賃貸での引っ越しのタイミングとは?更新すべきか迷ったらこれを見て

賃貸物件は通常2年間の契約となっていて2年に一度契約を更新するための更新料というものが発生します。

更新料を払うタイミングで引っ越す人も多いようですが、実際更新するか引っ越しするか迷う人も多いようです。

今回は賃貸物件で更新すべきのか引っ越しすべきなのか、かかる費用を比較してそれぞれのデメリットやメリットをまとめてみました!

賃貸での引っ越しのベストなタイミングとは?

引っ越しにベストなタイミングというのは人によって違いますが、引っ越したいと思ったときが引っ越すべき時期と言われています。

suumoが400名を対象に行った「引っ越したきっかけランキング」という調査によると第1位は『前住んでいた物件に不満があったから』となっています。

引っ越しのきっかけランキング
  1. 前住んでいた物件に不満があったから:22.0%
  2. 前よりよい条件の物件を見つけたから:20.0%
  3. 結婚したから:18.8%
  4. 転勤になったから:17.3%
  5. 賃貸の更新時期がきたから:16.8%
  6. 転職した(する)から:6.5%
  7. 一人暮らししたかったから:6.3%
  8. 入学・就職:5.6%

自分で選んで住んだものの、実際に住んでみると理想と違った部屋だったり意外と住み心地が悪いということはよくあります。

つまり今住んでいる物件に何かしらの不満を感じていたり、生活に支障が出るレベルのデメリットを感じているようなら引っ越すべき。

そこまで不満がないようなら更新するのも手ですが、更新時をきっかけに引っ越す人も多いのでタイミングとしては2年間住んでから引っ越すというのもありな選択です。

更新する人の割合ってどのぐらい?

株式会社タスが調査した賃貸住宅市場レポートによれば月別の更新確率平均は繁忙期の引っ越し時期であっても約43%~44%となっています。

更新を機に引っ越しているかどうかまではわかりませんが、更新時期に引っ越す人の割合は約56%~57%ということになります。

実際に調べてみると即決というよりも更新するか引っ越すか絶妙すぎて迷っている人はかなり多いようです。

「更新料払ってまで住み続けたくはないけど引っ越すのも面倒」というのが本音なのでしょう。

マイナビが466名を対象に行った「あなたが社会人になってから住んだ賃貸住宅で、最も長く住んだ物件の居住期間はどのくらいですか?」という調査結果がこちら。

長く住んだ物件の居住期間
  • 1年未満:14.2%
  • 1年~2年未満:19.3%
  • 2年~3年未満:19.1%
  • 3年~4年未満:16.9%
  • 4年~6年未満:15.2%
  • 6年~10年未満:4.5%
  • 10年以上:4.7%

数値が極端になってはいないため、良い物件の場合は更新しても住む人は多いように感じます。

たださすがに6年以上となると更新うんぬんよりも転職や異動等で生活が変わるので引っ越す人は多いようです。

更新と引っ越しどっちがお得?

結論から言えば引っ越しをするよりも更新料を払って更新するほうが圧倒的に費用を抑えられるため、単純な費用負担を比較すれば更新のほうがお得です。

家賃更新時の費用引っ越し総額
5万円約13万円約30~35万円
6万円約15万円約34~40万円
7万円約17万円約38~45万円
8万円約19万円約42~50万円
9万円約21万円約46~55万円
10万円約23万円約50~60万円

