一人暮らしであってもそうでなくても部屋には定位置というものが必ず存在します。
多くの場合はテーブルをはさんだテレビの前だと思います。
やはり定位置が存在するからにはなるべく居心地の良い座り場所が欲しいですよね。
座椅子はそういった意味でも必要ですが、一人暮らしの場合は少し選び方が異なります。
そこで今回は一人暮らしにおすすめの座椅子を何点か紹介していきますので座椅子を選ぶ上で参考にしてみてください。
目次
一人暮らしに座椅子は必要か
そもそも座椅子は果たして本当に必要なのかという疑問ですが、当然ながらなくても生活できます。
僕も初めて一人暮らしをしたときは座椅子は購入しませんでした。
ただ、ある程度の時間テレビを見たり、ゲームをやったり、DVDを見たり、本を読んだりする人は座椅子があった方が絶対に良いと思います。
必要のない人というのはほとんど家にいない生活をしている人でしょう。最近はテレワークが増えているのでデスクがない場合は座椅子が必需品となりつつあります。
買って後悔することは少ないと思いますが座椅子選びで失敗して後悔することはあるので慎重に。
一人暮らしの座椅子の選び方
実家の場合は一人暮らしの場合は微妙に選び方が異なります。
実家の場合は引っ越しや部屋の広さをそれほど気にする必要がなく、もしミスマッチでも家族の誰かにあげたり物置に移すこともできます。
一人暮らしの場合は収納や部屋の広さ的にそれほど大きなものは購入できません。また、大きすぎると引っ越しをするときに面倒になるという点もあります。
こうなってくると「ソファと座椅子はどっちの方が良いのか」という疑問も出てきますが、それぞれの特徴を簡単にまとめておきます。
- ソファ(2人掛け以上):部屋がオシャレに見えるが物が大きくて重いので引っ越し作業が面倒で部屋が狭く感じる
- 座椅子:圧迫感がなく、基本的に軽量だが座る部分が一人用となるので人を呼ぶと座らせる位置に困る
僕はどちらも一人暮らしで購入したことがあり、その時実感したメリット・デメリットです。
部屋をオシャレにしたいなら確実にソファですが、色々と不都合な点も多いのがソファの難点ですね。
今回は座椅子の選び方ということですので座椅子を主体に考えていきます。
座椅子に求めるものは3点です。
- 長時間座れるクッション性のある座り心地
- 生活する上で邪魔にならないほどの大きさ
- コスパの良いもの
座椅子には色々と種類がありますが、クッション性のないものだと座って数分でお尻が痛くなります。
最初はクッション性の良いものでも段々とつぶれてきてしまうのは仕方のないことですが、それでも長く使えるものの方が良いですね。
あとは大きすぎないこと。肘掛けとかは全く必要ないですし、むしろ邪魔になります。
それと一人暮らしを考えると値段的にそこまで高くないものを選びたいですね。ただ、たまに座る程度なら安価なものでも良いですが長時間座る前提なら多少値段が高くてもしっかりとした良いもののほうが体の負担的にコスパが良いです。
安物座椅子のデメリットとは
値段が安いと当然ながらデメリットが出てきてしまいます。
一番のデメリットは座っている部分がすぐにつぶれてしまうような素材を使用していることですね。
座椅子の値段は3000~20000円ほどですが、一人暮らし用を考えると3000~5000円ほどで収めたいと考えている方も多いと思います。
安くなればなるほど長時間座るのに支障が出てくるので【使う予定の年数÷値段】で計算した方が良いのかもしれませんね。
座椅子の種類と特性について
座椅子は数が多く、ドン・キホーテで買えるような安価なものから椅子の専門店が売り出しているような高い物までさまざまです。
重要なのは”自分に合っていること”が第一ですが、そのためには種類と特性について知っておくと選ぶ際に捗ります。
大きさ
座椅子にはゆったりと座れる大きなものから、最低限のスペースでも使用できるようなら小さいものまで数多く存在します。
1人が座るために必要なスペースは50センチ前後です。男性なのか女性なのか、体型によっても左右されますが最も重要なのが座る部分の広さです。
広いに越したことはないですが、スペースを取るので最低でも”あぐらがかけるぐらいの広さ”がある座椅子がおすすめ。
クッション性
座椅子で最も重要なのは長時間座っていても痛くならないクッション性です。
