日本人の生活にはなくてはならない食べ物の一つがお米です。
一人暮らしの場合、実家からお米を送ってもらっている人はともかく、スーパーなどで購入する場合、何キロ購入すればどのぐらいでなくなるのか感覚がつかめないと思います。
下手に大量に買ってしまい、お米が古くなってしまってはマズくなるし、逆に少ない量だと毎回買いに行くのが面倒くさい・・・
というわけで今回は一人暮らしに最適なお米の量と最適な保存方法についてまとめてみましたので参考にしてみてください!
目次
一人暮らしなら何キロ買うのがベスト?
スーパーでお米を購入する場合、2キロ、3キロ、5キロ、10キロとさまざまな量が売っています。今回は量別に何日間で食べきれるのか計算してみます。
1食茶碗一杯は約150g。1合炊くと150gのお米は水を含み、2倍の約300gになります。
つまり、茶碗2杯分が1合分。1日3食で1食あたり茶碗1杯食べる人の1日の消費量は450g÷2=225g。これを元に計算しました。
1日2食(1合) | 1日3食(1.5合) | |
---|---|---|
1キロ | 約7日間 | 約4日間 |
2キロ | 約13日間 | 約9日間 |
5キロ | 約33日間 | 約22日間 |
10キロ | 約66日間 | 約44日間 |
1キロは1日2食食べても一週間しか持たないので論外。2キロもかなり少ない量ですが女性とか小食の人、あまりお米を食べない人ならちょうど良いサイズかもしれません。
僕の場合は結構主食でお米を食べるので2キロだと割と頻繁に買いにいかないといけなかったので微妙でした。
毎日欠かさず自炊する人は10キロでも問題なく、逆に食が細い人や毎日お米を食べる人じゃないと10キロを消費するのに2か月以上かかってしまいます。
お店で買えるお米は全て新米ではありませんし、一概には言えませんがそれを考慮すると最大でも5キロのお米を買うのがベスト。
お米の劣化スピード
お米には賞味期限というものは存在しませんが、もちろん長期保存していれば劣化することはありますし、腐ることもあります。
季節 | 劣化スピード |
---|---|
冬 | 約2カ月 |
春 | 約1か月 |
夏 | 約2週間 |
秋 | 約1か月 |
お米はだいたい開封後から1か月程度で劣化スピードが高くなり、それ以降は炊いてもまずいお米になってしまいます。
お米を炊いても黄ばみが見えるようなら古くなってしまっている証拠。
これを考えると思ったよりも長期保存できるものでもないので5キロが一人暮らしには無難な量ですね。
外食が多い人や1日1食なら2キロがちょうどよいサイズということになります。
お米の料金相場
続いてキロ数に対してのコスパの良さを見ていきます。
あきたこまちやゆめぴりか、コシヒカリなどお米はさまざまな種類があり、値段も種類によってバラバラですがスーパーで良く売られている価格帯を相場としてまとめてみました。
料金相場 | 1合あたりの値段 | |
---|---|---|
1キロ | 約500円 | 約75円 |
2キロ | 約1,000円 | 約75円 |
5キロ | 約2,000円 | 約60円 |
10キロ | 約3,000円 | 約45円 |
改めて計算してみるとやはりまとめてお米を買えば買うほどお得になります。ちょこちょこ2キロのお米を買ってすぐに食べてまた買い足すよりは一気に10キロ買ってしまったほうが当然安くなります。
お米って他のスーパーの食品と比べると値段が高いので「安いものでいいや」と思って2キロとか選ぶ人は多いと思いますが、総合的なコスパを考えると食べきれるのであればまとめて買ってしまうべき。
近くにスーパーがあれば10キロでもいいですが、自転車とか徒歩で買いに行く場合は10キロはかなり重いので現実的には5キロがギリギリのラインな気がします。
一人暮らしには無洗米の方がおすすめ?
