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一人暮らしをされている方でタバコを吸う人はどこで喫煙していますか?
部屋で吸ってしまうと退去費用がきになる一方で、ベランダで吸えば近隣の住民に迷惑がかかり苦情を入れられるリスクもあります。
賃貸物件はどこでタバコを吸うべきなのか、おすすめの場所や方法について紹介していきます。
目次
ベランダの喫煙行為は規約違反?
喫煙者的には他に選択肢がないからベランダで吸っているという状況だと思いますが、ベランダで吸うと当然トラブルにもなりかねません。
隣人が喫煙者でない場合「洗濯物がタバコ臭くなって困る」という理由で苦情を入れる人は意外と多いようです。
マンション住みなのですが、隣の部屋の人がベランダでタバコ吸うから煙がこっちに入ってくるのよ。くさいのよ。
— 夢を叶える秀吉🐘 (@fx_hideyoshi) November 7, 2023
こっちが窓閉めないとなのよ。#言えないよ
ザ日本人
隣に引っ越して来た人ベランダでタバコ吸う人だ。本当にくさいし本当に最悪だよ。
— マ ス ター・ジョン ソン・ワッショイ (@___jyon) November 5, 2023
ベランダは借りている人が自由に使って良いと思うのが普通ですが、正確な規定によると”廊下と同じ共用部分”と位置づけされます。
ただ、具体的には廊下部分と全く同じというわけではなく、借りた人のみ使って良いという専用使用権が認められています。
つまり、基本的にそのアパート、マンションの規定に反しない使い方なら部屋を借りている人が自由に使って良いということです。
自分のものではないけど、自分にのみ使って良い権利があるということですね。
例えるなら、友達Aからゲームを借りてるけどそれは自分のものではなく、あくまで友達Aのものなので勝手に売ったりするのは当然ダメ。借りたのは自分なので他の人が使うのはNG。
タバコ喫煙に関して、もし契約内容に「ベランダでの喫煙はNG」や「火気厳禁」と書かれていたのであれば当然ながらベランダ喫煙は規約違反となります。
何も書かれていない場合、喫煙しても問題ないことになりますが他の住人から苦情が来るケースはあります。
この場合、規約としては違反になりませんが、他人に迷惑をかけている行為となるので結果的にベランダでの喫煙は実質的にできなくなるというわけです。
基本的にベランダ喫煙は規約の「火気厳禁」という記載によってNGとなっていることが多いですが、トラブルに発展しない限りは特にお咎めはありません。
ベランダ喫煙が裁判にまで発展したケースも
ベランダ喫煙は部屋が臭くなるのを嫌がって使っている人も多いです。
ただ、苦情に対していつまでも辞めなかった人が裁判にまで発展したケースがあります。
女性が名古屋地裁に訴えたのは、マンションの階下にすむ男性がベランダで喫煙しその煙が自宅マンションの室内まで入ってくるため、喫煙をやめるよう何度も申し入れたが男性はそれを無視した。それが約1年半続いたため体調が悪化したとして、150万円の賠償を求めた。判決が2012年12月13日に出て、女性の精神的損害を認め男性に5万円の支払いを命じた。
参照元:Jcastニュース
これはあくまで特殊なケースで、裁判にまでなることは滅多にありませんが、結果的に苦情を入れた人が勝訴していることを考えると苦情が入ったらそれに従うしかないようです。
またこの判例の場合は事前に管理会社から注意を何度か受けていたようですが、それに従わなかったので裁判まで発展してしまったという経緯があります。
タバコでトラブルになるケースはよくありますが、それ以外にもトラブルになることはあります。
喫煙者はタバコをどこで吸うべき?
