9月中に入居したい!物件探しはいつからすべき?

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

お盆を過ぎ、残暑が残る季節の9月は物件探しには悪くない時期です。

『9月中に入居したいけどいつから物件探しをすればいいかわからない』という人のために、9月入居するための最適な部屋探しの時期について紹介していきます。

僕自身、今住んでいる物件を9月4日に入居したので経験を踏まえて9月ならではの特徴やメリット、デメリットも合わせて解説していきます。

9月中に入居したいなら物件探しは8月から始めるべき

入居希望日が9月上旬なのか、9月下旬なのかによって部屋探しのタイミングは変わりますが、8月にはお盆休みがあるため8月上旬には部屋探しを始めておくのが理想です。

9月入居の物件探し
入居希望時期即入居可物件退去予定物件
9月上旬8月上旬~中旬7月下旬~8月上旬
9月中旬8月中旬~下旬8月上旬~中旬
9月下旬8月下旬~9月上旬8月中旬~下旬
※スクロールできます

早い人であれば部屋探しを始めて翌日には申込みができますが、良い物件が見つからない場合には1ヶ月程度かかることもあります。

suumoが900名の男女を対象に行った調査では、『1日』と回答したのが24.4%と最も多いものの、『1ヶ月未満』も19.5%とかなり多くなっています。

僕の場合は8月に入ったと同時に部屋探しを始めて、9月4日に入居しました。

8月1日お部屋探しスタート
8月4日希望の物件を見つける
8月9日内見予定日(台風により変更)
8月10日内見(物件×3)
8月11日申込み書類の提出
8月13日~16日お盆休み
8月17日追加書類の提出
8月24日入居審査に通る
同日入居希望日を伝える(9月4日)
8月31日初期費用の入金
9月1日契約書にサイン
9月4日入居
※スクロールできます

入居審査の途中で追加書類を送ったりしているため通過するのが遅くなりましたが、希望日時までに入居することができました。

今回は急ぎではなかったため、合計1ヶ月ほどかかりましたが、内見予約をもっと早く入れたり書類を最初から準備していればここまでかかることはありません。

9月入居の部屋探し時期は閑散期

部屋探しのメインである8月は閑散期にあたるため、繁忙期のように物件の入れ替わりは少ない時期となっています。

確実に条件の良い物件を見つけたいのであれば入れ替わりも考慮した7月からどんな物件があるのか見ても良いでしょう。

基本的にこの時期では”現在出ている物件がすべて”と考え、新たな物件が出てくることに期待せずに部屋探しをすべきです。

物件には【即入居可物件】と【退去予定物件】があり、それぞれ入居できるまでの日数が異なります。

入居までの工程即入居可物件退去予定物件
物件の申し込み1日1日
審査期間3日~7日3日~7日
初期費用の入金・確認1日1日
ハウスクリーニング退去から7日~14日後
書類作成・契約1日1日
鍵の引き渡し・入居1日1日
合計日数7日~11日2週間~3週間

即入居可物件はすでにハウスクリーニングが済んでおり、入居審査を通過すればあとはすぐに契約して入居が完了します。

一方、退去予定物件は『住居中の人が退去するまでの期間』+『ハウスクリーニング』が入るため、入居するまでに1ヶ月程度かかります。

時間がない場合は即入居可物件を選び、早めに物件を押さえておきたいなら退去予定物件を選ぶようにしましょう

お盆はお部屋探しがストップする

世間的なお盆休みは8月13日~16日となり、不動産業界もこの時期はお休みとなります。

お盆休み

不動産屋はもちろん、管理会社も休みになっているため、ちょうど目星の物件を見つけても内見予約を入れたり、申込みをすることができません。

『お盆には部屋探しができない』ことを考えて行動することが大切です。

お盆前から部屋探しを始めて、良い物件はお盆前に内見をしてしまったほうが良いでしょう。

日数がかかればかかるほど、他の人にも目星の物件情報が目に留まってしまうので見つけた瞬間に行動すべきです。

9月に入ると新築物件が増え始める

年によっても異なりますが、9月・10月は新築物件が徐々に増え始めるため『どうしても新築物件に住みたい』と考えるのであれば、時期をずらして9月の部屋探しを考えてみても良いでしょう。

