一軒家の賃貸で一人暮らしは広すぎて生活しづらい?

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戸建ての一軒家と言えば家族や新婚カップル等複数人で住むことが想定された造りになっていますが、一人暮らしとして借りる場合生活しづらいのかどうか気になるところ。

一人だけでこういった広い部屋に住む場合、どういったデメリットがあるのか紹介していきます!

一軒家の賃貸で一人暮らしするデメリット

一軒家は集合住宅とは違い、隣りの物件と離れていてなおかつ広い間取りなので一人暮らしが故のデメリットが多々あります。

物がなくなっても気付きにくい

広い部屋に住むとそれなりに家具を揃えたり、私物もだんだん増えてきますが、それゆえにどこに何を置いているのか把握しにくくなってしまいます。

例えばスマホをどこかに置き忘れたときにリビングなのかトイレなのか2階の寝室なのか、キッチンなのか探す範囲が広くなりすぎてかなり大変です。

もし仮に泥棒に入られたとしても一人暮らしであれば物がなくなったことにすら気づけない可能性も高く、後になってから侵入されたことに恐怖を感じる羽目になることも。

掃除するのも一苦労

ワンルームや1Kのような比較的狭い部屋とは違って一軒家の場合は各部屋を掃除しなければならないのが大変です。

あまり使用頻度の少ない部屋だとしてもホコリはだんだん溜まってしまうので掃除は定期的に行う必要がありますし、一軒家だと掃除のしにくい階段部分までやる必要があるのがかなり面倒です。

コードレスの掃除機が必須になりますし、もしコードのある掃除機だといちいち部屋を回るたびにコンセントの抜き差しを行わなければならないので非常に面倒になります。

無駄に光熱費がかかってしまう

狭い部屋であればエアコンをつければ割と短時間で涼しくなったり暖かくなりますが、一軒家のような広い部屋は暖まるまでにもかなり時間がかかってしまいます。

各部屋にエアコンがついているわけではないので部屋を移動したときに「寒い」となることもあるでしょう。

つまり部屋を最適な温度にするために無駄に電気代がかかるので毎月の光熱費は高くなってしまうというわけです。

電気代というのは契約アンペア数に応じた料金がかかりますが、広い部屋はある程度大きなアンペア数で契約しなければ賄えないので使っていないので基本料金自体が高いという弊害もあります。

空間が広すぎて怖い

精神的な部分の1つですが、部屋が2つ以上の広い部屋だと自分がいない空間というのが必ずできてしまいます。

霊的なものが見えるわけではなくとも無駄に部屋が広いせいで怖く感じる人も多いようです。

子供の頃は誰もいない2階にあがるのを怖がっていましたが、まさにそれと同じで自分の見えない場所があるのってなんなく住んでいて怖くなるんですよね。

もちろん実害があるわけでもないですし、単なる気の持ちようなので気にしない人は全く気にならないと思いますが怖がりな人は後悔しやすいようです。

1度住んでしまうと狭い部屋に戻れなくなる

一度でも良い部屋や広い部屋に住んでしまうと次に引っ越す時にそれと同等かそれ以上を求めてしまうので結局ずっと高い家賃を払い続ける羽目になりやすいです。

例えば風呂トイレ別の物件に住んだらユニットバスに戻れないとか、築年数の浅いキレイな物件に住んでしまうと少し築年数が経っているだけで嫌悪感を抱いてしまうというのも一人暮らしあるあるです。

生活水準ってあげるのは簡単ですが下げるのは思っている以上に難しいので安易な気持ちで「広い部屋に住みたい」と少し無理して高い家賃を払ってしまうと長い目で見たときにデメリットも大きくなります。

