新築アパートってどのぐらいで埋まる?いつから募集してるの?

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設備も充実していて内装・外観ともにキレイな新築アパートというのは需要が高く、住みたいと思っている人も多いと思います。

新築物件は建設中からすでに入居者を募集しているわけですが、だいたいどのぐらいで埋まるのかについて大家目線ではなく利用者目線で解説していきます!

新築アパートってどのぐらいで埋まるの?

新築物件が埋まるまでの正確なデータは公開されていませんが、ある程度は計算することが可能です。

OHEYAGO(オヘヤゴー)の調査によれば、優良物件の平均空室期間は26日間、その他の物件の場合は83日間となっています。

平均空室期間

これは通常の物件の話。

退去してから審査、ハウスクリーニング、鍵の引き渡し期間も含まれているので建設中や新築アパートの場合はこの期間よりも短い期間で埋まります。

新築物件は需要が高い優良物件でハウスクリーニング等を引いた実際の内見できる期間は5日間~9日間程度。

建設中であれば一度にすべての部屋に対して募集をかけるので全室が埋まるまでには部屋数によっても差が出ますが、部屋数×内見可能期間によって目安が立ちます。

部屋数全室埋まるまでの期間目安
4約20日~36日
8約40日~72日
10約50日~90日
12約60日~108日
16約80日~144日

アパートは基本的に2階までしかないので部屋数は少ないと4部屋、多くても12部屋程度となっています。

つまり、新築物件を入居者を募集してからすべてのお部屋が埋まるまでの最大日数は3ヶ月半程度ということになります。

4部屋程度であれば募集して3週間もしないで全室埋まってしまうこともあるのですぐに行動する必要がありそうです。

全室を同時に募集しているので実際には計算よりもかなり早くにすべて埋まってしまうことも十分考えられます。

新築アパートは完成前から募集している

建設中の物件はだいたい着工から4か月程度を目安に完成することが多く、入居者を募集するのは完成する4か月前~3ヶ月前ぐらいと言われています。

建設期間

規模により多少前後するものの、1棟10室ほどの賃貸物件は着工からおおよそ4カ月程度で完成するのが一般的です。この、物件が完成するまでの3?4カ月という期間が、入居希望者に物件を訴求する期間として最低限必要な期間といえます。

引用:HIRO CORPORATION

完成してから入居者を募集していると空室期間が長くなり、家賃収入を得るのが遅くなってしまうので建設途中から募集することがほとんど。

部屋数が少なければ着工とほぼ同時期に入居者も募集し始めます。

当然内見はできませんし、部屋の写真もイメージ的なものしかないので契約するのは危険ですが、申し込み=契約ではないので物件を押さえておくという意味で申し込みをする人も多いです。

新築マンションは階数に応じて1ヶ月多くかかる

新築マンションの工期も3ヶ月~4か月程度と言われていますが、マンションはアパートよりも階数が多いのが特徴です。

1フロア造るまでに約1ヶ月程度かかるため、基本工期+階数×1ヶ月が完成までの目安となります。

例えば5階建てのマンションであれば8ヶ月~9ヶ月程度かかることが多いようです。

新築アパートは特徴のある部屋から埋まる

賃貸物件は家賃の安さも選ぶ上でかなり重要となりますが、アパートの場合は1階と2階で家賃が同じという物件も珍しくありません。

家賃が同じだと全室が空室状態から埋まり始めるのは特徴的な部屋からです。

具体的には日当たりの良い2階だったり、隣人に挟まれることのない角部屋の需要は特に高いので順番に埋まっていき、最後に中部屋が埋まります。

全室埋まるまでにはある程度の期間が必要ですが、自分が住みたい部屋が必ずしも最後まで残っているとは限りません。

特に人気の部屋は入居募集して数日で埋まってしまうので注意が必要です。

新築物件は数も少ない

新築物件は1年未満かつ入居したことがない物件という条件があるので総物件からすると少ないと言われています。

実際に7月時点の新築物件を調べて各物件数で比較してみました。

物件タイプ物件数
総物件数(山手線)72,497件
新築物件3,317件
築浅物件9,849件

思ったよりも多い気もしますが、築浅物件は新築物件の3倍もあります。

需要が高い上に数が少ないとなるとより条件の良い新築物件は完成された時点ですでに全室埋まっている可能性も十分に考えられます。

新築物件が最も多いのは10月

賃貸物件が最も多い時期はハイシーズンと言われている1月~3月となりますが、新築物件に限って言えば10月が最も多くなります。

これは10月に募集をかけることにより完成する時期がちょうどハイシーズンである1月~3月中になるため、全室が埋まりやすくなるためです。

10月に募集している新築物件はまだ建設途中のものも多いですが、新築を狙うのであればこの時期から探し始めるのがおすすめです。

ちなみに1LDKなど同棲やカップル向けのお部屋は9月頃から募集をかけている割合が多くなります。

9月~10月は結婚式を挙げるカップルが多いため、その時期に合わせて募集をかけているようです。

新築アパートに住む上で絶対にすべきこと

新築物件は需要も高く、いつの間にか埋まってしまうようなことも少なくありません。

通常の賃貸とは違い、いつから建設するのか予想できない部分も多いので新築を狙うなら少し違った部屋探しや申し込みで一工夫する必要があります。

定期的に”新築”の物件をチェックする

物件が完成するまでには「階数+1か月程度」と言われていますが、入居者を募集するのは建設中となることがほとんどです。

アパートの場合は完成までに3ヶ月~4ヶ月ほどでほぼ着工と同時期に募集を開始するので予想をすることが難しいです。

どうしても新築アパートに住みたいのであれば週に1度ぐらいの頻度で新築に絞って物件を探すことで建設途中のアパートを把握することができ、先にとられることなく申し込みすることができます。

