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一人暮らし用の部屋であるワンルームや1Kで同棲するのは規約違反ですが、広めなワンルームでは2人入居が許可されている場合もあります。
今回は『ワンルームや1Kのような手狭な間取りで同棲はきついのか』について実体験を含めて紹介していきます。
目次
ワンルームや1Kでの同棲は規約違反?
単身者用で造られているワンルームや1Kの物件は規約で「2人入居不可」となっていることが多いです。
2人入居不可物件では規約を違反していることになるため隣人や大家にバレてしまうと最悪の場合強制的に退去させられることもあり得ます。
ただし、探してみるとこういった一見単身者用に見える物件でも2人入居可となっている部屋もあります。
例えばsuumoで見つけたこの物件。
間取りは1Kですが2人入居可となっています。
探してみると意外と狭い部屋でも2人入居を許可していることもあるので、まずは規約がどうなっているか確認する必要があります。
2人入居可にしている理由は様々ですが、人気があまりなかったりすると普通に募集をかけても入居者が集まらないので”お金に困っている同棲したいカップル”のためにこのような募集をかけている物件もあります。
また、ワンルームでも部屋自体が10畳以上あって十分なスペースを確保できていたり、ロフト付きとなっていて寝室を確保できるような物件は2人入居可としていることがあります。
1Kで同棲してみて気になった点をまとめてみた
僕は1Kで同棲した経験が2回ほどあります。
結論から言うとどっちも1年以内に引っ越しました。
生活リズムが違うので朝と夜きつい
ワンルームや1Kだと部屋は一つしかないので寝室と生活空間を分けることができません。
二人が同じ時間に寝て、同じ時間に起きるというならまだしも、片方は夜勤で片方は日勤だと相当つらい状態になります。
電気は一つしかないので片方に合わせて寝るか起きるかしなければなりませんし、朝起きるときも恋人のアラームで目が覚めてしまったり起こしてしまったり。
最初のうちはまだいいですが、ずっと続くと考えるとどんなに仲の良いカップルでもストレスが溜まるのは当然です。
夜は相手に合わせて電気を消して静かにしていればいいですけど、朝は目覚ましアラームのせいで2人とも起きてしまいます。
生活リズムがそこまで変わらないって人とならいいんですけど、いくら慣れるって言っても限界がありました。
片方にとっては確実にストレス。
部屋が狭すぎて収納スペースが足りない
通常の一人暮らし物件だと6畳もしくは8畳ぐらいの広さしかありません。
お互いの荷物をこの狭い空間に入れるとなると相当大きなクローゼットが必要になりますし、もしくは荷物がもともと少ない人でないとなりません。
部屋が窮屈になればそれだけストレスが溜まりますし、個人的には同じ布団で寝ると凝ってしまうというのも難点の一つでした。
布団を二つひける空間があればいいですが、そうすると食事スペースやテレビを見るスペースはなくなります。
ワンルームだとクローゼットって1つしかついていないですし、どっちかの荷物は部屋にはみ出る形になるので、部屋が狭くなってしまいます。
もともとワンルームで2人ってこと自体きついのに、さらに圧迫されるので居場所確保が大変でした。
相手の嫌な部分が目につく
ワンルームに限ったことではないですが一緒に住むことになると必ず相手の嫌な部分が目につくようになってしまいます。
例えば基本的な事で言えば部屋を片付けてくれない、開けっ放しのものを閉めるクセがない、洗い物をしてくれても汚れが落ちていない、寝起きが相当不機嫌などなど挙げたらきりがありません。
二人で一緒に部屋を探して同じタイミングで入居するのであればまだましですが、片方が一人暮らしをしていて片方が入り浸る形の同棲だと自分の空間を他人に支配される感覚に陥ります。
一人暮らし経験が長い人あるあるですが自分の中ではある程度の毎ルールが存在していて、物の定位置とか掃除の仕方、洗濯の仕方があります。
後から入ってきた人が善意のつもりでやろうとして結果不快にさせてしまうのはよくある話です。
ワンルームだと嫌でも相手が視界に入るので例えば「不意におならをしてしまう」とか「いびきがうるさい」だとかも部屋が狭いせいで垣間見えてしまいます。
ケンカしても距離を置けない
2DKとか部屋が分かれている場合だったら例えケンカしても自分の部屋に逃げるスペースを確保できますが、ワンルームで同棲となるとそれができません。
同棲にケンカはつきものなんですけど、距離を置けないだけに色々気まずくなりますし、本来仲直りできていたものができなくなる可能性も。
僕の場合はケンカすると相手はトイレに籠ったり、一時的に家を出て行ったりしていました。
ケンカの量もたぶん多くなるような気がします。
毎日同じ空間にいるので適度な距離というのが保てません。
1人の時間が作りにくくなる
煽りじゃなくて真面目に1R、1Kの7、8畳しかない部屋で同棲するカップルすごくない?パーソナルスペース0じゃん、一人になりたい時とかないの?
— かわいいブス子 (@_die_love) May 15, 2020
タコ部屋とかで生活していけるタイプの方?
