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家賃の安いアパートやマンションではベランダや玄関の外に洗濯機を置くような物件があり、住んで大丈夫なのか不安に感じていませんか?
僕はベランダに置くタイプと玄関入り口外に置くタイプの計2回、合計5年間ほど住んでいたことがあります。
室外洗濯機はやめたほうがいいと思った具体的な理由や意外なメリットについて紹介していきます!
「室外洗濯機はやめとけ」と警告する7つの理由
結論から言えば、室外洗濯機は思っている以上に住む上でデメリットを感じることになるため、基本的にはやめたほうがいいです。
もちろん外置き洗濯機タイプの物件は家賃が安いので「何よりも家賃の安さを優先したい」というのであれば選択肢の1つです。
ただし、室内洗濯機と比べると想像以上に使いづらさ・住みづらさを感じることになります。
具体的に僕が住んで感じた室外洗濯機のデメリットについて紹介していきます。
理由1:故障する確率があがる
部屋に置く場合と比べると当然ながら故障するリスクは高くなります。
内閣府がまとめている『消費動向調査(令和5年3月分)』によれば洗濯機の平均使用年数は10.1年と発表されていて、故障による買い替えは全体の74.2%となっています。
ただし、室外洗濯機の場合は上記の数値よりもかなり早く故障が起こります。
僕が大学時代に使っていた洗濯機も室外タイプで新品を購入してから4年目あたりで脱水ができなくなりました。
洗濯が終わった音が鳴って蓋を開けてみると内部は水が溜まっている状態。
洗濯機を外に置いておけば雨風に晒されたり、砂埃が洗濯機内部にまで付着するので動作不良を起こしやすく、結果的に早く故障してしまうというわけです。
普通に使っていてこんなに早く壊れることは少ないので買い替えるコスト、その分時間を取られるという点においてデメリットです。
理由2:雨風に晒されるので汚れやすい
使用していて思いましたが、室外に洗濯機を置いておくとすぐに汚れてしまいます。
綺麗な状態で使いたくても2週間程度放置しただけで洗濯機の表面には汚れが付着してしまうので最終的に面倒になって掃除するのをやめてしまいました。
本来洗濯機は使用後にふたをあけておいたほうがカビの発生リスクを抑えられたりしていいのですが、室外に洗濯機を置いておくとこれができません。
ふたを開けて放置すれば当然砂埃が内部に入ってしまいますし、余計故障の原因にもつながるので環境的にも最悪な状態です。
理由3:冬場は水が氷ることもある
意外と気付きにくい部分ですが住んでいる地域によっては室外に洗濯機を置いておくと冬場に水が氷るせいで使用不可になることがあります。
水道修理のセーフリーによれば『水道管の凍る温度の目安は4℃』と言われています。
比較的寒暖差の少ない埼玉県に住んでいましたが、冬場に使用しようと思ったら蛇口から一切水が出てこないという状態に陥りました。
こうなると蛇口の氷が解けるのを待つか、室内から水を汲んだりしなければなりません。
室内洗濯機の場合は水道管が内部に通っているので暖房により寒い地域でなければ凍る心配がありませんが、室外洗濯機は水道管が外に晒されている状態となるため凍りやすい傾向があります。
昼間の日が出ている時間帯なら問題ありませんが、早朝や夜遅くに洗濯機を回そうと思っても水が出ないといった問題が発生します。
理由4:盗難の被害に遭いやすくなる
彼女と同棲していた時に起こったことですが、当時住んでいた物件はドア横に洗濯機を置くタイプで洗濯が終わってから数分間放置していてフタを開けたら下着が盗まれていました。
おそらく犯人は女性が住んでいることがわかっていたので隣人や近隣の住人であることは間違いありませんが、室内洗濯機ではまず起こらないようなケースです。
防犯性を考えると女性は室外に洗濯機を置くタイプの物件はやめておいたほうが良いな、と思います。
やろうと思えば同じ物件に住んでいる人だったら誰でも犯行可能ですからね。
理由5:洗濯終了の音が聞こえづらいので忘れがち
これも室外洗濯機と比較した時のデメリットです。
外に洗濯機があるせいで洗濯が終わった時のアラーム音が聞こえにくいので、忘れていてそのまま放置してしまうことも珍しくありません。
