賃貸不動産屋が一番嫌がることとは?嫌われる人と好かれる人の違い

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不動産仲介業者の営業マンは一緒にお部屋を探してくれるパートナーであり、親しくなれば交渉にも積極的に応じてくれたり、条件の良い物件を紹介してくれます。

ただし、仕事とは言っても相手も人間なので何気ない一言によって嫌われてしまうこともあります。

今回は賃貸不動産屋が一番嫌がることについて、嫌われる人と好かれる人の特徴をまとめてみました。

賃貸不動産屋が一番嫌がることとは?

不動産屋の営業マンには毎月ノルマが課せられており、ノルマの状態に応じてインセンティブ報酬も異なります。

つまり無駄な時間を奪われるような行為や、会社にとって大した利益にならないような客は嫌われやすいということです。

具体的な例について紹介していきます。

連絡が取れなくなる

お部屋探しで最も多いのが「突然連絡が取れなくなる」状態。

内見予約をしてくれたのに当日一切の連絡がなくキャンセルされるような客は無駄な労力・時間を費やすことになるため嫌われます。

一度でも無断でキャンセルしてしまうと印象としては最悪となり、今後利用しづらくなるため、キャンセルする際は早めに行いましょう。

仲介手数料を値切ろうとする

仲介手数料は不動産屋にとっての大事な収入源です。

仲介手数料には法律上賃料1ヶ月分が上限と定められており、それ以上取ることはできませんが、下げること自体は可能です。

ただし、下げてしまうと会社の利益が少なくなってしまうため、値下げ交渉には応じづらく、交渉されること自体を嫌います。

マニュアルとして仲介手数料が下げられるかどうかは最初から決まっているので、値引きしたい場合は仲介手数料が安い不動産を利用したほうが良いでしょう。

付き合いの長い客や身内の場合には値下げして紹介することもあります。

「ゆっくり検討したい」ことを伝える

お部屋探しとしても言いがちな「ゆっくり検討したい」「焦っていないので良い物件があれば検討したい」といった言葉は実はNGワードです。

冒頭でも述べたように、不動産の営業マンには毎月ノルマが課せられており、月が替われば契約ノルマもリセットされます。

長くゆっくりと慎重に探したい客は当月に契約してもらうことが難しく、客としての優先度が下がってしまうワードとなります。

「今月決まらない客」よりも「すぐにでも契約してもらえる客」を優先するということです。

嫌われるというほどではありませんが、営業マンのモチベーションが下がってしまうのでいつまでに引っ越したいかを言った方が良いでしょう。

他の不動産屋に知人がいることをほのめかす

利用している不動産屋以外にも知り合いがいたり、他の不動産を利用しようとしていることをほのめかすのは営業マンのやる気を削ぐ要因となるのでNGワードです。

せっかく良い物件を用意したり、時間を割いてお部屋を探しても競合他社に良い部分だけを取られて自分の無駄になる可能性があるためです。

営業マンから見れば「だから何?」「最初からそっちに頼めばいいのでは?」と思ってしまうだけです。

契約してくれる期待度が低くなれば、もっと良い客を優先させようとするため対応も雑になってしまいます。

希望条件がはっきりとしない

「家賃は8万円以内」「風呂トイレ別」「徒歩10分以内」など不動産を利用する際は希望条件を伝えるのが一般的ですが、条件がはっきりしない客=契約する気がないと捉えられてしまうため嫌われます。

