一人暮らしに洗濯機はいらない?コインランドリーとどっちが安い?

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

一人暮らしを始めたらまず洗濯機や冷蔵庫を購入、というのが一般的ですが、アパートによってはコインランドリーが備え付けられているところも少なくありません。

一見、コインランドリーは一回の洗濯で200円~300円ほど取られてしまうので洗濯機を買った方が安いように思えますが、実際どちらがオトクなのでしょうか。

今回は洗濯機を購入した方が良いのか、それともコインランドリーを利用した方が安いのか、購入してどのぐらいで元が取れるの計算してみて一人暮らしに洗濯機が本当に必要なのかいらないのかまとめてみました。

一人暮らしに洗濯機はいらない?

洗濯機の費用や、洗濯機がない場合の手間を考えると1年4か月以内に退去しないのであれば洗濯機は購入したほうが良い、というのが結論です。

SNSで調べたみた結果、一人暮らしをしている8割以上の人が『洗濯機は必要』と回答しています。

洗濯機を持たない人は近くのコンランドリーを利用することになりますが、家からわざわざ外に出て洗濯物を洗いに行くという工程が面倒という意見も多いですね。

距離が離れていたら終わるまで待たなきゃいけなくなりますし、そこからさらに乾燥もやれば1時間を無駄に過ごすこともあります。

また、1回あたりのコストはそこまで高くありませんが何度も使用していれば当然かなりお金もかかってしまうので洗濯機があったほうが良いという意見も多いです。

ほとんどの人は当たり前のように洗濯機を購入していますが、洗濯機を買わずに生活している人がいるのも事実です。

まずは『一人暮らしに洗濯機がいらない』と言われる理由について紹介していきます。

コインランドリーで代用できるため

洗濯機がないからといって生活できないことはなく、コインランドリーを代用すれば生活に支障が出ることなく過ごすことができます。

コインランドリーの利用は洗濯・乾燥に各300円ほどかかりますが、容量も大きいため週に1回に抑えることでコスパよく利用することができます。

僕自身引っ越して初めの数週間は洗濯機が届かずにコインランドリーだけで生活していましたが、確かに生活できないことはないと感じました。

コインランドリーが近くにない場合は少し面倒に感じるかと思いますが、意外と近場にあるケースは多いので不便さはあまり感じません。

コインランドリーでは乾燥機能も使用できるため、天候に左右されずに洗濯物を確実に乾かせるといったメリットもあります。

一人暮らしだと洗濯物の量も少ないため

家族で住んでいる場合、毎日洗濯物を回さなければなりませんが一人暮らしの場合は1日でそれほどの量は溜まりません。

よく洗濯物を回す人でも2日~3日に1回程度、忙しい人なら1週間に1回まとめているケースもあります。

量が少なければ洗濯機がなくても手洗いが可能だったり、多少溜まってしまったらコインランドリーでまとめて洗うという選択肢もあります。

購入費用がもったいない

洗濯機の購入を迷っている人の多くは『大金を使ってまで買いそろえる必要があるか』という懸念点を持っています。

一人暮らし向けの洗濯機は安くても約3万円~が相場です。

高額ではないにしても軽く出せる金額でもなく、他にも冷蔵庫やその他の家具を揃えようとすると高くついてしまいます。

洗濯機を買わなければその分の費用を他に回したり、貯蓄することができるといった利点も大きいです。

退去のときに処分の手間がかかるため

いつ引っ越すかは人によりますが、退去する際は必ず処分するか引っ越し先に持っていく必要があります。

洗濯機の耐用年数は6年~7年ほどですが、安い洗濯機や外置き洗濯機の場合はそれよりも早く壊れてしまいます。

僕が初めて一人暮らしした物件は外置き洗濯機だったのでわずか3年と少しで壊れてしまい、脱水機能が使えなくなってしまいました。

引っ越し業者に頼るにしても費用分が上乗せされますし、自分で運ぶとなるとかなり重たいので大変です。

処分するにしてもリサイクルショップで売るにしてもひと手間がかかるので、ないほうが身軽に引っ越しできるのは確かですね。

洗濯機を購入とコインランドリーはどっちが安い?