国土交通省調べによる2022年の新築物件着工数は『3月』『8月』『9月』『10月』が高くなっています。

新築物件数の推移

9月には人事異動や結婚などで引っ越しする人も増え始めるため引っ越しを考える人も増えています。

また、新築物件は着工と同時に募集をかけ始めるため、中にはすぐに入居できない建設中の物件もあるので注意してください。

建設中の新築物件は長く物件を確保しやすいというメリットがある一方、完成まで入居することができないため、完成時期にも着目しておきましょう。

シルバーウィークは引っ越し業者依頼料が高くなる

7月や8月は引っ越し業者も閑散期となるため、安く引っ越しが可能となりますが、9月になると引っ越し業者も忙しくなり始めます。

9月には『敬老の日』と『春分の日』があり、この時期に引っ越す人が特に増えるため引っ越し業者の依頼費用も少し高くなります。

時期単身(荷物小)単身(荷物大)
1月47,189円64,776円
2月48,617円62,694円
3月58,168円87,643円
4月55,010円81,943円
5月50,365円66,955円
6月50,193円63,121円
7月48,053円67,773円
8月45,746円58,447円
9月49,332円59,896円
10月45,989円62,489円
11月47,022円56,935円
12月45,033円64,202円

9月の件数自体はそれほど高くありませんが、シルバーウィークに一極集中するため、安く済ませたいなら避けるべき時期です。

引っ越し業者に依頼するか迷っている場合は一度見積もりを取ってみるのがおすすめです。

9月中に入居するメリット

9つ中に入居するのであれば、お部屋探しのメインは8月です。

8月ならではの物件の特徴や、お部屋探しをする上でのメリットについて紹介していきます。

初期費用の安い物件を探しやすい

家賃を下げたくない大家は礼金を無料にしたり、初月の家賃を一時的に無料にするフリーレントをつけたりといった対策を取ります。

繁忙期と閑散期の初期費用差

総じて初期費用が安くなる傾向があるので、ある程度お得に引っ越すことが可能です。

繁忙期を過ぎてしまっているため、入居してもらえるように『礼金無料』となっていたり、仲介業者も『仲介手数料割引』など入居してもらいやすいような工夫がされています。

特に築年数の古い物件はフリーレントをつける傾向にあるので、リノベーション済みであればねらい目です。

日当たりをよく確認しやすい

日本の梅雨は5月末~7月上旬までとなるため、その後はカラッと晴れた日が多くなります。

内見時に日当たりをよく確認することができるため、日当たり重視でお部屋探しを行っている人にとってはメリットです。

日当たりが良いのは物件のメリットではありますが、あまりにも良すぎると部屋が暑くなりすぎてしまいます。

夏場の暑さを確認しやすいのでちょうど良い物件を探しやすいということです。

ただし、早めに部屋探しをすると梅雨の時期と重なるため、内見が面倒かつ日当たりも確認しづらいので注意してください。

風通しを確認しやすい

夏場の暑さは建物の立地や構造によっても左右される部分。

他の季節であればあまり気にならない風通しも、夏場はかなり気になる部分となります。

窓の配置、近くの建物の有無によって夏の過ごしやすさは変わるので、内見時に肌感で確かめることができます。

窓が多いほど風通しはよくなりますが、向きによっては直射日光の入りがすごくて暑く感じることもあるためチェックしておきましょう。

虫の出やすさを直接確認できる

夏場は虫が出現しやすいため、内見時にもゴキブリの死骸が発見されたり、共用廊下で虫を確認することができます。

最も虫が出やすい季節のため、入居前に虫がよく出る建物なのか、物件自体に問題がないか見ることができます。

以前僕が内見した築年数の古い物件では、リビングにてゴキブリの死骸を発見したのでそのお部屋はやめることにしました。

通常、虫は餌があるお部屋によく出ますが、夏場では活動も活発的なので物件の精査に役立ちます。