お米には毎回研いでヌカを落とす必要があるものと、水を入れたらそのまま炊ける無洗米があります。
面倒くさがりな人にとっては無洗米はめちゃくちゃラクなのでおすすめです。
- 節水につながる
- 手間が大きく省ける
- 価格が少し高い
- 炊きあがりの香りが少なくなる
- 選択肢が少ない(数が少ない)
無洗米の最大のメリットは手間が大きく省けること。毎回お米を研ぐのは面倒で、それのせいで自炊しなくなる人も少なくなりません。
特に冬場は水が冷たいので一回研ぐのにも一苦労。
デメリットは価格が少し高くなってしまうことですが、べらぼうに高いってわけじゃないので手間を考えると無洗米の方がおすすめです。
「無洗米はまずい」なんて噂もありますが、炊きあがりの香りが少しだけ弱くなるぐらいでお米を傷つけないようにヌカ処理してくれているので実際はほとんど変わりません。
無洗米は米の味を悪くする原因をあらかじめ取り除いているわけですから、無洗米だから味が悪いということではないのです。
引用:お米のソムリエ
舌が肥えている人ならまずいと感じる可能性はありますが。
味や値段を気にするのであれば寒くなる冬場は無洗米を購入して、それ以外の季節は普通のお米を買うのが賢い買い方だと思います。
面倒臭がり屋な人なら無洗米一択です。
お米の保存方法について
お米の保存方法については色々と情報が出回っていると思いますが、普通の人なら米びつに入れてキッチン周辺に置いている方が多いと思います。
僕もこの保存方法をとっていましたが、実はこうするとお米の劣化が早く、お米に虫が湧く可能性があります。
それを踏まえた上での保存方法についてまとめてみました。
冷蔵庫で保存する
そもそもお米が劣化する原因は「湿気・温度・虫」の3つ。
これらを全て解決する方法は冷蔵庫で保存するのが最適です。冷凍庫ではないですよ!
冷凍庫に入れてしまうとお米に含まれる微量の水分自体が凍ってしまうため、それが米自体を傷つけてひび割れを起こします。
その結果、ダメージを受けたお米を炊き上げても旨味が逃げてしまうためまずくなってしまいます。
冷蔵庫の場合は水分を凍らせることがないのでお米にとって最適な環境というわけです。
ちなみに炊きあがった状態のお米であれば冷凍保存OKです。一人暮らしで一気にお米を食べられないという人は炊きあがったお米はラップで小分けにして冷凍庫に入れておくことでいつでも食べたいときに食べることができます。
お米って食べたい時になくて炊くのに時間がかかってしまうので、炊きあがったお米を冷凍保存するのはかなり効率的。
小分けにしてタッパーやペットボトルに入れておく
実際に米びつを冷蔵庫に入れるのは不可能なので、ペットボトルなどに移し替えて保存しておくと良いでしょう。
密閉された容器であればなんでも構わないのでタッパー、ペットボトル、ジップロックなんてのもあり。
ペットボトルに抵抗感がある方は100円均一で買えるタッパーに移し替えてください。
ちなみに一番最悪な保存場所はシンクの下やコンロの下の収納だそうで、ここに置いておくと温度変化や湿度の高さがヤバイのでお米がすぐにダメになります。
実際、僕もちょうど収納できるスペースがシンク下だったので保存していましたが、すぐにマズいお米に早変わりしました(笑)
たぶんこの保存方法を取っている人は多いと思いますが、いますぐにやめるレベルです。
酸化が進んでダメになったお米は炊きあがりが若干黄色くなってしまうのでわかりやすいです。
お米につく虫は、15℃以下で活動が低下します。
つまり、お米を15℃以下で保存すると、
虫の発生が抑えられるんですね。
さすがにそんなことをわざわざするのが面倒な場合は米びつに防虫剤を入れておきましょう。
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これを入れておくだけで虫の発生を抑えることができます。基本的に冬場に虫が湧くことは滅多にありませんが、夏場は注意していないとお米が無駄になるので注意しておきましょう。
まとめ
- 1日2食(約1合分)食べる人なら5キロがおすすめ
- 1日お茶碗1杯分しか食べないのであれば2キロが無難
- コスパや運搬労力、保存期間を考えるとベストなのは5キロ
コスパや消費する期間などを考慮すると一人暮らしに最適なお米は5キロです。
お米の劣化に関してはタッパーやペットボトル、ジップロックなどの密閉容器に入れておけば長持ちするのでよく食べる人なら10キロを購入して小分けにして冷蔵保存しておくというのも手だと思います。
無難さで言えば5キロが圧倒的。参考にしていただければ幸いです。