一人暮らしでも湯舟に浸かりたい!お風呂に入ると一回いくらかかる?

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一人暮らしは実家と違って湯船に浸かれないのがデメリットの一つと言えます。

正確には湯船にお湯を貯めれば入ることはできますが、なんだか水道代やガス代がもったないないような気がして普段はあまりできませんよね!

今回は「お風呂に一回入るといくらかかるの?」といった疑問を解消するため、湯船に浸かるのに一回当たりどのぐらいかかるのか、シャワー代はいくらかかるのか、一回当たりの合計はどのぐらいなのかについてまとめてみました!

お風呂1回いくらかかる?ガス代と水道代を計算してみた

値段のばらつきを調節するために、一回あたりのシャワーを10分、温度を40度として計算しています。

また、ガス使用料金は都市ガスかプロパンガスかによっても異なるので別々で料金を計算することにします。

正確なガス料金や水道料金は契約している会社や地域などにもよって異なるので、あくまで今回の金額は目安とお考えください。

今回の料金算出にあたって都市ガスは東京ガスの料金表(2023年9月)の基準単価料金を、プロパンガスは一般社団法人プロパンガス消費者協会によるプロパンガスの料金単価(1㎡あたり689円)を参考にしています。

ガス単価は月によって多少の変動があるのであくまで参考値となります。

また、ガス代に関しては元の温度との差があればあるほど料金が高くなります。夏と冬でガス代に差が出るのはこのため。

15℃の水を40℃まで暖めることをを前提に計算してみました。

シャワー代

シャワー
シャワー10分毎都市ガスプロパンガス
ガス代約26円約57円
水道代約20円約20円
合計約46円約77円
1㎥単価:145円(都市ガス)・689円(プロパン)

シャワー1回あたり(10分)の光熱費は都市ガスで約46円、プロパンガスで約77円かかります。

シャワーは1分間あたり平均で10Lの水が流れると言われているため、シャワー10分の場合は約100L。

【計算方法】

  • 都市ガス(1分毎):25(あげる温度)×10(L)×0.8(熱効率)÷11,000(kcal)×145(単価)=約2.6円
  • プロパンガス(1分毎):25(あげる温度)×10(L)×0.8(熱効率)÷24,000(kcal)×689(単価)=約5.7円

水道代は各市町村で料金が異なりますが、平均は1Lあたり約0.2円と言われています。

1分間だと約2円、1回あたり(10分)で約20円ほどかかります。

都市ガスの場合は水道代とガス代はほとんど変わらない値段で済みますが、プロパンガスは燃費が悪いので水道代の倍以上の値段がかかってしまいます。

注意

仮にお風呂に10分かかる人が10分間フルでシャワーを流しているとは限らないため、実際の値段はこれより安くなります。

お湯を貯める(200L)

湯舟
お風呂を沸かす(200L)都市ガスプロパンガス
ガス代約52円約114円
水道代約40円約40円
合計約92円約154円
1㎥単価:145円(都市ガス)・689円(プロパン)

シャワーが一分あたり10L流れ、お風呂のお湯はりは平均200Lと言われているので、単純計算すると約20分ほどでお湯を張ることができます。

単純に計算するとシャワーよりもお湯を貯めた方が2倍ぐらい高くなってしまいます。

都市ガスは水道代とガス代が同じぐらいになりますが、プロパンガスはガス代だけで1回100円ぐらいかかるので結構高いです。

もし仮に毎日お風呂に浸かる人だったら湯船を張るだけで都市ガスが月約3,000円ほど、プロパンガスだと約4,000円ほどかかってしまいます。

お風呂は結構高いですね。

シャワー(10分)+湯船に浸かる

お風呂
シャワー10分+お風呂都市ガスプロパンガス
ガス代約78円約171円
水道代約60円約60円
合計約138円約231円
1㎥単価:145円(都市ガス)・689円(プロパン)

