賃貸の申し込みのキャンセル率はどのぐらい?2番手でキャンセル待ちもあり?

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賃貸物件の申し込みと言えば先着順でより早く見つけた人に優先権がありますが、どうしても契約したい物件を見つけたときってなかなか諦めがつかないと思います。

『賃貸申し込みからのキャンセル率はどのぐらいなのか』『2番手で申し込んでキャンセル待ちすることはできるのか』について紹介していきます!

賃貸の申し込みのキャンセル率は10%前後

審査に落ちる割合を除いた申し込みのキャンセル率はだいたい10%前後と言われています。

楽侍新聞コラムによる大家の話によれば、申し込みをした後に何かしらの事情によりキャンセルする割合は約2~3割となっています。

入居審査通過率が約80%ほどで、2割の人が落ちてキャンセル扱いになることから、残り1割が心変わりによるキャンセルをしているということになります。

入居申し込み後のキャンセル割合

キャンセルをしたからといって契約していない限りは違約金のようなものが発生することもありません。

2番手として物件の申し込みを行った場合、30%の確率でその物件に入居することが可能です。

『入居審査落ち』『一方的な辞退』によるキャンセルについてさらに深堀りしていきます。

入居審査に落ちる割合は約20%

東京大学空間情報科学研究センターが2020年9月に発表した「民間賃貸住宅市場における入居審査と家賃滞納」のデータによれば、全体の入居審査の通過率は82.8%となっています。

審査を受けたうちの17.2%は落ちていることになります。

入居対象入居審査通過率
単身者83.6%
カップル82.8%
夫婦88.7%

入居審査では家賃に対する年収や職業、過去の滞納歴や信用上の問題の有無によっても通過率が変わってきます。

平均して約8割以上は通過できますが、何か問題があれば落ちる可能性もゼロではないということです。

営業マンがOKサインを出したとしても管理会社や保証会社の審査基準に満たないこともあるため注意が必要です。

一方的な事情によるキャンセル率は10%

不動産業界には「仮押さえ」という言葉があります。

仮押さえはとりあえず申し込んで他の人に取られないようにキープをしつつ、もっと条件の良い物件を並行して探すときに使われる仮申し込みのようなものです。

部屋探しをしていると一度は営業マンから「仮押さえしますか?」と言われた経験はあるかと思いますが、そのぐらい頻繁に行われていることです。

つまり、申し込みをしたからといってその人がその物件で契約する確率はそこまで高くありません。

キャンセルする理由
  • 他にもっと良い物件を見つけた
  • 仕事の部署異動がなくなった
  • 身内の不幸があった
  • 金銭的な余裕がなくなった
  • 営業マンがしつこすぎたため

仮押さえの有無に関わらず、全体的なキャンセル率は約10%ほどです。

申し込みをしても契約前であればキャンセルすることは可能です。

実際僕も今までに何度も申し込みだけ済ませてキャンセルしたことはあります。

キャンセル率は時期によっても変わります。

繁忙期の場合は時間も限られているのでキープするよりもそのまま申し込んで契約する人が多い一方で、閑散期はじっくりと探す人が増えるので一度キープをしつつ他の物件も探す人が増えためキャンセル率も高くなります。

賃貸の申し込みは2番手でも契約できる

結論から言えば、成約済みとなってしまっている物件でもその物件で契約が決まっていない限りは2番手として申し込むことが可能です。

部屋探しでは「ちょうど申し込みが入ってしまって」と言われるケースはよくありますが、キャンセル待ちをすれば1番手の人が審査に通らなかった際に自分が契約することができます。

基本的には申し込み順となるので1番手の人次第ではありますが、管理会社によっては同時審査を行っていて年収や職業で信頼性が担保された場合は優遇されることもあります。

実際に2番手でも入居できた人の意見等をまとめてみました。

1番手が申し込みのキャンセルをした

「申し込んでおいてわざわざ自分からキャンセルなんてしないのでは?」と思うかもしれませんが、意外とキャンセルは多いです。

申し込み時点では契約するかしないかを決めることができるので、他の物件も同時に探すことができます。

審査の時間を利用してより条件の良い物件はないかと探す人は多く、もし仮に今申し込んでいる物件よりも良い物件を見つけたらキャンセルしてそちらを優先させるというわけです。