客が少ないのでゆっくりと部屋探しができる

不動産業界では閑散期にあたるため、1月~3月のような繁忙期と比べると来客が少なく、比較的ゆっくりと部屋探しができます。

予約なしで伺っても丁寧に対応してもらいやすく、ライバルに先を越されるリスクが少ないのも特徴。

繁忙期では『翌日には成約済み』ということもよくありますが、この時期であればよほど人気物件でなければ週末に内見予約を入れてもしっかりと内見することができます。

比較的長い期間物件を確保しやすい

9月入居の部屋探しのメインは8月であり、閑散期となるためある程度の融通が通ります。

通常であれば物件を確保した状態から契約・入居に至るまでに待ってもらえても2週間程度が限界です。

9月入居であれば早めに物件を確保してから『9月に入居したい』と要望を出せば、そのまま通る可能性が高いです。

大家にとっても入居希望者を逃すと次に希望者が現れるまでに時間がかかり、家賃分を損してしまうので要望を聞き入れてくれやすいということです。

長ければ審査通過後から1ヶ月程度待ってもらえる可能性もあります。

家賃交渉や設備交渉がかなりしやすい

家賃を検討していても下げて募集をするのは入居中の住人を考えるとやりにくい方法の1つです。

ただ、こちらから入居条件として家賃の引き下げを提示すると「この入居者を逃すと家賃収入を得られず赤字になる」と考えるので交渉に応じてもらいやすいです。

家賃交渉

1ヶ月空室状態になっただけでも家賃分損をすることになるため、家賃交渉に応じてでも入居してもらったほうが大家としても得というわけです。

家賃交渉の他にも「エアコンを新品と交換してもらう」「畳を新しくしてもらう」「温水洗浄便座をつけてもらう」など設備交渉もしやすいです。

9月入居のデメリット

9月入居におけるデメリットについても紹介していきます。

9月は不動産業界における第二の繁忙期となりますが、9月入居であれば実際に部屋探しをするのは8月となるため、違ったデメリットがあります。

物件数が少ない

6月~8月頃は閑散期となるため、市場に出る物件数も少なくなり、条件に合う物件が探しにくいといった特徴があります。

参照:https://myhome.nifty.com/column/rent/161215225078/

ゴールデンウィーク中に部屋探しをする人は多いですが、それを過ぎてしまうと大きな行事やイベントごとがありません。

繁忙期であれば少し時期をずらすだけで見たこともないようなお部屋が多数掲載されていますが、閑散期は物件数が少ないため時間をかけてもあまり変動がありません。

今現在調べた物件の情報の中で探す必要があるため、住む地域によっては希望の条件に沿わずに物件自体が見つからないこともあります。

清掃から時間が経っている可能性がある

通常は退去後すぐにハウスクリーニングが入りますが、空室期間が長い物件では清掃から長い期間が経ってしまっています。

長い期間空室だとゴミが溜まったり、換気が出来ていない状態となるためカビが生えていたり、設備不良の原因にもなります。

一度清掃が入った物件にもう一度入ることはないため注意が必要です。

即入居可物件なら『いつ退去したのか』は念のため聞いておきましょう。

汚い場合は交渉次第で清掃してもらうことも可能です。

台風が最も多い月

8月は年間を通して最も台風が日本列島に近接する月となります。

内見する日によっては雨風によって現場まで行くのが困難となったり、日当たりを確認できない場合も考えられます。

また、ゲリラ豪雨も多くなるため天気予報を目安にしにくいのも難点となっています。

9月中に入居する場合のコツ

9月中の入居を目指す上で最低限押さえておきたいポイントについてまとめてみました。

シルバーウィークまでの入居を目指す

シルバーウィークには同様に引っ越しする人が多くなるため、できれば9月の中旬までには引っ越しておくのが理想です。

事情があり、避けられない場合は仕方ありませんが、可能であれば早い時期に引っ越しの目星をつけておきましょう。

