【事例まとめ】シェアハウスでよくあるトラブルの原因と対策

シェアハウスは言うなれば他人との共同生活となるため、自室があるとはいえ人間関係によるトラブルも一定数あるようです。

シェアハウス自体は家賃も安くて良い点も多いですが、今回はシェアハウスでよくあるトラブルやその原因について具体的な事例をまとめてみました!

シェアハウスにトラブルは多いの?

シェアハウスと聞くと共同生活なのでどうしても一人暮らしに比べてトラブルが多いような気がしますが、実際のところトラブルに巻き込まれるのは少数派です。

東京SHEAREHOUSEがシェアハウス入居経験のある人195名に調査を行ったところ『トラブル経験がある』と回答したのは全体の約30%でした。

シェアハウスと言っても必ずしも全員が全員交流を求めているわけではないですし、トラブルになるのはお互い避けたいとある程度気を遣う人が多いので生活していて問題になることはあまりないようです。

ちなみに交流頻度に関する質問では全体の38.7%が『挨拶程度』と回答しています。

シェアハウスごとに交流が盛んかどうかも変わってきますが、たまにイベントをやる程度で日常生活をする上では接触自体があまりないように感じます。

みんな基本的には自室で過ごしていますからね。

シェアハウスでよくあるトラブルの原因や事例

トラブルは全体で見れば少ないもののゼロというわけではありません。

実際にシェアハウスに住んだ経験のある人の口コミを参考によくあるトラブルの原因と対策についてまとめてみました。

私物が盗まれる

シェアハウスは複数人での共同生活となるため、一人暮らしと違って物をそのへんに置いておくと誰かが持って行ってしまうことがあるようです。

普通に考えて窃盗となので常識のある人ならやらないんですけど、ちょうど欲しいものがそこに置いてあったらやってしまう人もいるのでしょうね。

共有スペースのリビングに置いていて盗まれるならまだわかりますが、鍵をつけられる自室で物がなくなることも稀にあるようです。

自室でなくなるということは誰かがわざわざいない時間を狙って入ってきているということになります。

盗まれないための対策

基本的に共有スペースに大事だと思うものは置かない、そもそも自室以外に持っていかないことが大事です。

リビングで私物を落とす=外で落としているのと同じと考えるべきです。

また、自室の鍵はこまめに閉めるのも大切。

例えばちょっとトイレに行くときとかシャワーを浴びる時とかって外出するわけではないので鍵を開けっ放しにする人も多いみたいですが、シェアハウスは壁が薄いので隣人が今部屋にいるかどうかってすぐにわかります。

ちょっとした時間を狙って犯行に及ぶのでそれを防ぐためにはこまめに施錠しておく必要があります。

それとベランダからの侵入も十分考えられるので基本的にはベランダの窓の鍵も閉めておいたほうが良さそう。

トイレや洗面台が使いたい時に使えない


複数人が住むシェアハウスでもトイレやお風呂場は1つですし、朝の忙しい時間帯は混みあっているので使いたい時に使えないことがあるようです。

こればっかりは仕方ない部分も大きいですが、たまに他人のことを一切考えずにゆっくりと使うような人もいるので、それが元でトラブルの原因になることも。

注意したくても関係が悪化するので我慢する人も多いようです。

対策

ゆっくりと使う人がいるならその人が使う前に自分が使うようにするしかありません。

注意して改善してくれればいいですが、注意したことによってわざとゆっくり使用するようになる性格の悪い相手だと逆効果。

そのためいつもみんなが利用する前に起きて身支度等を済ませる工夫をすれば無駄にイライラすることもなくなります。

あまりにもひどいようなら管理会社に連絡すべき案件です。

うるさくて寝れない/朝起こされる

具体例
  • ドスドス歩く音がうるさい
  • 深夜にゲームをする音が気になる
  • 帰宅時の音が気になる
  • 目覚まし音がうるさい
  • いびきがうるさくて寝れない

シェアハウスは壁が薄いのでちょっとした物音とかでも普通に隣人まで音が響きます。

言うなればレオパレスの壁をもっと薄くしたような感じです。

電話で誰かと話をしていれば当然聞こえますし、オンラインゲームを友達とやっているとゲームの音でついつい声が大きくなってしまうこともあります。

常識的な時間ならいいですが、深夜とかみんな寝ている時間なのに平気で電話してる人もいるようですし、共有スペースで飲み会をする人もいるので寝不足になることもあるようです。

