賃貸で安い物件を探すとなるとそれなりに築年数が経っていて古さを感じられる物件が多く、新築物件なんてのはまず存在しません。
見た目や内装の綺麗さを取るなら確実に新築物件ですが、もちろん新築物件にデメリットは存在します。
そこで今回は一人暮らしで新築アパートやマンションを選ぶメリット・デメリットをまとめてみましたので参考にしてみてください。
目次
新築物件のメリット
- 部屋・キッチン・バス・トイレ・その他全てが綺麗
- 常駐している虫が圧倒的に少ない(虫出現率が低い)
- 設備が新しい
1.部屋・キッチン・バス・トイレ・その他全てが綺麗
新築物件の魅力はなんといっても部屋全てが綺麗なことです。
ある程度人が住んでしまうと黄ばみ、劣化でクリーニングが入ってもどうしようもない汚れはそのままになってしまいます。
意外とクリーニングも雑で、よく見ると埃や傷がそのままだったりすることもあります。(コスト削減なんでしょうね)
その点、新築物件なら汚れの心配を一切せずに生活することができます。
私が住んでいた物件は少し築年数が経っていたせいか、お風呂場の換気扇から大量に虫が入ってくるという問題がありました。
入居したときと退去するときが最もトラブルになりやすいですが、新築の場合はトラブルになりにくいという面もメリットでしょう。
2.常駐している虫が圧倒的に少ない(虫出現率が低い)
新築でも虫は出ると言いますが、それでも常駐している虫は少ないので古い物件に比べるとゴキブリなど見るのも嫌な虫が出る可能性は低くなります。
マンション・ラボさんのアンケート調査によると建設されてから1年未満の虫出現率は2年目以降と比較して圧倒的に少ないです。
参照元:https://www.mlab.ne.jp/enquete/results/results_20150713/
2年目以降はあまり変わらないので、これこそ新築の特権とも言えます。ただ、何年も住む場合は2年目以降注意していないと虫が出現するということです。
虫嫌いの人にとって新築物件はかなり理想的な部屋と言えます。
3.設備が新しい
誰も住んだことのない部屋なので当たり前ですが、昔の新築と比べると今の新築はすごく清潔感にあふれていて、設備も整っているところが多いです。
賃貸アパートなのにまるでマンションのような造りの部屋も数多く存在します。
最近では特にキッチンとお風呂場に力を入れている建設会社が多く、快適な一人暮らしライフを送ることが出来ます。
ちなみに広い部屋の場合、昔だと畳の部屋が最低一つはある物件が多かったのですが、今現在はそういった畳部屋はかなり少なくなっています。
同棲する予定の場合「畳み部屋があるのは嫌」と考えている方は新築で検索すればそういった心配もありません。
新築物件のデメリット
- 家賃が高い(相場の5千円~1万円程度)
- 敷金・礼金あり物件が多い
- 新築独特の臭いがする
- 下見ができない場合がある
1.家賃が高い(相場の5千円~1万円程度)
新築でまず思いつくのが家賃の高さ。
結構高いようにも思えますが、実際のところ相場の5千円~1万円ほどの違いしかありません。
それでも1年で換算すると年間6万~12万の違いになるのでやっぱり大きいですね。
物件を検索したときに「家賃の高い順」にするとたいてい新築物件が上に掲載されるので、やはり物件は新築最強主義なのかも。
2.敷金・礼金あり物件が多い
新築物件は基本的に敷金・礼金も普通に取られるところが多いので初期費用にも注意です。
敷金に関しては退去クリーニング代として充てられるのでいいですが、物件によっては1Kでも2か月取るところもあります。
礼金に関しては戻ってこないお金なので完全に無駄金。家賃8万円なら礼金なしの物件と比較すると8万円分無駄に払うことになるので、これが結構痛いです。
初期費用が高くなることで貯金を使い果たして、家具や家電を買い揃えられなかったら元も子もないので注意してください。
3.新築独特の臭いがする
そして、新築ならではの臭いも注意。
調べたところ新築ならではのあの独特の臭いの原因は化学物質です。