長期的に利用する場合は洗濯機を購入したほうが1回あたりの費用を抑えることができますが、短期的な利用ではコインランドリーのほうが安い場合もあります。

洗濯機を購入して週2回使用した場合の料金とコインランドリーの洗濯+乾燥を週1回利用したときの料金をそれぞれ比較してみました。

洗濯機コインランドリー
1ヶ月あたりの洗濯代
(2年使用で計算)
約1,698円
(週2回使用時)
約2,400円
(週1回利用時)
1年間の総費用約37,880円
(週2回使用時)
約28,800円
(週1回利用時)
2年間の総費用約40,760円
(週2回使用時)
57,600円
(週1回)
※洗濯機の値段を3.5万円で計算

2年間利用する場合は洗濯機を購入したほうが明らかにお得ですが、1年のみの使用ならコインランドリーだけで生活したほうがお得になります。

コインランドリーをもっと利用する場合や乾燥機を使わない場合には料金も変わってくるのであくまで目安ですが、短期的に引っ越す予定であれば洗濯機を持たないという選択肢もありというわけです。

下記の計算式により、洗濯機を購入するとどの程度で元が取れるのがわかります。

洗濯回数洗濯機代÷(コインランドリー利用料-30円)

洗濯機にかかるコスト

洗濯機を購入して部屋に置くのとコインランドリーはどっちが安くて得か計算してみた
洗濯機の値段約35,000円
1回の電気水道代約30円
1ヶ月でかかる金額
(週2回の使用)
約240円
1年でかかる金額約2,400円
2年間の総費用約40,760円
(週2回使用時)

一人暮らし用の洗濯機(4.5L~5.5L)のサイズの平均価格は35,000円ほど。安いものだと30,000円程度で購入できますが、大手メーカーだと自然と値段も高くなります。

1回洗濯するには電気代+水道代で約30円かかります。

内訳としては水道代が27円~28円ほどで電気代が1回あたり2円~3円ほど。

水道代や電気代に関しては大した値段ではないですね。

洗濯機の種類によっても金額に違いが出ますが、高くても1回あたり30円程度なのでそこまで考えなくて良いでしょう。

コインランドリー1回の利用で約600円かかるので、洗濯機の値段を3.5万円と仮定すると約61回以上洗濯すれば元を取ることができます。

週2回洗濯かつコインランドリーを週1回利用とするなら約1年4か月で購入額を含めた1回あたりの利用料が576円となるため、コインランドリー1回の使用量600円を下回ります。

コインランドリーにかかるコスト

洗濯機を購入して部屋に置くのとコインランドリーはどっちが安くて得か計算してみた
洗濯1回の料金約300円
乾燥機の料金約300円
1ヶ月の料金
(週1回)
約2,400円
合計(年間)約28,800円