室内であれば洗濯していたことを忘れていてもアラームで知らせてくれるのですぐに干すことができますが、室外だと忘れたままになって再度洗濯する羽目になることがあります。
理由6:洗濯時の音が大きいので夜は使えない
防音性の高いRC造であれば室内洗濯機物件なら夜に洗濯しても隣人に音が聞こえてしまう心配はありませんが、室外洗濯機の場合は洗濯時の音がもろに聞こえてしまうので夜や朝方に使いづらいというデメリットがあります。
木造アパートの室内洗濯機も音は聞こえやすいのでアパートならあまり関係ない話かもしれませんが、自分の使いたい時間帯に使えない(使いづらい)というのは少しストレスを感じる部分だと思います。
仕事が忙しかったり生活リズム的に昼間洗濯できない人もいるでしょうからね。
深夜とかに使おうものなら隣人がその音のせいで起きてしまって管理会社にクレームを入れられてしまう可能性すらあります。
理由7:洗濯時に隣人と鉢合わせて気まずくなる
ベランダタイプなら問題ありませんが、玄関前に設置されているタイプでは洗濯時や洗濯物を回収する際に隣人と鉢合わせる機会がかなり多いです。
ちょうど洗濯をしているときに隣人が出てきたり、外出先から帰ってくると気まずさを感じます。
個人的には隣人とはなるべく鉢合わせしたくなかったので、洗濯するときはなるべく時間をかけないように手短に作業していました。
物件全体が外置き型になっているため、同様に隣人が洗濯中に顔を合わせてしまったりと鉢合わせる機会は多いのが難点です。
女性の一人暮らしとなると、鉢合わせがきっかけで盗難や不法侵入などの被害に遭う可能性も否定できません。
一人暮らしで外置き洗濯機物件を選ぶメリット
室内洗濯機であれば起こりえないような問題やデメリットは多いものの、当然メリットもあります。
家賃が安い
室内に洗濯機置き場がある物件に比べると当然ながら需要が低くなるので相場よりも5,000円~10,000円前後は家賃が安くなる傾向があります。
さらに新築で室外洗濯機置き場の物件は非常に少なく、ほとんどは少し築年数が古めの物件ということになるのでより家賃が安くなります。
家賃は正直言って無駄金でしかないので毎月のコストを抑えることができるのがなんだかんだで最大の魅力だと思います。
1万円安いだけでも年間で12万円お得ですからね。
洗濯機スペース分広くなる
室内に洗濯機を置く場合はたいていワンルームや1Kなら冷蔵庫横かもしくは脱衣所部分になると思います。
室外に洗濯機を置くタイプの物件ではそのスペースをまるまるカットすることができるのでリビング部分を広くとれるような構造になるというわけです。
確かに僕が最初に住んだ木造アパートも部屋は8畳ありましたし、2回目は10.5畳というかなりの広さでした。
室内の広さが変わらない場合はその分さらに家賃が安くなっているはずです。
ベランダに洗濯機があると干しやすい
室外洗濯機はベランダに置くタイプのものと入り口ドアの横に置くタイプの2種類があります。
ベランダに置くタイプの洗濯機だと洗濯が終わった後にわざわざ運ばなくてもそのまま物干し竿に干すことができるのでかなり便利です。
手間はかかりませんし、無駄に洗濯カゴを購入する必要もないのでラクでした。
ベランダ置きとドア横置き洗濯機の使用感の違い
室外洗濯機はベランダに置けるタイプの物件と入り口ドアのすぐ横に置くタイプの物件があります。
同じ室外洗濯機でも使用感が違うので実際にどちらにも住んでみて感じた使用感の違いについてまとめてみました。
ベランダ置き | 玄関外置き | |
---|---|---|
干しやすさ | ||
洗濯終了音 | ||
盗難被害 | ||
設置・処分 |
比較してみるとドア横置きの物件よりもベランダに洗濯機があるような物件のほうが明らかに優れています。
女性で仕方なく室外洗濯機の物件に住むのであればせめてベランダに置くタイプのほうが盗難被害とかを考えるとおすすめです。
ドア横洗濯機は購入後に設置しやすくて、粗大ごみとして処分するときもそのまま運ぶことができるのが唯一のメリットです。
短い期間住むのであればいいですが、普通に住むならベランダに置くタイプの物件を選びましょう。
外置き洗濯機物件に住む上での対策
外置き洗濯機は盗難被害や汚れの目立ちなど様々な問題が発生やすいため、最低限住む上では対策が必要です。
