冷蔵庫は生活する上で必ず必要となる生活必需品です。
冷蔵庫はその人の生活環境によって選び方が変わるので一概に万人におすすめできるものは存在しません。
中には冷蔵庫を持たずに生活する人もいるみたいですが、例え一人暮らしで自炊しない人でも間違いなく必要なものだと生活してみて感じました。
今回は自炊しない人でも冷蔵庫が必要な理由や一人暮らしの冷蔵庫の選び方について紹介していきます!
目次
自炊しない一人暮らしにも冷蔵庫が必要な4つの理由
自炊する派としない派では冷蔵庫の使い方にもかなり差がでますが、たとえ全く自炊しなくても一人暮らしなら冷蔵庫は必要です。
確かに最初は冷蔵庫に入れるものなんてほとんどなく、すっからかん状態になりますが一人暮らしが長くなればなるほどだんだん冷やす必要のあるものが増えるので使用頻度は高くなります。
実際、僕も最初の頃は冷蔵庫を有効活用することがほとんどできませんでしたが、現在では空きスペースがないほど冷蔵庫を活用しています。
まずは自炊しなくても一人暮らしに冷蔵庫が必要だと思う理由について紹介していきます。
夏場に飲み物を冷やすため
いくら自炊しなくても夏場になると冷たい飲み物が飲みたくなります。
「買ってすぐに飲めば冷えたものが手に入るのでは?」と思うかもしれませんが、毎回飲み物が飲みたくなる時に買いに行くのはかなり面倒です。
特に朝起きた時や夜寝る前に飲み物が飲みたくなると買いに行くのも一苦労なので冷蔵庫で保存していつまでも冷えた飲み物を飲める環境は手間がかからずラク。
実際僕も最初の頃は冷蔵庫の中に自体ほとんど何もありませんでしたが、飲み物だけはきっちりと入れていました。
冬場はともかく夏場に冷蔵庫がないのは結構地獄です。
冷凍食品を保存しておくため
料理が出来なくても手軽にある程度美味しいものが食べられるのが冷凍食品です。
お弁当に入れるような具材はもちろん、一人暮らしにとってコスパの良いとされる冷凍うどんや解凍するだけですぐに食べられるパスタなど冷凍食品といっても幅広いです。
毎日外食のみという人以外はこういったコスパが良いものが必ず必要になってくるため冷凍庫も利用価値が高いです。
貰いものの保存に必要なため
自分で食材を購入しなくても冷蔵保存が必要なものを友人からもらったり仕送りの食べ物として送られてくることも稀にあります。
例えば誕生日ケーキなんかはすぐに食べない場合は冷蔵保存する必要がありますし、スーパーで購入できる総菜なんかも食べきれない場合には冷蔵が必要になります。
恋人がいる場合、自分が作れなかったとしても料理を作ってもらって食べきれない分を冷蔵保存しておくって機会もあるので必要になってきます。
自炊する気になった時に困るから
「一生自炊はしない」と決めているならまだしも、一人暮らしをしていれば簡単な料理ぐらいは自然と覚えるようになります。
手間がかからず、すぐに作れるような料理を作ってもそれを1回で全部食べ切れるとは限りません。
むしろ一人暮らしの場合は一人分の量だけを作るほうが手間なので、まとめて多めに作っておいて保存しておくケースのほうが多いです。
今自炊する気がなくても今後自炊することを考えると必ず冷蔵庫は必要になります。
冷蔵庫必要派と不要派の意見をまとめてみた
冷蔵庫がいらない派の意見
2週間コンビニ弁当でこんな感じになる。
都会の一人暮らしは冷蔵庫いらないかもしれない。— 🍀ふだし@隣町引越SE🍀 (@futter_) November 4, 2017
一人暮らし、冷蔵庫はいらないけど冷凍庫は欲しい
— りこ🍋 (@liqo909) February 20, 2020
今年の春から冷蔵庫なしで生活して半年
特に不便を感じなく夏も乗り越えれたから本当に「一人暮らし冷蔵庫いらない説」が立証された
ちなみにテレビ、洗濯機、電子レンジもない
— えんどう (@Tokyo_no_Endou) October 7, 2018
一人暮らし始めてから、冷蔵庫を持ってないのですが、その話をするといつもめっちゃ驚かれるのが不思議に思う。
家に水を大量に置いてるし、食事は全部外食だけだから、そうなるとそもそも冷蔵庫いらないよねってなる。— 松本 博樹 (@peter0906) October 20, 2018
中には本当に冷蔵庫を持たずに生活している人もいるようです。
- 食べる都度にコンビニやスーパーを使えば問題なく生活できる
- 飲み物は水さえあれば冷やさなくてもなんとかなる
- 自炊をしないから冷蔵庫の必要性を感じない
- 家にいる時間がそもそも少ない
調べてみたところ一人暮らしに冷蔵庫がいらないという言っている人は自炊をせずに生活しています。
確かにお金に余裕があれば毎日外食したりコンビニでお弁当を買ったり、スーパーで総菜を買って生活することはできると思います。