クッション性が低ければ少し座っただけでもお尻が痛くなってしまいます。ただ逆にクッション性が高すぎても今度は使用しているとヘタレてきてしまうので必ずしもクッション性が高いほうが良いとは言えません。
例えば低反発素材を使用している座椅子は多いですが、低反発素材は長期間使用しているとへたってきてしまい、しかも一度へたると元に戻らないという性質があります。
低反発素材の座椅子を選ぶのであればしっかりと厚みがあるもの(15センチ以上が理想)を選ぶようにしてください。
ポケットコイル(バネ)が組み込まれている座椅子は座っていてもへたらないという特性がありますが、ある程度反発力があるので「包み込まれるような感覚」にはなりません。ただ、コイルのほうが体の負担が少ないので値段を気にしないならこっちがおすすめ。
背もたれの高さ
背もたれが高いものを”ハイバック”と呼び、低いものを”ローバック”と呼びます。
ハイバックのものは頭部までしっかりと支える作りになっているのでもたれかかって映画を観るときや読書をするとき、スマホをいじる時に安定します。
一方ローバックの座椅子はもたれかかることを前提としていないためテレワークなどの仕事をする人向けとも言われています。ただ、仕事をしていても時々休憩は必要になるのでそういった時にハイバックのほうがラクな姿勢を取ることができます。
ローバックのほうがもたれかかるという意識がなくなるので姿勢矯正向きなんですけど、正直どっちが良いかは好みの問題。
ハイバックのほうが基本的には良いとされていますが、大きくて部屋に圧迫感を感じさせますし、その分値段も高くなるので一長一短。
機能性
良くあるのがリクライニング機能とひじ掛け。
リクライニングは長時間座っていることが前提の人向け。リクライニングがあることで集中したい時と休憩したい時に角度を調節できるのが良い点です。
ただ仕事に追われている人なら長時間リラックスしている時間はないですし、使ってみるとたまにリクライニングにする程度なので個人的にはなくても問題ない機能だと思っています。
座椅子の背面を壁にくっつけるように配置すればある程度背もたれの角度は調節することができます。
ひじ掛けも同様「あって困ることはないけどなくても問題ない」というレベルのものです。確かにあればそこにひじを乗せながらパソコンを弄ることができますが、テーブルの高さによっては肩こりの原因にもなるのでなくても別に問題ありません。
また、ひじ掛けがあることでより大きい座椅子になってしまうのでデメリットもあります、
一人暮らしにおすすめの座椅子
リクライニング機能付きのボリューム座椅子
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細かくリクライニングできて直角近くにも調節可能なので「姿勢が悪くなるんじゃないか」という心配もお好みで調節できます。
ついつい凝ってしまいがちな人におすすめ。
低反発座椅子で座り心地は思ったよりも硬めという評価が多いですが、肉厚のソファなので座っている部分が潰れてくることがありません。
やはり低反発だと長時間座っても疲れないというのが魅力です。
色は何種類かあるので選ぶことができますが配送料がかかる可能性があるので注意。
ポケットコイルを使用のあぐら座椅子
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タンスのゲン 座椅子 ポケットコイル あぐら座椅子 リクライニング コンパクト 布地 幅60cm グレージュ 15210040 01 AM 【50887】 新品価格 |
この座椅子はポケットコイルを使用しているため簡単につぶれるということはまずありません。
ポケットコイルというのはベッドのマットレス等に使用されているバネのことで身体を包み込んでくれるような反発力があるのが特徴。
この価格帯でポケットコイルを使用している座椅子というのもかなり珍しいので長く使いたいという人はこちらの方がおすすめです。
あぐら座椅子と言われるだけあって、座面が広いのが特徴です。
コンパクトなので部屋のスペースを取ることなくしっかりとした座り心地が欲しい人にとってはかなりおすすめです。
値段は高いが超おすすめな座椅子
幅80センチの厚手ワイド座椅子
