一人暮らしに洗濯機はいらない?コインランドリーとどっちが安い?

一人暮らしを始めたらまず洗濯機や冷蔵庫を購入して・・・というのが一般的ですが、アパートによってはコインランドリーが備え付けられているところも少なくありません。

一見、コインランドリーは一回の洗濯で200円~300円ほど取られてしまうので洗濯機を買った方が安いように思えますが実際どちらがオトクなのでしょうか。

今回は洗濯機を購入した方が良いのか、それともコインランドリーを利用した方が安いのか、購入してどのぐらいで元が取れるの計算してみて一人暮らしに洗濯機が本当に必要なのかいらないのかまとめてみました。

一人暮らしに洗濯機はいらない?

洗濯機の費用や、洗濯機がない場合の手間を考えると1年4か月以内に退去しないのであれば洗濯機は購入したほうが良い、というのが結論です。

一人暮らしだと一度にそれほど多くの洗濯物が出ないため、なくてもコインランドリーを使用したりすれば生活できるという意見もあります。

僕自身引っ越して初めの数週間は洗濯機が届かずにコインランドリーだけで生活していましたが、確かに生活できないことはないと感じました。

ただ、かかる費用を計算するとコインランドリーを週に1回利用の場合は1年4か月ほどでペイ出来てしまいます。

これを踏まえると”いらない”という人は1年4か月未満で退去する予定の人、それ以上住むなら購入したほうが結果的に安く済むし、労力もかからないというわけです。

これはあくまで計算上の話で、洗濯機がいらない派と必要派の意見をそれぞれまとめてみたので参考にしてみてください。

いらない派の意見

洗濯機いらない派というのは少数派です。

洗濯機がいらない理由
  • コインランドリーで洗濯&乾燥ができるため
  • 下着など小さいものであれば手洗いすることも可能なため
  • 一人暮らしだと高頻度で洗濯することがないため

コンランドリーが近くにあれば一度にまとめて多くの洗濯物を洗濯することができますし、同時に乾燥機も使えるので便利なのは間違いありません。

コインランドリーであれば雨の日に左右されずに乾燥機が使えるので天候に左右されないという点は魅力です。

中には手洗いで済ませている人もいるみたいですが、さすがにいちいち手洗いすると時間もかかりますし、しっかりと洗えているか微妙な部分もあるのでどうかと思いますが、お風呂に入るついでにやる人もいるみたいですね。

必要派の意見

洗濯機が必要な理由
  • コインランドリーが近くにないと行くのが面倒
  • コインランドリーに使う時間がもったいない
  • お金がかかるのでトータルコストが高くなる

洗濯機を持たない人は近くのコンランドリーを利用することになりますが、家からわざわざ外に出て洗濯物を洗いに行くという工程が面倒という意見も多いですね。

距離が離れていたら終わるまで待たなきゃいけなくなりますし、そこからさらに乾燥もやれば1時間を無駄に過ごすこともあります。

また、1回あたりのコストはそこまで高くありませんが何度も使用していれば当然かなりお金もかかってしまうので洗濯機があったほうが良いという意見も多いです。

洗濯機を購入する値段と洗濯1回あたりの値段を考えてみる

洗濯機を持つ場合は比較的高額である洗濯機を購入する費用はもちろん、水道代と電気代がかかってきます。

コインランドリーの場合は購入する費用は削減できるものの、洗濯するごとに少額がかかってくる上に乾燥機も使うとなるとさらにコストがかかります。

下記の計算式により、洗濯機を購入するとどの程度で元が取れるのがわかります。

洗濯回数洗濯機代÷(コインランドリー利用料-30円)

実際にどの程度の費用になるのか洗濯機とコインランドリーのコストを計算してみました。

洗濯機にかかるコスト

洗濯機を購入して部屋に置くのとコインランドリーはどっちが安くて得か計算してみた

洗濯機の値段 約35,000円
1回の電気水道代 約30円
1ヶ月でかかる金額 約300円
1年でかかる金額 約3,600円
合計(年間) 約38,600円

一人暮らし用の洗濯機(4.5L~5.5L)のサイズの平均価格は35,000円ほど。安いものだと30,000円程度で購入できますが、大手メーカーだと自然と値段も高くなります。