実際僕も申し込みだけしておいて同時進行で部屋探しをしたことは何度もあります。

2番手だと意味がないように気がしますが、実際にキャンセルすることを考慮すれば待つ価値があります。

大家や管理会社が優遇してくれた

体裁上賃貸物件では先着順となるので2番手のほうが安定している年収や職業でも1番手を優先します。

ただし、同時に申し込みが入ったり、まだ1番手が審査中の場合は後から申し込んでくれた人も同時に審査した上でより家賃滞納リスクの低いほうを選ぶということもあるわけです。

自分が大家だったら当たり前の考えですが、1番手としては2番手によって落とされる原因になるのはちょっとショックですよね。

2番手でもキャンセル待ちすべき2つのメリット

2番手の場合、狙っている物件に住める確率自体は低いですが申し込みをすることには意外なメリットがあります。

同時並行で物件を探せる

2番手で申し込みをするというのはダメ元で順番待ちをするということです。

契約できる確率自体は低いものの、可能性はゼロではありませんし何よりその物件につばをつけておきながら他の物件を探すことができます。

仮押さえとはまたちょっと違う方法なので別の物件を仮押さえしてさらにほかの物件を探せるので最大3件まで同時並行で勧めることができます。

無駄な時間をカットしながら部屋探しができるので効率的ですし、時間にも余裕ができるので条件の良い物件を探しやすいです。

他の部屋が空いた時に優先される

例外もありますが、基本的には1つの建物を同じ管理会社が管理していることが圧倒的に多いです。

つまり、目星をつけた部屋意外の空き室状態も管理会社は把握していることになるので他に退去予定が出た場合優先的にその部屋を紹介してもらうことができます。

どうしてもその部屋じゃなければならない理由(角部屋だったり階数だったり)がない限りは同じぐらいの家賃帯で同じ間取りになるので結果的に理想の部屋に住むことができます。

2番手申し込みはこういった部分でもお得になるのでしておいて損はありません。

2番手申し込みはおとり物件の可能性もある

つい先日まで空室だったのにいざ内見をしようとしたら「成約済み」や「2番手になってしまう」ということはよくありますが、これはおとり物件の可能性もゼロではありません。