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もう見た目のインパクトが凄いですね!幅が80センチもあるかなり大きめの座椅子です。
この座椅子もポケットコイルを使用しているのでめずへたることはありませんし、リクライニングが42段階なので細かく調節することもできます。
背もたれがちょうど首のあたりまであるので首凝りしにくい設計になっているのが特徴。
先ほど紹介したものよりも値段は高いですが、少し良いものが欲しいという場合はこちらの方がおすすめです。
長時間座る前提で作られたゲーミング座椅子
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GTRACING ゲーミングチェア 座椅子 180度リクライニング ハイバック 可動肘 ヘッドレスト クッション付き 青 89-BLUE 新品価格 |
ゲーミングチェアという名前を聞いたことがある人は多いと思いますが、その座椅子版も存在します。
ゲーミングチェアはもともと長時間ゲームをすることを目的として作られたゲーマーのための椅子ですが、長時間座ることに重きを置いているためパソコン作業なんかでもかなり重宝します。
youtuberがよくゲーミングチェアを使っていますが、長時間座ることを考えると行きつく先なのでしょう。
実際僕もゲーミングチェアは購入しました。電気屋を何件も周って色んな椅子に座りましたがやっぱりゲーミングチェアは座り心地が魅力です。
その座椅子版なのでゆったりするというよりは長時間座る人(テレワークやゲーム)にはおすすめです。
人をダメにするソファ(ヨギボー)
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「人をダメにするソファ」で同じみのヨギボーはとことんリラックスできるタイプの座椅子?です。
ヨギボーはいわゆるビーズクッションというやつで座ることで形が変形するのでまさに包み込まれているような感覚を味わうことができます。
僕の友人2人からも「ヨギボーめちゃくちゃ良いよ」とおすすめされましたが、確かにお店に行って実際に座ってみるとその良さは頷けます。
「でもパソコン作業するのには向いていないのでは?」と思いましたが、ノートパソコンならヨギボーの上に置いて作業可ですし、壁にクッションを付けるように配置すればめちゃくちゃリラックスしながら作業ができます(人をダメにするので意思が必要ですが)。
参照:https://xtrend.nikkei.com/atcl/trn/pickup/15/1008498/042201230/
値段が高いので手が出しにくいのが難点。フィットする感覚と座椅子の問題点である”へたる”という問題点を解消したいならヨギボーの選択肢はありだと思いました。
骨盤矯正できる椅子
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座り心地めちゃくちゃ良くて疲れがでないのが最大の特徴。
友人と二人でふらっと電気屋に入った時に見つけたものですが、座って気付いたら30分立っていたぐらい気持ちが良いです。
この値段なら普通にソファが買えてしまうほどですが、座り心地が本当にヤバイです。
カイロプラクティックを元に設計されていて、座っているだけで自然と背筋が矯正されていきます。
座っていて辛いとかは一切ありませんでした。
この価格なのでなかなか簡単に手が出るものではないですが、お金に余裕がある人はこういった姿勢を改善してくれる椅子を購入するのも一つの手だと思います。
ちなみに見た目以上に軽いです。
ただこの価格帯で購入した後で座り心地に不満があると後悔が大きいので一度店舗などで実際に試してみてからが良いと思います。
それと作業用には向かないのであくまでリラックス用。
最後に
座椅子は値段によってかなり違いが出てくるので何を求めているのかを考えた上で購入するようにしてください。
なんでも良いのか、長時間座ることを目的とするか姿勢の改善を目的とするか・・・などなど用途によって選ぶものは変わります。
余談ですが、○○段階式と書かれている座椅子は一見魅力的ですが、段階が多くてもあまり意味はないので選ぶ基準にはしない方が良いと思います。
少しでも参考になれば幸いです。