コインランドリーの場合は洗濯機を購入することもありませんし、水道代や電気代もかかりませんが平均して1回あたり約300円の洗濯代がかかります。

安いところだと200円で洗濯できますが、最近は300円のところが多いですね。

コインランドリーの場合は一人暮らし用の洗濯機と違って容量が大きいのでこまめに使用しなくても週末にまとめて洗濯することが多いと思います。

そのほうがお金もかからないので週1と仮定して計算しました。

また、洗濯をするとなれば同時に乾燥機をかける人も多いと思います。

洗濯だけして家に帰ってからわざわざ干すよりもその場で乾燥をかけて畳んでしまったほうが効率的ですからね。

乾燥機は10分あたり100円で1回の洗濯だと20分~30分ほどが目安。週1の洗濯物量なら多いので30分ほど回さないと乾かない可能性が高いです。

節約したい場合は乾燥機はかけずに家で干した方が良いと思います。

コインランドリーの利用って結構高いです。

アパートに備え付けのところもあるみたいで、そういう併設された物件は1回あたり100円程度で洗濯できるみたいですね。

1年間のみで考えるとコインランドリーのほうが安く済みますが、1年4か月ほどで同程度の費用がかかり、それ以降は洗濯機のほうが安く済みます。

つまり、1年4か月以上住むのであれば洗濯機を購入したほうがお得というわけです。

コインランドリーを利用するメリットとデメリット

よほどお金に困っていない限りは長期的に考えると洗濯機を購入した方が安上がりなのは明らかですが、当然メリット・デメリットどちらもあるので総合的に判断していく必要があります。

コインランドリーを利用するメリット

コインランドリーを利用することにもある意味メリットはあります。

メリット
  • 一度に大量の洗濯物を回せる
  • 引っ越しの時に洗濯機を運ぶ手間が省ける
  • 布団などの大きな洗濯物を洗濯できる
  • 乾燥機を使うことで雑菌を除去できるため、部屋干しの臭いを防げる

一人暮らし用の洗濯機だとさすがに大きすぎる布団とかは洗濯できないのでそういう場合だけコインランドリーを利用するようにしています。

また、洗濯物あるあるの1つである「洗濯したのになんか臭い」状態。雑菌が繁殖して起こる現象なんですけど、一度雑菌が増えてしまうと洗っても除去しきれません。

滅菌するには熱いお湯をかけるなどの手間がかかります。

そこで使えるのがコインランドリーにある【乾燥機】です。

乾燥機で洗濯物を高温で暖めることにより事実上、滅菌できます。

僕はこういった場合にのみコインランドリーを利用しています。

コインランドリーを利用するデメリット

デメリット
  • わざわざ洗濯物を持っていかなければならない
  • 使えば使うほどコストがかかる
  • 混んでいると使用できないことがある
  • 近くにないと行くのが超面倒
  • 持って帰るのが面倒

自分が住んでいる物件に併設されているならまだしも、コインランドリーに毎回大量の洗濯物を持っていくってかなり面倒です。

近くにあるなら問題ありませんが、自転車で行かないとないような距離感だとかなり面倒です。

コインランドリーは雨の日でも乾燥機があるので乾かせることもメリットの1つですが、同時に遠ければ雨の日に行くこと自体が億劫になります。

洗濯物の量が多くなればなるほど運ぶのも大変。僕は一度コタツ布団を洗濯しようとしてコインランドリーを使用したことがあるんですけど、自転車でしか行けないような距離で運ぶのも大変でなおかつ歩行者に見られるのが地味に恥ずかしかったです。

しかもこたつ布団のようにおおきなものは大容量の洗濯機を使うことになるので洗濯+乾燥合わせて1,000円以上かかってしまいました。

洗濯機の特徴

基本的には洗濯機を購入してコインランドリーはほとんど使わない人のほうが多いですが、同様にメリット・デメリットがあります。

洗濯機を購入するメリット

メリット
  • 洗濯したいタイミングですぐに洗濯できること
  • 1度購入してしまえばコストをあまり考える必要がない
  • 自分の好きな匂いの柔軟剤等で洗濯できる
  • 洗濯カゴ代わりとして使用できる

洗濯機を普段使っている人はメリットについて考えたことはないと思いますが、コインランドリーと比較すると自分が洗濯したいと思った時にすぐに使えるのがラクで良い点だと思います。

コインランドリーの場合、最近は「洗剤入り」と書かれていることが多いので自分で洗剤を決めることができなかったしますが、自宅で洗濯すれば好きな洗剤、好きな柔軟剤で洗濯できるので好みの匂いにすることができます。