ただ、これって普通の一人暮らしとはまた違った生活スタイルなので「料理する気は全くない」という人にしか当てはまりません。
冷蔵庫が必要派の意見
2年位前まで冷蔵庫を持ってなかった私にゲームの筐体置きたいからって理由で太っ腹にも譲ってくれた友達には感謝の念が絶えない(。-人-。) 一人暮らしに冷蔵庫いらないとずっと思ってたけど超便利だ!ヽ(・∀・)ノ
— 福澤瞳 (@hitomi_f) April 11, 2015
私一人暮らししてもちゃんと自炊すると思うからキッチンと冷蔵庫は大きくないと困る#困ると言われましても
— ごるぴ (@gorgonzola_p) January 24, 2020
一人暮らしで困るなあと最近思うのは、残業するとスーパー行けないことです。
連休出かけたおかげで冷蔵庫になにもないから買い物行きたいんだけど絶対に明日は残業。— すずほ (@suzu_868www) August 16, 2020
一人暮らし始める人間に一つだけ言うことがあるとしたら
冷蔵庫はデカいのを買え
これ。自炊しない?なおさら買え。冷食買うにしてもコロナで買い物回数を減らしたりセールで買い溜めしたりするにしても冷蔵庫が小さいと詰むから買え
— 斎藤1 (@_31101) April 4, 2021
冷蔵庫は生活費需品に分類されるので一人暮らしであっても持っている人が大多数です。
- 自炊するなら必ず必要になるため
- 通常の飲み物ならまだしもお酒すら冷やせないのは困る
- 1回1回買うよりも買いだめするほうが安くてラク
- 残業が多いとスーパーすら行けないのでまとめ買いしていないと困る
基本的に少しでも自炊する人にとってはなくてはならないもののようです。
確かにいつも冷蔵庫がすっからかんだったとしても自炊する時は食材を冷蔵庫に詰めますし、保存しておくために使用します。
あとはお酒を飲む人とかだとまとめ買いして冷蔵庫でビールを冷やしておきたいでしょうから自炊しなくても必要になってきます。
一人暮らしの冷蔵庫選び!これだけは押さえておいて!
一人暮らしの場合は最低限の機能で十分ですが、抑えておくべきポイントもいくつかあります。
冷蔵庫の適切なサイズ
冷蔵庫というのは大きく分けて4つのサイズに分類されます。
サイズ | タイプ | 用途 |
---|---|---|
50L未満 | 冷蔵庫のみ | 自炊しない派 |
80L~100L | 冷蔵庫+ミニ冷凍庫 | 自炊しない派 |
120~150L | 冷蔵庫+冷凍庫 | 自炊派 |
170L以上 | 冷蔵庫+野菜室+冷凍庫 | 自炊派 |
一人暮らしが冷蔵庫を選ぶ場合の適切なサイズは100L~150L前後の冷蔵庫です。
高さは約100センチでその上に電子レンジを置くことが出来るものを選ぶと後悔しにくいと思います。
一昔前は冷蔵庫によって電子レンジが置けないタイプも多かったのですが、今はほとんどが耐熱性の天板なので問題なく電子レンジを置くことが出来ます。
冷凍庫が備わっていない冷蔵庫もありますが、正直冷凍庫がないとかなり不便です。
料理をしない人でも「冷凍食品が保存できない」「アイスが保存できない」など弊害があるので、安いからといってあまりおすすめできません。
選ぶ上で最低限必要な機能
安さを重視するのはもちろんですが、あまりにもお粗末なものを買ってしまうと使い勝手が悪すぎて後悔しやすいです。
- 耐熱天板:レンジ等を上に乗せられる
- 間冷式:霜取り機能が備わっている
最低限でもこの2つの機能は抑えるようにしてください。
最近のものは当たり前のように耐熱天板や間冷式になっているので、そこまで注意深くなる必要もないとは思いますが、激安の冷蔵庫は間冷式じゃなくて霜取り機能がついていない可能性もあります。
霜取り機能がないと使用している間に霜が発生し、定期的に冷蔵庫の電源を消して霜を自分で取るという面倒くさいメンテナンスをする羽目になります。
学生の頃、バイト先の冷蔵庫が霜取り機能がなくて開けたら霜がぎっしり状態になっていて、食品をほとんど入れられない状態になっていたことがあります。
こうなると自分で外に出していちいち霜取り作業をしなければならないので、この点は注意。
直冷式と間冷式の違い
冷蔵庫には大きく分けて【直冷式】と【間冷式】の2種類があります。かなり特徴的な部分で冷蔵庫選びにはかかせない重要なポイントの1つです。
直冷式
直冷式というのは読んで字のごとく冷蔵庫内、冷凍庫内それぞれに独立した冷却器が設置されていて、これが別個で動いで庫内を冷やします。
効率的に冷やすことができるのはメリットですが、庫内に冷却器がついているので冷蔵庫を開けた時に外の空気に含まれる水分が冷却器に付着し、それが堆積して霜がついてしまうのがデメリット。
長いこと冷蔵庫を開けたりしているとその分霜が発生するので、いずれ霜取りが必要になってきます。
