おとり物件チェッカーの代わりに使えるサイト5選!URLを送るだけで簡単確認!

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お部屋探しで一番厄介となるのがおとり物件の存在です。

成約済み物件をあたかも現在も募集しているかのように掲載し、別の物件を紹介する手法によってスムーズなお部屋探しができなくなるといった難点があります。

そこで登場したのがURLを送るだけでおとり物件がわかる『おとり物件チェッカー』というサイトですが、現在サービスを中止しています。

今回はおとり物件チェッカーの代わりに使えるサイトやおとり物件を自分で見極める方法について紹介していきます!

おとり物件チェッカーとは

『おとり物件チェッカー』は株式会社イタンジが運営していた、おとり物件かどうかを見分けてくれる確認サービスです。

賃貸検索サイト『ホームズ』の調査によれば、おとり物件はお部屋探し経験のある46.8%が「遭遇経験あり」と回答しているほど身近で厄介なものとなっています。

物件のURLを送ると自動的におとり物件の可能性が高いのか、低いのかといった状態が登録したメールアドレスに届きます。

サービスの中の様子は公開されていませんが、送られてくるURLをもとに”人力”によって本当に空室状態かどうかを調べることで信ぴょう性の高い情報を提供していたようです。

おとり物件チェッカーのチェック方法
  • URLの物件情報をもとに元付不動産(大家から直接募集を募集を依頼された不動産)に連絡
  • 物件が現在募集中であるかどうか確かめる
  • 元付不動産から得られた情報をもとに顧客に情報を提供

利用者にとっては自動的に思えるものですが、おとり物件かどうかを100%自動で判別するのは難しいのが現状です。

ホームズでお馴染みの運営会社LIFULLが2023年12月に発表した自社開発AIによるおとり物件検知率も87%にとどまっています。

住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」を運営するLIFULL(東京都千代田区)は12月4日、自社開発AIによる募集終了物件(通称:おとり物件)の検知精度を月あたり87%まで向上させたと発表した。AIが検知した物件について、管理会社に電話で確認して募集終了率を測定した。

引用元:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/04/news095.html

実際に物件を管理している不動産に問い合わせたほうが確実性が高いため、手動で1つ1つ確認を行うしかありません。

現在サービスは休止している

利用者にとって不安と取り除いていくれるおとり物件チェッカーでしたが、2024年現在は一切のサービスを行っていません。

サービスが廃止された理由については明記されていませんが、おとり物件チェッカーの運営会社は2019年9月より『oheyago』という不動産サービスを開始しているため、仲介業務を本格化させたのが要因だと推測されます。

おとり物件チェッカーとして無料で使えるサイト5選

おとり物件チェッカーは『URLを入力すればおとり物件かどうかわかる』というシンプルなものです。

全く同じサービスはないものの、オンライン型不動産も普及している現在では似たサービスを使っておとり物件をチェックすることができます。

  • URLを送るだけで本当に空室かチェックできるサイト
  • 同一サービス内で他社不動産を含めた色んな物件をチェックできるサイト
  • 利益率の高くなる自社物件を取り扱っていないサイト

重要なのは上記の3点です。

①や②は使い勝手の良さを考慮するなら必須となってくるもので、③は中立な立場である不動産サービスであるかどうかの指標です。

おとり物件は利益率の高い自社物件を所有している不動産が行いやすい手法となっているため、自社物件を持たない仲介業者であれば故意におとり物件を取り扱うことがありません。

具体的に使いやすいサイトを5つほど紹介していきます。

イエプラ

イエプラ公式

イエプラ公式ページへ

運営会社株式会社コレック
対応エリア関東・関西
おとり物件0件
チェック方法URLの送信
利用サイトweb/LINE/アプリ

イエプラはスーモやホームズに掲載された物件の『URLを送るだけ』で専門のスタッフが最新の空室情報を確認してくれるので、おとり物件チェッカーの代わりとして使えるおすすめサービスです。

