10月中に入居したい!物件探しはいつからすべき?

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残暑も過ぎ、比較的過ごしやすい10月を目安に引っ越しを考えている人も多いのではないでしょうか?

不動産業界にとっては転換期でもありますが「10月に入居したい」場合、お部屋探しはそれ以前から始める必要があります。

10月中に入居したい人のために物件探しはいつから始めるべきか、特徴とともに紹介していきます。

10月中に入居したいなら物件探しは9月には始めるべき

入居希望日が10月上旬なのか、10月下旬なのかによって部屋探しのタイミングは変わりますが、いずれにしても1ヶ月前の9月からお部屋探しを始めておくのが理想です。

10月入居のスケジュール
入居希望時期即入居可物件退去予定物件
10月上旬9月上旬~中旬8月下旬~9月上旬
10月中旬9月中旬~下旬9月上旬~中旬
10月下旬9月下旬~10月上旬9月中旬~下旬
※スクロールできます

お部屋探しは早い人であれば即日内見をして申込みまで進みますが、遅い場合には1ヶ月程度かかることもあります。

suumoが900名の男女を対象に行った調査では、『1日』と回答したのが24.4%と最も多いものの、『1ヶ月未満』も19.5%とかなり多くなっています。

お部屋探しに余裕を持ちたいのであれば最低2週間程度は確保しておくのがおすすめです。

退去予定物件は入居できるまで時間がかかる

物件には空室状態ですぐに入居可能な『即入居可物件』と、まだ居住中で退去する予定の『退去予定物件』があり、それぞれ入居できるまでの日数が異なります。

入居までの工程即入居可物件退去予定物件
物件の申し込み1日1日
審査期間3日~7日3日~7日
初期費用の入金・確認1日1日
ハウスクリーニング退去から7日~14日後
書類作成・契約1日1日
鍵の引き渡し・入居1日1日
合計日数7日~11日2週間~3週間