逆に気付かないうちに自分がトラブルの原因となっていて隣人と関係が悪化するというケースもあります。

うるさい時の対策

あまりにもうるさいようなら直接注意する他ないですが、関係を気にするようであればとりあえず管理会社や大家に連絡してみて第三者の立場から注意を促すのが得策です。

ちょっとうるさい程度であれば耳栓を購入して寝る時に装着しておけばある程度は防げます。

ちなみに僕の友人もシェアハウスで生活していて隣人の物音がいつもうるさかったので寝るときは耳栓をしていたようです。

最初はこういった些細な音に敏感になっていたけど、だんだん生活しているうちに慣れていったのこと。人間の適用力すごい。

掃除しない人がいて共用部分が汚い

シェアハウスには独自のルールがあり、掃除当番も日替わりで行われることが多いですが基本的には自分が汚したものは自分が片づけるのが当たり前です。

ただ、宅飲みとかしている人がいると酔っぱらっている状態なので食器はそのままにしてしまったり食べ残しを放置って人も結構多いみたいです。

またシェアハウスには外国人もいるようなので日本の風習に慣れていない人は土足で上がり込んだり、共用スペースを雑に扱うせいでかなり汚くなるという問題も。

他の人も使う部分を汚せばトラブルの原因になりますし、だからといって注意しても直してくれない人も多い。

対策

汚したものをそのままにする人に関しては管理会社に連絡して注意してもらう他ありません。

管理会社がハウスキーパーを雇っているのであれば掃除の頻度を増やしてもらうことも可能。

汚した程度と言われればそれまでですが、管理人にとっても自分の保有する家が汚いのは放置するわけにもいかないので何かしらの対策をしてくれるはずです。

ハウスルールを無視する人がいる

シェアハウスにはいくつかのハウスルールがあります。シャワーを浴びる時間、掃除当番、友人を招くのがOKなのかNGなのか・・・などなど。

ハウスルールはトラブルを起こさないために設けてあるものですが、稀にルールを破って掃除をしない人がいたり、他人に迷惑をかけるレベルで騒ぐ人もシェアハウスではありがちなトラブルのようです。

対策

ハウスルールは管理人や大家が独自に決めているルールなのでルール違反は即管理会社に通報が常套手段です。

ルールに何度も違反するようであれば退去勧告をして強制的に追い出すことも可能なので自分で注意をする必要はなく、管理会社に問題を解決してもらうべき。

冷蔵庫の私物が勝手に使われる


キッチンにおけるトラブルでよくあるのが盗難です。

冷蔵庫は1台や2台設置されていて「上段は101号室」「中段は102号室」といった具合に冷蔵庫の段ごとに分けられています。

基本的には自分の保管場所に入れておくわけですが、食材とかは意外と他の人が勝手に使ってしまうことがあるようです。

しれっと盗んでも証拠がない限りバレませんし、鍵をかけているわけでもないので犯人特定が難しいのが難点です。

食材を盗まれないための対策

すぐに使いきれる分だけ購入するように意識して、冷蔵庫に保管するものは飲料水とか好き嫌いが分かれそうなものにすると盗む人は減ります。

もし余ってしまいそうなら調理してあえてみんなでシェアすると誰かがご飯を作った時にお礼に分け与えてくれることもあります。

それと間違えて取ってしまうことも稀にあるようなので、自分の所有物には名前やラベルを貼っておくことでもある程度対策できます。

名前を書いておくと罪の意識を芽生えさせることができるので意外と効果あるようです。傘とかもラベル貼っておくと盗まれる確率が低くなるって言いますからね。

勝手に友人や恋人を連れ込んでいる

ハウスルールによっては他人を招き入れること自体アウトなところもあります。住人以外を招いてしまうと何か盗まれたりした時に対処が出来なくなってしまいますし、余計な火種の原因になるため。