不動産屋としても条件がはっきりしないと目星の物件を見つけにくくなるため、提案も非常に曖昧なものとなってしまいます。

逆に希望条件が細かすぎても「うちでは紹介できない」「契約してもらえなそう」と判断されるため、条件は3つ~4つ程度にとどめておきましょう。

条件に合う物件を提示しても態度がはっきりとしない

希望条件を伝えて、条件に合致する物件を内見しても「なんとなくこの物件は嫌」と思ってしまうことは少なくありません。

ただし、嫌な理由を明確に伝えておかないと不動産屋としても提示すべき物件に困ってしまい、お部屋探しが滞ってしまいます。

不動産屋から見れば「契約する気がない客」とみられるため、親身になってお部屋探しするやる気がなくなってしまいます。

「思ったよりも古臭いのが嫌だった」「少し車などの騒音が気になる」「間取りが気になる」など嫌な理由を明確に伝えておくことも大切です。

早いタイミングで家賃交渉を持ち掛ける

まだ契約してくれるかどうかもわからないタイミングで家賃交渉を持ち掛けられると「交渉に応じる意味はあるのだろうか」と不信感を抱かせて嫌われる要因となります。

家賃交渉自体は悪いことではありませんが、タイミングが重要です。

申込み目前の内見中などを見計らって相談を行うことで積極的に交渉してもらうことが可能です。

内見予約や書類提出の期日に遅れる

内見した際には不動産屋の営業マンは時間厳守で現場に到着していたり、店舗待ち合わせでも逆算して業務を終わらせていることが基本となります。

予約時間に間に合わなかったり、申込みの際に提出しなければならない書類を送っていないなどの行為はスケジュールを乱すことになるため嫌われる可能性があります。

スケジュールがずれることで残業時間が増えることにも繋がるため、予約や予定期日はなるべく守るようにすべきです。

もし、間に合わない場合はなるべく早く連絡することが大切。

契約直前でのキャンセル

契約直前のキャンセルは期待させて落とす行為となるため、不動産屋にかなり嫌われる行為の代表格です。

内見、申込み書類の精査、審査の手続きを行うには多大な業務が必要であり、かなり時間を使わせてしまいます。

契約ノルマも相まって、キャンセルした際の営業マンへの精神的被害は計り知れません。

事情があれば仕方ない行動でもありますが、場合によっては嫌味を言われたり、怒られるようなこともあるので注意が必要です。

賃貸不動産屋に好かれる客の特徴

不動産屋の営業マンに好かれることで、客にとっても得られるメリットは少なくありません。

営業マンに好かれるメリット
  • 家賃交渉や設備交渉を積極的に行ってくれる
  • 住むことを考え親身になってくれるため、物件の問題点など細かく教えてくれる
  • アドバイスを多くもらえる

少しでも協力的にお部屋探しをしてもらうために、営業マンをやる気にさせる好かれ方について紹介していきます。

横柄な態度を取らない

客という前に人と人とのやり取りとなるため、あまりにも横柄な態度はやめましょう。

丁寧な言葉遣いを心がけて、探してくれることに対して感謝の気持ちを伝えると営業マンからも好印象を持たれることができます。

面倒な客よりも印象の良い客のほうが頑張って探す気になるのは営業マンも同じです。

すぐに契約したい姿勢を見せる

営業マンは契約する気がある客に対しての優先度が高くなり、より親身になってお部屋探しを手伝ってくれます。

「〇日までには引っ越したいのですぐにお部屋を見つけたい」「今住んでいるところを退去するのが〇日」など具体的な日付を伝えてあげるのが有効的です。

すぐに引っ越すことができなくても契約する意思があることを示すことでやる気にさせることができ、条件の良い物件を優先的に提示してくれたり、交渉にも応じてもらいやすくなります。

無理のない条件内で物件を探す

不動産ごとに取り扱っている物件数は異なり、場合によっては他社物件を紹介することができないことも珍しくありません。

細かい条件を付けすぎると、そもそも物件自体が見つからずに、仕方なく条件に合わない物件を提示することになってしまいます。

ある程度条件は伝えつつも、無理のない範囲にとどめておきましょう。

「その条件が見つかりませんよ」と言われないためにも「できれば・・・」と付け加えるなど工夫を凝らして物件探しを行いましょう。

条件を超えるような家賃の物件を提示してきた際には「家賃があと1,000円下がればすぐにでも契約します」など契約する足掛かりを提示するのが有効的です。

悪い不動産屋は客が嫌がることもする

客がどんなに好印象な態度を取っていたとしても利益第一で考えている不動産にはムカつく態度や嫌な対応をされることがあります。

  • 問い合わせでは「空室」と言ったのに店舗まで行ったら「埋まった」と言われる
  • オプションサービスを強制かのように初期費用に含めている
  • 物件のデメリットを一切教えてくれない
  • 「すぐに契約しないと埋まる」と契約を焦らせる
  • 申込みをしないと悪態をつく

こういった問題は担当営業マンの問題となります。

あまりにもひどい態度を取られるようであれば、仕返しを考えるのではなく消費者生活センターに報告しましょう。

消費者生活センター公式ページへ

運営企業独立行政法人 国民生活センター
対応エリア全国
利用料無料
消費者ホットライン188(誰もがアクセスしやすい窓口)
平日バックアップ相談03-3446-1623(相談窓口に繋がらない場合)
相談内容商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せ

消費者生活センターは賃貸でトラブルについて扱っているので親身になって相談に乗ってくれます。

ただし、実害が出ていないようであれば問題のある行動を取られても対処してもらうことができません。

苦情相談の窓口は他にも「不動産本部」や「不動産会社が所属する各都道府県の宅建協会」があります。

ひどいようなら不動産を変えれば良い

ひどい不動産屋を利用してしまった場合は無理をしてまでその会社で契約する必要はありません。

「何か仕返しをしたい」考えるのであれば嫌がらせやクレームを入れるのではなく”利用しない”こと。

これが一番ダメージの大きな方法です。

希望の物件は他社で紹介してもらうことも可能です。

これは物件を管理している”管理会社”が同じなため。

現在では賃貸募集物件の約80%がすべての不動産会社で取り扱い可能となっています。

マニュアルとして他社物件の紹介をNGとしていない限りは基本的にどの不動産に行っても紹介可能であるため、嫌な態度を取られた不動産を避けて、違う不動産で契約しましょう。