お風呂に入る場合はシャワーを軽く済ませる場合もあるので実際にこの値段がかかるわけではありませんが、単純に計算するとかなり高いように感じます。

うちの実家だとお風呂のお湯は毎日張り替えてなくて子供の時は疑問に思っていましたが、改めて計算するとこんなにかかると実家暮らしでもかなりもったいないのかも。

お風呂に浸かりたいって人は週に1回とか2回ぐらいに抑えるのであればそこまで値段は高くなくて済みます。

シャワー10分+お風呂
(ガス+水道合計)
都市ガスプロパンガス
週1回552円924円
週2回1,104円1,848円
週3回1,656円2,772円
毎日(30日)4,140円6,930円
1㎥単価:145円(都市ガス)・689円(プロパン)

毎日湯舟に浸かる場合、都市ガスで月約4,000円、プロパンガスの場合は月約7,000円ほどかかってしまいます。

ガスには基本料金も上乗せされる上に料理で使うガス代も合わせて計算されるため、上記の金額よりも数千円高くなります。

季節によってもガス代は大きく影響する

お風呂に入るときに使用されるガス代は水を温める温度差によって金額も変わります。

10℃の水を温める場合と25℃の水を同じ温度まで温める場合ではエネルギーに差が出るというわけです。

水温
(最小値)
都市ガス代
(シャワー10分)
プロパンガス代
(シャワー10分)
15.1℃26円57円
21.5℃20円42円
12.5℃29円63円
8.6℃33円72円
東京都水道局より3ヶ月ごとの水温最小値から平均を算出

水温差が最もある夏と冬ではシャワー10分あたり約30円(プロパンガス)も金額に差が出ています。

住んでいる地域によってはもっと水温が低い場合もあるため、上記の金額よりも料金が高くなります。

また、夏場の場合は湯舟に浸からずにシャワーだけで済ませたり、設定温度も低くしているので計算上よりも料金は安くなる傾向があります。

逆に冬場は設定温度を40℃以上にする人も多く、しっかりと温まるために長風呂になる傾向がみられるため逆に高くなります。

追い炊きの光熱費はいくら?

追い炊き

一人暮らしの場合、ついている部屋は少ないと思いますが、仮に追い炊きを使うとガス代はどうなるのか気になりますよね。

mamaPRESS」の調査によるとガス代に関しては一からお風呂にお湯を張るのと追い炊きではガス料金はほとんど同じだそうです。

追い焚き(15℃→40℃)都市ガスプロパンガス
ガス代約52円約114円
水道代約0円約0円
合計約52円約114円
1㎥単価:145円(都市ガス)・689円(プロパン)

お湯を張るには当然水道代がかかりますが、追い炊きはかからない・・・つまり水道代しか違いはありません。

上記の計算を元にすると冷たい水を1回追い炊きで都市ガスなら約52円、プロパンガスだと約114円ぐらいかかります。

通常のお湯張りは都市ガスで92円、プロパンガスで154円となるので追い炊きのほうが1回あたり40円安いです。

ただ実際に追い焚きを使用する際って入浴中に「ちょっとぬるくなってきたかな?」と思って使うことも多いので、ぬるま湯から追い焚きをした場合についても計算してみました。

