オール電化は得?一人暮らしの電気料金・光熱費の平均を比較してみた結果

普通の物件は電気とガスが別々になっていますが、最近ではガス代がかからず、お風呂のお湯も電気で沸かすオール電化物件も増えています。

今までオール電化じゃないとこういった物件ってちょっと料金的な心配や、使い勝手が悪いんじゃないかと心配になりますよね。

そこで今回はオール電化は得なのかどうか、一般的な一人暮らしの電気料金・光熱費と比較してみました!

私も過去に1年ほどオール電化物件に住んだことがあるので正直な感想もご紹介していきます。

光熱費を比較してみた

ガスも電気も使用料金はともかくとして、必ず”基本料金”というものが含まれているため、電気1本に絞ると基本料金は電気代のほうにしかかからなくなるためお得と言われています。

ただ、電気料金というのは3段階に分かれていて、使用料が多ければ多いほど単価が高くなるという仕組みになっています。

この仕組みのせいで必ずしもオール電化にしたからといってお得とは言えないんですよね。実際にどのぐらいかかるのか比較してみました。

 

オール電化の電気代は電力会社が多いので中部電力の「eライフプラン」を採用しています。

通常の賃貸物件は「家計調査 家計収支編 (単身)勤労者世帯|e-Stat」より2019年の1月~12月の平均額を四捨五入した数値です。

オール電化都市ガス物件プロパンガス
電気代約6,000円約4,000円約4,000円
ガス代0円約3,000円約4,500円
水道代約2,000円約2,000円約2,000円
合計約8,000円約9,000円約10,500円

夏と冬で料金に差がありますし、世間的な単身者の相場を元にしたものなので人によって差があるということはご了承ください。

この計算によるとオール電化と都市ガスではほとんど差はありませんが若干オール電化のほうがお得です。

プロパンガスは案の定一番高い。

オール電化は確かに総合的に見ると安いですが、一人暮らしが使う電気代を考えるとそこまでめちゃくちゃ安いというわけでもありません。「安いからオール電化の物件を選ぶ」というよりも、良いと思った物件がオール電化だったり、迷ったらオール電化の物件のほうが良い程度に考えてください。

一人暮らしの冬の電気代平均はいくら?

オール電化はなぜ電気代が安いのか

オール電化とガスを使用している通常の物件ではそもそも電気代の単価が違います。

オール電化の場合お風呂のお湯を沸かすのはガスではなく電気なので給湯器があります。この給湯器は電気代の安い深夜電力で水をお湯にしているので通常の物件のガス代部分が安くなるというわけです。

日常的に使用するエアコン、電気、IH等はその場で電気をエネルギー化しているので通常の賃貸物件と料金は変わりませんがガス代にあたる部分の差で結果的にオール電化の物件のほうが安くなっています。

ちなみにこの電気料金というのはプランによって変わります。通常は従量電灯と呼ばれるプランで電気の使用した量で段階的に電気代が高くなっていくもの。

【従量電灯】一般的な賃貸物件:時間帯関係なく電気代は一律で使えば使うほど単価は高くなる

【時間帯プラン】オール電化物件:昼間の料金が高く夜間(深夜帯)は電気代が安いプラン

オール電化の場合は時間帯によって電気代が変わるプランが主に採用されているので自然と夜間の料金が安い時間帯の電気を使っているので安くなっています。

エコキュートだともっと安くなる

エコキュートというのは電気給湯器(お湯を沸かす)の1つの名称です。

通常の給湯器は電気を使用して貯蓄されている水タンク内をヒーターで暖めることにより水が温水に変わり、そのお湯を出すことでシャワーが使える仕組みになっています。

一方、エコキュート給湯器は空気上にある熱を吸収し圧縮することにより熱エネルギーを作り出しています。水を温水に変えるのにヒートポンプを採用しているため従来の給湯器に比べて少ない電気でお湯を作り出せるというもの。

エコキュートって名前ぐらいですからその名の通り電気代が節約できるというメリットがあります。

以前はエコキュートの賃貸物件なんてそう見かけるものでもありませんでしたが、最近ではエコキュートの賃貸物件も結構増えています。

ガス代が安いと言われている都市ガスで2人暮らしをした場合にかかる費用は年間約57,000円ほど(東京電力参照)。一方のエコキュートで同じ計算をすると年間約24,000円ほどの費用。

ガス代部分に関して言えばエコキュートなら都市ガスの半分以下のコストしかかからないという驚異の安さが魅力です。

オール電化の特徴やメリット

オール電化のお風呂のお湯は電気代が安い夜間に沸かしていて、ためているというのが基本的な仕組みです。

キッチンに関してもオール電化=IHとなるのでガス台を使いたい人は注意してください。

ガスでいちいち悩まなくて済む

一人暮らしを考えたときに都市ガスかプロパンガスかで悩まなくて良いのも大きな利点。

プロパンガスは都市ガスよりも約1.5倍ほど料金が高いのでなるべく都市ガスの物件に住みたいと考える人が多いと思いますが、そういったことを一切考える必要がないのも地味に魅力の1つです。

