ベッドは布団よりも寝心地が良くて部屋をすっきり見せる役割やオシャレに見せる役割があります。
色んなベッドの種類やサイズがあり、選ぶのも一苦労だと思いますので今回は部屋の広さに合わせたベッドの選び方はご紹介していきます!
目次
ベッドの適切なサイズ
サイズ | 横幅 | 奥行 | 適切な部屋の広さ |
---|---|---|---|
シングル | 80~90㎝ | 190~200㎝ | 6畳以上 |
セミダブル | 120㎝ | 190~200㎝ | 8畳以上 |
ダブル | 140㎝ | 200~210㎝ | 10畳以上 |
クイーン | 160㎝ | 200~210㎝ | 寝室が別 |
キング | 180㎝ | 200~210㎝ | 寝室が別 |
シングル、セミダブル、ダブルなどベッドには大きさによって呼び名が違うサイズが存在します。
たいていの場合はシングルを選びますが、部屋が広ければその分ベッドも広くした方が睡眠の質もあがるのでおすすめ。
睡眠のことを考えるならシングルよりもセミダブル以上が寝返りもしっかりと打てておすすめできますが、現実的に考えるとベッドを大きくし過ぎると部屋が狭くなるので自分の部屋の広さに合うベッドを選びましょう。
ベッドの種類
- ソファベッド
- マットレス一体型ベッド
- 折りたたみベッド
- フレームマットレスベッド
- ロフトベッド
- 跳ね上げ式ベッド
ベッドだけでもこれだけ種類があり、さらに細かく分けると空気を入れるだけのエアーベッドや中に水が入っているウォーターベッドなどもあります。
では1つ1つその特徴について解説していきます。
ソファベッド
- ソファとしてもベッドとしても使用できる
- コンパクトなサイズが多い
- 相場は1万円前後
ソファとしてもベッドとしても使える2WAY型のベッドです。
ベッドというよりもどちらかというと折りたたみマットレスに近い構造で、ソファとして使用する時は折りたたんで使います。
「ソファも置きたいけどベッドも欲しい」という狭い部屋を有効活用したい場合にソファベッドが役立ちます。
ベッドもソファも置けるような広めの部屋だと結局ベッドとしてしか使用しなくなります。
マットレス一体型ベッド
- ベッドの中ではかなりシンプルな造り
- 値段の相場は1万円前後
- ベッド下に収納しやすい
- 組み立てがラク(ほとんどない)
最もシンプルなベッドです。マットレスがついていないすのこベッドやマットレスが一体型となっているベッドなど色んな種類があります。
このベッドの場合、ほとんどは棚がついておらず目覚まし時計やティッシュを置くスペースは確保されていません。そのためフレームマットレスベッドを比較すると少し安価なのが特徴です。
すのこベッドはその上に大きなマットレスを敷くのもありですが、コストを抑えたい場合は簡易的な薄型マットレス+布団という組み合わせも可。
簡易的な造りなのでベッド下に衣類などの収納ボックスを配置できるため、スペースを活用できる点が強みです。
折りたたみベッド
- 来客時などは折りたためるので部屋を広く使うことができる
- 値段の相場は1万円~2万円程度
- キャスター付きなので模様替えしやすい
- 若干ぐらつくことがある
- ベッド下に収納を置きづらい
真ん中で折り曲げて使うことができる折りたたみベッドは平均価格1万円前後で手に入ります。
普段は普通のベッドとして使い、恋人がきたり、大勢の友人が来てスペースが欲しい時なんかは折りたたむことでスペースを有効活用することができます。
ただ、折りたたみ式のベッドは構造が少し複雑になっているせいでベッド下に収納しにくいのが難点の1つ。
それと実際に使ってみると意外と折りたたむことがありません。まぁ引っ越しの時に折りたためたり、布団をそのまま干すことができるのは便利な点。
基本的にはキャスターがついているので模様替えを頻繁にしたい人向けです。
フレームマットレスベッド
- 部屋がオシャレに見える
- 値段の相場はシングルセットで4万円~5万円程度
- ベッドがぐらつきにくい
- 宮付き・コンセント付きだと便利
- 組み立てがかなり大変(1人だと2時間はかかる)
- 自力での引っ越しが大変
