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同棲でよく選ばれている間取りと言えば1LDKや2DK、2LDKとさまざまですが間取りによって過ごしやすさは異なります。
同棲する際に間取り選びで迷っている方のために実際に2DKで1年間過ごしてみた正直な感想について紹介していきます!
目次
同棲で2DKの間取りを選んだ理由
当時は手狭なワンルームで同棲していたこともあって「さすがに広い部屋に引っ越したい」と感じるようになりました。
同棲と言えば2DKの他にも1LDKや2LDK等の選択肢はあったのですが、正直2DK以外の選択肢は考えていませんでした。
- お互いの部屋を設けたかった
- 広い部屋で気兼ねなく生活してみたかった
- 余裕のある収納スペースを設けたかった
- 家賃を抑えたかった
一番の理由はお互いの部屋を設けたかったことです。
ワンルームで特に感じたのは寝る時間と起きる時間がバラバラなので相手に気を遣う生活を強いられることにかなりのストレスを感じました。
寝る際はまだいいですが、起きるときってアラームをかけたりするので近い距離感で寝ていれば当然相手も起こしてしまいますし、準備をしていればその物音で起きてしまうようなことは多々あります。
1LDKのような寝室が一緒の間取りだとこの問題のすべてを解決することはできないと思ったので2DKを選びました。
また、1LDKって部屋の数が少ないので家賃も2DKより安いと思われがちですが、築浅物件が多いので意外と2DKよりも家賃は高いことが多いです。
2DKは最近ではあまり採用されておらず少し古めの物件が多いという問題はありますが、その分手の届く家賃帯なので探しやすかったことも選んだ理由の1つです。
2DKで同棲して感じたメリット
想像しているメリットと実際に住んで感じる利点は多少違いがあります。
まずは住んでみて感じたメリットから紹介していきます。
個人のプライベート空間を設けられる
これはまさに想像していた通りの利点でした。
リビングを共有スペースにして各部屋を1つずつ確保することによって寝室を完全に分けることができました。
また、僕の場合は趣味で友人とオンラインゲームをやるようなことがちょくちょくあったので寝室を分けることができたのはよりメリットを感じました。
部屋自体分かれているといっても防音ではないので全く気を遣わなかったわけではありませんが、相手の睡眠の邪魔にならない程度に趣味を楽しむことができたのは良かったと感じています。
また、僕の場合は仕事部屋兼寝室としても使っていたので集中したいときに部屋が仕切られているというのはかなり効率的でした。
収納スペースにゆとりがある
僕が住んだ部屋はリビング以外の2部屋に収納スペースが設けられているタイプで片方はクローゼット、もう片方は押入れになっていました。
クローゼットだけでも一人暮らしの2倍の量を詰められるだけの広さがあったので余った分は彼女の洋服や季節外れの服を収納するのに使いました。
押入れのほうは普段使わない小物だったりを収納するのに十分の広さがありました。
正直収納は狭いどころか2人で住んでも余るぐらいの容量があったので「収納スペースが足りない」と嘆くようなこともありませんでした。
寝床が別なので起床時間が異なっても問題ない
壁が防音壁ではないので多少の物音は聞こえますが、神経質で睡眠の質が悪い僕でも相手のアラーム音で起きないぐらいには物音が気になりませんでした。
アラーム音が聞こえないので準備するような音もほとんど気になりませんし、起きたらいつの間にか相手が外出しているようなことが日常的にありました。
知らないうちに一人になっているのはちょっと寂しいですが、手狭なワンルームで同棲していたときは必ず1度起きなければならなかったので睡眠の質も良くなったと感じています。
睡眠ってかなり重要ですからね。
2DKで同棲して感じたデメリット
2DKは同棲するのに理想的な間取りだと思っていましたが、もちろんデメリットも多々あります。
使い方次第では部屋が余る
引っ越すまでは「お互い基本的に自分の部屋で過ごしてプライベート空間を大切にしよう」と思っていましたが、いざ2DKで同棲してみると正直言って1部屋分が無駄なように感じました。