1回洗濯するには電気代+水道代で約30円かかります。

一人暮らしの洗濯頻度は週に何回がベスト?水道代や電気代を計算してみた

内訳としては水道代が27円~28円ほどで電気代が1回あたり2円~3円ほど。

一人暮らしの場合は毎日洗濯するということはないので週に2回~3回、1ヶ月に約10回ほど洗濯機を回すと仮定します。

洗濯による1か月あたりの水道代・電気代は約300円ほど。1年間で3,600円ほどかかる計算になります。

水道代や電気代に関しては大した値段ではないですね。

洗濯機の種類によっても金額に違いが出ますが、高くても1回あたり30円程度なのでそこまで考えなくて良いでしょう。

コインランドリーにかかるコスト

洗濯機を購入して部屋に置くのとコインランドリーはどっちが安くて得か計算してみた

洗濯1回の料金 約300円
乾燥機の料金 約300円
1ヶ月の料金(週1回) 約2,400円
合計(年間) 約28,800円

コインランドリーの場合は洗濯機を購入することもありませんし、水道代や電気代もかかりませんが平均して1回あたり約300円の洗濯代がかかります。

安いところだと200円で洗濯できますが、最近は300円のところが多いですね。

コインランドリーの場合は一人暮らし用の洗濯機と違って容量が大きいのでこまめに使用しなくても週末にまとめて洗濯することが多いと思います。

そのほうがお金もかからないので週1と仮定して計算しました。

また、洗濯をするとなれば同時に乾燥機をかける人も多いと思います。洗濯だけして家に帰ってからわざわざ干すよりもその場で乾燥をかけて畳んでしまったほうが効率的ですからね。

乾燥機は10分あたり100円で1回の洗濯だと20分~30分ほどが目安。週1の洗濯物量なら多いので30分ほど回さないと乾かない可能性が高いです。

節約したい場合は乾燥機はかけずに家で干した方が良いと思います。

コインランドリーの利用って結構高いです。

アパートに備え付けのところもあるみたいで、そういう併設された物件は1回あたり100円程度で洗濯できるみたいですね。

1年間のみで考えるとコインランドリーのほうが安く済みますが、1年4か月ほどで同程度の費用がかかり、それ以降は洗濯機のほうが安く済みます。

つまり、1年4か月以上住むのであれば洗濯機を購入したほうがお得というわけです。

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コインランドリーを利用するメリットとデメリット

よほどお金に困っていない限りは長期的に考えると洗濯機を購入した方が安上がりなのは明らかですが、当然メリット・デメリットどちらもあるので総合的に判断していく必要があります。

コインランドリーを利用するメリット

コインランドリーを利用することにもある意味メリットはあります。

メリット
  • 一度に大量の洗濯物を回せる
  • 引っ越しの時に洗濯機を運ぶ手間が省ける
  • 布団などの大きな洗濯物を洗濯できる
  • 乾燥機を使うことで雑菌を除去できるため、部屋干しの臭いを防げる

一人暮らし用の洗濯機だとさすがに大きすぎる布団とかは洗濯できないのでそういう場合だけコインランドリーを利用するようにしています。

また、洗濯物あるあるの1つである「洗濯したのになんか臭い」状態。これって雑菌が繁殖して起こる現象なんですけど、一度雑菌が増えてしまうと洗っても除去しきれません。

滅菌するには熱いお湯をかけるなどの手間がかかります。

そこで使えるのがコインランドリーにある【乾燥機】です。

乾燥機で洗濯物を高温で暖めることにより事実上、滅菌できます。

僕はこういった場合にのみコインランドリーを利用しています。

コインランドリーを利用するデメリット

デメリット
  • わざわざ洗濯物を持っていかなければならない
  • 使えば使うほどコストがかかる
  • 混んでいると使用できないことがある
  • 近くにないと行くのが超面倒
  • 持って帰るのが面倒

自分が住んでいる物件に併設されているならまだしも、コインランドリーに毎回大量の洗濯物を持っていくってかなり面倒です。

近くにあるなら問題ありませんが、自転車で行かないとないような距離感だとかなり面倒です。

コインランドリーは雨の日でも乾燥機があるので乾かせることもメリットの1つですが、同時に遠ければ雨の日に行くこと自体が億劫になります。

洗濯物の量が多くなればなるほど運ぶのも大変。僕は一度コタツ布団を洗濯しようとしてコインランドリーを使用したことがあるんですけど、自転車でしか行けないような距離で運ぶのも大変でなおかつ歩行者に見られるのが地味に恥ずかしかったです。

しかもこたつ布団のようにおおきなものは大容量の洗濯機を使うことになるので洗濯+乾燥合わせて1,000円以上かかってしまいました。

洗濯機の特徴

基本的には洗濯機を購入してコインランドリーはほとんど使わない人のほうが多いですが、同様にメリット・デメリットがあります。

洗濯機を購入するメリット

メリット
  • 洗濯したいタイミングですぐに洗濯できること
  • 1度購入してしまえばコストをあまり考える必要がない
  • 自分の好きな匂いの柔軟剤等で洗濯できる
  • 洗濯カゴ代わりとして使用できる