霜取りは一度電源を切り、温度を下げる必要があるので正直言って面倒です。一人暮らしだとそこまで霜が頻繁に発生することはないと言われていますが弊害であることは間違いありません。
直冷式の冷蔵庫は上が冷凍室になっているもの、小さい冷蔵庫なんかに多く採用されているのが1つの特徴です。
ネットで探していて直冷式かどうか書かれていない場合もあるので注意してください。
間冷式(ファン式)
別名【ファン式】とも呼ばれている間冷式は庫内ではなく冷蔵庫の庫外に冷却器がついていて、それを庫内にファンで回すことによって冷蔵と冷凍が可能になっています。
庫内に冷却器があるわけではないので、冷却器自体の温度も下がらず霜が発生するということもありません。
一般的には150L以上のものはほとんどが間冷式ですね。間冷式は冷凍庫が下にあるものが多いので迷ったらそこで見分けましょう。
買って後悔しやすい冷蔵庫の特徴まとめ
冷蔵庫を買って後悔するパターンの典型例をいくつか挙げてみます。
- キッチンに置いたけど扉の開く方向的に物が取り出しにくい
- 霜取り機能がないので、自分で霜取りをしなきゃいけなくて面倒くさい
- 動作音がうるさい
僕は扉の開閉方向の問題で一度後悔したことがあります。冷蔵庫によって開ける方向が違うため、部屋の間取りによってはめちゃくちゃ取り出しにくくなってしまう可能性があります。
基本的には冷蔵庫って右開きタイプのものがほとんどで、左開きタイプを選びたい場合は「どっちもタイプ」を選ぶことになると思います。
購入するまでは割と気にしない部分ですが、いざ設置してみると使いにくさに後悔する可能性があるので「どっち開きのタイプか」はちゃんと確認しておきましょう。
自炊する一人暮らしにおすすめ冷蔵庫
【両開き・間冷式】
![]() |
シャープ SHARP 冷蔵庫(幅49.5cm) 152L つけかえどっちもドア 2ドア ホワイト SJ-D15G-W 新品価格 |
価格は高くも安くもないちょうど良い値段ですが、この冷蔵庫は扉開けを付け替えることが出来る万能タイプ。
「設置したら扉開く方向が逆だった」ということがないので後悔することもありません。
霜取り機能ももちろんついており、天板は耐熱性なので電子レンジも置けます。
色はホワイトもありますが個人的にはブラックの方がシックでカッコいいと思いました。
扉の付け替えは誰でも簡単に数分あれば出来ます。両開きということではないので注意。
デメリットとしては付け替えが出来るという機能性を重視したため、値段が片開きのみのタイプよりも少し高いこと。
すでにどこに設置をするのかわかっているのなら付け替える必要はありませんからね。
【右開き・間冷式】
![]() |
ハイセンス 冷蔵庫 幅48cm 150L パールブラック HR-D15CB 2ドア 右開き 自動霜取機能付き コンパクト 新品価格 |
右開きタイプはよくある冷蔵庫です。わかりにくいですが左側が開くようになっています。
霜取り機能付きの冷蔵庫は3万円以上することが多く、ブランド価格も考えると3.5万円ほどになってしまいますがハイセンスは中国大手メーカーなので国産のものよりも価格が安いです。
安心感を取るか値段を取るかといった違いでしかありませんが、大型家電はたいてい保証がついているので買ってすぐに壊れるということはほとんどありません。
自炊しない人向けの冷蔵庫
【両開き・直冷式】
![]() |
ハイセンス 冷凍冷蔵庫(幅48.1cm) 93L 2ドア 右開き HR-B95A 一人暮らし ホワイト 新品価格 |
93Lという小ささですが冷凍もついているので最低限の役割は果たすことができます。
「最低限の容量で良い」という場合におすすめなのがこの冷蔵庫。
ただ、1つ問題点として挙げるとすれば「直冷式」であることです。一人暮らしのレベルだとそれほど霜も発生しないと言われていますが、一応マイナスポイントですね。
このレベルの小ささになるとほとんどが直冷式になってしまうので仕方のない部分とも言えます。
まとめ
- 自炊しない人でも冷蔵庫が必要になることは多い
- 一人暮らしの冷蔵庫は150L前後が無難なサイズ
- 自炊しないなら小さい冷蔵庫でも可
- 冷蔵庫は間冷式のものを選ぶと後悔しにくい
冷蔵庫はある程度長く使うものですし、次に引っ越す際にも持っていけるぐらい長持ちするのでそれを想定した上で購入すると良いと思います。下手にケチると後悔する可能性も高くなります。「安物買いの銭失い」にならないようにしてください。
僕は150L前後のものを利用していますが、個人的にはこのサイズが一番無難でおすすめだと感じました。
ただ、ある程度自炊をする人でも冷蔵庫が物であふれかえるってあんまりないのかもしれません。特に男性なら。
ぜひ検討の参考にしてみてください。
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