家賃的な面もそうですが、広い部屋に合わせて家具家電を購入してしまうと次に引っ越すときに置き場所がなくなって手放さなければならないような状況になるかもしれません。

特に大きめのソファなんかを購入してしまうと6畳程度の物件に引っ越すときついので捨てる羽目になります。

近所付き合いが面倒

戸建てに住む上で一番面倒に感じるのはやはり近所付き合いとなります。

賃貸アパートであれば軽い挨拶程度で済みますが、戸建て賃貸の場合は括りとしては一軒家となり、隣人は賃貸でない可能性が高いので近所付き合いをする必要があります。

具体的には【自治会の当番】とか【町の清掃作業】とか【回覧板】等の少し面倒な仕事をしなければならない可能性が出てきます。

また、トラブルにならないためにも定期的に挨拶をしたりして顔色を伺わなければならない羽目になる等の問題もあるので何かと面倒なのは間違いありません。

恋人や家族等の複数人で住む場合には分担作業することで負担を減らすこともできますが、一人暮らしとなるとこういった作業をすべて1人でこなさなければならないので物理的な負担や精神的な負担としても大きいです。

庭の手入れをする必要がある

一軒家には賃貸アパートとは違い庭がついていることがありますが放置していれば雑草等が生い茂ってしまうので定期的に草むしりをしなければなりません。

アパートやマンションであればその物件の管理人の手によって共有スペースは手入れをしてくれるので入居者は何もやる必要がありませんし、賃貸ではなく一軒家の場合は自分の裁量で「除草剤を使用する」等の勝手が許されます。

しかし、戸建て賃貸の場合はあくまで一時的に借りているだけの部屋となるのでむやみやたらに除草剤が使えなかったり、手入れしなければならない範囲とそうでない範囲が出てきたりするのでめんどくさいと感じる人も多いです。

これも一人暮らしするが故のデメリットです。1人で休日を使って草むしりをするのはかなりもったいない時間の過ごし方ですし、何より1人でこなすこと自体が大変です。

寒い地域に住んでいれば冬の時期は庭だけじゃなく家周辺の雪かき作業も1人でしなければならにのでかなり面倒です。

防犯性が低いので心配

戸建て賃貸にはマンションにあるような防犯カメラやオートロックは当然ついていませんし、管理人が常駐しているわけでもないのでセキュリティ面としては劣ります。

ただし、通常であれば複数人で住むので自分が外出中でも家族の誰かが留守番をしているおかげで不法侵入されずに済むことが多いです。

一方、一人暮らしの場合は外出中は誰でも簡単に侵入できてしまいます。

防犯カメラがないのはもちろん、戸建ては窓も多いのでどこかしらの鍵を閉め忘れていたり、場合によっては窓ガラスを割って侵入されるようなケースもあります。

隣人が気付いてくれればいいものの集合住宅ではないので空き巣被害に遭った後に発覚する場合がほとんどです。

一軒家の賃貸で一人暮らしするメリット

一軒家自体のメリットや広い間取りで一人暮らしをする利点についてまとめてみました。

収納スペースが広くて困らない

一軒家で一人暮らしをすると広い生活空間がある上にクローゼット等の収納スペースもしっかりと確保されているので困ることはまずありません。

もし収納スペースが多少たりなかったとしても1部屋を収納部分として活用したり、物置スペースとして利用すればいいだけなので問題ありません。

趣味等でよく物が多くなってしまう人や服をいっぱい持っている人、あるいは仕事の都合上荷物が増える人なんかには過ごしやすいです。

物が増えても居間をキレイな状態にすることはできるので人が来たときでも片づける必要もありません。

空間を区切りやすくなる

部屋が2つ以上あるなら仕事部屋や寝室、リビングのように自分なりに用途に合わせた空間をそれぞれ造ることができます。

特に最近ではテレワークも多くなってきて自宅で仕事する人も増えましたが、こういった際に寝室とリビング、仕事部屋が全て一緒になっているとオンオフが切り替えにくくなるというデメリットがあります。