ガスを使わないことで料金を1本化でき、わかりやすいというもの一人暮らしにとっては結構助かります。

現金払いなら手間も減りますからね。

キッチン周りが掃除安くて火災になりにくい

これはオール電化というよりIHだからこその魅力の1つです。

IHだとキッチン周りがフラットになるので掃除もしやすいですし、例えキッチンが狭くても場所をうまく使ってまな板を置いたりして使うことができます。

個人的にはガスの方が料理している感があるので好きですが、IHにはIHなりの魅力があります。

それこそガスを使うとガス漏れとか、止め忘れで火災に発生する確率が高いですが、Iガスを使わないオール電化はそういったリスクも低くなるので一人暮らしとしては理想です。

一緒に住んでいれば自分がミスしても他の人が気付いてくれることもありますが、一人暮らしだと自分1人なのでミスったら終わりですからね。

オール電化のデメリット

今までガスを使う物件に住んでいると色々と不便に感じる部分もあるかと思います。

電気代を未払いするとすべて使えなくなる

私の場合は今まで一人暮らしして電気がとまったことなんてありませんが、もし電気代を払い忘れれば同時にシャワーを浴びたり、お湯を出すことすらできなくなります。

普通の物件なら電気をうっかり払い忘れていても昼間にシャワーを浴びたりすることはできますし、停電時でもキャンドルを買ったりしてなんとか対処できます。

オール電化ならではのデメリット。まぁ、正直普通に生活していればそんな状況になることは滅多にないのであまり気にしなくていいかも。

ブレーカーが落ちやすい

全てを電気に頼っているのはわかりやすい反面、契約アンペア数によってはすぐにブレーカーが落ちてしまうということ。

お湯を沸かす際の電気って結構食うもので、夜間に電子レンジやドライヤー、エアコンを同時に使っていると思った以上に簡単にブレーカーが落ちてしまってストレスを感じます。

ちなみに契約アンペア数に関しては入居後でも変更できるので、あまりにもすぐにブレーカーが落ちる場合はアンペアの変更手続きをした方がいいかもしれません。

ブレーカーがすぐ落ちる原因と対策

鍋を振ることができない

自炊する人、料理が好きな人がみんな口をそろえて言うのが「IHだと鍋をふったりすることができないから料理しにくい。料理した気にならない」という問題です。

オール電化となると当然コンロはガスではなく電気を使用したものになるので必然的にIHコンロになってしまいます。

ガスに比べると火力がどうしても低くなってしまいますし、IHは触れていなければ熱をフライパンや鍋に伝えることができないというデメリットがあります。

例えばチャーハンを作るときとか野菜の炒め物など鍋をふるって味を均一にさせるのは料理にはかかせませんがそれが出来ません。

またIHコンロはIH対応のフライパンや鍋じゃないと使えないので今まで一人暮らしをしてきた人は調理器具を一新しなければならないというデメリットもあります。

お湯が足りなくなることがある

オール電化の給湯器は基本的に電気の力で水を温水に変えて”蓄える”ことで初めてお湯が使えます。

ガスは瞬時に水を温めることができるので何時間お湯を流し続けていたとしても温かいお湯が出続けますが、オール電化の場合は貯蓄していたお湯をすべて使い切ってしまうと水に変わります。

僕もオール電化の物件に住んでいてシャワーを浴びている途中で急に水に変わったことがあります。夏場ならまだしも冬場はまさに地獄。

お風呂好きになっては死活問題かもしれません。

プランによっては昼間の電気代がかなり高い

オール電化の料金プランはざっくり言えば深夜の電気代が安くて昼間は高いというもの。オール電化

こちらは東京電力のスマートライフSというプランです。

深夜電力の午前1時~午前6時までは17.78円と安いですが、代わりに午前6時~次の日の午前1時までの料金は従量電灯Bプランの第一段階よりも高く第二段階と同じぐらいの値段。

オール電化プランとしては割と深夜帯と昼間でそこまで値段の差がないものです。

東北電力

こちらは東北電力のよりそう+シーズン&タイムの料金単価です。夜間はびっくりするほど安いですが、代わりに昼間の電力は夜間の約4倍ほどの料金になっています。

プランによってはこのように深夜と昼間の料金にかなりの差があるので、日中電気を多用するとかなりの電気代がかかる可能性があります。

最近はテレワークも主流になってきましたし、フリーランスで家で仕事をしている人にとって日中エアコンをつけたり電気をつけたりしていれば従量電灯よりも単価が高いので思っている以上に電気代がかかってしまう可能性があるというわけです。

実際にオール電化物件に住んでみた感想まとめ

約1年間ほどオール電化物件に住んだので、その時の正直な感想をご紹介していきます。

メリットは先ほども挙げたようにガス代という概念がないので、電気と水道の支払いだけでいいので精神的には少しラクでした。

まぁ総合的な料金は変わりませんが「電気代支払ってガス代も支払わなきゃ」とならなくていいのでちょっと得した気分になります。気分だけですけどね。

光熱費を口座引き落とししていない人は毎回コンビニ等で現金払いするのも面倒ですが、オール電化なら1回の支払いだけで済むってのも意外と便利です。

 

