洗濯物は日が当たるうちに外に干せるのがベストですが、朝起きるのが苦手な人や忙しい人、そもそも日当たりの良い物件に住んでいない人にとっては室内干しをする方も多いと思います。
特に一人暮らしの場合、面倒で気付いたら洗濯物が溜まっていて、洗濯機を回そうとしたら雨の日が続く・・・みたいな最悪な状況になってることも。
私の場合はそもそも日当たりの悪い物件に住んでいるので基本室内干しになってしまっていますが、そのおかげでめちゃくちゃ効率の良い室内干しの仕方を見つけたのでご紹介していきます!
目次
部屋干しでも速攻で洗濯物を乾かす7つの方法
洗濯物が少なければ、2~3時間で乾かすことが可能ですが1回の洗濯回数が多ければ多いほど乾きにくくなるのでその点は注意してください。
部屋干しが前提なら一度の洗濯物の量を減らすのが必須。これは部屋干し臭対策でもあります。
1.エアコンと物干し竿を利用する
エアコンの「除湿機能」を最大限利用して乾かす方法です。冬場は除湿ではなく暖房の方が効率が良いですが、その分電気代もかかるのでその点だけ注意してください。
2日分ぐらいなら3時間もすれば乾かすことができますが、この辺は洗濯物の量次第です。
物干し竿と言ってもベランダに掛ける直線的なやつではなくて、室内干し用のやつです。
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ホテルとかでよく見かけるやつですね。
エアコンから少し離れた位置に物干し竿を置き、エアコンをつける。
基本的に暖房にしたほうがより早く乾かすことができますが、冬場以外だと暖房は地獄なので冷房とか除湿機能でも問題ありません。
風向きはしっかりと調節してください。おそらくやや下向きに風を送らないとそもそも洗濯物に風が当たらないので乾かすことができません。
2.エアコンに直接掛けるタイプを利用する
最近ではエアコンに直接かけられるタイプの物干し竿が売られています。
個人的におすすめなのはこちら。
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たぶん見れば直観的にどういった使い方をすれば良いかわかると思います。
こっちのアイテムは場所を取らず、さらにエアコンとの距離が近いのでより早く乾かすことが可能です。
ただ、エアコンの設置場所によっては利用できない場合もあるのでよく確認すべきです。
効率はこちらの方が上ですが、一度に乾かせる量が少ないのがデメリット。
3.扇風機を利用して乾かす
「電気代がもったいない」と思う人は扇風機を利用してみましょう。
定番の干し方ですが、洗濯物を効率よく乾かすためには必ず空気の循環が必要です。湿気の多い空気が滞留してしまうと洗濯物は全然乾きません。
扇風機を回して先ほどの物干し竿を併用することでエアコンより効率は悪いものの、部屋干しでも早く乾かすことができます。
4.アイロンを利用する
一人暮らしの場合はアイロン自体を持っていない人も多いと思いますが「どうしてもこの服が今日着たい!」って時にはかなり効率的に乾かすことができます。
熱のおかげで部屋干しの臭いになってしまうことはまずあり得ませんし、1着5分~10分あれば乾かすことができるのでかなりスピーディーです。
ただ、服によってはアイロンを使えない繊維も多いので、その点だけ注意。
5.ドライヤーとゴミ袋を使う
まぁ面倒臭いやり方ですし、効率的とは言えませんが、これも「今日この服が着たい」って時に使える方法です。
普通にドライヤーをあてるだけだと全体に空気をあてることができないのでゴミ袋を用意してください。
ゴミ袋の下部2か所をハサミで切り落として、その中に洗濯物を入れて入り口からドライヤーを温風であてます。
こうすることで洗濯物全体に風が均一に伝わり、なおかつ蒸発した水分はゴミ袋の端から出ていくので常に新しい風を送ることができます。
