一人暮らしはしないほうがいい?やめとけと言われる3つのデメリット

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一人暮らしをすると実家では得られないメリットも多い反面、家賃という大きな出費や生活費がかなりかかるので人によっては「もったいない」と感じることも多いと思います。

「無駄に家賃を払うぐらいならしないほうがいいのではないか」という気持ちになるのも理解できます。

今回は一人暮らしはしないほうがいいのか、やめとけと言われるデメリットとメリットについてまとめてみました。

一人暮らしがやめとけと言われる3つのデメリット

結論から言えば、金銭的に余裕がなかったりお金を貯めたいという事情であればやめたほうがいいですが、実家から出たい明確な理由があるなら一人暮らしはおすすめです。

まずは一人暮らしがやめとけと言われるデメリットについて紹介していきます。

金銭的負担が大きい

一人暮らしをする最大のデメリットは初期費用や毎月の家賃、光熱費などの負担が大きい点です。

務省統計局の『令和4年 単身者の家計調査』によれば、1ヶ月あたりに社会人がかかる家賃を除いた生活費は約12.7万円ほど。

光熱費13,098円
食費39,069円
日用品費5,487円
衣類・履物購入費5,047円
医療費7,384円
スマホ・ネット代7,008円
交通費3,823円
娯楽サービス費17,993円
交際費13,831円
諸雑費14,236円
合計126,976円

総務省統計局のデータによれば全国の平均家賃は55,695円となっているため、合計で約18万円ほどかかります。

加えて一人暮らしするための初期費用として家賃4ヶ月分~5か月分+引っ越し業者依頼費用がかかるため、総合的な費用負担はかなり大きくなります。

実家暮らしなら毎月貯金が余裕でも、一人暮らしをすると家賃によっては貯金する余裕すらなくなるので精神的にきついという人は多いでしょう。

防犯面の心配が増える

自分一人で生活していると自分の行動1つですべてが決まってしまいます。

例えば鍵を閉め忘れて外出すれば自分が家に帰るまではそのままになってしまいますし、何か被害に遭っても親を頼ることはできません。

男ならともかく女性の場合は特にストーカー被害や下着泥棒なんかの被害に遭うケースも多いのでいつも注意をする必要が実家にいたとき以上に増えます。

炊事・洗濯・掃除をすべて自分でやらなければならない

今まで親にやってもらっていたものをすべて自分でやらなくてはならないため、洗濯や掃除はもちろん料理も覚える必要があります。

すべて外食で賄うこともできなくはないですがかなりの出費になってしまうので現実的ではありません。

ある意味でスキルを身に着けることができるものの、その時間を毎日奪われてしまうというのはデメリットです。

自分がやらなければ洗濯物はたまっていくだけ、部屋は汚れていくだけ、お腹が空くだけなのでやらざるを得ないのが一人暮らし。

そこまで負担の重い作業ではないので生活していれば慣れますが、いままでしていなかったことをするのは結構大変です。

一人暮らしで得られるメリット

一人暮らしで得られるメリットは想像以上に多いです。

実家と比べて自由に生活ができるため、ストレスなく自分のやりたいことができます。

具体的なメリットについて自身の経験を踏まえつつまとめてみました。

生活必需スキルが身につく

実家にいた時は料理はほとんど親がやってくれていたので正直お米すらまともに炊いたことがありませんでした。

玉ねぎの切り方すらわからず、一人暮らしして最初にスーパーで玉ねぎを買ったはいいものの処理方法がわからず放置するぐらいのレベルでした。

ただ一人暮らしを1年ほどした結果自然と自炊することになったので簡単な料理は全てできるようになり、自分の食べたいものを作れるようになりました。

実家にいるとどうしても親に頼ってしまって自分で料理する機会がほとんどないので、一人暮らしをさせることで最低限の生活スキルは身につきます。

もちろん僕の場合は「料理できるようになりたい」という目標があったので自炊を頑張っていましたが、自炊をせずに外食とか総菜を購入して生活している人もいるので性格による部分も大きいと思います。

トラブル対処能力が身につく

実家にいる時は困ったらとにかく親に助けてもらったり、面倒事は何かと人に頼ることが多くなるので人として成長することはあまりありません。

僕の場合は、一人暮らしするまでは書類や郵便物等に関しては全く知識がありませんでした。どうやって手続きするのか理解しておらず、しかも郵便物をまともに出したこともありませんでした。