追い焚き(36℃→40℃)都市ガスプロパンガス
ガス代約8円約18円
水道代約0円約0円
合計約8円約18円

追い焚きは自動でされることもありますが、都市ガスでもプロパンガスでもたいした料金にはならないようです。

ただし追い炊き機能は配管にお湯を取り込んで温めてから排出する構造になっているため、配管を綺麗にしていないと菌が何千倍にもなってしまうため注意が必要です。

風呂代を安くする具体的な節約方法

一人暮らしの場合は風呂フタを使用することなんてありませんし、あっても邪魔なだけなので一人暮らしができる現実的な節約方法についてのみまとめてみました。

設定温度を下げる

シャワー10分都市ガスプロパンガス
38℃約24円約53円
39℃約25円約55円
40℃約26円約57円

1回あたりだと大した額にはなりませんが、お風呂を貯めたりする人なら月数百円はお得になります。

冬はさすがに寒いので温度を下げると体が暖まらなくなりますが、夏場はぬるま湯でも十分なのでガス代を節約するチャンスです。

僕の場合、冬場は寒すぎて43℃ぐらいまであげてしまっています。

プロパンガスなので40℃にしたときよりも6円×30日分=月180円損してしまっています。

こまめにシャワーを止める

シャワーを浴びている時にこまめに止めるのとずっと流し続けているのでは料金はかなりの差が出ます。

例えばゆっくりお風呂に入る女性なんかは平気で20分とかシャワーを使ったりしますが、20分使用すれば100円~150円のガス代&水道代がかかることに。

こまめにシャワーを止めて10分に抑えれば単純に料金は半分になります。温度とは違って水道代もかかってくるのでこっちのほうが節約しやすいと思います。

髪の毛を洗う時、身体を洗う時などは一度シャワーを止めるようにする癖をつけると年間でかなりの節約になるのでやるべきです。

節水のシャワーヘッドに交換する

節水のシャワーヘッドに交換するだけで平均40%ほどの節水効果があると言われています。

お風呂に入る場合の節水効果は水道代だけではなくガス使用量も抑えることができるため費用を大きく減らせます。

シャワー10分毎都市ガス
(節水の金額)
プロパンガス
(節水の金額)
ガス代26円
(16円)
57円
(34円)
水道代20円
(12円)
約20円
(12円)
合計46円
(28円)
約77円
(46円)
1㎥単価:145円(都市ガス)・689円(プロパン)

シャワー1回あたり都市ガスで18円の節約、プロパンガスなら31円も節約することが可能です。

シャワー10分毎都市ガスの
節約可能額
プロパンガスの
節約可能額
1回18円31円
1ヶ月540円930円
1年間6,480円11,160円
1㎥単価:145円(都市ガス)・689円(プロパン)

無理に節水に取り組むことなく、シャワーヘッドを交換するだけで年間1万円以上(プロパンガスの場合)節約することができます。

湯舟に浸かるかは人によりますが、シャワーは毎日浴びるものなので長く住むなら節水のものに交換したほうが確実にお得です。

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¥2,996円~(税込)

お湯張りの量を減らす

賃貸物件に備え付けられている風呂釜のサイズは単身者用で200Lほど、少し広めだと250L~300L入ると言われています。

単身者用であれば200Lまで入れると風呂釜の8分目あたりの量になります。

普通にお湯を張ると自分が入ったときにお湯が溢れてしまう可能性もあり、そうなるとせっかく溜めたお湯が流れてもったいないです。

お湯の量都市ガスプロパンガス
200L52円114円
180L47円103円
160L42円92円
140L37円80円
1㎥単価:145円(都市ガス)・689円(プロパン)

理想は自分が浸かったときにちょうど八分目ぐらいの位置(肩ぐらい)までお湯がきていること。

具体的には単身者用であれば160L前後、広めの風呂釜なら220L前後にまでお湯の量を減らすことで節約にも繋がります。

自分で細かく調節できるタイプはもちろん、自動でお湯張りをしてもらうタイプもお湯の量を変更して少し減らすだけでも年間で見ればかなりの節約に繋がります。

毎日お風呂に入る人なら都市ガスで1,800円、プロパンガスで3,960円の節約になります。

自動の追い炊き機能は停止させる

物件にもよりますが、追い炊きの機能がついている風呂の場合は自動で温度を調節する機能があります。

お風呂を沸かしてもだんだん温度は下がってくるのでそのたびに自動で追い炊きするというものですが、これも何度もやっていると意外とガス代を消費するので注意が必要です。

身体が暖まってくれば追い炊きの必要はありませんし、無駄にガス代を使うのでお湯を張ったら自動の追い炊き機能はオフにしておくべき。

まとめ

MEMO
  • お風呂1回あたり:都市ガスでシャワーを10分浴びると光熱費は46円
  • お風呂1回あたり:プロパンガスでシャワーを10分浴びると光熱費は69円
  • 湯船をはると1回あたり96円~138円かかる
  • 少しの温度低下なら追い焚きは安い

プロパンガスの場合は毎日お風呂に入っていたら一ヶ月6,000円以上かかります。

そう考えると普段はシャワーのみで月に2~3回お風呂に浸かるのがバランスの良いお風呂の入り方でしょうね。

ちなみに半身浴を目的とする場合はお風呂に貯めるお湯は少なくてすむので料金もそこまで変わりません。

お風呂が大好きって人ならやっぱりプロパンガスよりも都市ガスの部屋を選ぶべきなのかもしれません。単純に料金が2倍ほど変わります。

体感だと毎月2,000円ほど差がでるのでプロパンガスの部屋は家賃が2,000円分高くなっているのと同じです。


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