一人暮らしを始めたばかりの時は良く分からない勧誘に戸惑うことが多いと思います。
NHK受信料や宗教、新聞などもそうですが、僕が個人的に一番厄介だと思ったのがインターネット回線の勧誘です。
フレッツ光やジェイコムなどネット回線には色々ありますが、とにかくその手口が巧妙だったので被害を出さないためにもその手口と断り方についてまとめてみました!
目次
ネット回線のよくある営業トーク
インターネット回線の営業はいまだに詐欺まがいなトークをする営業マンも多く、初めての一人暮らしだったりネット回線に詳しくない人だと高確率で騙されます。
僕自身学生時代に騙されて契約しそうになったほどなので改めてどういった営業トークで契約させようとするのかをまとめてみました。
「今よりも安くなります」
ほぼ必ずと言っていいほど使われる営業トークです。
現行のネット回線から乗り換えると安くなりますって手口で営業が来た
クラウン株式会社ってところでbiglobeへの切替だった、手口は下記
①安くなりますよ
②マンションの皆さん切り替えてますよ
③案内は送ってます、このマンションは最近インターネット工事の切替終わったのご存知ですか?— レックス (@gorupo13) April 1, 2018
今使っているネット回線を聞かれて答えると「現在使われているものよりも○○円ほど月々安くなります」と必ず言われます。
安いネットを使っていたとしても言われることが多いですが、トータルで見ると安くならないケースのほうが多いですね。
- 回線工事費用がかかる
- 期間縛りがあり違約金が発生する
- 受け取り難易度の高いキャンペーンを含めて「安くなる」と言っているだけ
今使っているネット回線から切替させるには圧倒的にメリットがあることを伝えないといけないのでたいていは安くなるという話はされます。
本当に安くなることのほうが少ないので騙されないように。
「今の回線より早くなります」
これも料金が安くなるという話と同様にセットで使われることが多いですね。
光回線の営業電話を初めて取った。「ネット回線が早くなるかもしれない話なのに、なぜあなたは興味がないのか?」などと言われて驚いた。なんか責められた!
— nobwak (@nobwak) February 6, 2016
SoftbankAirなど安いネット回線を使っている場合は工事をするタイプのネット回線のほうが早くなるのは事実ですが、通常のネット回線をすでに使っているなら明らかに早くなるようなことは滅多にありません。
ネット回線は早くなるのに今よりも料金が安くなるなんてことはほぼあり得ません。
もし仮にそうだったらわざわざ営業をしなくても口コミで広がって契約する人は増えますからね。
営業をしている時点であまり良心的な回線ではないと思った方が良いでしょう。
「ネットの切り替え工事に来ました」
朝から「マンション設備の工事が完了したので説明するから1階まで降りてきてください」と唐突にインターフォンを鳴らされた。以前も管理設備系かと思い思わず出そうになってたけど、ネットで調べたら、ネット回線の訪販の手口と知って断ってる。しつこいし、勧誘目的なのを隠すので腹が立つ。
— はちみつ (@hacci8mitsu3) January 24, 2021
インターホン鳴ってマンションの設備点検言われて出たらネット回線の勧誘業者だった、最近はそういう手口で来るのかー
— ゆめっくす (@umex_7) May 19, 2017
正直この手法が最も騙されやすいです。
ネット回線を現在使っていたとしても「回線の切替工事にきた」とか「設備点検」「分電盤の工事と変更に伴う説明に来ました」と言われたら意味がわからなくて当然です。
こっちからすれば何の話をしているのかわからないですし「今使っているネット回線の切替をしなきゃいけないのかな?」と思ってしまいます。
実際にはこのようにこちらが何かしなければならない状況ってほぼあり得ないので詐欺行為と変わりません。
事前にチラシを入れる手法
もっと悪質なのが事前に「ネット回線切り替え工事のお知らせ」というチラシを物件全体に入れておいて後で訪問する手法です。
一見するとマンションの管理が変わってネットの回線も新しくなるのかと思いきや、ただのネット回線の営業の布石のためだけに住民を騙しているだけです。
ポストに入っているチラシも『建物自体の用事で全体のネット回線替えます。工事の日付を決めてください』みたいな建築物の住民全体を騙しにかかるようなゴミ手口だったから、今思えばもっとゴネてその会社叩きにかかるべきだった。…もっとブチ撒けたいがこれくらいにしておく(-_-;)
気を付けて。— なんとかの詩人@ゲーム制作 (@shijin_na) March 8, 2019
先ほどの「ネット設備の切替えに来ました」とか言われたら騙される人は多いでしょうね。
仮にマンション単位でネットの回線工事が行われたとしてもこちらが何かすることはありません。
学生時代に契約しそうになった営業手口
僕が一人暮らしを初めてした頃に、思わず契約しそうになった巧妙な手口についてご紹介します。
訪問営業で来たのはフレッツ光の20代後半の男性。
普段は居留守を使うのですが、その日はたまたま出てしまい、こんな説明をされました。
「今、光の工事についてこのアパートを順次回っているのですが、ご存知でしょうか?」
こんな感じで言われてまぁよくわからなかったのですが、そのあと
「今ネットの契約はしていますか?」と聞かれて答えると
「工事が終わると回線が凄く早くなります!しかもかなり料金も安くなるのでみなさんに乗り換えてもらっています」
とまたまたよくわからないことを言われて契約の話に。
話を聞いた限りでは