一人暮らしするとこういった細かくて難しい部分も避けては通れないので自分なりに調べたり人に聞いたりして覚えることができます。

また、NHKの受信料とか謎の宗教勧誘の断り方なんかも一人暮らしじゃないと関わることすらないので良い経験になりました。

自分の出費を細かく把握できるようになる

生活していると食費にどのぐらいお金を使っていて、どのぐらい趣味にお金を使っているのかなんてことは実家暮らしでは気にしません。

食費は親が買ってくるものを食べればいいだけですし、バイトしていたり社会人ならある程度のお金はあるので切り詰めて生活する、なんてことはまずしませんからね。

一人暮らしだと家賃はもちろん光熱費、食費、その他の娯楽費などなどかかる費用も大きいので自分が持っているお金から全て賄わなければならないので自然と計算するようになります。

どのぐらいあれば一人で生活できるのか身をもって知ることができるのは間違いなく経験となります。

恋人が作りやすくなる

一人暮らしをしたからといって恋人ができやすくなるわけではありませんが、実家暮らしよりは恋人を作れる可能性があがります。

これは僕が婚活パーティーや街コン等に参加していたからこそ身をもって体験したことですが、特に相手が女性の場合だと一人暮らしなのか実家暮らしなのかも重要な判断材料になっています。

「実家暮らしだからやめよう」と思われたらそれだけで恋人が作れるチャンスを減らしてしまっているわけです。

実際に何も思わない人もいますし、親のすねをかじっているわけでなくても異性からどう思われるかは人それぞれ。

逆に一人暮らしをしていればそれ自体に嫌悪感を示す人はまずいないので相対的に恋人ができる可能性が増えるということです。

それと一人暮らしをしていると「家に呼ぶ」という選択ができるようになるのでこれも恋人が作りやすくなる要因だと思います。

行動しなければ実家暮らしでも一人暮らしでも変わりませんが、恋人を作ろうと思ったときに優位なのは一人暮らしです。

デート費用が浮く

恋人ができたときにもメリットが1つ。

実家暮らしだと毎回外でデートすることなるため、1日あたり1万円以上使うこともざらにあります。外食をしたいりデートスポットに行ったり、ホテルを使えばかなりの出費となってしまいます。

一方一人暮らしだと家デートができるので自宅でゆっくり過ごしながらも出費をかなり抑えることができます。

学食しなくても自宅で料理を作ればいいし、自宅がホテル代わりとなるので余計な出費は一切かかりません。

地味ですがかなり大きなメリットです。

通勤・通学時間が短くなる

通勤や通学の時間は正直言って無駄ですが、一人暮らしをすれば最寄り駅を選択することができます。

その分趣味に時間を費やしたり、朝はギリギリまで寝ていられるので寝不足になることも少なくなります。

職場まで遠いとその分早起きしたり、帰宅するのも時間がかかるのでブラック企業なんかだと寝不足、ストレスで身体が持たなくなってしまいます。

一人暮らしは時間をお金で買うようなものです。

自分好みの部屋に作り替えることができる

実家にいたときは自室があってもあまり人を呼ぶことができないのであまり部屋をおしゃれにしたところで意味はありません。

家具も今まで使っていたものを使用し続ける必要がありますし、畳であれば畳のままとなるので模様替えのバリエーションもかなり少ないです。

一人暮らしの場合は部屋選びから始まるので部屋をおしゃれにしようと思ったらデザイナーズ物件を選んだり、家具も一からそろえることができるのでまさに自由自在です。

自分のお城を作るような感覚でインテリアを組むことができるのは一人暮らしならではの魅力。

親の干渉を受けずに済む

20歳を超えれば親に何か言われる機会も減りますが、実家にいれば夕食の時間だったり、お風呂に入る時間等はあらかじめ固定されていますし、頼み事をされればそれに答える必要があります。