イエプラでは管理会社だけが物件を登録できる『ATBB』や国土交通省・不動産流通機構が開発した『レインズ』の物件情報を参照しているため、確実におとり物件なのかどうかがわかります。

似たサービスを提供している会社はいくつもありますが、イエプラは『返信スピードの早さ』と『営業時間の長さ』が特に魅力です。

チャット専門であるスタッフが複数人常時待機していて、連絡があると即時調査を行うため、営業時間内なら数分で連絡が返ってきます。

営業時間は朝の9:30から夜23時までと長いので、深夜でない限りは相談が可能となっています。

ただし、空室確認は管理会社の営業時間である18時~19時頃までとなっているのでなるべく早い時間帯にチェックすることが大切です。

ちなみにイエプラは通常、業者しか見ることのできない『ATBB』という業者専用データベースもLINE上で一言伝えれば閲覧が可能となるため最新の情報を”自分で”確認することもできます。

イエプラの評判は悪い?仲介手数料は?利用者の口コミを徹底調査

イエッティ

イエッティ公式ページへ

運営会社株式会社ietty
対応エリア東京/神奈川/埼玉/千葉
おとり物件0件
チェック方法URLの送信
利用サイトweb/アプリ/LINE

イエッティはイエプラと同様のサービスを行っているのでおとり物件チェッカーの代わりとして使えるサービスです。

イエッティのおとり物件チェック方法

イエプラに比べると対応エリアが狭かったり、返信スピードも普通程度となっていますが同様に使えるサービスです。

URLを送る以外にも『条件を設定して新着物件を送ってもらう』『相場よりも安い物件情報を送ってもらう』といったことも可能です。

イエッティの評判は最悪?契約して感じたメリットとデメリット

oheyago

oheyago公式ページへ

運営会社株式会社イタンジ
対応エリア東京/神奈川/千葉一部エリア
おとり物件0件
チェック方法URLの送信
利用サイトLINE

オヘヤゴーはおとり物件チェッカーを提供していた株式会社イタンジが現在サービスを行っている不動産仲介サイトです。

友達追加をすることでLINE上にて任意の物件が現在空室なのかどうか、紹介可能かどうかをチェックしてもらうことができます。

オヘヤゴーのおとり物件チェック方法

また、『ラビーネットBB』と呼ばれる管理会社の物件情報をリアルタイムに連動したデータサーバーを元に自動掲載される仕組みを採用しています。

このため成約済みとなった物件は成約した時点で即座に排除されるため、オヘヤゴーではおとり物件が存在しません。

オヘヤゴーの最大の魅力は『セルフ内見』と呼ばれるサービスで、担当スタッフは部屋に入らずに自分1人だけで内見が可能となっている点です。

スタッフに見られていると内見しづらいという人に向いているサービスです。

ただ、すべての物件に対応しているわけではないので、他社で紹介可能な物件もオヘヤゴーでは紹介不可となる場合があるのが難点です。

オヘヤゴーの評判は良い?セルフ内見してわかったメリットとデメリット

39room(サンキュールーム)

サンキュールームの公式ページへ

運営会社株式会社 GKコンサルティング
対応エリア東京・埼玉・神奈川・千葉
おとり物件0件
チェック方法URLの送信
利用サイトweb/LINE

サンキュールームは送信したURLの空室確認とともに、送った物件の仲介手数料が無料もしくは3.9万円で紹介できるサービスを提供している不動産業者です。

空室確認はweb上で物件情報を送るやり方とLINEの2通りがありますが、使用してみた感じだとLINEのほうが返信スピードが早く、使い勝手も良かったのでおすすめです。