更新料自体は家賃1か月分程度ですが、合わせて翌月の家賃を支払うことが多いのでその費用も計算に入れています。

初期費用で言うところの前家賃がこれに当たります。

また、更新時には火災保険料や保証会社を利用していれば保証会社利用料が発生します。

それでも引っ越し時にかかる総費用よりは安く済むケースがほとんどです。

更新時にかかる費用の内訳

更新日に払うお金は更新料だけではありません。

項目相場
契約更新料家賃1か月分
翌月の家賃家賃1か月分
火災保険料約15,000円程度
更新保証料約10,000円程度
事務手数料0円~5,000円程度

更新料は家賃1か月分程度ですが、その上翌月の家賃支払いも行わなければならないので実質2カ月分以上の金額を一度に払う必要があります。

さらに住み続けるためには火災保険の加入が義務付けられているためその金額が発生しますし、保証会社を利用している場合はその利用料も発生します。

火災保険料の相場や2年間で約15,000円前後。

火災保険料の場合は途中で解約した場合、残りの月を月割りで計算されて返金されるので中途解約で損をすることはありません。

家賃保証会社の利用料は初回が賃料の50%だったり、毎月家賃の5%だったりと保証会社によって費用がことなりますが、更新時は1万円前後で済むことが多いです。

引っ越し時にかかる費用

引っ越す場合にお金がかかるのは【今住んでいる物件の退去費用】【新たな物件の初期費用】【引っ越し業者依頼費用】の3項目です。

今住んでいる物件の退去費用

こちらは無人契約機検索サイト「アトムくん」が行った男女200名による退去費用に関するアンケート調査結果です。

間取り退去費用の平均額
ワンルーム/1K/1DK/1LDK49,980円
2K/2DK/2LDK79,924円
3DK/3LDK/4K~4LDK90,139円

一人暮らし用物件のワンルームや1Kで普通に過ごした場合の退去費用相場は約50,000円程度となっています。

もちろんこれには1DKや1LDKも含まれた結果となるのでワンルームならもう少し実際には安いことが多いです。

新たな物件の初期費用

初期費用は家賃4か月分~5か月分が相場と言われています。

【家賃6万円の初期費用内訳】

前家賃60,000円
敷金60,000円
礼金60,000円
仲介手数料64,800円
火災保険料15,000円
鍵交換費用15,000円
事務手数料5,000円
合計279,800円

初期費用は正直物件によってかなり差が出てしまうので目安程度に考えておきましょう。

例えば敷金、礼金、仲介手数料がかからない物件だったらそれだけで家賃×3倍円も安くなります。

逆に保証人がいなかったり、保証会社を利用することが条件となっている物件だと保証会社利用料として最初に賃料×50%ぐらいの料金が上乗せされるためもう少し高くなってしまいます。

他にも利用する不動産によっては【入居安心サポート費】や【消毒施工費】などのオプション代がかかる可能性があります。

こういった費用は不動産が独自で行っているサービスなので同じ物件でも不動産によって違いが出てくる部分です。

必ずしも悪いとは言い切れませんが、初期費用を抑えたい場合はこういったオプション費用は断るようにしましょう。

入居時の消毒サービスは任意で拒否できる?自分でやるのと効果は同じ?

引っ越し業者依頼費用

引っ越し業者への依頼費用は荷物の量と引っ越す時期、引っ越す距離によって変動します。

一人暮らしであればだいたい平均で5万円前後で収まることが多いです。

2018年11月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータによると荷物が多くなればなるほど料金も顕著に高くなることがわかっています。

時期単身(荷物小)単身(荷物大)
1月47,189円64,776円
2月48,617円62,694円
3月58,168円87,643円
4月55,010円81,943円
5月50,365円66,955円
6月50,193円63,121円
7月48,053円67,773円
8月45,746円58,447円
9月49,332円59,896円
10月45,989円62,489円
11月47,022円56,935円
12月45,033円64,202円

繁忙期である3月と4月はやはり件数も多くなるためか料金も高いです。

引っ越し費用を少しでも抑えたいのであれば3月~4月の引っ越しを避けて、断捨離をして極力荷物の量を少なくすることが大切です。

引っ越し先がそこまで遠くないのであれば自力で引っ越し作業をすることによりレンタカー代だけで済むので格段に安く済ませることができます。

自力での引っ越しは重い荷物を運ぶため自分以外に最低もう1人人手が必要。



更新することによるメリットとは?

引っ越しではなく更新することによって得られるメリットも存在します。

これは引っ越しとどっちがいいかという比較でのメリットとなるので更新が絶対良いというわけではありません。

引っ越し作業の時間と手間をなくせる

引っ越しするとなれば今住んでいる部屋の荷物をまとめて、光熱費の解約、ネット回線の解約手続き、引っ越し業者の予約などを行わなければなりません。

引っ越しはかなり労力的にも精神的にも負担がかかる作業となるので更新料を払うだけでこういった無駄な時間や手間をなくせると考えればメリットとも言えます。

住み慣れた環境で暮らすことができる

引っ越すと新たな土地や地域で暮らすことになるので最初はその物件周辺のスーパーだったり、施設などを把握するのも大変です。

更新してそのまま住みなれた環境であればどこのスーパーが安いのかもある程度把握しているでしょうし、駅までの近い道だったり、電車の時間もすでに覚えてしまっている人も多いでしょう。

新しい地域は確かに新鮮ではあるものの、こういったことを一から覚えて直さなければならないので面倒。

更新することのデメリット

更新することで物理的にも精神的にもデメリットを感じる点はいくつかあります。

更新料がかかる

引っ越しするよりは確かに安いかもしれませんが、今までずっと家賃だけを払っていたのに更新月だけは更新料や保険料等を新たに払わなければならないので損をしているような感覚に陥りやすいです。