というのも僕は基本的に在宅なので自分の部屋にいますが、彼女の場合は夜帰ってきてリビングでテレビを観ながら食事をとってお風呂に入ってあとは寝るだけという生活。
つまり2DKの1部屋は寝るだけのために使われているわけです。
リビングにこたつを置いていたので準備等も基本的にリビングで可能だったこともあり、6畳あった部屋の2畳分ぐらいしか使用していませんでした。
なんなら半分物置と化していたので「1DKとか1LDKでも十分生活できたのでは?」と感じました。
2人で寝室として1部屋使うならまだしも6畳をほとんど活かすことなく大半をリビングで使用してので無駄な広さなようにも感じました。
生活スタイルによっては2DKだと広すぎる可能性があります。
エアコンが1部屋しかついていなかった
内見した当時はエアコン自体が1つもついていなくて営業マンに交渉してもらって1部屋だけエアコンの設置をすることができました。
現代の環境ではエアコンはもはや必須設備です。
春や秋ならまだ普通に過ごせますが、寒い冬の時期や夏場に関してはエアコンがないと快適に過ごすことはできません。
しかもリビングではなく僕の部屋にエアコンがついていたので夏場は戸を開けてリビングを経由して相手の部屋に風を送り込む必要がありました。
リビングを含めて6畳×3部屋の間取りだったのでその広さを十分に賄うことはできず寝苦しい夜を過ごすことになりました。
住む前までは「最悪1つあればなんとかなる」と思っていましたが各部屋にないと地獄ですし、部屋の扉を開けておかないといけなくなるので2DKの良さは半減します。
物件自体が少し古くて虫がよく出現した
当時住んだ物件は築25年で見た目としてはそこまで古さは感じませんでしたが、やはり築年数の経っている物件というのは虫が出やすいです。
3階の角部屋に住んでいましたが夏場になるとお風呂場の換気扇から入ってきた虫が大量に浴槽で死んでいるのを発見したときはゾッとしました。
これは決めた物件が悪い部分も大きいですが、築年数が古いと配管が古くなっているためこのようなことも起こりえます。
その他にもアリがフローリング下から出てきたり虫に関する問題は定期的にありました。
2DKは古い物件が多いのでこういったデメリットがあります。
同棲というよりルームシェアしている気分になった
自分の部屋があるとついついそこが居場所になってしまってあまり部屋から出ることがなくなってしまうせいか顔を合わせる機会は少なくなったように感じました。
寝室が一緒なら寝るときに顔を見ることもできますが、別々の部屋となると帰ってきた音に気付かないとそのまま知らないうちに相手は自室にこもって寝てしまうということも生活していれば何度かあります。
2DKはルームシェアしているような感覚になりやすく、適度な距離感は保てますがいちゃいちゃしたい人にとってはデメリットに感じるかと思います。
2DKで同棲って結局どうなの?
合うか合わないかは相手との性格や生活スタイルによって変わると思います。
個人的には「まぁよかったな」と思う一方で生活スタイルが違ったこともあり、1LDKのような間取りでも良かったかなと思いました。
- お互いの趣味があり、プライベートな時間を過ごしたい人
- 起きる時間が若干異なる人(真逆なら2DKは必要ない)
- 適度な距離感を保ちたい人
最大の問題である起床時間は1時間や2時間違うという場合なら2DKがおすすめです。
ただし、片方が夜勤で真逆の生活をすることがあるような人ならアラームで起こされてしまうという状態はありませんし、部屋をわざわざ分けなくても1人の時間を過ごすことができるので2DKは必要ないと思います。
例えば恋人が看護師とかで夜勤が多いなら1LDKでも一人でいることが多いので友人とオンラインゲームをしたり長電話していても迷惑をかけることはありませんからね。
2DKにするかどうかは一緒に寝たいか、睡眠の質重視で分けたいかによって決めるのが良いと思います。
少しでも一緒にいたいというなら2DKで同棲すると寂しさを感じるかもしれません。
2DKで同棲する際の部屋割り例
2DKはダイニングキッチンが1つと2部屋ついている間取りで部屋を分けることが可能ですが、用途や生活スタイルに合わせて使い分けることも可能です。
各部屋として使い分ける