これは家にいると仕事がはかどらない要因の1つになっています。

多様な趣味を持っている人なら例えば「漫画部屋」とか作ってみるのもありですし「映画鑑賞専用部屋」という観賞用の部屋を作ることもできます。

騒いでも苦情になりにくい

集合住宅とは違い、一軒家の場合は隣りの建物と離れているため木造でもよほど騒がない限りは騒音が隣人まで聞こえてしまうようなことはありません。

足音はもちろん、宅飲みをして少し騒いでいたとしても窓を開けていない限りは特に苦情が発生するようなこともないでしょう。

一軒家を買ってしまうともし苦情が入ったときに生活しづらくなりますが、賃貸であれば最悪引っ越すという選択肢もあるので気が楽です。

自分の音が隣人に聞こえにくいのと同様、隣人の生活音も自分の家まで響きにくいので音に悩まされる生活から解放されるのが戸建てのメリットです。

友達を呼びやすい

ワンルームでは友人を呼べるほど広くないので、宅飲みをしようにもベッドやデスクが邪魔になって座る場所を確保するのがやっとの状態になってしまいます。

一軒家のような広い間取りであればある程度の人数を呼んでもまだまだ余裕のある広さですし、寝室を汚されずにリビングだけでも十分となるのでゆとりがあります。

来てくれた友達としても居心地が良いですし、呼ぶ側としても入ってほしくない場所に足を踏み入れさせずに済むので関係も悪化しにくいです。

同棲しやすい

長い目で見れば一軒家で一人暮らしをしていてもし恋人ができたり、結婚した場合にその物件でそのまま同棲生活をすることが可能というのもある意味メリットです。

通常であれば同棲する際は新たに物件を探し、面倒な手続きを済ませて初期費用や引っ越し業者費用など高いお金を払って引っ越す必要がありますが、最初から一軒家に住んでおけば何もする必要はありません。

賃貸の場合は同居人が増えることでその契約は必要ですが、引っ越しと違って簡単な手続きで審査すら不要です。

今後のことを考えるなら人が増えることに対応できるという点においては最強です。



一軒家で一人暮らしするときの注意点

一軒家であえて一人暮らしするときに最低限注意しておきたいことについてまとめてみました。

戸締りや防犯はしっかり行う

集合住宅に比べて一軒家は窓の数も多く、一人暮らしとなると侵入される確率は圧倒的に高いので戸締りはしっかりと行い、最低限の防犯対策はしておくべきです。

例えば玄関部分の防犯カメラを設置したり、人が来たら灯りが点灯するようなライトも不審者には効果的です。

自分が外出しているときはカーテンを閉めておくのも大切です。

ちょっとしたミスで狙われやすくなってしまうので対策はしておきましょう。

使ってない部屋は閉めておく

熱暖房効率をあげるためには使用していない部屋の扉はしっかりと閉めておくことが大切です。

例えばリビングと寝室が隣合わせであれば寝室部分の扉やふすまを閉めておくだけでもかなり早く暖めることができます。

広い部屋は空間を適温にするためにかなり時間がかかってしまうので、うっかりと開けておくといつまで経っても暑いまま、もしくは寒いままになってしまうので注意してください。

自動運転であればこれだけでも電気代がかなり変わってきます。

大通りは避ける

一軒家の物件選びとして車通りがかなり多いような大通り沿いはなるべく避けるようにしてください。

戸建てのほとんどは木造建築で、遮音性が低いので騒音の影響をもろに受けてしまいます。

また、トラックや電車が通るときの振動音も木造住宅だと伝わって揺れてしまいます。

集合住宅とは違い隣人と壁が接触していない分、隣人トラブルは少ないですが外からくる音の影響は受けやすいので物件選びは大切です。

まとめ

MEMO
  • 一軒家はあまり一人暮らしに向かない
  • 広い家の掃除・庭の手入れ・近所付き合い等一人でやらないといけないのがきつい
  • 防犯性が低いのでセキュリティカメラの導入等が必須になる
  • 今後同棲や結婚を考えているならあり

一軒家は間取り自体が一人暮らし向けではないので一人で生活しようとすると掃除が大変になったり、光熱費が高くなる等様々なデメリットがあります。

今後恋人との同棲や友達とルームシェア、あるいは結婚を考えているなら”一時的に”住むのはいいかもしれませんが長期的に住むのはあまりおすすめしません。

「家賃を払い続けるならいっそのこと一軒家を買ってしまう」という人も中にはいるようですし、理にかなっているとは思いますが一人で生活するのはちょっと不便ということは頭に入れておきましょう。

少しでも参考になれば幸いです。

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