デメリットはブレーカーの問題とお風呂でした。

オール電化なのに契約アンペア数が20Aということで、すぐにブレーカーが落ちるような物件でした。途中でアンペア数の変更をすればいいんですけど、それもわざわざ電話したりするのが面倒で放置していました。

なるべく同時に電化製品を使わないように注意しなければならなかったし、冬場はエアコンをつけていたので割と頻繁にブレーカーが落ちて困りましたね。

お風呂に関しては結構大問題で、オール電化って「夜間にお湯を沸かす」という仕組みなので、貯蓄しているお湯がなくなると水に変わってしまうんですよね。

また沸かすのには時間がかかりますし、うっかり給湯器をオフにしていると夜間にお湯が作られず、翌日シャワーを浴びられなくなることもあります。

それと長風呂していると水に変わってしまいます。ガスみたいにすぐにお湯に変えることはできないようです。

実際に生活してみてメリットよりもデメリットの方が大きいような感じがしました。色々注意していないと生活に支障がでるので大雑把な性格の人にオール電化は向いていないかも。

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ネットでの評判・口コミをまとめてみた

オール電化の方がいいと思います。
私は一人暮らしではありませんが、3年前に私の子供が大学で一人暮らしを始めたときに、プロパンガスのアパートを借りたのですが、そこの大家がプロパンガス屋と結託していたため、ぼったくりのガス料金を請求してきたのです。電気が月5000円で、ガスは10000円もしたそうです。しばらくしてオール電化のアパートに引っ越しましたが、電気代は以前と変わらず、ガス代が無くなったぶん、そうとうお得になったようです。

 

給湯にかかる電気代については、エコキュートであればガスよりかなり安くなりますが、1人暮らしでしたら電気温水器と思われるため、ガスの基本料金がかからない分くらい安くなります。
もちろんプロパンガスと比較すれば、電気温水器の方が安くなるため、プロパンガスの地域でしたらオール電化に引っ越すことのメリットは大きくなります。

 

秋田で戸建オール電化に住んでいます。

北海道ほどではないと思いますが、豪雪・寒冷地なので参考になるかなーと思って投稿します。
蓄熱暖房機2台使用、一番冷え込む12~2月は2万~2万5千円程度(深夜機器割引あり)
我が家の場合はかなり光熱費は安くなりました。
蓄熱暖房機は、一日中家の中をほぼ均等に温める事ができ快適に過ごせます。
あと、灯油を買いに行く手間がなくなって楽になりました。

料金に関しては給湯器にもよりますが、都市ガスとそこまで大きく変わらない程度なので使用感を重視すべきでしょう。

計算した通り、プロパンガスの物件と悩んでいるならオール電化の方が料金が安くておすすめですが、その分お風呂やアンペア数に気を遣わなければなりません。

エコキュートを採用している物件なら確実に安くなるので狙い目です。

オール電化の節約方法

昼間にあまり電力を使わないようにする

従量電灯とは違い、オールん電化は深夜電力が安い代わりに昼間の電力が従来よりも高くなっています。

昼間に馬鹿みたいにエアコンを使用したりハロゲンヒーター、炊飯器、ドライヤー、掃除機等電力が大きい物を使うのはなるべく避けるべきです。

一人暮らしの冬の電気代平均はいくら?暖房器具の料金まとめ

特にエアコンって寒かったり暑かったりすると寝るとき以外は常時つけてしまうことも多いものですが、日中につけてしまうとより高くなってしまうので注意。

どうしても我慢できない時以外は昼間はつけないようにするだけでも電気代はかなり変わります。

ちなみに「何時~何時までが高い」という点に関しては契約プランで変更が可能なので自分のライフワークに合っているものを選ばないと損します。

タイマー機能で可能な限り深夜電力を使う

せっかくオール電化で深夜電力が安いのであれば、これをうまく活用しない手はありません。

例えばエアコンはつけた瞬間の電力がかなり大きいので深夜電力の時間帯にタイマーでセットしておくことで朝快適に起きることができますし電気代も安くなります。

炊飯器のスイッチもそうですし浴室乾燥機がついている物件なら洗濯物は深夜に乾かすようにセットする。

それと給湯器は基本的に深夜にお湯をためてくれますが、お湯がなくなると日中でもお湯を沸かすことができてしまいます。これをすると電気代がかなり高くなるので注意してください。

まとめ:オール電化物件に住むなら契約アンペア数を事前に確認しよう

一人暮らしなら最低でも30Aぐらいは必要かなと思います。契約アンペア数が大きいほど基本料金も高くなりますが、低いとすぐにブレーカーが落ちたり気を遣う生活になるのでオール電化なら40Aぐらいほしいところです。

それと安くなるかもしれないからオール電化物件を選ぶというのもやめましょう。都市ガスとあまり値段はかわりません。

少しでも参考になれば幸いです。

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