最も一般的な使い方はお互いの部屋を設けることです。
基本的な共同生活空間はリビングのみにします。
テレビやテーブル、ソファをリビングに置いて1人になりたいとき以外はリビングで過ごし、寝るときや読書をしたり1人で動画を観たいときなんかは自室にこもることで完全なすみ分けができます。
上記の間取りは隣り合っているので相手の声が少し聞こえてしまいますが、間取りによっては部屋が端と端で完全に分かれていて真ん中にリビングがあったりするのでよりルームシェア感を味わうことができます。
ある程度の距離を保ちたい人やお互いの時間を大切にしたいカップルにはおすすめの部屋割りです。
寝室と仕事部屋で使い分ける
1部屋を2人の寝室として使うことで余った1部屋を仕事専用部屋としてデスクやパソコン等を置くことができます。
なるべく一緒にいたいカップルであればダブルサイズのベッドを購入したり、シングルベッドを横並びに置くことでお互いの睡眠を妨害せずに過ごすことができます。
相手のいびきだったりアラームが多少気になるのであれば耳栓をしたりすることで対策も可能です。
寝床にゆとりがあるのでホテルのような使い方ができるのが利点です。
在宅ワーカーのカップルならこういった専用部屋を設けるのも選択肢としてはありです。
寝室と趣味部屋で使い分ける
多趣味なカップルなら趣味専用部屋を設けるというのも面白いと思います。
例えば漫画が好きなら1部屋を漫画喫茶のように棚を並べてもいいですし、ゲームをするなら快適にゲームができるように家具を揃えても良いと思います。
リビングでも同じような使い方はできますが、専用部屋を作ったほうが物を無くしたりするのを防ぐことができまますしゲーム機を片づけたりしなくても邪魔にならないのが利点です。
同棲におすすめの2DK以外の間取り
2DK以外にも生活スタイルに合わせたおすすめの間取りはいくつか存在しますので紹介していきます。
何を求めるかによって選ぶ間取りは変えるべきです。
1LDK:寝室を一緒にしたい人向け
- 常に一緒にいることができる
- 相手が何をしているのかがわかりやすい
- 新築やキレイな築浅物件が非常に多い
- 家賃が高い
- 寝室にいてもリビングの音が漏れやすい
- 生活リズムが違うと寝不足になりやすい
- クローゼットが1人分で狭いことが多い
一般的なカップルなら1LDKが一番おすすめです。
わしは結婚前に同棲してた時は1LDKでした〜!
・リビング比較的大きい
・共用の生活空間が広いとストレスない
・部屋は寝室1つあれば充分(2部屋あっても物置になるだけ)仕事部屋を作りたければ2DKがいいかもしれないですが、そうでなければ1LDKがいいと思います!ご参考まで。楽しい新生活を〜♪
— さかえる🏝ひじき漁師 (@sakaeruman) May 5, 2019
リビングダイニングキッチン(LDK)が広いので、例えばテーブルを置くだけでなくテレビやソファーを余裕をもって置くことができます。
基本的に寝る以外での生活の中心はここになるでしょう。
寝室はしっかり寝室として使うことができますし、生活リズムが多少異なったとしてもリビング部分と寝室部分が分かれていることによってワンルームほどの苦痛を感じることはありません。
ただし、プライベート空間というのは皆無になってしまうので、自分の時間を大切にしている人にとってはストレスがたまりやすいです。
普通に生活するだけなら割と快適でちょうどよい広さですが、他人と一緒に生活するのが苦手な人には不向きな間取りです。
それと1LDKは新築や築浅物件は非常に多いため自然と家賃相場も高くなってしまうのも意外と痛いデメリットです。
2K:家賃を抑えつつ無駄がない間取り
- 比較的家賃が安い
- 無駄なスペースが少ない
- 各部屋を設けることができる
- 使い勝手が良い
- 築年数の古い物件が多い
- 共有スペースが作りにくい
- どこでご飯を食べるか困る
- 手狭に感じやすい
- 部屋と部屋の距離が近い
2Kは4.5帖未満のキッチンが1つと部屋が2つついているような物件です。
最近の間取りとしては珍しいため、実際に探してみるとほとんどは築年数が古い物件や内装がリフォームされているような物件が多くなります。