最悪の場合、化学物質過敏症やシックスハウス症候群になる可能性もあるので、住んでからしばらくはよく換気する必要があります。
新築物件の換気扇には「24時間換気」というシールが貼られていることがあるほど換気が重要になります。
しかし換気扇を回せばその分電気代がかかるので僅かな料金とはいえデメリットですね。
4.下見ができない場合がある
それと、新築物件は募集している段階ではまだ工事が終わっていないことが多く、物件の下見が出来ないことも。
いざ住んでみたら「思ったんとちゃう!!」なんてことになる可能性も少なからずあるので注意が必要です。
ネットでの口コミ・評判
4年以上住んでいますが、新築だから嫌だった事はありません。
逆に入居者が、同じぐらいに結婚した新婚さんが多いので、
歳も近く、その後もみんながだいたい同じぐらいに子供を生んでいるので、
よく表で一緒に遊ばせたり、公園に行ったりしています。とても楽しいですよ。参照元:知恵袋
賃貸は入居時、敷金&礼金が必要な物件も多いので、その分のお金も用意しておきましょう。
更新日や更新料、退出時のことなども事前にきちんと聞いておいた方がいいと思います。
また間取り、家賃、立地はもちろんですが、
周辺環境(まわりに害になるような建物や人がいないかなど)もきちんと調べた方がいいと思います。
幹線道路や鉄道が近いと音や振動がひどいので注意した方がいいと思います。
また水辺の近くは地震の時、液状化しやすいのでおすすめしません。参照元:知恵袋
新築のデメリットに、出来上がる前に内見せずに契約する(場合がある)点があると思います。
イメージしていたものと実際が違っていたり、壁紙の接着剤などの臭いが体に合わなかったりするかもです。あと、私はトイレと玄関と部屋の位置関係も気にします
・・・風水ではなく、音を気にせず安心してトイレに入れるかどうかです^^;
物件のまわりの環境も気にします
・・・便利、騒音、におい、荒れた雰囲気がないかなどです。参照元:知恵袋
最近の新築物件は一人暮らし用アパートなのにウォークインクローゼットがついていたり、お風呂は追い炊き機能が付いていたり、インターホンはモニターが付いていたりと完備が整っている物件が非常に多いように感じます。
やはり新築はデメリットよりもメリットの方が多いので、家賃の負担や初期費用が気になさらない方は新築物件を選んでもいいかもしれません。
新築は人気なので決めるなら早めに行動しないと満室になってしまう可能性もあるので注意が必要です。
新築と築浅はどのぐらい違う?
築浅というのは2年~10年ほどの新築ではないですが建設して間もない物件のこと。レンタルビデオで言うなら「準新作」と言った感じです。
虫の出にくさは先ほど紹介した通り、新築が最強で築浅とはくらべものになりません。
築浅になると賃料が安くなりそうな気がしますが、実際のところは新築とほぼ変わりません。
ただ、築浅になることで礼金を取らなくなったり、敷金を減らすことがあるので初期費用を抑えたい人は築浅がおすすめ。
新築物件の探し方
新築物件の場合、普通の物件と異なり建設中に入居者を募集し始めます。全部屋を同時に募集するのでそこまで埋まるのは早くありませんが、新築物件は人気なので建設が終わって、入居できる状態になるとほぼ残っていないので注意してください。
ネットで探すのもありですが、情報にラグがあるので問い合わせた段階ですでに埋まってしまう可能性もあります。
手っ取り早いのは不動産に行って「新築物件を紹介してほしい」と相談することですね。ただ、この場合はその不動産が取り扱っている物件しか紹介してくれない可能性が高いので色んな物件を見たい人には微妙かも。
個人的におすすめなのはイエプラ。
ネットで使える無料サイトですが、専門スタッフがいるので最新情報を知ることができます。また、チャットが使えるので「新築のみを紹介してほしい」と言えば手間をかけずに常に最新の情報を見ることができます。
少しでも参考になれば幸いです。
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