ベッドフレームとマットレスが完全に別個になっているベッドです。価格は安くてもセットで3万円を超えます。
宮付(棚付き)、コンセント付きのベッドフレームが多く、ベッドの上でも快適に過ごすことができます。
利便性だけならかなり良いのですが、ベッドフレームもマットレスもかなり重たいので模様替えはしづらく、自力で引っ越しするのも一苦労なのが難点。
フレームがしっかりしているおかげで揺れづらいのもメリット。
収納付きとなっているものもありますが、実際収納付きだと耐久性に問題があり、ベッド横の収納そのものが壊れてしまう可能性があるので注意してください。
私が使用していた4万円ほどのベッドは収納部分が壊れてしまいました。ベッド横に物が置けなくなるというデメリットもあるのでこのタイプのベッドで収納付きはあまりおすすめしません。収納付きは地雷です。
⇒一人暮らしにおすすめのマットレス付きベッドや選び方・注意点
ロフトベッド
- ベッド下の空間を最大限活用できる(狭い部屋におすすめ)
- 値段の相場は2万円前後
- ぐらつきやすい
- はしごを登ったり降りたりするのが面倒
2段ベッドの下段を丸ごと無くしたような造りになっているロフトベッドはスペースを最大限活かしたい人におすすめできるベッドです。
例えばベッド下にデスクやソファ、棚を置くことができるので一人暮らしのような狭い部屋だと快適に過ごしやすいです。
高さがあるためベッドは多少揺れてしまうのが難点の1つ。それとはしごで毎回のぼったりおりたりするのが面倒という意見もあります。
跳ね上げ式ベッド
- かなり大量の収納スペースを確保できる
- 値段の相場は8万円~10万円ほどとかなり高額
- ぐらつきにくい
ベッドの中でもかなり高価なもので、安くても8万円以上する跳ね上げ式ベッド。
女性1人でも簡単に開けられる跳ね上げ式ベッドは上部を
その中に大量の収納スペースがあるのが特徴です。
マットレスの種類
大きなマットレスにはスプリング(バネ)が入っているものがあります。このスプリングによって寝心地は大きく変わるので「どれでも同じだろ」と思わず、慎重に自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
ベッドフレームも確かに重要ですが、睡眠の質を考えるとベッドフレームにコストを割くよりもマットレスにお金を使うべきです。
マットレスはセットで購入すると安かったりするので、まずはベッドフレームから選ぶようにしてください。
ボンネルコイル
- 価格:安め
- 反発力:強め
- 硬さ:硬め
- 特徴:振動がマットレス全体に伝わる
ボンネルコイルというのは簡単に言うと、らせん状のバネがマットレスの中で連結しているタイプです。
連結しているのでマットレスの中心に負荷をかけるとその振動は全体に伝わります。
コストはポケットコイルよりも低く、手が出しやすい価格ですが少し硬めで寝返りの振動が身体全体に伝わりやすいという特徴があります。
人によっては振動の伝わりやすさが原因で気になって起きてしまうということも。
それと恋人と一緒に寝ることを想定するとおすすめできません。片方が寝返りを打つたびに振動が伝わってくるので睡眠の質が下がります。
反発力が強く、少し硬めなので柔らかめのマットレスが苦手という人にはおすすめでできます。安く済ませたいという人にも。
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ポケットコイル
- 価格:少し高め
- 反発力:普通
- 硬さ:柔らかめ
- 特徴:コイルが独立している
ポケットコイルというのはその名の通りスプリングを1つ1つ小さな袋(ポケット)に入れてそれぞれ独立しているのが特徴です。
手間がボンネルコイルよりもかかっているので価格も少し高めですが、寝心地はこっちの方が良いという人が多いと思います。
連結しているわけではないので負荷をかけたとしても振動はその周辺にしか伝わりません。
どちらかというと柔らかめなものが多く、体重が重い人が寝ると身体が沈みがちになってしまいます。
普通体系、やせ型の人や硬めのマットレスよりも柔らかめのマットレスが好きという人はこっちの方がおすすめ。