サンキュールームのおとり物件チェック方法

サンキュールームでは不動産業者のデータベースである『レインズ』をもとに物件情報を照合し、現在空室かどうかの確認を行います。

スタッフが常時待機しているわけではないためか、URLを送ってから返答があるまで数時間以上かかってしまうのが難点です。

おとり物件かどうかはもちろん、初期費用を安くしたい人にもおすすめのサービスです。

サンキュールーム賃貸の口コミや評判!仲介手数料が安くなるのは本当か調査してみた

タダスム

タダスム公式ページへ

運営会社mediclo株式会社
対応エリア大阪・関東一部
おとり物件0件
チェック方法URLの送信
利用サイトLINE

タダスムは仲介手数料が無料、もしくは3.3万円となるオンライン型不動産です。

条件に合うお部屋の提案は一切行っておらず、ホームズやスーモで自分で物件を探した上でURLをLINE等に送ることで紹介してもらうことができます。

下部のタブメニューより『物件URLを送る』をクリックするとURL送信フォームへ移行します。

一度に送ることのできる物件数は3件までとなっていて、それ以上確認したい場合は2回に分けて送信することで現在空室かどうか、紹介できない場合は理由も教えてもらえます。

仲介手数料が安くなるなど魅力的なサービスですが、対応エリアが狭いので住みたいエリアによっては利用することができないのが難点です。

おとり物件に多い4つの特徴

おとり物件を故意に扱う行為は『宅建取引業法第32条』『景品表示法第5条第3号』に抵触する違法行為です。

違法行為が不動産業界に今でも蔓延しているのは故意に掲載しているかどうか利用者からは判断できないといった理由があります。

『ちょうど埋まってしまった』と伝えられてもそれが真実なのか前から埋まっていたのか利用者は判断がつきません。

また、掲載が続いていた理由についても『更新作業の着手に時間がかかった』と言われればそれまでです。

むかつくおとり物件!騙された被害者が語る共通点と見分け方

ただ、おとり物件にはある程度共通する特徴がいくつか挙げられるため、完璧ではないにしろ見分ける方法もあります。

好条件なのに掲載されている期間が長い

相場よりも家賃が安く設備も充実しているような物件はネットに掲載される前にすでに成約しているか、掲載してすぐに申込が入ってしまうほど需要も高いです。

入居者を募集している物件は『退去予定』の段階から申込みが殺到する傾向があります。

退去予定物件の入居者募集の時期

人気のある物件の場合『賞味期限は3日~5日』と言われています。

好条件にも関わらず1週間以上掲載され続けているような物件は故意に掲載しているおとり物件の可能性が高くなります。

マンション名や詳細な住所が記載されていない

物件名が一切記載されていなかったり、『○○町1丁目』といったアバウトな住所しか記載されていない場合、おとり物件の可能性があります。

詳しい情報を記入していないのは興味を持たせ、問い合わせさせるためや他の不動産に客が流れるのを防ぐといった目的もありますが、おとり物件として扱ってもトラブルに発展しにくいといった側面もあります。

マンション名で検索されれば現在申し込んだり契約している人も一発でわかってしまいますが、具体名が書かれていなければ募集状況がわからないというわけです。

1つのサイトだけいつまでも掲載されている

『ホームズでは掲載されていないのにスーモにはまだ掲載されている』といった状態の物件は、すでに成約済みとなっているおとり物件の可能性が高いです。

以前狙っていた物件を内見した後に『申込みが入ってしまいました』と言われ、いくつか掲載されているサイトをめぐってみた結果、ホームズでは掲載が終了しているにも関わらずスーモやその他のサイトでは依然として掲載が続いていました。