本当はずいぶん前から成約済みなのに問い合わせ時点では空室と言い張り、2番手ということによって別の物件を紹介しようするのは不動産側にとっても実は得。

こうすれば利用者はその不動産を利用せざるを得ない状態を作り出し、他の物件を紹介させることで利益を出すことができます。

おとり物件なのか本当に2番手なのかをこちらで判断することができないというのもこの手法の問題点です。

もし気になる場合は申し込みだけしておいて他の不動産を利用して条件に合う物件を探したほうが良いかもしれません。

2番手にならないためのコツ

なるべく早く気に入った物件を確保する手順について解説していきます。

店舗で探している場合はとられるケースも少ないので今回はスーモやホームズを利用したネットでの部屋探しを想定しています。

手順1:当日もしくは翌日までに内見予約を入れる

めちゃくちゃ重要なのが内見するまでの時間です。

繁忙期は特に部屋の入れ替わりが激しいのでその日入居者を募集していた物件が次の日にはすでに成約済みになっている可能性があります。

これを防ぐためには良い物件を見つけたら即問い合わせをして遅くても翌日までには内見を行いましょう。

ちなみに内見予約ができていても物件を押さえているわけではないので先約に申し込まれることもあります。

内見できる時間は限られています。

不動産が営業していて、なおかつ管理会社が営業している時間内しか内見することはできないので朝9:00~19:00までが基本。

夜遅いと内見できずに次の日になってしまいます。

手順2:「現地集合できるか」を聞いておく

これは先ほどの”おとり物件対策”として有効な方法。

おとり物件をつかまされると店舗に行く手間と店舗に足止めされる時間を無駄にしてしまいます。

そこでおすすめなのが問い合わせ段階で「現地集合可能か」と聞くこと。

現地集合が大丈夫なら本当に現在空き室ということですが、店舗に必ず来るように誘導された場合はおとり物件の可能が出てきます。

マニュアルとして現地集合不可としている大手不動産も多いので時間を無駄にしないためにも聞いておきましょう。

手順3:内見した日に申し込みを済ませる

先ほども紹介したように申し込みが入った時点でその物件は一時的に募集をストップさせるので内見ができた=申し込みができる段階ですぐに申し込みを済ませてしまいます。

申し込みと言っても契約しなければならないわけではないので物件を押さえておくという意味でもすべきです。

賃貸物件には必ず審査というものがあります。

その人がちゃんと家賃を払えるかどうかを見極めるために大家側が審査します。

その時に連帯保証人等を記入することもあったり、源泉徴収票が必要な場合もあるので事前に準備しておいてください。

申し込みができないと他の人にとられる可能性が高くなるので内見した日に即申し込みができるよう準備しておく必要があります。

申し込みで忘れがちな情報
  • 自分が今住んでいる住所
  • 親の年齢
  • 親の職業
  • 親が勤めている会社の住所
  • 親の年収
  • 実家の電話番号

自分のことに関してはすぐに書けると思いますが、連帯保証人を親に設定した場合は親の情報が必要となります。

職業を知っていても年収や会社の住所までは把握していない人も多いと思うので事前に聞いてメモを取っておきましょう。

手順4:退去予定物件は先に申し込みをしてしまう

物件には【即入居可】と【退去予定】の物件があります。

入居までの工程即入居可物件退去予定物件
退去するまで最大1ヶ月
物件の申し込み1日1日
審査期間3日~7日3日~7日
初期費用の入金・確認1日1日
ハウスクリーニング退去から7日~14日後
書類作成1日1日
入居日調整・契約1日~2週間1日~2週間
鍵の引き渡し・入居1日1日
入居にかかる日数7日~14日約1ヶ月~2ヶ月

即入可物件は現在空き室でクリーニングも済ませている部屋ですが、退去予定はまだ人が住んでいてこれから退去、クリーニングを行う物件です。

物件情報や部屋の写真を見て明らかに好条件だと思った場合は内見する前に申し込みをしてしまうことで物件を押さえることができます。

申し込みしたからと言って必ずしも契約する必要はありませんし、申し込み後でも内見可能なので人に取られずに確保が可能です。

まとめ

MEMO
  • 賃貸の申し込みは2番手でも契約できる可能性はある
  • キャンセルや1番手の審査落ち確率を考えると繰り上がる確率は約30%前後
  • 申し込みだけして損をすることはほとんどない
  • 一応申し込みだけしておいて同時並行で他の物件を探すのが効率的

大家にとっては1日でも早く入居してもらったほうが利益があがるので賃貸物件というのは基本的に早い者勝ちです。

ただし、1番手で申し込んだ人が必ずしもキャンセルしないとは限りませんし、仮押さえしているだけって可能性はよくあるので2番手でもそこまで悲観することはありません。

一応キープしておいて同時並行で部屋探しをするのが一番後悔のないやり方です。

気に入った物件を確保しやすい部屋探しサイト

スーモやホームズは確かに物件数も豊富で探しやすいサイトですが、新着物件が掲載されるまでにラグがあるので店舗で探している人よりも情報を得るのが遅くなってしまうのが難点です。

せっかく良い物件を見つけても、条件が良い=掲載された時点で成約済みになっていることも多くなってしまいます。

「なら店舗で探せばいいのでは?」と思うかもしれませんが、店舗は取扱物件数が少ないので条件に合う物件は見つかりにくいです。

好条件の物件を探しやすい&新着物件を手に入れやすいサイトとして現段階で有能なのはイエプラです。

イエプラ公式

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運営会社株式会社コレック
口コミ評価(google) (4.1)
対応エリア関東・関西
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物件数対応エリアの8割
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イエプラは自分で物件を探すのではなく、LINE上で賃貸専門スタッフに物件を探してもらうサービスです。

対応エリア内であればほぼすべての物件を紹介できる上に、店舗で探してもらうときと同じスピード感で空室情報を家にいながら得ることができるのが利点。

2024年3月から仲介手数料が無料となっているので初期費用を安くしたい人にもおすすめです。

おとり物件を一切扱っていないので効率的に部屋探しできます。

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