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引っ越し業者に引っ越しの荷物を任せる場合はこちらは特に何も考えずとも勝手に運搬作業をしてくれるので非常に助かります。
ただ、これが自分で引っ越しとなると話は別です。
荷物の積み下ろしも大変ですが、引っ越し先で駐車するスペースがなくて運搬ができないような状況も珍しくありません。
僕も5回ほど引っ越しをしていますがそのうち3件は路地裏で狭く、駐車スペースがなくてかなり困った経験があります。
そこで今回はこういった自力での引っ越しで車をどこに止めるべきかについてご紹介していきますので参考にしてみてください。
目次
路上駐車の減点や罰則金はいくら?
人通りの少ない路地裏であっても車が通ることはあるので駐車禁止となっている道路は非常に多いです。
停車は良くても駐車はダメとなっている場合は例え引っ越しの積み下ろしであっても例外ではありません。
面倒なことにさすがに警察はこないと思っていても数分止めておくだけで駐禁を着られることになるので注意しましょう。
駐車禁止のマークがない場合は他の車に邪魔にならないように隅の方に止めておけば問題ありません。
引っ越しはまだ道路環境もよくわかっていないと思いますが、引っ越し前によく確認しておきましょう。
警視庁による違反金や減点がこちら。
違反金 | 駐車禁止エリア減点数 | 駐停車禁止エリア減点数 | |
---|---|---|---|
大型車 | 12,000円~15,000円 | 1点 | 2点 |
普通車 | 10,000円~12,000円 | 1点 | 2点 |
駐車禁止の場所に停めると1点減点、駐停車禁止エリアだと2点減点されます。
反則金は駐停車禁止の場合、大型で15,000円、普通車でも12,000円かかります。
駐車禁止の場合は大型車で12,000円、普通車で10,000円。
反則金も大きいですが、それ以上に点数が引かれるのがかなり痛手なので注意してください。
具体的な車の駐車位置について
ここからは僕の実体験を交えてどういう風に車を止めておくと良いのかご紹介していきます。
1.物件の敷地内に停める
物件は建物以外にもある程度余裕を持って敷地を設けていることが多いのでこの余白部分に駐車してしまう作戦です。
物件の敷地内であれば私有地となるので基本的に警察も介入できません。
僕がよくやっていたのは道路と物件の境目にぎりぎり入るように停車させるやり方です。
道路にはみ出している場合は私有地外となるので警察も切符を切れるようなのでこの辺は注意して行ってください。
2.物件管理の駐車場に停めてしまう
この辺からすこしグレーなやり方になってきますが、物件によっては駐車場が付いている場合があります。
通常は契約しなければ使ってはいけないのですが、引っ越しの積み下ろしだけ停めてしまうという作戦。
なるべく車は誰も使っていないスペースに停めるようにしましょう。
もし駐車場の契約者が帰ってきてしまった場合は直ちに車を移動させましょう。
3.近くのコインパーキングに停める
これが多分最も正しいやり方なんでしょうけど、実際僕は引っ越しでコインパーキングを使ったことはありません。物件の近くにある確率の方が低いですし、あったとしても大きな荷物を運ぶ距離を考えるとキツイです。
物件からかなり近いなら利用はありかと思います。
今日は引っ越し📦
大きな荷物ないから自家用🚘で往復したんだが、どこも駐車料金がバカげてる😥 pic.twitter.com/wir1eAMtGf— Naoto@たまの⛳は100切りたい (@nao_to_enjoy) April 9, 2022
料金は高いですが短時間での引っ越し作業を終えられるならそこまで高額にはなりません。
コインパーキングなら違反切符を取られる心配もありませんし、誰にも迷惑がかからないので近くにあるなら利用すべき。
少し離れたところにある場合、荷物の運搬が大変なのでキャスターカートで運ぶのが効率的です。
カートがあれば冷蔵庫や洗濯機など重いものでも自宅近くまで楽々運ぶことができるので引っ越し作業が捗ります。
4.物件の前に路上駐車する
引っ越し業者や宅配業者がよくやるのがこれです。例え大通りであっても荷物の運搬は停車扱いとなります。
注意点としては「5分以内に運転者がすぐに車を運転できる状態にあること」が目安となります。それ以上経過してしまうと停車ではなく駐車とみなされるので違反切符を切られる可能性が高くなります。
荷物の運搬作業なら5分以内に車に戻ってくることができるので駐車監視員が切符を切る前に戻ってくることができると思いますが「疲れたから休憩」とかやっているといつの間に違反切符を切られていることがあるので注意してください。
また狭い路地裏の場合「緊急車両が通れる幅」を確保する必要があるため、救急車が通れないようになってしまうならそこに止めたら違反になります。
5.近くのお店の駐車場に止める