入居者の募集を最初に請け負った不動産会社のページで募集が終了している場合、その情報が正しいケースが多いので注意しましょう。

来店を促される・現地集合を拒否される

おとり物件として成功させるには『とりあえず来店してもらう』ことが必須となります。

現地集合となれば、その場で内見できない旨を伝えてしまうとトラブルに発展しますし、そこから店舗に誘導するのは手間となります。

問い合わせたときに「一度ご来店ください」と言われるようなら注意が必要です。

この手法で部屋探しの時間を約1ヶ月ほど無駄にしたことがあるので、来店できないようなら他の不動産で紹介してもらうようにしましょう。

おとり物件を避けるための3つの方法

おとり物件なのか本当に募集しているかどうかは不動産業者しか知らないため、100%見抜くことは難しいもののある程度傾向はあり、対策も可能です。

おとり物件の特徴
  • ”内見予約”自体は可能
  • 問い合わせ時に来店が必須
  • 実際に内見することは原則不可

無駄な時間を使わないためにもおとり物件を見極める具体的な方法について紹介していきます。

直接不動産で探してもらう

ネットから部屋探しをする場合、おとり物件に引っかかるリスクが少なからずありますが、最初から店舗で探してもらうのであれば紹介できない物件を提示されることはありません。

ただし、店舗での部屋探しは物件数が限られている上に拘束時間が長くなるといった問題もあります。

物件の目星が決まっているのであれば『この物件は紹介可能ですか?』とスマホを見せるといった方法もおすすめです。

その場で空室かどうか確認の連絡を取ってくれるため時間もかからず、空室の場合はすぐに内見することができます。

もし不可能な場合は他の物件は紹介してもらわずに帰るという選択もできます。

大家に直接依頼された元付不動産に問い合わせる

ネットで掲載されている物件には大家から直接依頼して募集をかけている『元付不動産』と、レインズからデータを引っ張ってきて募集を行う『媒介業者』があります。

ネットに掲載されるまでの仕組み

最新の情報は元付不動産が持っていて、それ以外の不動産屋に問い合わせがあった場合は元付不動産に情報の確認を行うことで空室かどうか判断しています。

おとり物件を故意に取り扱う不動産の場合、この”確認連絡”をせずに『現在募集中です』と利用者に伝えてしまいます。

おとり物件に引っかかりたくないのであれば元付不動産に問い合わせることで簡単に避けることができるというわけです。

問い合わせが面倒なら元付不動産のサイトをチェックする

わざわざ問い合わせるのが面倒なら掲載元である不動産サイトにまだ掲載されているか確認してみましょう。

例えばシャーメゾンや大和ハウスのD-roomの物件はスーモやホームズに多く掲載されていますが、最新情報を見たいなら自社のサイトを閲覧するのが確実です。

以前シャーメゾンの物件がいくつか入居候補にありましたが、「スーモやホームズにはまだ掲載されているけどシャーメゾンのサイトで確認すると募集していない」という事例が何度もありました。

問い合わせてみると結局成約済みで埋まっていたので、自社サイトではリアルタイムで反映されていたことがわかります。

現地集合可能か聞いてみる

おとり物件は店舗に来させて他の物件を紹介させる手法です。

現地集合だと他の物件を紹介することができないので、基本的に一度店舗に行き車等での希望の物件まで送ってもらうという形になっています。

逆に言えば現地集合可物件はそのまま内見できる可能性が高いですし、おとり物件をつかまされる確率はかなり低くなっています。

「一度店舗にお越しいただいて・・・」としつこく言ってくるような不動産の場合は注意してください。

会社の方針として店舗に来させようとしているだけにしても時間の無駄です。

最近では大手不動産でも現地集合可能としているところが増えているので、積極的に聞いてみましょう。

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まとめ

おとり物件だけを専門的にチェックするサービスは今のところありませんが、最近普及しているオンライン型不動産であれば内見する前に空室確認を行うことができます。

わざわざスーモやホームズから1つずつ問い合わせるのは面倒かつおとり物件のリスクがあるので非効率的です。

オンライン型不動産では基本的に他社URLの持ち込みが出来る仕組みとなっているので、とりあえず空室かどうかの確認だけのために使用するのもありです。

中でもイエプラでは返信スピードが圧倒的に早いので、おとり物件チェッカーとしての役割を十分に果たすことができるサービスとなっています。

イエプラ公式ページへ

もし気に入ったらそのまま内見、申込みを行うことができますし、もっと良い物件が出るまで待っても問題ありません。

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