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1階や2階などの低層階であればエレベーターを必要としませんが、高層階に住む場合は階段で毎日上り降りするのはかなり大変です。
気に入った物件が必ずしもエレベーターがついているとは限りませんし、4階や5階程度の中層階となってくるとその他の条件が合致している場合エレベーターなしで生活できるかどうかだけが不安になるかと思います。
今回は賃貸マンションで4階以降に住む際にエレベーターなしだとさすがにきついのかどうかについてまとめてみました!
目次
4階や5階でエレベーターなしはきつい?
4階や5階でエレベーターがないと不便であることは確かですが、その分家賃も高くなります。
suumoジャーナルが男女300名を対象に行った『住んでみて後悔したことランキング』によるとエレベーターがないことによる後悔はだいぶ下位となっていました。
壁の薄さが1位、家賃の高さが6位に対してエレベーターがないことによる後悔は19位です。
つまりエレベーターがないことによる不便さよりも家賃の安さのほうが優先順位は当然上になりますし、壁の薄さによる問題のほうがはるかに大きいということになります。
「家賃も手ごろだけどエレベーターがついていないから借りるか迷う」というケースの回答としては「ちょっと不便だけど選ぶのが正解」ということです。
妥協する優先順位としては間違っていません。
住み心地を重視するなら3階以上はエレベーターがあるほうがいい
エレベーターがなくても生活することは可能ですが、4階や5階となると妥協して生活するのでどうしても住み心地としては悪くなってしまいます。
@niftyが3463名を対象に行った「何階以上に行くときはエレベーターを使うか」という質問に対して一番多かった回答は3階の40%で4階は28%、5階は11%となっています。
これはショッピングモール等に関する質問なので住まいと違いはありますが、2階までであれば賃貸物件でも階段で簡単に上り降りできるので必要ありません。
3階になると階段を使うこと自体が面倒に感じる割合が圧倒的に増えるので、エレベーターがあったほうが便利と感じるようになるのでしょう。
階があがればあがるほど階段を使うよりも楽で時間効率もあがるので住み心地満足度も高くります。
ただしエレベーターがあることにより、管理費も高くなるため家賃バランスを考えるなら3階までなら妥協できる範囲内です。
2階までしかなアパートならエレベーターがないのも頷けますが、4階や5階まであるようなマンションでもエレベーターがついていないことはざらにあります。
建築基準法によれば高さ31メートルを超えるような建物に対しては「非常用昇降機(エレベーター)」の設置が義務付けられています。
高さ31メートルというのはマンションで言うところの7階~10階程度の高さなります。
逆に言えば最大6階建てのマンションならエレベーター設置は義務付けられていないのでついていないことがあっても不思議ではないというわけです。
団地などエレベーターが設置されていない物件の多くは設備コストや維持費削減によることがほとんどです。
4階以上でエレベーターがなくて後悔するケース
家賃を考慮しないのであればエレベーターがついているほうがはるかに住み心地は良く、生活しやすいためデメリットについても把握しておくことが大切です。
4階以上でエレベーターのない物件に住んで後悔している人の意見からデメリットについて紹介していきます。
引っ越し作業が大変になる
自力で荷運びをする場合、すべての家具・家電を階段を使ってお部屋まで持っていく必要があるので、これがかなり大変。
段ボール1箱程度の大きさなら地道に運べばいいですが、洗濯機や冷蔵庫などの大型家電を階段で運ぶのはかなり地獄です。
以前僕は3階建ての3階に引っ越したときに友人と自力で荷運びを行いましたが、腰が壊れるんじゃないかというぐらい疲れました。
あの作業は思い出しても二度とやりたくないと感じるぐらい大変でした。
4階や5階に引っ越すなら必然的に引っ越し業者依頼費用がかかってしまいます。
大型家電の配送手数料が高くなることがある
引っ越しの際に購入する洗濯機や冷蔵庫などは住んでいる階によって配送手数料がかかる場合と無料になる場合があります。
外階段昇降料金 | 内階段昇降料金 | |
---|---|---|
2階 | 無料 | 3,300円~ |
3階 | 1,100円~ | 3,300円~ |
4階 | 2,200円~ | 4,400円~ |
5階 | 3,300円~ | – |
一般的には3階までだったら配送手数料が安かったり無料にしているところが多く、4階以降はエレベーターがついているかどうかで手数料が変わります。
ビックカメラの場合、4階だと2,200円の追加料金がかかります。
