賃貸入居審査のオーナー審査が遅い!平均日数は何日ぐらいかかるもの?

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賃貸の入居審査は通常3日~4日程度で済むことが多いものの、最終的な判断を下すのは物件を所有している大家となります。

管理会社や保証会社の審査に通過したとしても大家が承認しなければお部屋を借りることはできません。

今回は『保証会社の審査は通ったのにオーナー審査の結果がでない』『オーナー審査って何日ぐらいかかるものなの?』といったオーナー審査に関する疑問について解説していきます。

賃貸でのオーナー審査が遅い理由とは?

賃貸物件の入居審査は物件を管理している『管理会社』、家賃滞納時に保証する『保証会社』、物件を所有する『オーナー審査(大家審査)』によって行われます。

管理会社や保証会社がいる場合、オーナー審査というのは最終承認のみとなります。

最終承認は「こういう人が入居希望を出していて、他の審査には通過しているので許可を出してほしい」といった確認のための連絡です。

つまり、連絡が遅い理由は『オーナーと連絡が取れない』ことが主な原因となっています。

大家との連絡が取れない原因
  • 海外旅行中で連絡ができない
  • 管理会社からの連絡に大家が気付いていない
  • 他の仕事に忙しくて連絡を返せていない
  • 申し込みのタイミングで家主が死去

大家は少しでも早く入居してもらい、家賃収入を1日でも早く得たいと考えているので自ら日数をかけるようなことはしません。

『オーナーの審査待ち』と言われたら大半は連絡が取れなくなって遅くなっていると考えてください。

オーナー審査にかかる日数は即日~1週間以上

オーナー審査は軽く書類に目を通す、もしくは管理会社や不動産から報告を受けて承認するといった簡単なものです。

オーナーに連絡さえ通れば一瞬で終わるので、基本的には即日承認の連絡がくるといったケースが多くなります。

ただし、上記で挙げたように個人オーナーは常に連絡が取れるとは限らないため、場合によっては1週間以上音沙汰がないという状態に陥ることもあります。

また、書類上気になる箇所があれば不動産屋を通して入居希望者に追加で質問をされることもあります。

「仕事内容の詳細を教えてほしい」「入居日を早めてもらえないか」といった質問が送られてきたことが実際にありました。

オーナー審査に落ちる確率は1%程度

オーナー審査と言ってもほとんどは保証会社がOKならそのまま通すという流れとなるため、よほどのことがない限り落ちることはありません。

オーナーがNGを出している項目についても事前にヒアリングを行っていることが多いため、入居直前に大家が個人でNGを出すのは稀です。

ただし、保証会社の審査では「家賃を保証できるか」を審査するものとなるため、トラブルを起こしそうか、おかしな人じゃないかどうかまで正確に判断してくれません。

賃貸契約では入居者の立場が強い契約形態となっているため、慎重に審査を行うオーナーもいるということです。

入居審査ではオーナーが審査を行わないことも多い

『最終承認だけ』ということからもわかる通り、入居審査ではオーナーが審査に対してノータッチであることもかなり多いです。

一応確認だけはするものの『管理会社』『保証会社』の審査にすでに通過しているので、書類すらほとんど目を通さずにOKを出すことは少なくありません。

保証会社では個人情報をチェック、管理会社では人間性がすでにチェックされているため、追加でチェックする項目がないためです。

ただしオーナーによっては管理会社を通さずに個人で物件の管理を行っていたり、保証会社の利用なしで借りられる場合もあるため、こういった際にはオーナーがしっかりと入居希望者を見極める必要が出てきます。

オーナーが審査を行うのは管理会社が迷った場合

例外的にオーナーが審査を行う際には管理会社としても入居希望者を入居させるかどうか迷った場合があります。

例えば「ペット1匹までOKとしているところ、希望者は2匹飼いたいと言っている」とか「問題ある希望者で本来なら落としたいけど空室が多いので相談したい」といった場合、大家に判断をゆだねることがあります。

管理会社では入居者の情報だけでなく、現在の空室状況や需要も加味した上で審査を行うので状況に合わせて大家に相談する必要があるわけです。

保証会社の審査は通ったのにオーナー審査に落ちる理由

保証会社の審査が通れば「家賃滞納のリスクは低い」と判断されるため、オーナー審査も自動的に通ることが圧倒的に多いものの、100%というわけではありません。

オーナーは送られてきた書類をもとに判断しています。

オーナー審査

オーナーによって気にしている部分は違うので、同じ条件でも物件によって問題ない場合と、NGを出されて落とされることがあります。

大家基準のNG項目に当てはまっている

基本的には管理会社が事前に大家にNGな借主について聞いているので、直前で出すケースは珍しいですがゼロというわけではありません。

大家基準のNG項目例
  • 外国人NG
  • 学生NG
  • カップル・ルームシェアNG
  • 生活保護NG
  • 高齢者NG

例えば過去に学生が入居していて騒音トラブルがひどく、隣室に住んでいた住人から苦情が多かったり、それが原因となり退去してしまった場合などは学生に対して良い印象を抱いていません。