物件の近くにお店があるなら一時的に駐車スペースを借りて運搬をするのも手です。ただ、基本的にお店の駐車スペースというのはその施設の利用を目的としない限りは違反になってしまうので注意が必要です。
僕が学生の時に自力で引っ越し作業をした時は近くにドラッグストアがあり、かなり広い駐車スペースがあったので隅のほうに止めてしまっていました。
正確には違反行為に当たるので決しておすすめできる方法ではありませんが、自力で引っ越すする場合は駐車スペースがないことも多いので選択肢の1つとして考えておきましょう。
心配な場合はそのお店を利用した際に「荷物を下ろしたいので数分程度お借りしても良いか」断りをいれたほうがいいかもしれません。
6.警察に事前に許可をもらう
路上駐車で違反切符を切られる不安があるならいっそのこと事前に警察に申請をして駐車の許可をもらうというのが自力の引っ越しでのやり方としては正攻法です。
知らない人も多いと思いますが、実は駐車禁止の区域でも申請して許可を取れば駐車することが可能です。
駐車許可は、駐車せざるを得ない特別な事情がある場合において、申請に係る駐車の日時、場所、用務及び駐車可能な場所の有無等につき、審査基準に基づいた審査を行った上で、駐車場所を管轄する警察署長が許可をするものです。
参照:警察庁
特別な事情というのは引っ越しも含まれます。
- 駐車許可申請書
- 周辺の見取り図(グーグルマップ)
- 駐車の理由
- 自動車検査証の写し
- 身分証の写し
- 運転免許証の写し
申請書は全国の警察署にあり、基本的には署に行ってから申請書を記入して行います。周辺の見取り図に関してはGoogleマップをプリントアウトするだけでOKです。
承認にはだいたい1週間ほどかかるので最低でも引っ越しの1週間前までには申請をしておきましょう。
→セルフ引っ越しで駐禁を回避する為に必要な駐車許可証の取得方法について
詳しくまとめているブログを見つけたので参考にしてみてください。
友人を一人連れていくとかなり楽
自分一人で引っ越し作業をしようとすると荷物の運搬的にも相当大変です。
通常は友人なり家族なりに手伝ってもらうと思いますが、そのもう一人がいるかいないかで車の駐車位置も変わってきます。
もしいるのであれば例え駐車禁止のところで車を停めてしまっても駐禁が切られる可能性はかなり低くなります。
道路交通法第2条1項18号 駐車とは
「車両等が客待ち、荷待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由により継続的に停止すること(貨物の積卸しのための停止で5分を超えない時間内のもの及び人の乗降のための停止を除く)、または車両等が停止し、かつ、当該車両等の運転をする者がその車両等を離れて直ちに運転することができない状態にあることをいう」参照元:道路交通法
先ほど紹介した通り簡単に言えば5分以内の積み下ろしならセーフですよ!というもの。
最近は5分以内でも駐禁を切られることもあるようですが・・・
で、もし仮に運転者が乗っておりすぐに車を動かせる状態であれば駐車ではなく停車となります。
つまり常に誰かしら車にいる状態であれば駐禁を切られにくいということです。
こういう状態なら物件のすぐ横に車を停車して荷物を運ぶことが出来ます。
どっちにしても荷物を運ぶのはなるべく早くした方が良いです。
なんなら先に荷物を降ろすことだけ優先すれば短時間の停車で済ますことが出来ます。
その後、車はパーキング等に停めて置いて1つ1つ荷物を運んでいくというのも1つの手です。
営業マンや管理会社に直接聞くのが一番手っ取り早い
こういうことは入居前にその物件を管理している会社の人や営業マンの方に聞いてみるのが手っ取り早いです。
◇例「自力で引っ越しする場合、車はどのあたりに止めれば良いでしょうか?」
例えば管理会社に電話して一時的に許可を貰えれば、現在契約していない駐車場に一時的に止めても良いとされることもありますし、物件の敷地に車を停めることもできるでしょう。
僕が以前住んでいた物件には駐車場が付いていてその横に隣接するように医院の駐車場が隣接されていました。
その時はその医院の方に交渉して一時的に車を停める許可を貰って引っ越し作業をしたことがあります。
事前に言えばトラブルにもならずにすんなりいくことが多いので、こういうことは面倒臭がらずに聞いてみることをおすすめします。
まとめ
- 引っ越しの荷卸しは”停車”扱いになる
- 公道にはみ出していなければ違反とはならない
- 入居前に管理会社に「どこに止めればいいか」聞くのがベスト
- 駐車禁止エリアでも警視庁の許可を取れば引っ越し作業を行うことができる
- 駐車場所がない場合は最寄りのパーキングに止めるのが無難
なんだかんだで荷物の積み下ろしではトラブルになったことはありませんが、毎回どこに停めようか悩みますね。
ただ「大丈夫だろう」と安易に車を停めてしまうとそれだけリスクがあるので気を付けてください。
近くのお店を利用するなら利用前に「数分間利用してもいいか」確認を取ることをおすすめします。
少しでも参考になれば幸いです。