階段を使って届けなければならないので当然といえば当然かもしれませんが、エレベーターがないだけで無駄に手数料を取られることになるわけです。
引っ越し業者依頼費用が割増になる
引っ越す階とエレベーターの有無によっても引っ越し業者に依頼したときの費用には差が出ます。
階数 | 加算料金 |
---|---|
2階 | 0円 |
3階 | 10%~20%増し |
4階 | 10%~30%増し |
5階 | 20%~50%増し |
- トラックと部屋の往復時間が長くなり作業時間が増えるため
- 人手が必要とされるため人件費が高くなるため
- 家具家電保険料が高くなるため
1階よりも2階のほうが家具を運ぶのは大変になりますし、階があがればあがるだけ運ぶ時間もかかってしまいます。
時間がかかる=その分人員を補充しなければならないので人件費がかかってしまうため引っ越し費用も高くなるというわけです。
全国的な相場としては、1階上がるごとに1,000円~2,000円前後の幅で金額が高くなります。
つまり、4階や5階に住むとなればそれだけ引っ越し業者に依頼する費用が高くなるので入居時の初期費用と合わせるとかなり痛手になってしまいます。
引っ越し業者によっては3階以上でエレベーターがないと拒否されることもあります。
買い物をした後の階段が大変
普段であれば階段を使うことである程度運動不足が解消できたり、メリットもありますが帰り道にスーパーに寄ってから帰るとかだと確実に荷物が邪魔になります。
普段から使用するバッグ+買い物袋を持ちながら階段を上らないといけなくなるのでしんどさはいつもの倍以上になります。
大きな荷物になればなるほど階段は大変になるので「エレベーターだったら楽だったのに」と後悔することは多いでしょう。
階段の足音が気になることがある
エレベーターがないと必然的に1階に住む人以外の全員が階段を使うことになるため、階段近くの部屋に住んでしまうと足音が気になることがあります。
特に1階の階段近くは頻繁に足音を聞く羽目になったり、遮音性の低い建物の場合は自分の声が他の住人に聞かれてしまう可能性が高いです。
普段足音を意識することはないですが、階段近くに住んでしまうと嫌でも気になってしまうので寝不足やストレスの原因になることもあります。
エレベーターなし物件の場合は階段近くの部屋はなるべく選ばないようにしたほうが良さそうです。
体調不良中の階段がしんどい
これも大荷物の時と同様階段を使わないといけない弊害となりますが、例えば風邪をひいたりして熱を出した時なんかは普段苦痛なく上り降りできた階段が非常にしんどく感じるようになります。
熱があるのにさらにしんどい思いをするのはかなりのデメリットです。
もし足を怪我してしまった場合は階段を上るだけで悪化させる可能性も高いです。
4階や5階でエレベーターがないことによるメリット
まずは4階や5階でエレベーターがないことによるメリットについてみていきましょう。
家賃(管理費)が相場よりも安くなる
エレベーター付きのマンションと比較すると当然設備投資コストがかかっていないので家賃や管理費は安くなります。
一人暮らし用のマンションにエレベーターを設置しようとするとだいたい1,300万円~1,600万円ほどかかるそうです。
4階停止の3人乗りエレベーター本体が600~700万円、建築工事が杭工事+昇降路の建築費で約700~900万円として、合計1,300万円~1,600万円となります。
設備コストは管理費や家賃に上乗せされるため、エレベーターのある物件というのはその分家賃が高くなります。
また、エレベーターなしの物件は団地も多いので相対的に家賃相場自体も低い傾向にあります。
家賃は大きな毎月の出費でしかも固定費となるので安いほうが精神的にも良いです。
家賃が変わらなくてもエレベーター付きの賃貸マンションは【共益費】という形で取っている場合もあります。
共益費はいわゆる管理費で共有部分の修繕・維持に使われるお金です。
選択肢が階段しかないので運動不足を解消できる
エレベーターがついていると運動不足で運動しないといけないとわかっていてもついつい楽をしてしまいます。
階段しかない場合は楽をするという選択肢自体がないので普通に生活しているだけで最低限の運動を行えるというのがメリットの1つです。
選択肢があると人間は楽な方向に逃げてしまう性質を自ら排除していると考えればある意味メリットと言えます。
僕も9階に住んでいて「さすがにちょっとは運動しないとなぁ」と思っていても階段を使うことはほぼありません。
エレベーター待ちを考えずに済む
エレベーターがある物件の場合、例えば友達と遊ぶ約束をしていて駅までかかる時間を計算したときにエレベーターにスムーズに乗れることを考慮してしまいます。
必ずしもエレベーターが自分の階にあるとは限りませんし、ちょうど乗りたいタイミングで1階までエレベーターが下がってしまい、戻ってくるのを待つというのは時間のない場合はかなりロスになります。