自分の部屋がないので常に相手に気を遣わないといけない(ケンカになる)ことになりますが、そのせいで趣味に充てられる時間がかなり減りました。
僕の場合は当時友達とオンラインゲームすることにハマっていたんですけど、ボイスチャットを使いながらゲームをするので相手にとってはうるさいし迷惑でしかなく、それが原因で何度もケンカになりました。
静かな趣味とかならいいのかもしれませんが、ちょっと騒がしかったり、集中する系の趣味はできなくなると思っておいた方がいいかも。
トイレの音が聞こえてしまう
自分は男なのでそこまで気になることでもなかったんですけど、やっぱり女性からすればトイレの音を聞かれるのは嫌なはず。
ワンルームだと部屋とトイレの距離が近く、聞きたくなくても聞こえてしまうという状況は十分あり得ます。
これも相手の嫌な部分、というか見たくない部分を見てしまうので人によってはこれきっかけで冷めるってこともあるでしょう。
ワンルームで同棲して良かったこと
1番良かったのはやっぱり家賃を大幅に抑えられたことです。
新宿まで30分圏内で賃料は52,000円ほどだったので二人で折半すると、1人あたり26,000円ほどの家賃に抑えることができましました。
これが1LDKや2DKになると家賃は8万円~9万円ぐらいになってしまいます。
よく【掃除がしやすい】とか言われていますが、あまり恩恵を感じませんでした。
確かに1部屋だけなので実質的に手間は省けるんですけど、なんせ荷物が多いので逆に掃除がちょっとしにくいと感じました。
広い部屋なら綺麗に整頓しておくことができるので掃除も意外とラクですが、物が多いと逆にしにくくなってしまいます。
個人的には生活リズムが合わないのが一番つらかった
色々と問題点は多いですが、実際経験してみて一番辛かったのは睡眠に関することですね。
同じタイミングで毎回寝るというのはなかなかに難しいですし、せっかくの休日を相手のアラームで早く起こされてしまったりこちらが寝不足になったりって相当ストレスが溜まります。
対応策としてアイマスクや耳栓を使いましたがこれも寝ているうちに外してしまっていたりするので効果はあっても万能ではありませんね。
ロフト付き物件とか狭い部屋でも寝室がうまく分けられればまだ良かったんですけど、10畳ぐらいのただの1Kタイプだったのでそれもできませんでした。
1Kで同棲する前に確認すべきこと
同棲するためには相手との性格的な相性はめちゃくちゃ重要です。それも1Kやワンルームなど一部屋で一緒に生活するとなるとただ単純に仲が良いからうまくいくとも限りません(経験済み)。
一緒に住む前にいくつか確認すべき項目についてまとめてみました。
規約違反にならないか
最初に言ったようにワンルームや1Kは本来単身者専用物件がほとんどなので規約違反になってしまう可能性が高い。
内緒で同棲してしまうことも可能ですが、バレてしまえば同棲ができなくなったり退去費用が割高になったり、強制的に退去させられる可能性がないわけでもありません。
規約に関しては契約時に貰った賃貸借契約書の内容を確認してみてください。
運がよければ2人入居することができる物件という場合もあります。
生活リズムがどの程度違うか
生活リズムはかなり重要。
睡眠不足はストレスの元で健康的にも影響ができますし、仲が悪くなる原因でもあります。
同棲する前に「いつも何時頃寝るのか」「何時頃起きるのか」という部分に関しては確認しておきましょう。
だいたい同じなら問題ありませんが、休みが違ったり起床時間が異なると間違いなくストレスを抱える生活になるので。
一人の時間が欲しいタイプか
これも結構重要です。
狭い部屋で同棲すれば当然プライベートな時間というのはほぼゼロになってしまいます。
相手の帰宅が遅くなったりすれば1人の時間を一時的に確保できますが、相手がいつ帰宅するのかわからないので常に気を遣うことになります。
お互いを気にしすぎるようなカップルは狭い部屋での同棲は向いていません。同棲前にこのあたりはよく確認しておくべき。
僕のように趣味で友達とオンラインゲームをしたりするタイプだと絶対ストレスを感じますからね。
同棲するなら少なくとも寝室は分けるべし
もし一緒に住みたいのであればやっぱり寝室と生活空間は分けるべきです。
一番良いのはお互いの部屋を持っている上でリビングがある【2DK】や【2LDK】ですが金銭的に厳しいという場合は1DKでも問題はないでしょう。
理想を言えばこんな感じで完全に部屋と部屋が離れているタイプの物件が最強。
片方が起きてなきゃならない用事(仕事)があって片方がどうしても寝たいという時にストレスを感じないで済みますし、2DKのような間取りだとお互いのプライベート空間を維持できるので余裕があればおすすめです。
金銭的に難しい場合はせめて寝室とリビングが分けられるような間取りを選ぶようにしてください。ロフト付き物件とか家賃が安いのでおすすめ。
まとめ:一時的に狭い部屋で同棲するならあり
- ワンルームでの同棲はよほど価値観が合わないときつい
- 一時的に同棲するのはあり
- 狭い部屋で同棲すると喧嘩が増える
- 寝る時間・起きる時間の違いが一番きつい
例えば引っ越しのお金が溜まるまでとかある程度期間が設けてある場合はワンルームや1Kでも問題ありません。
期限や目標を設けることで何か問題があっても「引っ越したら改善するから」と思えるので多少ストレスを感じることがあっても我慢できるようになります。
お互い一人暮らしでお金が溜められないという状況なら仕方ないかもしれませんが、片方が一人暮らし、片方が実家ぐらいなら半同棲ぐらいにとどめておいた方がお互いの関係性的にもおすすめです。
同棲するための部屋はどうやって探すべき?
より効率的に部屋を探す場合は直接不動産に行くべきではありません。
不動産に行ったところで取り扱っている物件数は少ないですし、不動産側にとって利益率の高い物件を勧めてくるのでもし行くにしてもネット等で自分で探した方が間違いなく良いです。
取扱物件数と新着物件をほぼリアルタイムで紹介してもらう方法としてイエプラのお部屋探されサービスを使うのがおすすめです。
チャット上で専門スタッフに探してもらうものですが、無料で使える上にスーモやホームズにも載っていない物件も紹介してくれます。
わざわざ不動産に行かなくても専門スタッフに探してもらえるのでかなり効率的です。
URL持ち込みが出来るので自分で探して埋まっているか確認してもらうことも簡単にできます。