即入居可物件はすでにハウスクリーニングが済んでおり、入居審査を通過すればあとはすぐに契約して入居が完了します。

一方、退去予定物件は『住居中の人が退去するまでの期間』+『ハウスクリーニング』が入るため、入居するまでに1ヶ月程度かかります。

時間がない場合は即入居可物件を選び、早めに物件を押さえておきたいなら退去予定物件を選ぶようにしましょう

9月末に退去する人は多いが入居できるのも遅くなる

第二の繁忙期でもある9月末に退去する人は多いものの、退去予定物件を狙おうとすると実際に入居できるのは10月末となってしまいます。

『10月に入るまでには引っ越したい』場合は退去予定物件を候補から外す必要があり、お部屋探しの幅が狭くなってしまうのが難点です。

退去予定物件のほうが好条件となっている傾向があるため、可能であれば早めに退去する物件に狙いを付けて8月下旬から探し始めるのもおすすめです。

9月にはシルバーウィークがある

お部屋探しのメインである9月には『敬老の日』と『春分の日』があり、この時期にお部屋探しや引っ越しをする人も増えてきます。

シルバーウィーク中でも不動産は営業していますが、祝日に管理会社がお休みのところもあるため内見できない可能性があります。

シルバーウィークを考えて9月に部屋探しをする場合は少し余裕を持ってスケジュールを組みましょう。

10月中に入居するメリット

10月中の入居が目標であれば、お部屋探しのメインは9月となります。

この時期の部屋探しや引っ越しでどのようなメリットがあるのか紹介していきます。

新築物件が多い

年によっても異なりますが、9月・10月は新築物件が徐々に増え始めるためキレイなお部屋に住みたい人にとってはぴったりの引っ越し時期となります。

国土交通省調べによる2022年の新築物件着工数は『3月』『8月』『9月』『10月』が高くなっています。

新築物件数の推移

9月には人事異動や結婚などで引っ越しする人も増え始めるため引っ越しを考える人も増えています。

また、新築物件は着工と同時に募集をかけ始めるため、中にはすぐに入居できない建設中の物件もあるので注意してください。

建設中の新築物件は長く物件を確保しやすいというメリットがある一方、完成まで入居することができないため、完成時期にも着目しておきましょう。

物件数が多くて選びやすい

不動産業界の繁忙期は1月~3月となりますが、9月~10月は年間を通して第二の繁忙期と呼ばれるほど物件数も上向き傾向となります。

9月~10月にかけて人事異動による転勤や部署の異動などが行われるため、現在住んでいるお部屋から退去し、引っ越す人が増えるためです。

また、繁忙期を目標として新築物件も数多く登場するため、設備の整ったキレイな物件や条件の良い物件も探しやすくなります。

カップル向けの物件も増える

日本で最も結婚式の多いシーズンは9月~11月となっています。

暑さも和らいで気候としても過ごしやすく、雨の日が少なくて祝日が多いというのも大きな理由です。

結婚式が多い時期を目標にして1LDKなどカップル向けの新築物件も建設されており、恋人と一緒に同棲を検討している人にとっては最もお部屋を探しやすい時期となります。

また、親の人事異動でファミリー層も引っ越しを検討しているため、単身者向け~広い間取りのお部屋まで幅広く探すことが可能です。

家賃交渉や設備交渉がしやすい

第二の繁忙期ではありますが、入居者を逃した場合1月~3月まで空室状態になる可能性もあるため、多少の交渉には応じてもらいやすい傾向があります。

家賃を検討していても下げて募集をするのは入居中の住人を考えるとやりにくい方法の1つです。

ただ、こちらから入居条件として家賃の引き下げを提示すると「この入居者を逃すと家賃収入を得られず赤字になる」と考えるので交渉に応じてもらいやすいです。

家賃交渉

1ヶ月空室状態になっただけでも家賃分損をすることになるため、家賃交渉に応じてでも入居してもらったほうが大家としても得というわけです。

家賃交渉の他にも「エアコンを新品と交換してもらう」「畳を新しくしてもらう」「温水洗浄便座をつけてもらう」など設備交渉もしやすいです。

10月中に入居するデメリット

不動産屋も忙しい

9月は繁忙期にあたるため、不動産屋もかなり忙しくなっています。

1人1人に丁寧に対応したいところですが来客対応、書類作成、内見案内、物件の掲載等やることが山積みとなっていて適当に対応されることもあります。

不動産屋に行くのは予約は不要ですが、部屋を探してもらっていつまでも迷っていると担当者が変わったりすることも。

閑散期であれば数人で条件に合う物件を探してくれることもありますが、この時期はそういった余裕はありません。

狙っている物件を取られやすい

閑散期とは違い、同様にお部屋探しをしている人も多くなるため、狙っている物件がすぐに他の人に取られてしまう可能性があります。

希望の条件に合う物件自体は見つかりやすいものの、内見を先延ばしにしていると当日には「成約済み」ということにも繋がりかねません。

9月のお部屋探しはスピード感が重要となってきます。

台風が多い月

8月~9月は年間を通して最も台風が日本列島に近接する月となります。

内見する日によっては雨風によって現場まで行くのが困難となったり、日当たりを確認できない場合も考えられます。

また、ゲリラ豪雨も多くなるため天気予報を目安にしにくいのも難点となっています。

10月中の入居を目指す場合のコツ

即日・翌日に内見予約を入れる

9月は部屋の入れ替わりが非常に激しく、今日まで空き室だった物件が翌日には成約済みになってしまっていることはよくあります。

「内見は週末でいいや」と考えていると他の人に取られてしまう可能性がかなり高いので、良い部屋を見つけたら当日もしくは翌日までに内見予約を入れておきましょう。

とにかく早さが勝負です。

これが6月や7月などの閑散期だと割とゆっくり部屋探しができますが繁忙期は本当にスピード命です。

審査に必要な書類等を用意しておく

審査の申し込みをする際には申込書に記入することになりますが、ちゃんと準備できていないとその日に手続きを済ませることができなくなるので時間が余計にかかってしまいます。