まぁ友達を招く程度ならいいですが、その友人が冷蔵庫の物を勝手に使ったり、騒いだりして迷惑をかければ当然トラブルに繋がります。

対策

ハウスルール違反をしているのであれば管理会社に連絡して注意してもらうように促しましょう。

連れ込みOKのところだとあまり強くは出れませんが、あまりにも騒いだり勝手に使う、盗むといった行為に及んでいるなら警察に通報してしまうというのも手です。

男女のトラブル

女性専用シェアハウスなどもありますが、基本的には男性OK、女性OK、外国人OKのような男女が共同生活をするシェアハウスが一般的です。

男性と女性がいれば当然恋仲に発展することになることもあれば、男性の価値観と女性の価値観の違いによってトラブルに発展することも。

例えばシェアハウスで彼女が出来ても他の男性入居者と話していれば嫉妬することもあるでしょうし、知らない間にカップルが誕生していることが多く、仲良くしゃべっていて起こられるってこともあります。

男女間のトラブルは職場でも学校でもシェアハウスでも同じ。

男女間のトラブルを避けるための対策

自分がトラブルの原因にならないためにはシェアハウス内ではなるべく恋人探しをしないようにしたり、入れ込まないようにするのも大事です。

清潔さでのトラブルを避けたいならなるべく共用スペース部分は自分で綺麗にしておけば余計なトラブルは生まれません。

キッチンや体臭などの匂い問題

複数人が住んでいると自分の嫌いな料理を作っている人がいて共用スペースが臭くなっていたり、生ごみのせいで臭くなることもあります。

これに関しては掃除や換気でまだ対応できますが問題は人間の体臭。

年齢が高いと加齢臭が発生するので独特な臭いになってしまいますし、外国人は日本人よりも体臭がキツイ傾向があるので、その臭いに耐えられないという意見も。

体臭って自分じゃ気付かない&直接言いづらいので改善もしにくいのが難点。

臭いに関する対策

汚れやゴミに関してはとにかく換気や清掃をすれば改善することは可能です。一時的な臭いなので対処することができます。

体臭問題の場合は直接言いづらいなら管理会社に相談してみるというのも手です。「○○号室の方の体臭があまりにもきついのでどうにかなりませんか?」と相談することで、上記の管理者のように対応してもらえることもあります。

どうしても無理なら共用スペースにはなるべく行かないようにして自室の扉は必ず閉めるようにして臭いがこないようにしましょう。

消臭剤や芳香剤を置いておくのもおすすめです。

トラブルに巻き込まれないための方法

トラブルは否応なしに巻き込まれてしまうものですが、自分が最初からある程度予防しておくことで回避できる問題も多いです。

トラブルに巻き込まれないための方法についてまとめてみました。

ハウスルールによく目を通しておく

シェアハウスごとに独自のハウスルールというものが設けられています。

ハウスルールには掃除当番、ゴミ出し当番や共用スペースの使い方、使って良い時間帯など細かく書かれているので間違える前にしっかりと目を通しておくことが大事です。

無駄に注意されたり余計な火種になることもあるのでハウスルールを守るのは大切です。

共用部分は誰かが使ってるのを確認してから使用する

キッチンやテレビ、お風呂場、洗濯機、乾燥機などの共用部分にあるものは入居していきなり使用すると使い方を間違えていたり、独自のルールがあったりするので先に住人が使うのを見てからにしたほうが良いです。

