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天井に設置されている電気照明(シーリングライト)がついているのが当たり前だと思ってしまいますが、賃貸物件によっては備え付けられていないお部屋も多いです。
照明器具が一切備え付けられていない理由や自分で購入する場合について照明器具の種類や選び方をまとめてみました。
目次
照明器具が備え付けられていない理由
賃料の安いアパートや、最低限の設備しかついていないような物件の場合は電気照明が設置していないケースが多いです。
生活にかかせないものですが、大家が設置しなければならないといった義務はありません。
- 故障の際に大家が修繕など対応するのが嫌だから
- 少しでも設置コストを削減したいため
- 入居者によって好みが分かれるため自分でカスタマイズしてほしいから
設置していない理由は照明器具を最初から設置してしまうと設備扱いになってしまうため。
エアコンやガスコンロ等、備え付けのものは基本的に【設備扱い】になります。
例えばエアコン付の物件に住んでいて、エアコンが設備不良でうまく作動しなかったり、空調に問題が発生した場合、それを直すための費用は原則大家側の負担となります。
しかし、設備として設置しておらず、自分で取り付けた場合は修繕費用をすべて入居者が負担しなければなりません。
照明器具を最初から設置してしまうと、故障してしまった時に修理代を払う羽目になるというわけです。
最初から設置してある物件が多いのは言うなれば大家側のサービスです。設置してあるほうが入居率が高くなるため。
また、前の入居者が設置してそのまま残置物として残されていったものが付けられていることも多いです。
天井に照明器具がついていない場合は自分で購入する必要あり
天井に照明器具が付いていない場合は原則自分で購入する必要があります。
今まで6回ほど引っ越して照明がついていなかったのは2軒ほど。
マンションよりも家賃の安いアパートのほうが設置していない率は高いです。
僕の場合は前の入居者が残していったと思われる照明がついていたのですが、一般的な形と異なり、ちょっと嫌だったのでホームセンターで新しく購入しました。
退去の際は【入居時の状態】に戻す必要があるので、買い替えた場合は照明も入居時にあった照明具に戻さなくてはなりません。
間違えて照明器具を捨ててしまったとならないように注意してください。
照明器具が最初からついてなかった場合はその必要はありません。
家賃交渉と同じように、電気照明をどうしてもつけてもらいたい場合は相談することで大家に設置してもらうことも可能です。
ただし、電気照明の値段は2,000円~3,000円程度と安いにも関わらずつけていないのには明確な理由があることが多いので、交渉に応じてくれないことも多いです。
大家が払うコストは少ないので、どうしても気になる場合は相談してみましょう。
交渉がうまくいかなかったとしても費用負担は高くありません。
一人暮らしに多い照明器具の種類や選び方
照明器具はいくつか種類があり、役割も異なります。
電球の種類は賃貸物件のような数年しか住まない場所であってもLED電球が圧倒的におすすめです。
LED電球 | 白熱電球 | 蛍光灯 | |
---|---|---|---|
消費電力 | |||
1日あたりの 電気代 | |||
1年間の 電気代 |
安いシーリングライトは約2,000円ほどで購入できるため、LEDであれば電気代を含めても白熱電球より安く済みます。
購入する上でよくある種類を知っておくことは大切なので、賃貸物件によくあるものをいくつかご紹介していきます。
シーリングライト(基本型)
- 賃貸物件で最も使用されている一般的なシーリングライト
- 価格は2,000円~4,000円前後
- 多段階調光タイプが多い
- 部屋の畳数に応じて大きさが異なる
最も一般的なタイプの照明です。部屋全体を”均一に”照らしてくれるのが特徴です。
天井からの吊り下げ型なので基本的にはこのシーリングライトを選ぶべきです。
値段はだいたい2,000円~4,000円ほどで購入でき、取り付け部分にカチッとはめるシンプルな構造になっています。
電気屋で購入するよりもネットで購入したほうが全体的に価格も安いのでおすすめです。
6畳用や8畳用など部屋の広さによって大きさや内臓されている照明の数が違うので間違えないように注意してください。
例えば6畳用なのに8畳の部屋に取り付けてしまうと部屋が思ったよりも明るくない・四隅が暗く感じるといった問題が起きます。
一人暮らしはもちろん、部屋数が多い場合も総合的な金額が抑えられるので基本ベースのシーリングライトがおすすめです。