実際エレベーター待ちのせいで何度か電車を逃すことがありました。
エレベーターがない場合は最初から階段しか選択肢がなくなるため、階段で下がる時間を正確に考慮して家を出ることができます。
「余裕をもって出ればいいのでは?」と思うかもしれませんが、こういうタイプは性格的にギリギリに出る癖がついているのでなかなか改善するのは難しいんですよね。
エレベーター待ちで気まずくならずに済む
人見知りはエレベーターで他の住人と鉢合わせてしまったり、エレベーター待ちで気まずくなることがあります。
まさに僕もこのタイプで、ちょうど家に帰るときに時間がかぶってしまって乗り合わせるのが少し嫌でした。
エレベーターがそもそもないのであればこういったちょっとした気まずさを感じなくて済みますし、階段を使っていれば鉢合わせたとしても気まずい時間が流れるということは一切ありません。
エレベーターなしマンションに住む前に確認すべきこと
エレベーターなしの物件に住むかどうか迷ったときに最低限確認すべきことがいくつかあります。
同じエレベータなしマンションでも、人によって差があったり物件によって階段の使いやすさも異なるので紹介していきます。
階段の幅や勾配を確認する
引っ越し業者にすべて任せるにしても階段の幅や勾配というのは意外と重要です。
例えば入居の際に自分でベッドや冷蔵庫など大型の家具家電を運ぶ場合、ある程度ゆとりのある階段でなければ運ぶのが大変になってしまいます。
また、1段1段の階段に高さがあると上り降りが苦痛に感じやすくなってしまうので内見時に確認しておきましょう。
引っ越し業者を使うとしても退去の際に粗大ごみとして大型家具・家電を処分することも多いので注意が必要です。
自分の生活で支障が出るか考える
エレベータなしマンションは「よく体調を崩す人」「重たい荷物を持つことが多い人」「飲み会が多い人」「体力がない人」にとっては苦痛に感じることが多くなります。
普通に階段を使うだけならある程度は慣れますが、頻繁に体調が悪くなったり飲み会が多くて泥酔してしまう人は後悔する可能性も高くなります。
自分の生活や健康を考えてから決めるようにしましょう。
リモートワークが多かったり、運動不足を解消したいという目的があるならあえてエレベーターなし物件に住むのがおすすめです。
もっと良い条件の物件は本当にないか確認する
家賃や他の条件が良く、エレベーターなしで迷っている人は非常に多いと思いますが、決めてしまう前に「本当にもっと条件の良い物件はないのか」確認してみましょう。
不動産店舗では物件数が少ないため好条件のお部屋は見つかりにくく、スーモやホームズのようなポータルサイトは新着物件が掲載されるのが遅いため、好条件の物件はすぐに成約済みとなってしまいます。
条件の良い物件を探したいならイエプラがおすすめです。
運営会社 | 株式会社コレック |
---|---|
口コミ評価(google) | ★★★★☆(4.5) |
対応エリア | 関東・関西 |
店舗数 | 2店舗 |
物件数 | 約10万件以上(全体の8割以上) |
仲介手数料 | 基本賃料1ヶ月分+税(保有不動産に依存) |
利用料金 | 無料 |
会員登録 | 必要 |
おとり物件 | 0件 |
特徴 | 自宅にいながら部屋探しができる チャットでやり取りが可能 新着物件を手に入れられる 業者専用サイト「ATBB」が見られる 設定できない細かい条件を伝えられる |
イエプラは家にいながら不動産で探してもらうようなお部屋探しができます。
顔を合わせずにチャットによって細かい条件を伝えることができる上、交渉も文字のやり取りだけで積極的に行ってくれるので悩んでいるお部屋より条件が良くなることもあります。
対応エリアの8割以上は紹介可能で、新鮮度の高い物件情報を手に入れることができるので一人暮らしをする際にかなり重宝します。
今までとは違う方法でもう一度探してみて、なかったら決めるというやり方のほうが後悔も少ないです。
まとめ
- エレベーター以外の条件が整っているなら迷わず選ぶべし
- 不便だが日常生活的には慣れる
- 風邪やケガなどいざというときにエレベーターがないと後悔することはある
- エレベーターがない物件にはメリットもある
エレベーターがあると便利なのは間違いありませんが、階段を使わなくなってしまうので運動不足が気になる人にとって見ればむしろ積極的にそういった物件を選ぶのもありだと思います。
コロナの影響でテレワークが増え、運動不足になっている人も多いのでたまに外出するときぐらいは階段を使ったほうがいいです。
ただし、ある程度年齢が高くなると階段は膝に負担がかかるので年配だと避けたほうがいいのかもしれません。
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