ちなみに数日分の洗濯物を一気にやるのはおすすめしません。実際私も試してみましたが量が多すぎると全然乾かないし、ただ面倒なだけ。
やるなら1着~2着程度。
6.空気清浄機の風を利用する
「扇風機もアイロンもないけどわざわざ買いたくない」って人で空気清浄機をもっているならこれを代用しましょう。
空気清浄機は部屋の空気を綺麗にするものですが、同時に風を送ることができるので物干しラックの近くに置いて洗濯物に風があたるように設置しておくだけで扇風機と同じ効果をはたしてくれます。
もちろん空気清浄機の加湿機能が使わないように。切り忘れるといつまでも洗濯物が乾かなくなるので。
7.最終的にはコインランドリーを利用する
早く乾かすテクニックって色々ありますし、テレビとかでもたびたび紹介されていますが絶対に何か必要だったり、一工夫をする必要があるのではっきり言って面倒臭がり屋には荷が重いです。
そんな時に最終的に利用すべきはやっぱりコインランドリーですね。乾燥機を使えば1時間もしないうちに数日分の洗濯物を乾かすことができます。
コインランドリーに洗濯物を運ぶ手間や1回あたり数百円お金がかかってしまうというデメリットはありますが「どうしても」って時にはほんと役立ちます。
よほど田舎じゃない限り家の近くのどこかにコインランドリーがあるはずです。Googleマップで検索してもたまに表記されていない場所もあるのでそこだけ注意。
部屋干しの臭いにならないようにするには
そもそも部屋干しの臭いというのは一定時時間、濡れた洗濯物が放置されていた場合、菌が徐々に繁殖していくことによって起こるものです。
例えば取りあえず部屋干ししているだけの洗濯物って乾くのがめっちゃ遅いですよね。
こういうのはどう頑張っても洗濯物が乾かない限り菌が発生してしまうので防ぎようがありません。
外に干すと風が当たるのはもちろん、太陽からの紫外線で菌を殺してくれるので嫌な臭いにならないという仕組みです。
部屋干し臭を防ぐためには以下のことに気を付けましょう。
- 一度に大量の洗濯物を干さない
- 干す時に洗濯物同士が重ならないように気を付ける
- 絶対に風を当てる(風がないと超絶乾きにくい)
- 乾きにくい厚手のものはなるべく避ける
- 洗濯が終わったらすぐに干す
一番やりがちなのが「一度に大量の洗濯物を干すこと」ですね。洗濯した後に気付くパターン。
乾かすスピードが遅ければ遅いほど雑菌も繁殖するので、厚手のもので乾きにくい服なんかは後回しにして晴れた日に乾かすか、ドライヤーやアイロンを使用して乾かす優先順位を早くすべきです。
部屋干しの臭いになってしまった時の対処法
一人暮らし歴が長いので今までに何度も服が部屋干しの臭いになったことがあります。
一度でも雑菌が繁殖してしまうと、たとえ洗濯したところで殺菌できるわけじゃないのですぐに繁殖して嫌な臭いが永続するのが最大のネックなところ。
部屋干しの臭いになった服に対しての対処法は2つ。
- 洗濯物を熱湯につける
- コインランドリーを利用する
調べたところ、部屋干臭の原因はモラクセラ菌という雑菌で、死滅温度は60℃以上ということがわかっています。
ニオイの原因である細菌「モラクセラ菌」は、60℃以上の温度で増殖しなくなることが、実験で明らかになりました。
1着程度なら一度滅菌するために沸騰したお湯を洗濯物にかけて煮沸消毒します。タオルなんかはこれで解決できますが、衣類によっては傷めてしまうこともあるので注意しましょう。
大量に部屋干し臭になった場合はコインランドリーの乾燥機を一度使ってみてください。
乾燥機の温度は80℃~120℃となっているのでモラクセラ菌を滅菌させることができます。
ちなみに家庭用の乾燥機を使っても部屋干し臭が消えないのは60℃程度が限界だからだそうです。
雨の時期が多い梅雨なんかにかなり使える方法なのでぜひ参考にしてみてください。
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