良い不動産屋の選び方

どんなに良い客でも不動産によっては利益優先でしか考えていないような場合もあります。

良い不動産屋の特徴についてもまとめてみました。

現地集合&現地解散も可能

内見する際に「一度店舗にお越しください」と言われる場合はおとり物件のリスクがあります。

おとり物件とは存在しない好条件の物件やすでに成約済みの物件を掲載し続け、店舗に招いてほかの自社物件を勧める手法です。

公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会の調査では掲載物件の約12.2%がおとり広告と認められ、43店舗中15店舗でおとり広告が使用されていることがわかっています。

客が他の不動産に流れるのを防ぐことができるため、不動産会社にとっては利益に繋がりますが、客目線では無駄な時間やコストを払うことになるというデメリットがあります。

現地集合できる物件の場合は、内見が本当にできるお部屋ということになるためおとり物件のリスクがなくなるというわけです。

つまり、現地集合の選択肢がある不動産のほうが信用度も高くなるためおすすめです。

しっかりと条件に合う物件を提示してくれる

良い不動産というのは自分が挙げた条件になるべく合う物件を提示してくれます。

悪い不動産の場合は希望家賃を少し超えていたり、条件を伝えた瞬間に探すでもなく「そういった条件だと厳しい」と消極的に対応をされる傾向があります。

条件からずれているのは紹介できる物件数自体が少なく、自社の利益を優先しているため。

自社物件のある不動案では他社物件よりも自社物件のほうが利益が高くなるため、似た条件の自社物件を優先して勧めてくる傾向があります。

物件のデメリットまで教えてくれる

内見時に部屋のメリットを伝えてくれる営業マンは多いですが、デメリットまでしっかりと教えてくれることは少ないです。

不動産屋にとって契約してもらうことが最優先であればあるほどデメリットは伝えてくれません。

逆に言えば、良い不動産というのは「大通りだから少し音が気になるかも」と伝えてくれたり「日の当たる時間が少し短いかもしれません」というように悪い部分も親身になって教えてくれます。

営業のしつこい不動産ほど良い面しか見せず、契約を優先させています。

歩合制ではない不動産は親身になって伝えてくれるので良い営業マンの割合も高くなります。

焦らずにじっくりと探すように努めてくれる

契約をとにかく優先させる不動産は「こんな好条件の物件他にない」「悩んでいるとすぐに埋まってしまうかも」と利用者の目線に立って考えてくれません。

良い不動産の場合は利用者を第一にしているので悩んでいても「ほかにももう少し見てみますか」とじっくり探すようなアドバイスをしてくれます。

次に予約を入れさせようとしたり、契約に必死な感じは利用してすぐに気づくので気を付けましょう。

オプション費用を外した見積りを出してくれる

消毒施工や入居安心サポート費などは不動産の利益となる自社商品です。

本来こういったオプションサービス費用は任意のものですが、強制かのように契約に含めてくる不動産は非常に多く、トラブルの元。

良い不動産というのは例え自社商品を持っていようと、任意のオプションサービスであることをしっかりと説明してくれます。

必ずしも悪いサービスではありませんが、オプションサービスは初期費用の高さに繋がるため、入居者目線で言えば不要です。

部屋探しにおすすめの不動産

店舗に行って探してもらわなくても、現在は家にいながらお部屋を見つけて内見・契約することは可能です。

条件に合う部屋を探してもらいたいのであればイエプラがおすすめです。

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イエプラは未公開物件も紹介可能で、家賃交渉や設備交渉にも積極的に行ってくれるので効率的に良い部屋を探すことができます。

対面でやり取りするのが苦手な人や営業マンの態度に嫌気がさしている人にこそおすすめなサイトです。

イエプラのホームページへ

まとめ

  • 不動産屋が一番嫌がるのは「契約する気がないのに時間を使わせる」客
  • 営業マンに好かれることで交渉がスムーズに行ったり、より良い物件を紹介してもらえる
  • 嫌な態度を取る不動産屋もいるので無理して利用する必要はない
  • 募集している物件の約8割は他社でも紹介可能な物件

不動産屋といっても人との対応となるため、悪態をついたり契約する意思が見えない客に対しては優先順位を下げてしまいます。

また、契約直前でのキャンセルや音信不通は怒りを買う原因となるので、なるべく避けるようにしましょう。

どんなに客が良い態度を取っても横柄な営業マンもいるので、希望の物件があるなら他社で紹介してもらうようにするのがおすすめです