- まるで契約をしないとネットが使えなくなるような口ぶり
- アパートに住んでいる全員が乗り換えているような口ぶり
で話していたので自分も契約しなくちゃいけないんじゃないかと思ってしまいました。
僕がなぜ途中で契約をやめたのかというと、この契約をするにはいったん自分が契約しているネット回線を解約しなければならず、その電話がかなり面倒くさかったからです。
しかも比べてみると自分が契約している回線と料金はほぼ一緒。
契約の流れになってしまったので後日、接続用のモデムが届いてしまいましたが今現在返していません(笑)
とまぁ、今までNHKの受信料や新聞勧誘、宗教の勧誘に出てしまったことがありますがNHK受信料と同じぐらい卑怯なやり口だった感じました。
自分があまり知らない分野の話だと断るのは難しいですよね。
回線勧誘の断り方
手口を知っておくだけで簡単に断ることは可能です。
居留守を使う
そもそも一人暮らしをしている方は連絡がない訪問は全て居留守を使うべきです。
例え友人でも連絡なしに来ることは滅多にないでしょうし、あるとすれば宅配便ぐらいですからね。
ただ「居留守を使っているのがばれてしまう理由」でも言いましたが、居留守を使っていることは相手にわかってしまうので、しつこく何度もインターホンを押されたり、ノックをされたりとデメリットもあるので注意してください。
インターネット回線の営業はかなり騙されやすい部類なので取り合わないのが一番の対策法。
契約は親に任せていると言う
何かの間違いで出てしまった場合。
ネット回線に詳しくない方は本当に何を言っているのかわからないですし、契約しなければならない空気になりますので、すかさず「契約は全て親に任せているのでよくわかりません」と言ってください。
学生の一人暮らしなら実際親にネット回線の契約については任せている人も多いですし、自分じゃわからないなら親に任せるのが一番であることも事実です。
何を言われても「私は契約できません」と断り続けてください。
契約の全てを親に任せている場合、あなたに営業を仕掛けたところで意味がないことが伝わり諦めてくれます。
しつこく営業を持ち掛けられた場合には有効な方法。
パソコンを持っていないと言う
そもそもインタネットを使わない場合、契約をする必要性もないわけです。
なので「パソコンを持っていない」ことを伝えるのも有効な手段です。
今の時代でパソコンを持っていないことは珍しいですが、仮にパソコンを持っていたとしてもゲームや動画視聴をしないのであれば「ネット回線にこだわりはない」と考えている人は多いでしょう。
「安くて早くなる」という営業をされても「そういうの求めていないので大丈夫です。切替するほうが面倒なので」と言って対処できます。
そのあともしつこいようなら「ネット料金も全てそちら持ちなら契約しても良いですよ」と皮肉めいた返答をしてみてもいいかもしれませんね!
それでも契約しそうになったら
まだ契約はしていないけど、仮契約になっている場合はまだ断ることが出来るので安心してください。
実際、私も一度「わかりました、契約します」と言って、営業担当に帰ってもらった後に断ったことがあります。
別にネット回線を繋いでいた人は契約する前に「解約の手続きをしておいてください」と言われるはずです。
同時に営業担当の名刺や連絡先、パンフレットももらます。
仮契約となっている場合は後日、担当の者から契約の流れの電話が来ると思いますのでその前にこちらから電話して「契約はしません」と断りましょう。
電話番号は渡されたパンフレット等に書いてあり、先ほどの営業担当者ではなく、コールセンターに繋がっています。
もちろん営業担当の電話番号に電話しても良いのですが、先ほど契約するといった手前で断りにくいですし、また言いくるめられても嫌なので私はしませんでした。
これだけで仮契約を解除することが出来ます。
モデムが送られてきたらどうすべき?
最近ではモデムではなくONCと呼ばれる光回線の装置のほうが主流ですが僕のように契約寸前までいくと回線が使えるようにモデムが送られてきます。
契約してしまった場合は契約書に「解約時はモデムの返却をお願いします」といったような内容が必ずかかれており、指示に従って返却しなければなりません。
返却しない場合は買い取りという形で費用が発生する可能性があります。
「30日以内に当社に返還されなかった場合、会員は当社の請求に従い、別途定める「買取価格一覧表」に従って算定した金額をもって、直ちに接続機器を買取るものとします。」
参照:https://oshiete.goo.ne.jp/qa/863503.html
契約していないけどモデムが送られた場合も同様返却する必要がありますが、実は返却しないからと言って別途料金が発生したりすることはありません。
実際僕はそのままにしてしまいましたが結局最終的には音沙汰がありませんでした。
2年間返却してないネット用のモデムを今日返却する事を決意。
— 663 (@99xjr1300) April 21, 2012
契約しているなら窃盗罪になる可能性も否定できませんが、契約していないなら「勝手に送り付けられただけ」ですからね。
もちろん返却したほうが気持ち的にはすっきりするので時間があれば返却しておいたほうが良いでしょう。
最後に
今回は僕の実体験を交えたお話しなので多少やり取りに覚えていない箇所もありますが、だいたいこんな感じで営業されることが多いでしょう。
仮契約でしたらまだ断れますのでぜひ参考にしてみてください。
ネット回線以外でも巧妙な勧誘をしてくる業者は多いので「良く来る営業訪問者とその対策」で事前にチェックしておくことをおすすめします!
その他の一人暮らしコラム