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部屋の広さ別!おすすめのベッド
4畳半以下【ソファベッド】
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正直4畳半程度の狭さになるとベッドを置いてしまうと部屋がそれだけでほぼ埋まってしまうためおすすめできません。
それでも布団が嫌だという場合におすすめなのがソファベッドです。ソファベッドはその名の通りソファとベッドが1つになったような家具で、普段はソファとして使用でき、寝るときはベッドとして使用できて便利です。
人が来るときだけソファとして使用すれば部屋の狭さを気にすることなく一石二鳥でおすすめ。
ただ、ソファベッドは”結局片方の機能しか使わなくなる”とも言われているのでその点に注意してください。いちいちベッドにしたりソファにしたりするのが面倒になるので、6畳とかだと逆に向いていないかも。
5畳程度【折りたたみベッド】
6畳に満たない部屋の場合は折りたたみベッドという選択もありです。これもソファベッドと同様に人が来るときは折りたたんで、寝るときに展開してベッドとして使用できるので狭い部屋にはぴったりなベッド。
ただ、4畳半のように狭すぎる部屋は例え折りたたんでいてもある程度の幅を取るので少なくとも5.5畳ぐらいのスペースは欲しいですね。
折りたたみベッドは折りたたむことが実際少ないのでその辺も考慮して購入すべきです。
6畳【ロフトベッド/マットレス付ベッド(シングル)】
一人暮らしの部屋の広さで最も多いのが6畳。
6畳ほどのスペースならシンプルに【すのこベッド】や【マットレス付ベッド】がおすすめ。
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コンセントや宮付が良いならマットレス付きベッドもありですが、割と幅を取って圧迫感があるので個人的にはすのこベッドのようなシンプルなものがおすすめ。
空間を最大限利用したいならロフトベッドという選択もありだと思います。ロフトベッドは狭すぎても広すぎても微妙なので6畳ぐらいのスペースが最適だったりします。
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8畳【マットレス付ベッド(セミダブル)】
8畳ほどのスペースがあればセミダブルサイズのベッドがちょうどいいサイズです。
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シングルの場合の横幅は約90センチですがセミダブルの場合は約120センチあります。
120センチは1人だと十分すぎるサイズにも思えますが、実際に寝返りを頻繁に打つ人だとこの程度の広さがちょうど良いサイズと言われています。
セミダブルなら恋人が泊まる時にもちょうど2人で寝ることができますし、そういった意味でもおすすめです。
10畳【ダブルベッド】
10畳ものスペースがあるならダブルベッドサイズがおすすめ。シングルが横幅90センチに対してダブルベッドは約140センチほどと言われています。ちょうど人が2人寝るスペースぐらい。
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個人的にはセミダブルぐらいのベッドがちょうどいいようにも思えますが、恋人が頻繁に来るような人ならいっそダブルベッドを購入してしまうのもありです。
10畳ほどのスペースならダブルベッドを置いても十分なスペースがありますからね。
睡眠は人生の3分の1を占める
取りあえず安いベッドを購入するのもありですが、安いベッドほど壊れやすく睡眠の質を考えるなら高くても良いものを購入した方がいい場合もあります。
睡眠は人生の3分の1を占めるので、忙しい人ほど良いベッドを購入すべきですね。
ただ、ベッドって思っている以上に圧迫感があるので買ってから後悔しないように自分の部屋に合うか測ってから買うようにしましょう。
「どれがいいかよくわからん」って人はニトリなどの家具屋でどんなベッドが欲しいか実際に見てみてからの方が決めやすいかも!
少しでも参考になれば幸いです。