洗濯機を普段使っている人はメリットについて考えたことはないと思いますが、コインランドリーと比較すると自分が洗濯したいと思った時にすぐに使えるのがラクで良い点だと思います。

コインランドリーの場合、最近は「洗剤入り」と書かれていることが多いので自分で洗剤を決めることができなかったしますが、自宅で洗濯すれば好きな洗剤、好きな柔軟剤で洗濯できるので好みの匂いにすることができます。

それと一人暮らしだとお風呂に入る時に洗濯カゴの代わりに直接洗濯機に服を放り込むことができるのも生活する上では良い点だと感じました。

あとはボタンを押すだけですからね。

洗濯機を購入するデメリット

デメリット
  • 購入するのに結構な金額がかかる
  • 容量的に洗えないもの(大きな布団)があること
  • 定期的に洗濯槽の掃除をしなければならない(臭いの原因になる)
  • 定期的に洗剤や柔軟剤を購入しなければならない
  • 洗濯後に干すのが面倒
  • 雨の日は浴室乾燥機がないと部屋干しの選択肢しかない
  • 壊れる可能性がある

最大のデメリットは購入にかかるコスト。

お金がかかることはもちろん新居に引っ越す時ってすぐに洗濯機は使えるようにしたいですから事前に購入して届くようにしなければならないのでちょっと面倒です。

また自分のものになった以上は定期的にメンテナンス(カビ対策)を行う必要があるのも地味に面倒な点。

乾燥機が使えない洗濯機の場合は洗濯後に干さないといけないんですけど、これがかなり面倒で僕は嫌いです。乾燥機付きのドラム式はいつか欲しいって思っていますが10万円以上するので手が出せないのが現状。

もし万が一壊れた時に1年間や2年間は保証がききますが、それを越えると保証切れとなるので修理するか新しい洗濯機を購入する羽目になります。

僕は学生の時に購入した洗濯機が3年目で壊れてしまい、洗濯完了しているのに脱水ができないという故障に陥りました。

電話して修理をお願いしようと思いましたがかなりお金がかかるということで断念。

こういう大型家電って保証期間が終わったぐらいのタイミングで壊れてしまうのも厄介な点ですね。

国税庁が定める洗濯機の耐用年数は6年となっていて、買い替えまでの使用年数平均は10.2年というデータがあります。

10年使えればかなり安い買い物ですが、外置き洗濯機だったり安い洗濯機だと数年で壊れてしまうこともあるのが難点。

2年間使用した洗濯機はいくらで売れるの?

購入したときに35,000円ほどした洗濯機ですが、ちょうど2年経ち、契約更新の時期に同棲することになったのでリサイクルショップで売ることにしました。

状態も綺麗だったのでちょっと期待しつつ近くの2ndストリート(リサイクルショップ)に売りにいったところ、約6,000円で買い取ってもらうことができました。

値段としては購入金額の6分の1ほどなので高くはないですが、まだ数年で状態が綺麗だと割と値段をつけてくれるリサイクルショップも多いです。

これを踏まえた上でもやっぱり洗濯機は購入すべきですね。

今住んでいる物件は当初、洗濯機を購入しないで生活しようと思っていましたが、洗濯のたびにコインランドリーに行くという手間が面倒過ぎて諦めて買いました。

マンスリー契約のような短期間しか住まない人にとってはわざわざ買う必要はないですが、1年以上住むなら購入した方がメリットも大きいのでおすすめします。

まとめ

MEMO
  • 洗濯機を購入したほうが良いという意見が多数派
  • 1年4か月以上住むのであれば洗濯機は購入したほうが安く済む
  • 洗濯機は2年使っても約6,000円ほどで売ることができる
  • 短期的に住むならコインランドリーだけの生活もあり

洗濯機は生活する上で必要なものなので基本的には購入しておいたほうが良いと思います。

ただ、コインランドリーが併設されている物件や近くに激安のコインランドリーがあるようなら取りあえずなくても可といった印象。

洗濯機は次に引っ越す時にもそのまま持っていくことが多いので買っておいて損はありません。

買い替えるにしても下取りで安くなる可能性もあるのでトータルコストは安いように思います。

1年しか住まないようなら購入は先延ばしにして構いません。結局引っ越し業者に依頼してもお金が余計にかかるだけなので。

参考までに。

一人暮らしで洗濯物を部屋干しするならどこ?干すスペースを確保する方法

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