各部屋を設けることができるのプライベート空間を確保することはできますが、リビング部分がカットされているので一緒にご飯を食べるときや普段一緒に過ごす空間がなくなってしまいます。
そのため片方の部屋をリビングとして使い、もう1つの部屋を寝室と使うような分け方をするカップルも多いようです。
共有スペースがないのでルームシェアをしているような感覚に近くなると思います。適度な距離を保ちたちカップルにはおすすめですが、新婚生活のような同棲を考えるなら不向きな間取りです。
同棲で自分の部屋が欲しい!おすすめの広さや間取りを経験者が徹底解説
まとめ
- 2DKが必ずしも良いとは限らない
- 2DKは寝室を分けたいカップル向けの間取り
- 仕事で忙しいカップルは顔を合わせる時間が少なくなるので微妙かも
- 真逆の生活なら各部屋は必要ない
2DKは各部屋があって理想的な間取りのようにも思えますが、実際に生活してみると1部屋をほとんど使わなかったりして生活スタイルによっては無駄がある間取りとも言えます。
仕事で忙しいカップルだとそもそも家に帰って寝るだけのような生活になってしまってスキンシップ自体が取れなくなる可能性もあります。
逆に残業が少ない人やお互い在宅ワーカーなら家にいる時間も長いので2DKのようにしっかりと空間を分けないとストレスのたまる生活となる可能性が高いです。
生活スタイルによって合うか合わないかは人それぞれですが少しでも参考になれば幸いです。
同棲はデメリットしかない?3回同棲して感じたメリットと落とし穴
同棲するためにおすすめの不動産サイト3選
普通にスーモやホームズで探すのもありですが、同棲するためには同棲するためには協力的になってくれる不動産業者を利用してください。
同棲は大家から見ると不安そのもの。「同棲して別れたら急に家賃が払えなくなるんじゃないか」とか「長く部屋を借りてくれないんじゃないか」とマイナスな印象があるので審査で落とされることも多くなります。
同棲する際におすすめ不動産サイトを3つほど紹介していきます。
ビレッジハウス
ビレッジハウスは政府が昔管理していた雇用促進住宅を一括で借り上げ内装をリフォーム・リノベーションした物件を提供しています。
通常の賃貸物件とは違い築年数が古くて安い住宅を買って賃貸物件として提供しているため広い割に安いという特徴があります。
敷金や礼金、仲介手数料はもちろん更新料でさえも無料です。
最大3万円のキャッシュバックも行っているので初期費用がわずか数千円で済んだという人も中にはいるぐらい安いです。
家賃の割に広い部屋も多く、同棲向きの間取りは比較的探しやすいです。初期費用も安く抑えられるので金銭的に抵抗感がある人にはかなりおすすめ。
UR賃貸住宅
UR賃貸住宅とは、都市再生機構(UR都市機構)という独立行政法人が管理している公的な賃貸住宅のこと。
通常賃貸物件は民間企業が仲介したり管理していますが、URの場合は行政が管理しているので仲介手数料はもちろん敷金・礼金もかかりません。
物件はビレッジハウスと似ていて団地のような物件が非常に多いので一人暮らしというよりも同棲やルームシェア向きの物件が多いのが特徴。
行政の運営となっているため退去費もかなり安いですし、敷金2か月最初にかかりますがそれ以外の費用はほとんどありません。
初期費用も結果的に安く抑えられる上に退去費も安いのでもし同棲に失敗して出ていくことになっても引っ越し費用として安く済みます。
UR賃貸住宅の評判はやばい?住んでいた100人の体験談を徹底調査
イエプラ
イエプラは自宅にいながら店舗に行った時のように部屋を探してもらえるサービスです。
スーモやホームズと同じ取り扱い物件数を持ち、最新の物件情報を提供してもらえるのが最大の魅力です。
UR賃貸やビレッジハウスのように初期費用や家賃そのものが安いというわけではありませんが、通常の不動産のような消毒施工費などの無駄なオプション費用が一切かからないので初期費用が高くなることはありません。
チャットで専門スタッフとやり取り可能なのでカテゴリー分けできない細かい条件(初期費用10万円以下など)を伝えることもできます。
同棲にもかなり強力的で親身になってくれる上にチャットで顔を見ないで相談できるという点もかなりありがたい。
同棲するにあたって気になる点とかあればどんどん事前に聞いておきましょう。