必ず家賃交渉や設備交渉を持ち掛ける

閑散期である6月~8月頃は1年の中でも最も交渉がうまくいきやすい時期となっているので、ここで交渉をしない手はありません。

家賃交渉は言わなければ下げてもらう可能性すらないので、積極的に”自分から”「家賃を少し下げてもらえないか」と言う必要があります。

実際に交渉を行うのは担当の営業マンなので、交渉というよりも相談という形になりますが、話を通してもらえれば下がる確率は高いでしょう。

もし、家賃交渉が失敗した際は設備交渉に切り替えて不満な点を事前にチェックしておくことをおすすめします。

例えば内見時にエアコンの古さが気になるなら「エアコンが古かったので新しいものと交換してほしい」と言うことができます。

設備は数万円程度で、この時期に交換しなくてもいずれ壊れたら修繕・交換が必要になるため、大家としても応じやすい項目です。

内見時に前の入居者が何年住んだのか聞いておく

1月~3月のような繁忙期に引っ越す人は入学や就職の割合が多くなるため、部屋に不満を抱いている可能性は少ないです。

閑散期は中途半端な時期となるため”住み続けるのがきつい”と感じている可能性が高くなります。

3月末退去なら「ちょうど進学や就職がきっかけなんだろうな」と予想できますが8月となると「部屋に不満をかかえて退去したのではないか」という問題を考えておく必要があります

内見時に営業マンに前の入居者がどのぐらい住んでいたのかを聞くことで部屋に問題があるのかどうか推測することができます。

例えば数か月で退去したなら部屋に問題点がありますが、1年や2年といった区切りで退去したのであれば更新日をきっかけに引っ越したことがわかります。

部屋探しと交渉がしやすいおすすめサイト

効率的に行うには「取扱物件数」と「情報の新しさ」に注目してください。

店舗に行くと物件情報が早いものの取扱物件数が少なくて、ネットで探すとこの逆で情報が古い場合が多く、すでに成約済みの場合が多いです。

『早く引っ越したい』のであれば住みたい駅の最寄りの不動産に行くのが手っ取り早いですが、良い条件の部屋が見つかりにくいのは覚悟しましょう。

好条件の物件を探しやすい&交渉しやすいサイトとして有能なのはイエプラです。

イエプラのホームページへ

運営会社株式会社コレック
口コミ評価(google)★★★★☆(4.5)
対応エリア関東・関西
店舗数2店舗
物件数約10万件以上
仲介手数料基本賃料1ヶ月分+税(保有不動産に依存)
利用料金無料
会員登録必要
おとり物件0件
特徴自宅にいながら部屋探しができる
チャットでやり取りが可能
新着物件を手に入れられる
業者専用サイト「ATBB」が見られる
設定できない細かい条件を伝えられる

イエプラは自分で物件を探すのではなく、賃貸専門スタッフに物件を探してもらうサービスです。

「9月中に入居したい。家賃6万円以下でキッチンが広めの部屋を探してほしい」と細かい条件も設定できる上に「礼金を無料にできないか」「家賃を2千円下げてもらえないか」といった交渉も顔を見ずに行うことができます。

直接交渉しなくてもチャットで文字を打つだけで家賃が安くなったり、設備が整えられる可能性があるので使ってみてください。

イエプラのホームページへ

まとめ

  • 9月入居を目指すならお盆休み前の8月上旬から部屋探しをすべき
  • お盆になると不動産屋は休みになるため部屋探しが進まない
  • 8月中はまだ閑散期となるため物件数は少ない
  • 物件の入れ替わりが少ないため今見ている物件の中からお部屋を決めよう
  • 家賃交渉がしやすい時期となるため交渉前提で決めるのも手

9月入居を目指すなら8月に入ったと同時に『どんな物件があるか』見ておき、ある程度目星をつけておきましょう。

お盆休み前に内見が出来れば物件を他のライバルに取られることもありません。

繁忙期とは違い、物件の変動が少ないため、今ある物件の中から交渉前提で良い物件を見つけると良いでしょう。

暑い時期での部屋探しとなりますので、熱中症対策は行いましょう。