それと一人暮らしだとお風呂に入る時に洗濯カゴの代わりに直接洗濯機に服を放り込むことができるのも生活する上では良い点だと感じました。

あとはボタンを押すだけですからね。

洗濯機を購入するデメリット

デメリット
  • 購入するのに結構な金額がかかる
  • 容量的に洗えないもの(大きな布団)があること
  • 定期的に洗濯槽の掃除をしなければならない(臭いの原因になる)
  • 定期的に洗剤や柔軟剤を購入しなければならない
  • 洗濯後に干すのが面倒
  • 雨の日は浴室乾燥機がないと部屋干しの選択肢しかない
  • 壊れる可能性がある

最大のデメリットは購入にかかるコスト。

お金がかかることはもちろん新居に引っ越す時ってすぐに洗濯機は使えるようにしたいですから事前に購入して届くようにしなければならないのでちょっと面倒です。

また自分のものになった以上は定期的にメンテナンス(カビ対策)を行う必要があるのも地味に面倒な点。

乾燥機が使えない洗濯機の場合は洗濯後に干さないといけないんですけど、これがかなり面倒で僕は嫌いです。乾燥機付きのドラム式はいつか欲しいって思っていますが10万円以上するので手が出せないのが現状。

もし万が一壊れた時に1年間や2年間は保証がききますが、それを越えると保証切れとなるので修理するか新しい洗濯機を購入する羽目になります。

僕は学生の時に購入した洗濯機が3年目で壊れてしまい、洗濯完了しているのに脱水ができないという故障に陥りました。

電話して修理をお願いしようと思いましたがかなりお金がかかるということで断念。

こういう大型家電って保証期間が終わったぐらいのタイミングで壊れてしまうのも厄介な点ですね。

国税庁が定める洗濯機の耐用年数は6年となっていて、買い替えまでの使用年数平均は10.2年というデータがあります。

10年使えればかなり安い買い物ですが、外置き洗濯機だったり安い洗濯機だと数年で壊れてしまうこともあるのが難点。

2年間使用した洗濯機はいくらで売れるの?

購入したときに35,000円ほどした洗濯機ですが、ちょうど2年経ち、契約更新の時期に同棲することになったのでリサイクルショップで売ることにしました。

状態も綺麗だったのでちょっと期待しつつ近くの2ndストリート(リサイクルショップ)に売りにいったところ、約6,000円で買い取ってもらうことができました。

値段としては購入金額の6分の1ほどなので高くはないですが、まだ数年で状態が綺麗だと割と値段をつけてくれるリサイクルショップも多いです。

これを踏まえた上でもやっぱり洗濯機は購入すべきですね。

ちなみに5年以上経過すると引き取ってもらえないので注意が必要です。

今住んでいる物件は当初、洗濯機を購入しないで生活しようと思っていましたが、洗濯のたびにコインランドリーに行くという手間が面倒過ぎて諦めて買いました。

マンスリー契約のような短期間しか住まない人にとってはわざわざ買う必要はないですが、1年以上住むなら購入した方がメリットも大きいのでおすすめします。

まとめ

MEMO
  • 洗濯機を購入したほうが良いという意見が多数派
  • 1年4か月以上住むのであれば洗濯機は購入したほうが安く済む
  • 洗濯機は2年使っても約6,000円ほどで売ることができる
  • 短期的に住むならコインランドリーだけの生活もあり

洗濯機は生活する上で必要なものなので基本的には購入しておいたほうが良いと思います。

ただ、コインランドリーが併設されている物件や近くに激安のコインランドリーがあるようなら取りあえずなくても可といった印象。

洗濯機は次に引っ越す時にもそのまま持っていくことが多いので買っておいて損はありません。

買い替えるにしても下取りで安くなる可能性もあるのでトータルコストは安いように思います。

1年しか住まないようなら購入は先延ばしにして構いません。結局引っ越し業者に依頼してもお金が余計にかかるだけなので。

参考までに。

ベランダやバルコニーがない賃貸物件の洗濯物の干し方とは?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です