たいていは内見→申し込みという流れなになるので内見する際は合わせて書類を準備しておくと入居までかなりスムーズになります。

準備すべき書類
  1. 連帯保証人の氏名・年齢・電話番号
  2. 連帯保証人の勤め先や勤務年数
  3. 身分証明書
  4. 住民票(3か月以内のもの)
  5. 印鑑
  6. 現在の住所
  7. 収入証明書(源泉徴収票など)

自分のことならまだしも連帯保証人のことは事前に準備しておかないとわからなかったりするので情報を集めておきましょう。

申し込みがスムーズにいかない一番の原因は実家の住所、親の年収や職業、職場の住所に関する項目です。

連帯保証人が不要の物件でも緊急連絡先として使用されることが多いのであらかじめ親に確認しておきましょう。

僕は親の職場を知らなくてわざわざ電話して聞いたりしたので時間がかかってしまいました。

早めに引っ越し業者の予約を入れる

引っ越し業者に引っ越しを依頼する場合は早めに連絡をしないと埋まってしまい予約が入れられなくなる可能性が高いです。

国土交通省が調査した大手引っ越し業者の引っ越し件数によると3月~4月がピークとなっています。

同じように9月に部屋探しを終えて10月頭に引っ越す人が多いため、余裕をもって予約しておくことが大切です。

これは引っ越し侍がまとめた引っ越し依頼のタイミングに関する表です。

見積もり依頼のタイミング通常時期(4月~12月)繁忙期前(1月~3月)
前日~1ヵ月前74.8%68.5%
1ヶ月~2ヶ月前20.3%25.7%
2ヶ月~3ヶ月前4.9%5.8%

やはり繁忙期のほうがやや早めに行動を心がけていることがわかります。

引っ越しの見積もりは「引っ越し日」「転居先の住所」「階数」「荷物量」がわかれば行うことができますし、予約を後から変更しても3日前にならなければ手数料がかからないのが基本です。

ある程度物件の目星がついた時点で予約を取るようにしてもいいでしょう。

部屋探しと交渉がしやすいおすすめサイト

効率的に行うには「取扱物件数」と「情報の新しさ」に注目してください。

店舗に行くと物件情報が早いものの取扱物件数が少なくて、ネットで探すとこの逆で情報が古い場合が多く、すでに成約済みの場合が多いです。

『早く引っ越したい』のであれば住みたい駅の最寄りの不動産に行くのが手っ取り早いですが、良い条件の部屋が見つかりにくいのは覚悟しましょう。

好条件の物件を探しやすい&交渉しやすいサイトとして有能なのはイエプラです。

イエプラのホームページへ

運営会社株式会社コレック
口コミ評価(google)★★★★☆(4.5)
対応エリア関東・関西
店舗数2店舗
物件数約10万件以上
仲介手数料基本賃料1ヶ月分+税(保有不動産に依存)
利用料金無料
会員登録必要
おとり物件0件
特徴自宅にいながら部屋探しができる
チャットでやり取りが可能
新着物件を手に入れられる
業者専用サイト「ATBB」が見られる
設定できない細かい条件を伝えられる

イエプラは自分で物件を探すのではなく、賃貸専門スタッフに物件を探してもらうサービスです。

「10月中に入居したい。家賃6万円以下でキッチンが広めの部屋を探してほしい」と細かい条件も設定できる上に「礼金を無料にできないか」「家賃を2千円下げてもらえないか」といった交渉も顔を見ずに行うことができます。

直接交渉しなくてもチャットで文字を打つだけで家賃が安くなったり、設備が整えられる可能性があるので使ってみてください。

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まとめ

  • 10月中に入居したいなら9月上旬から部屋探しすべき
  • 9月・10月は不動産業界の『第二の繁忙期』となるため物件数が多い
  • 新築物件も多く登場する
  • 物件の入れ替わりも激しくなる
  • 内見は即日入れるようにしないと部屋がいつまでも決まらなくなる

8月までとは打って変わって9月からは退去する人も増え、部屋探しをする人は多くなります。

退去予定の物件は退去の1ヶ月前ぐらいから入居者を募集し始めるので、毎日新着物件がないかチェックしておきましょう。

単身者はもちろん、カップルやファミリー層にとっても好条件な物件が出やすいのでこの時期のお部屋探しはおすすめです。