そもそも更新料というのは昔の風習で大家にお礼を込めるためのもの。地域によっては更新料そのものが存在しないような物件もあるので比較すると損なのは間違いありません。

更新料を払ったからと言って物件が良くなるわけでも住み心地が良くなるわけでもないため、割増料金を払っているような感覚になります。

設備が他の部屋よりも古くなってしまう

ずっと住み続けているので当然設備の点検や修繕を行う機会がないので他の部屋よりも設備が古くなってしまっている可能性があります。

例えば築年数が古い物件の場合はある一定数を超えると部屋をまるごとリフォーム・リノベーション工事が入って新築のような内装になることがありますが、こういった作業も済み続けている間は入ることがありません。

細かい部分で言えばモニター付きインターホンやエアコン、窓なども新しいものと交換される時期はあるため、いつまでも古い設備を使い続ける羽目になるのが更新してしまうことのデメリットです。

引っ越す時期を見失う

僕が現在住んでいる物件は3年目で一度更新してしまっている経験から言わせてもらうと、更新することによって引っ越す時期を見失います。

更新するタイミングで引っ越せないと「せっかく更新したのだから今引っ越すのはもったいないな」という感覚に陥ってしまうのでちょっと引っ越したくなったとしてもそのままだらだらと住み続けてしまいます。

また、以前は2年に1度引っ越していいたためそこまで引っ越し作業も苦ではありませんでしたが、長期間住み続けたことで引っ越し自体が面倒で嫌に感じるようになってしまいました。

更新すると引っ越し時期を見失ってしまう可能性が高いですし、次に引っ越すとしたらまた2年後の更新時期になってしまう可能性が高いのでそれを踏まえた上でしっかりと考えたほうがいいと思います。

引っ越すか更新するか迷ったときにすべきこと

今よりも好条件の物件があるか探してみる

迷っている程度であればとりあえず住みたい地域に自分の理想の物件が存在するのかをまず確かめましょう。

探してみると設定家賃内で理想の物件というのはなかなか見つからないことのほうが多いです。

僕自身、今住んでいる物件で家賃が高いから引っ越しを検討して部屋探しを何度かしたことがありますが同じ条件だと同程度の家賃か数千円安い程度の物件しか見つからないので今のところ引っ越しを保留にしています。

そもそも引っ越したくても引っ越したい物件が見つからなければ意味がないのでとりあえずはいろんな条件で部屋を探してみて住みたい物件があるか見てみましょう。

部屋探しの際に使えるのはホームズやスーモも無難ですが、より好条件の物件を探すならイエプラがおすすめ。

イエプラは部屋を探すのではなく条件を伝えて探してもらうタイプですが、店舗で探してもらっているような感覚で家にいながら部屋探しができます。

スーモやホームズよりも物件情報が新鮮で空き室になった時点での新着物件も知ることができるのが強みです。

条件を設定してあとは放置でいいので楽なのもメリット。

イエプラ公式ページへ

住みたい物件がなかったり、家賃があまり変わらないのであれば更新しましょう。もし割と好条件の物件が見つかるなら引っ越すタイミングです。

家賃交渉を行ってみる

現在住んでいる物件の家賃について改めて調べてみてください。

更新日直前まで住んでいると借りたときから2年ほど経っているので現在の物件の需要が減り、他の部屋の家賃が下がっているかもしれません。

自分だけいつの間にか高い家賃を払い続けている可能性もあるので一度調べてみましょう。

もし、他の部屋のほうが家賃が安いのであれば更新時期に必ず家賃交渉してみましょう。

何も言わなければそのままの家賃を引き続き払う羽目になりますが、言えば安くしてくれる可能性が高いです。

もし家賃交渉がうまくいかなかったり、そもそも安くなっていないようであればこれを機会に引っ越してしまうという決め方も良いと思います。

まとめ

MEMO
  • 更新をする人の割合は約44%(約56%は引っ越す)
  • 引っ越すより更新したほうが安いのは確か
  • 更新するか迷ったら家賃交渉をしてみてから決めるのもあり
  • とりあえずもっと良い部屋がないか探してみよう

更新時期になると、時間も刻一刻となくなってしまうので焦る気持ちは非常によくわかりますが、とりあえず条件が良い物件があるかどうか探してから考えるのが先決です。

さらに家賃交渉をしてみて安くなったら住み続けるし、ダメだったら引っ越すという決め方をするのもありだと思います。

更新時期に引っ越す人は全体的に見れば多いですが、引っ越しのほうが金額は圧倒的に高いので引っ越し貧乏になりたくないなら理想的な部屋を見つけたらずっと住み続けるという考えもありです。

少しでも参考になれば幸いです。

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