とにかく安いメーカーを選ぶ
デメリットからもわかるように室外洗濯機は汚れやすくて故障もしやすいものです。
高い洗濯機を選んだところでその洗濯機は次の引っ越し先では基本的に使うことができません。
室外に置いていたものを室内に置くのは抵抗を感じる人も多いでしょうし、何より汚いので新しく買い替える人がほとんどだと思います。
以上の点から住んでいる期間使えればいいのでなるべく安い洗濯機を選んだ方が良いです。
同じ機能でもメーカーによっては高くついたりするので新品を購入するなら安いメーカーで十分。
国産よりも海外製の洗濯機のほうが安い傾向があります。
ブランド名 | 生産地 | 価格帯 (4.5kg~5.0kg) |
---|---|---|
東芝 | 日本製 | 3.5万円~4.5万円 |
アイリスオーヤマ | 日本製 | 2.5万円~3.0万円 |
マクスゼン | 日本製 | 2.0万円~2.5万円 |
ハイアール | 中国製 | 2.5万円~3.0万円 |
ハイセンス | 中国製 | 2.5万円~3.0万円 |
室外洗濯機は汚れるので引っ越し時にリサイクルショップに売ろうとしても拒否されることも多々あるので高いメーカーを選んでも利点が少ないです。
中古品にあまり抵抗がない場合は新品ではなくリサイクルショップ等で購入できるような型落ちの洗濯機を選ぶべきだと思います。
リサイクルショップの洗濯機はしっかりと内部の汚れを落としてから販売しているので意外と綺麗なものも多く、保証も効いたりするのでリスクも低くておすすめです。
もっと安く手に入れたいのであればジモティーなどのフリマアプリを利用するというのも手です。
僕の場合は2回目に室外洗濯機を選ぶ際はジモティーで4,000円程度で国内の有名メーカーのものを手に入れられました。
最終的には処分することになったので別に有名メーカーじゃなくてもよかったんですけど、格安なのでかなりお買い得でした。
洗濯機にカバーをかける
洗濯機を野ざらしにしていると砂埃や雨風にさらされてしまうため、劣化しやすいすぐに故障してしまう可能性があります。
使用していないときの汚れを防ぐためにはカバーをつけるようにしましょう。
比較的安価でカバーは購入できるので、壊れるリスクを考えるなら必需品です。
面倒臭がりだと毎回洗濯のたびにカバーを外したりつけたりするのが嫌になるかもしれませんが、洗濯機は保証期間が過ぎてから壊れるのがほとんど。
洗濯が終わったらすぐに干す
放置しているとそれだけ盗難被害に遭うリスクも高くなるため、洗濯が終わったらすぐに干すように意識しましょう。
特に女性の場合は警戒していないと隣人から狙われる可能性すらあるので本当に気を付けてください。
スマホでタイマーをセットしておくと、ちょうど終わる時間になるとアラームが鳴るので外置き洗濯機でも忘れる心配がありません。
洗濯中はリビングの扉を開けておくと外からの洗濯終了音が聞こえるのでおすすめです。
洗濯かごを用意しておく
ベランダに設置してある洗濯機であればそのまま干すことができるのでいりませんが、玄関前タイプなら洗濯かごは必須です。
すばやく洗濯物を回収することができるので「なるべく隣人と顔を合わせたくない人」や「不審者に目を付けられたくない人」にとっては特におすすめです。
1回ですべて入りきるサイズの洗濯かごを用意しておく、終わったらすぐに回収して干すことを意識しましょう。
まとめ
- 室外洗濯機は汚れやすく壊れやすい
- そのぶん家賃が安いのが一番の魅力
- 購入するなら中古or安いメーカーの洗濯機がおすすめ
- 女性が住むならせめてベランダ置き洗濯機の物件
室外洗濯機タイプの物件は決して悪いわけではないですが、室内洗濯機と比較すると当然デメリットも大きいので住むならしっかりと把握した上で選ぶようにしてください。
また、室外洗濯機は基本的に使い捨てるような感じになるので安物や中古品を購入したほうが後悔は少なくて済みます。
「室外洗濯機は嫌だけど家賃が安いから・・・」という理由で選ぶ場合はコインランドリーという選択も取ることができるので費用面を考えてみましょう。
一人暮らしに洗濯機はいらない?コインランドリーとどっちが安い?住む年数にもよりますが、意外と買うより安く済むこともあります。