ちょうど友達とオンラインゲームをしていたり、予定があったりするとこういう縛りがある生活だと大変になってしまいます。

一人暮らしは親に干渉を受けることが一切なくなるのでご飯を食べる時間も寝る時間もすべて自由です。

一人暮らし経験がある人の意見をまとめてみた

SNS等で一人暮らしをしている、したことのある人の意見をまとめてみたので参考にしてみてください。

なんだかんだで一人暮らしをしたことに対して後悔している人は少ないように感じます。

もちろん家賃が高すぎたり条件の悪い物件に住んでしまうと部屋自体に後悔することに繋がるの注意が必要です。

一人暮らししないほうがいい人の特徴3選

状況に応じて一人暮らしをしたほうがいい場合とまだしなくてもいい、しないほうがいい場合があります。

貯金をしたい人

一人暮らしをする一番のデメリットは金銭的な問題となるので収入が少ない人が無理に一人暮らしを始めようと思えば間違いなく後悔します。

CHINTAIが4,400名を対象に行った「一人暮らしをしたことがあるか」という調査によると20代の場合は全体の約55%はしたことがないと回答しています。

つまり、20代であればまだ世間的に実家暮らしでもそこまで変な目で見られるケースが少ないので世間に合わせようとして一人暮らしする必要もありません。

寂しがり屋な人

一人暮らしは寂しがり屋な人には不向きです。

株式会社NEWSYのしらべぇ編集部が一人暮らし男女328名に行った調査によれば、10代男性で64.3%が「実家に戻ろうと思ったことがわる」と回答しています。

ホームシック経験割合男性女性
10代64.3%39.1%
20代40.5%45.5%
30代40.7%30.8%
40代28.6%36.8%
50代34.2%35.7%
調査件数:一人暮らししている男女328名の回答

実際、僕自身も大学から一人暮らしを始めましたが、最初の1週間は人のいない寂しさに慣れず、実家に戻りたいと思ったことがあります。

生活しているとある程度は慣れるものですが、極端に寂しがり屋の人は憂鬱になる確率も高いため、おすすめできません。

大学生のように近くに友人や知人が住んでいるなら話は別ですが、社会人になると知り合いが近くに住んでいる期待も持てません。

実家暮らしで不満のない人

現在実家暮らしでそこまで不満を抱えていない人が何となく一人暮らしを始めようと思ってもたいしたメリットを感じることはできません。

実家にいることにより『通勤時間が長い』『睡眠時間がしっかりと確保できない』『親に干渉されてストレスを感じている』など明確な問題があるなら一人暮らしをすべきです。

ただし、問題がないのに一人暮らしをすると金銭的負担が増えるだけでデメリットも大きくなってしまいます。

一人暮らしすべき人の特徴

一人暮らしをすべき人の特徴について明確な理由を紹介していきます。

30代の男女

マイナビウーマンが20代~30代の女性に行った「男性が実家暮らししていたらヤバイと思う年齢の下限」についてのアンケートによれば【30歳】と答えた人は全体の37.9%で1位となっています。

女性は男性に比べてわずかに一人暮らしをするのが遅いものの、世間的な見え方はそれほど変わりません。

LINEリサーチノートのアンケートによれば10代で80%、20代で37%、30代ではわずか11%が『実家を出て生活したことはない』と回答しています。

30代の場合は男性だと全体の60.7%、女性は53.2%が一人暮らし経験ありと回答しているため過半数を超えています。

30代あたりから世間的に一人暮らしをしていないと変な目で見られるケースが増えてくるので実家暮らしをしているデメリットも増えるということです。

恋人がほしい・結婚願望がある人

上記のデータを見てもわかる通り、年齢をあがればあがるほど一人暮らし経験がないと恋愛市場においても不利になる傾向があります。

例えば婚活パーティーでも『実家暮らしの男性』よりも『一人暮らしの男性』のほうが選ばれることが多く、実家暮らしは避けられる傾向にあります。

女性の場合は『家事能力に不安がある』『経済観念が身についてなさそう』などネガティブに捉えられる可能性があります。

参考:【実家暮らしの女性に対する男性のイメージ】実家暮らし女性のメリット、デメリット、婚活成功法

恋人が作りたい人や結婚願望がある人は可能性を少しでもあげるために一人暮らしするのも大切となってきます。

資金的な余裕がある人

一人暮らしの最大のデメリットは費用負担が大きいことにありますが、資金的余裕がある人であればデメリットよりもメリットのほうが上回る可能性があります。

上記でも挙げたように『身の回りのことをこなす能力』が身に付くので自立しやすく、恋人を家に誘うこともできるようになります。

実家暮らしに不満がなければ無理にする必要はありませんが、貯金があれば家賃負担によって精神的に不安定になることもないため、検討しても良いでしょう。

まとめ

  • 実家暮らしに一切不満がないなら一人暮らしする必要はない
  • 金銭的に余裕がないなら一人暮らしはもったないのでやめるべき
  • 30代で実家暮らしだと世間的な目が辛くなってくる
  • 一人暮らしするなら『明確な理由』をもったほうが後悔も少ない

一人暮らし自体は無駄ではないですし、一人暮らしでしか得られないスキルやメリットも多いのでしないほうがいいとは言い切れません。

ただ「稼ぎはあまりないけどとりあえず一人暮らし」とか「なんとなく年齢的に一人暮らししようかな」程度の感が方だと間違いなく後悔します。

毎月10万円を捨ててでも一人暮らしがしたいと思ったらすべきです。

個人的な意見としては一人暮らしをして得られたメリットが大きいので実家を出てよかったと感じています。

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