもこれだけの料金がかかります。
1回あたりは小さいかもしれませんが、シャワーは毎日浴びるものなので1ヶ月スパンで考えるとかなり高くつくこともあります。
ちなみに冬場は冷たい水を設定温度まで温めるのにガス消費量も多くなるのでそれだけ料金も高くなります。
頭や身体を洗っている時は流し続けないようにしたり、なるべく早く済ませるだけでもかなりの節約になります。
◆煮込み料理を避ける
普通の料理ならそこまで長くガスを使うこともないので問題ありませんが、煮込み料理等の時間のかかる料理はそれだけガス代がかかります。
たまに作る程度ならいいと思いますが、ガス代を節約したいならパパっとできるような料理を選ぶようにしましょう。
水道代
水道代は2ヶ月に1回の請求で1ヶ月あたりの平均は2,000円前後と言われています。
表にも示した通り、水道代は意識してもしなくてもたいして料金は変わらないので節約優先度としては低め。
◆トイレの節水
トイレの水はタンクから流れ出るものですが、何もしなければ自分で量を変更することができません。
方法としてはタンクにペットボトルを入れて貯水量を減らし、1回あたりの水の量を減らすか節水リング等を内部に取り付けてレバーを引く間だけ水を流れるようにするかです。
◆洗い物の節水
水道代が高い場合は洗い物する時に水をずっと流し続けている可能性があります。
すぐに洗い流しやすい状態につけておくか、もしくは洗う時と流す時で分けて水道を使うようにするだけで節水できます。
◆シャワーの節水
シャワーはかなり水道代がかかってしまう部分なので、どうしても長風呂したいとかいう人はシャワーヘッドそのものを交換してしまうやり方がおすすめです。
賃貸物件でもシャワーヘッドは交換できますし、素人でも簡単に交換できます。(一応元のシャワーヘッドは取っておきましょう)
シャワーヘッドには色々タイプがありますが、出来ればワンプッシュで水が止められるものを購入した方が節水も簡単にできますし、おすすめです。

交際費
友人と遊びに行けば当然お金がかかりますし、恋人がいれば会うたびにお金がかかってしまいます。
人によって差のでる部分で節約したくても結構難しいのでよほど浪費していなければ無理に絞る必要はありません。
◆飲み会の量を減らす
今はコロナ等で飲み会自体も減っていますが、1回あたり3,000円という額は安いようで高いです。
月に1回減らせるだけでも年間ではかなりの節約になります。
一人暮らしなら宅飲みという手もありますし、そっちのほうが気楽で安く済ませることができます。
◆家デートをメインにする
恋人がいるのであれば毎回外でデートするだけでかなりの交際費がかかってしまいます。
家デートの場合は無駄にデート代がかからずに一緒にゆったりと過ごすことができる上、一緒に料理を作ったりネットフリックス等で映画やドラマも見れるので意外と快適に過ごせます。
家デートは本当に安く済むのでおすすめです。
スマホ代
スマホ代はキャリアを使っていると結構な額がかかってしまいます。また、固定費で節約する方法もほとんどないのが厄介な点。
◆格安スマホに変更する
僕はこれだけで月々8,000円かかっていたスマホ代を1,600円に抑えることができるようになりました。
固定費を安くするのはかなり難しいですが、乗り換えることによって年間76,800円も節約できました。
格安スマホはキャリアのアドレスが使えなかったり、LINEの年齢認証に困ったりなど必ずしも良いとは限りませんが節約したい人にはおすすめです。
通信費
インターネット代は工事ありで月々4,000円前後が平均と言われています。一度工事をしてしまうと固定費として必ずかかるお金ですし、割とWi-Fiは普段から必要になってくるので節約候補としてはおすすめできません。
◆置き型Wi-Fiを使用する
置き型のWi-Fiは工事が不要になるので初期費用が安くなったり、月額費用も2,000円~と安いのが魅力です。
どうしても固定費を抑えたいけどWi-Fiは欲しいという人向けのものです。
一方、速度はやっぱり工事しているものにはかなわないので動画編集やFPSなどのゲームをやる人はおすすめできません。
家計簿は必ずつけるべし
無駄遣いをする人には共通点があります。
それが家計簿をつけないということ。
昔は紙にわざわざ家計簿をつけていましたが、現在はスマホのアプリでレシートを読み込むだけでも簡単につけられるようになりました。
面倒くさいと思っても、これだけは必ずやってください。
何に多くのお金を使っているのかを把握しなくては無駄遣いを減らすことが出来ません。
つけてみると意外なことにお金を使っていることが発見できることもあります。
また、家計簿をつけることによって無駄遣いの意識化ができるようになってきます。
例えば自販機で飲み物を買おうとした時にも頭の中で「これは無駄遣い」と思えるようになってきます。
無駄遣いって自分が意識していないところで出費してしまっているケースが多いので家計簿をつけるのは大事。
本気で無駄遣いを減らしたいなら
本気で節約をしたいという方には2つほど僕が実践した方法をご紹介します。
貯金口座を作る
まず初めに毎月使う金額を設定してください。
そして、自分の持っている銀行口座とは別に新たに口座を開設してください。
そして設定した金額は家に貯金し、その他は新たに開設した口座に預けてしまうのです。
例えば毎月10万円で生活したいと思い、収入や仕送りが12万円だったら2万円は作った口座に預けてしまうのです。
手元のお金で1ヶ月やりくりする、これをすることで無駄遣いが減り、計画的にお金を使うことが出来ます。
貯金箱を使う
それでも「お金がなくなったら降ろしちゃうぜ☆」という方は貯金箱を使用してみてください。
もちろん貯金箱は蓋がないやつで、かんぬきがないと開けられないやつです!
上記と同様、設定金額以外はすべてこの貯金箱の中へ。
おそらく最初は不安を感じると思いますが、不安=無駄遣いの証です。
家にはかんぬきは置かずにしておくと開ける時に手間がかかるのでなおさら貯金箱を開けようとは思えなくなってきます。
まとめ
僕も以前までは無駄遣いが多かったのですが、この2つを試してからはかなり無駄遣いが減り、貯金できるようになりました。
無駄遣いで使ってしまうよりは、お金を貯めて何に使おうかを考える方がよっぽど有意義だと思います。
貯金したお金で両親に恩返し!というのも乙なものですよ!
我慢した分だけ後で幸せを感じることが出来ると思って頑張ってみてください。
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