ハウスルールにのっていない暗黙のルールがあったりするので、こういう部分は後出しのほうが何かとトラブルを回避することができます。

誰か1人と仲良くなっておく

シェアハウスの全員と仲良くなる必要はありませんが、誰か1人でも仲良い関係を築けると生活する上で非常に便利です。

何かトラブルがあったときに気軽に相談することができまし、自分1人で解決する必要がなくなるのでストレス緩和にも繋がります。

また、意外と気付かない注意点とかも教えてくれたりするので気軽に話せる相手を1人は見つけておきましょう。

これだけで今後の様々なトラブルを回避できますし快適に生活できるようになります。

トラブルが起きにくいシェアハウスの特徴

シェハウスは騒音、人間関係など様々なトラブルが起こり得ますが、すべてのトラブルを防ぐことはできなくてもある程度トラブルの少ないシェアハウスというのも存在します。

シェアハウスに住む上で最低限選ぶべき物件の特徴についてまとめてみました。

少人数規模のシェアハウスを選ぶ

人が多ければ多いほど交流は増えますが人間関係のトラブルに巻き込まれる可能性は高くなりますし、大変になるのは確実です。

シェアハウスといっても20人規模のものから4人~5人の小規模も物件まで様々なので、なるべく少人数しか入れないようなシェアハウスを選ぶようにしてください。

これだけでシェアハウスならではのリスクを避けることにも繋がります。

外国人入居率の低い物件を選ぶ

日本人よりも外国人のほうがルールを守らない人の割合は高いので、シェアハウスを選ぶ時はその物件の外国人入居率を調べるようにしましょう。

共用スペースの使い方や騒音問題は元の生活の違いから不快に感じることが多くなります。

理想を言えば全員日本人で外国人の入居を拒否しているところですが、なければ少ないところを選ぶべし。

サイト等でわからない場合は内見時に「外国人ってどのぐらい住んでるんですか?」と聞いてみるだけでも教えてくれます。

全室個室&鍵付きの部屋を選ぶ

シェハウスには大きくわて複数人で部屋をシェアする【ドミトリータイプ】と1人1人に個室がある【個室タイプ】の2つがあります。

【ドミトリータイプ】

【個室タイプ】

共同部屋であるドミトリータイプは24時間プライバシー皆無な上に貴重品の盗難に遭う確率が格段にあがるのでよほどの事情がない限り避けるべきです。

複数人が同じ部屋だといびきをかいている人とかルールを守らず夜中なのに起きていて喋っている人もいるのでストレスを感じる可能性が高いです。

個室タイプなら部屋に鍵をかけることができますし、狭くても多少のプライバシーは守られるので自分の時間を過ごすことができます。

まとめ

シェアハウスは他人との共同生活となるので人間関係によるトラブルが多く、一人暮らしよりもストレスが溜まるのは確実です。

ただし、同じシェアハウスだとしても少人数だと住人がルールをしっかりと守っていたり、意外と騒がしくないところも多いのでどんな人が住んでいるかで変わります。

シェアハウスは家賃の圧倒的な安さが魅力で家に帰っても寂しさを感じないというメリットもあるのでシェアハウス=避けるべき物件というわけではありません。

今回はよくあるトラブルについて挙げてみましたが、上記のようなトラブルが全くないところも多いということをご理解ください。

少人数よりも大人数のほうがトラブルになるリスクは高くなるので、シェアハウスに住むならなるべく住人が少ないところを選ぶとトラブルを避けられます。

シェアハウスがやめとけと言われるデメリットと意外なメリット

シェアハウス探しにおすすめのサイト

シェアハウスはスーモやホームズのような賃貸サイトではなく専門サイトを通じて探すのが一般的です。

おすすめのシェハウスサイトを紹介していきます。

クロスハウス

運営会社株式会社クロスハウス
対応エリア新宿・渋谷・池袋、品川、上野近辺
店舗東京都渋谷区代々木3-57-6 グランフォーレB1F
物件数440物件、5,600室以上
特徴初期費用が3万円
1ヵ月から契約可能
家賃も3万円台~(都内)

クロスハウスの最大の特徴はなんといっても初期費用の安さです。

シェアハウスはもともと初期費用が安いですが、それでも10万円程度計算してもかかってしまいます。クロスハウスの場合は東京都内でも3万円以下という安さなので現時点で貯金が全然なくても引っ越しが可能というわけです。

家賃が安い物件も多くかかえているので貯金目的でシェアハウスしたい人や短期(1ヶ月)で住んでみたいという人にもおすすめ。

クロスハウスの公式ページへ

オークハウス

運営会社株式会社オークハウス
対応エリア東京・神奈川・埼玉・千葉・京都・兵庫・大阪
店舗不明
物件数★★★★☆
特徴初期費用は10万円以下
WEBサイトで契約が完結
出会い目的のシェアハウスも探せる
広めの個室も多い

オークハウスはクロスハウスに比べて対応エリアも広く、数多くの物件を扱っているのが特徴です。

初期費用は10万円以下となっていて、普通のシェアハウスから大規模型のソーシャルアパートメント、出会い目的の人でも探せるように男女比も明記してあるのが面白いところです。

どこに住むかに合わせてクロスハウスと使い分ける感じがおすすめ。

オークハウスの公式ページへ