スポットライト型
- デザイナーズ物件に多い形のライト
- 価格は7,000円~12,000円前後
- 複数のライトの向きを細かく調節できる
- 部屋全体を明るくしたい人には向かない
デザイナーズマンションとかオシャレな部屋、あるいはちょっとオシャレなカフェで見かけるタイプの照明器具です。
複数の電球が設置されており、角度をそれぞれ変えて使用することができるので「ここに明かりが欲しい」という場所をピンポイントで明るくできます。
飾ってある絵にスポットライトを当てたり、あるいは観葉植物に当てたりして部屋をオシャレに見えるという使い方もできますし、単純にデスクを明るくしたりといった使い方もできます。
部屋をオシャレにしたい人はこのタイプを選ぶことが多いですね。デザイナーズマンションもシーリングライトではなくスポットライト型を採用している部屋もあります。
コンクリート打ちっぱなしのような物件だとスポットライトタイプがよく合います。
ペンダントライト
- 古いアパートやデザイナーズ物件で使用されるライト
- 価格は5,000円~8,000円前後
- 3段階調光タイプが多い
- 中範囲を照らすのに向いている
- 真ん中のヒモが邪魔になりやすい
リビングのテーブルによくあるイメージですが、僕が以前住んでいた6畳のアパートにはなぜかこのペンダントライトでした。
シーリングライトとスポットライトのちょうど中間といった感じで、広範囲を照らしてくれるわけではありませんが、スポットライトのようにピンポイントというほど範囲が狭いわけでもありません。
オシャレな部屋にしたい場合に使う人が多く、利便性だけを考えるならあまりおすすめはできません。
ダウンライト型
- 新築や築浅物件に採用されている埋め込み式の照明
- 【一体型】は電球だけ交換することはできない
- 【交換型】は電球の交換が可能
- 入居時に電球がないなら交換型のダウンライト
最近建設されたマンションやアパートにはこのダウンライト型の照明がよく採用されています。
居間よりもキッチンやトイレに設置されていることが多く、埋め込み型の照明です。
LEDライトの普及によってほとんど交換が不要になったおかげでダウンライト型が普及しています。寿命は1日8時間つけても約8年持つと言われているほどの長寿命。
埋め込み式なので自分で交換することは基本的にはできませんが、物件によっては自力で交換が可能な場合もあるようです。
僕が現在住んでいるマンションにもこのダウンライト型が設置されていますが、自分での交換は厳しい場所に設置されています。
もし電気がつかなくなった場合は管理会社に連絡すれば無償で交換してくれます。
電気照明の基本的な取り付け方
賃貸物件には天井部に「引っ掛けシーリング」と呼ばれる配線器具が設置されおり、購入した電気照明をはめ込む形で設置していきます。
- 角型引掛シーリング
- 丸形引掛シーリング
- 丸形フル引掛シーリング
- フル引掛ローゼット
制限があるものもありますが、基本的に市販のシーリングライトはどの形状にも取り付け可能な商品となっていることが多いです。
また、形状は異なっていますが『はめ込み型』は同じなので購入するシーリングライトが”自分が住んでいる部屋のものと形状が合っているものか”念のため確認しておきましょう。
- 設置されている引っ掛けシーリング専用のアダプターを取り付ける(時計回りに回す)
- 「カチッ」という音が鳴れば〇
- 本体中央の丸穴に合わせて電気照明を押し上げる
- アダプタ側から出ているコネクタ端子を天井部の差込口に挿入する
- カバーを取り付ける
- 完了
天井部での作業となるため、脚立やテーブルなど足場がないと作業がかなり大変です。
また、常に上を向きながらの作業となるため立ち眩みを起こしたり、首が痛くなるため注意して行ってください。
作業自体は簡単なので、慣れれば3分程度で出来ますが、所見だと10分程度かかるかもしれません。
まとめ
- 家賃の安いアパートは電気照明が設置されていないことがある
- 照明は設備となるため、修繕費用を抑えるために設置しない大家もいる
- 設置していない場合は自分で購入する必要がある
- 購入するならLEDのシンプルなシーリングライトがおすすめ
- 退去する際は設置した電気照明を撤去する必要がある
- 撤去しない場合は”残置物”扱いとなり、退去費用が上乗せされる可能性もある
照明器具はいくつもありますが、正直そこまで性能に大きな差はありません。
長く使うものではあるものの、こだわりがなければシンプルで安いものを購入しておけば問題ありません。
電気照明には部屋の広さに合わせたサイズがあるので、購入する際はしっかりと確認しておきましょう。