トラブルという点では外国人がNGだったり、入居中に死亡するリスクのある高齢者もNGとしていることがあります。

『差別的審査』という見方もあり、表立ってNGと記載を出せない場合もあるので、最終的なオーナー審査でふるいにかけて落とすという流れになります。

中には女性専用ということを隠して募集して、男性の入居だけはじいているような物件もあるようです。

職業によってNGを出している

収入面による審査はすでに保証会社が行っているものの、大家が個人の主観によって不安と感じるような職業だった場合は落とされることもあるようです。

安定性のない職業や、騒音トラブルになりそうなYoutuber、配信者もオーナー審査で渋られる傾向があります。

自分も個人事業主なので『家で仕事をすることはあるか』『声を出すことはあるのか』など細かい質問をされたことがあります。

人柄審査に引っかかった

保証会社では年収や職業面についてチェックされますが、トラブルを起こしそうかどうかまで判断することはできません。

どういった入居者なのかは人柄をチェックする必要があります。

物件の個人オーナーが入居希望者と直接面会することは滅多にありませんが、直接会わなくてもある程度の人柄をチェックすることは可能です。

人柄チェックの例
  • 本人確認による電話での対応・態度
  • 内見時での対応
  • 家賃や設備交渉の有無
  • 免許証による再発行回数
  • 身分証による写真

不動産屋から「内見時の態度はどうだったか」と聞けばその人の人柄を知ることができますし、本人確認の連絡によって対応・態度を知ることができます。

また、書類上でも本人が映っている写真、免許証の再発行回数で性格、交渉の有無より態度を知ることができます。

オーナーが気に入らないと少しでも感じればNGを出すことが出来てしまうため、利用者だからと適当に対応せず、『トラブルを起こしそう』と判断されかねない情報は与えないようにする必要があります。

より社会的信用のある入居希望者が現れた

需要の高い物件では2番手よる申込みや同時申込みがあります。

複数の申込みがある場合、基本的には最初に申込んだ人が優先されて2番手以降の人はキャンセルが出たら審査されます。

ただし、申込みが複数件あったことを大家は知ることができ、審査書類のチェックも行えるため、大家の都合で2番手のより年収や職業が安定している人を優先することもあります。

一定の水準があれば誰でも保証会社の審査に通ることができますが、どっちがより問題を起こさず過ごしてくれるかは大家が判断する必要があります。

例えば1番手は審査基準ギリギリ、2番手は公務員で安定しているなら大家都合で2番手を採用することもあり得るというわけです。

賃貸の申し込みのキャンセル率はどのぐらい?2番手でキャンセル待ちもあり?

オーナー審査に通りたいなら不動産屋を味方につけよう

オーナー審査は人柄が重視されるものの実際に大家が入居希望者に面談するなど会うことはほとんどありません。

入居希望者の態度や人柄は内見案内を行った不動産屋経由で伝わるため、オーナー審査に通りたいなら不動産屋への心象を良くするのが良いということです。

不動産屋も契約してもらうのが仕事であり、契約することによってはじめて利益をあげられるのでよほど横柄な態度を取らない限りは大丈夫ですが人と人とのやり取りなので、『借りさせたくない』と思わせるような言動は控えるべきです。

また、審査に不安があることをあらかじめ伝えておけば審査に通りやすい保証会社を利用している物件を紹介してくれたり、管理会社へ良い印象を持ってもらえるように伝えてくれるなど審査を有利に進めることができます。

隠し事はなるべく不動産屋にはしないほうが結果的にお部屋も借りやすくなります。

入居審査が不安ならイエプラがおすすめ

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イエプラは部屋を探してもらうサービス会社で、2021年5月までの審査通過率は平均で98.1%となっており、利用した人が審査落ちする確率はわずか1.9%となっています。

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まとめ

  • オーナー審査が遅い原因は『大家に連絡がつかないから』
  • 保証会社まで審査が通っていれば、99%審査は通る
  • オーナー審査は早ければ一瞬だが、連絡がつかないと1週間以上かかることもある
  • オーナーへの心象を良くしたいなら不動産屋への態度を良くするのも大切

オーナー審査は入居審査の中では重要度も低く、最終確認程度で済むことが多いので不安になる必要はありません。

オーナー審査で時間がかかる原因のほとんどは大家への連絡がつかないことがほとんどなので、連絡がないからといって審査に落とされる可能性が高いわけでもありません。

ただし、管理会社に任せずに自分で建物の管理を行っている大家の場合は、管理会社が行う審査業務を代わりに行うので心象がとくに重要となってきます。

審査に不安であれば正直に不動産屋に話して協力してもらうとスムーズにお部屋を借りることができます。

賃貸の入居審査で連絡が2週間以上こない!落ちたってこと?