契約前に内見できないか交渉する

すでに完成している新築物件なら内見も可能ですが、特に需要の高い立地や条件の物件は建設中での取り合いとなります。

つまりその時期に申し込みをしても内見することができず、建設中は内部を見学することすらできません。

建設途中で見学できないのは何か物にぶつかってケガでもされると責任の所在と問われるのが面倒だからというのが主な理由。

ただし、申し込み時期が工事中でも入居するのは実際に完成後になるので交渉することにより契約前に内見させてもらえる可能性もあります。

人気が特に高いと内見しなくても契約したいという人が繰り上げされて契約することになってしまうので注意が必要ですが、一応交渉はしておきましょう。

外観から日当たりや騒音を確認する

もし内見がどうしても無理な場合はせめて物件近くまで行ってその様子を確認しておきましょう。

新築物件の場合はイメージと違うということはほとんどありませんが、内見でしか確認できないこともあります。

写真やイメージでは確認できない項目
  • 部屋の日当たり
  • 壁の厚さや床の素材
  • 外からくる騒音の聞こえ方

内見できなくても物件を一回りすれば自分の希望する部屋にちゃんと日が当たるかどうか確認することができますし、車通りの多い場所なのか、それとも意外と静かなのかどうかは確認可能です。

壁の厚さに関して言えば内見しても素人では判断できないことが多いのでそこまで問題にはなりません。

内見できないのであればせめて現地まで足を運んで確認しておくことが大切です。

新築アパートのデメリットも知っておこう

入居した人がいない新築アパートはキレイで設備も新しくて快適に過ごすことができる可能性は高いですが、当然メリットだけではなくデメリットもあります。

新築物件のデメリット
  • 家賃が高い
  • 敷金・礼金あり物件が多い
  • 新築独特の臭いがする
  • 部屋内部の写真が少ない
  • 内見ができない場合がある
  • 物件に不備があってもわからない
  • 退去費用が高くなる傾向がある
  • 入居予定日に入居できない可能性もある

家賃が高くなってしまうのはもちろん、初期費用が相場よりも高かったり内見できなかったり等の問題が挙げられます。

さらに誰も入居したことがない=つけた傷はすべて自分がつけてしまったものという判断がされるため原状回復費用である退去費も高くなることが多いです。

ちゃんと探してみたら「新築じゃなくても良かった」と思えることもあるので新築を第一候補として他に良い物件がないのかも調べておきましょう。

新築に似た物件の選択肢

新築物件はキレイで住み心地も良いので確かに魅力的ですが、埋まるのが早かったり内見できなかったり家賃や初期費用が高い等の問題点もあります。

新築に似た物件、住み心地を探したい人のための他の選択肢についてまとめてみました。

築浅物件

新築と築浅はよく比較されますが、正直言ってほとんど違いはありません。

 新築築浅
築年数築1年未満築1年~5年程度
家賃高い高い
部屋の綺麗さ聞こえる聞こえる
設備最新初期不良が起こらない
物件数かなり少ない少ない
虫出現率かなり低いやや低い
住み心地かなり良いかなり良い
退去費高いやや高い

家賃の差もほとんど感じられませんし、部屋の綺麗さ自体もあまり変わらないので物件自体の好みによって選べばいいと思います。

家賃を気にしてあえて築浅物件を選ぶ人もいますが、賃貸の場合は築5年未満ならほとんど変わりません。

比較的新しくて家賃を少し抑えたいというのであれば築10年前後の物件を選択する必要があります。

築浅物件のほうが初期費用を抑えられたり、交渉の余地があるのであえて築浅物件を選択するというのもありだと思います。

フルリノベーション物件

「家賃の高さが気になる」というのであれば築年数は古いけど、内装がリフォーム・リノベーション工事の入った物件を狙ってみるのがおすすめです。

築年数が30年以上となると物件の価値は急落しますし、古い建物の需要はかなり低いので入居者に入ってもらいたいので内装を一新します。

外観自体は古くても内装は新築と同程度のキレイさでしかも安い家賃で入居することができるのでかなりお得に感じます。

リフォーム・リノベーション物件の問題は水回りです。

賃貸において水回りというのは他の箇所よりもコストが高いため、たとえ改装していても水回りだけは変わっていない(古いお風呂場のままだったり)ということがあります。

水回りもすべて変えているような物件もあるのできれいな物件に住みたいのであれば探してみてください。

まとめ

MEMO
  • 新築物件を入居者を募集してから埋まるまでの最大日数は3ヶ月半程度
  • 1部屋あたり5日~9日程度あれば埋まってしまうことが多い
  • 新築アパートは建設中(入居3か月前ぐらい)から入居者募集している
  • 建設中の新築物件は内見できない
  • 希望の新築がない場合は築浅物件やリノベーション物件という選択肢もある

新築というだけで需要も高く、完成してから入居者を募集しているわけでもないので狙うのであれば早めに申し込みだけでも済ませておくことが重要です。

「内見したいから完成するまで待つ」という人もいますが、それだと埋まってしまう可能性も高いので注意してください。

交渉次第では完成後に一度内見だけすることも可能なので積極的に交渉してみましょう。

新築物件を探すのにおすすめの不動産

新築物件を探すだけならスーモやホームズで「新築」と条件を絞り込めばいいので楽ですが、ちょうど良い新築物件があるとは限りません。

いつ建設されるのかわからないだけにちょくちょくチェックしないといけないですが、面倒ですしネットの物件情報は掲載されるまでに少し時間がかかる点もネックです。

この2つを解消してくれるのがイエプラというサイト。

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