タバコ喫煙者は賃貸物件において、どこで吸うのが良いのか『退去費用』や『苦情・迷惑』を考慮した上でおすすめの場所を紹介していきます。
換気扇の下
他人に迷惑をかけることなく、退去費用を最小限に抑えたいのであれば換気扇下でタバコを吸うのが最もおすすめです。
換気扇下で吸うことによりタバコの臭いやヤニ汚れはすべて換気扇を通して外に排出することができます。
換気扇は汚れてしまいますが、タバコを吸わなかったとしても料理による油やホコリによって必ずハウスクリーニングの対象となるため総合的に費用が高くなることはありません。
まるっとコラムによればレンジフードや換気扇汚れの料金相場はキッチンで15,000円~20,000円ほどです。
部屋で吸って壁紙を交換されるよりもはるかに安い金額となり、タバコを吸っても吸わなくても料金は変わらないのでおすすめというわけです。
ベランダ
ベランダ喫煙は隣人に迷惑がかかる可能性があるため、あまりおすすめはできませんが一定の条件下であれば問題ありません。
- 規約によってベランダ喫煙が禁止されていない
- 自分が最上階で隣室以外に迷惑をかけない
- 隣室とのベランダが離れている・もしくは広い
ベランダ喫煙する場合は大前提として『ベランダでの喫煙禁止』とされていない場合に限ります。
タバコの煙は上空に向かうため、住んでいるお部屋は最上階であることが好ましいでしょう。
喫煙するときは洗濯物を干していない時間帯である夜中に限定することで近隣住民に被害を出すことがないため、苦情にも発展しにくいです。
昼間にベランダ喫煙をしてしまうと近隣の洗濯物に臭いがつき、苦情を入れられるリスクもあるため注意が必要です。
お風呂場
お風呂場は狭い空間かつ密閉されていて換気扇が備わっているため、タバコを吸う場所としては悪くありません。
お風呂場の換気扇はキッチンの換気扇と同様排気ダクトに繋がっているため、どちらで吸っても近隣の迷惑になることはありません。
多少の臭いや汚れは水回りなので洗い流せるのも利点の1つです。
ただし、換気扇の強さを変えることができないため『タバコを吸う時だけ換気率をあげる』といったことができないのが難点です。
タバコの臭いは数時間以上残ってしまうため、いつまで経っても臭いが取れないといったリスクもあります。
コンビニ等の喫煙所に行く
ベランダ喫煙が好まれておらず、部屋で吸うこと自体もためらわれるのであれば、近くのコンビニの喫煙所等外で吸うのも選択肢の1つです。
「吸う際にわざわざ外に行くのなんて面倒」と感じるかもしれませんが、タバコを少しでも辞めたいと思っているのであればあえて面倒なことを習慣化させることで本数を減らすことができます。
いつでもすぐに吸えてしまうと、無意識のうちにタバコを手に取ってしまい、それが習慣化してしまいます。
こういったことを防げて節約にも繋がるので意外と吸う場所を限定するというのは有効的な方法です。
部屋を限定して空気清浄機を設置する
「室内でどうしても吸いたい」というのであれば喫煙できる部屋を限定して、なおかつ空気清浄機を設置するのがおすすめです。
ワンルームや1Kでは部屋を限定することは難しいですが1SKや1LDKであれば狭い部屋を用意することができるため、仮に壁紙が黄ばんでしまったり、臭いが付着しても限定的な費用で済ませることができます。
空気清浄機には脱臭機能があり、性能の良いものであれば『粉塵フィルター』『脱臭フィルター』などが備わっています。
タバコを吸う空間に設置しておけば、ニオイの元になる菌を分解することができます。
タバコを吸うときはなるべく空気清浄機を近くに置き、煙が直接吸うように配慮することで部屋への被害を最小限に抑えることができます。
→【2023年】タバコ臭対策向き空気清浄機のおすすめ人気ランキング11選
電子タバコに変えて部屋で吸う
個人的に一番手っ取り早く問題を解決できたのはアイコスなど電子タバコに変えることです。
特にアイコスの場合は有害物質を約9割ほどカットできるのに加えて、葉を燃やすのではなく加熱して水蒸気を発生させるため汚れがつきにくいのが特徴です。
電子タバコは、タバコ葉を使用せず、装置内もしくは専用カートリッジ内の液体(リキッド)を電気加熱し、蒸気(ベイパー)を発生させる製品です。一方、加熱式タバコには本物のタバコ葉を使用します。
引用:IQOS公式
電子タバコに抵抗を感じている人もいると思いますが、違和感というかまずいと感じるのは最初の3日間程度。
以降は電子タバコのほうが良いと感じるレベルで快適になります。
僕もアイコスユーザーで5年以上利用していますが、本当にアイコスに変えてよかったと感じています。
電子タバコに変えてから普通に部屋で吸っていますが、壁紙が黄ばんだり引っ越しの際に高額な請求をされたことは今まで一度もありません。
まとめ
- 『退去費用』『近隣からの苦情』を踏まえて部屋でタバコを吸いたいなら換気扇下がおすすめ
- ベランダ喫煙は規約で禁止されている場合もある
- ベランダでタバコを吸いたいなら迷惑にならない時間帯にしよう
- 部屋が汚れないアイコスなど電子タバコに変えるのも選択肢の1つ
ベランダ喫煙をしてもお咎めなしの人は多いですが、苦情が来ていないだけで実際には迷惑している住人が多いのも事実です。
他人に迷惑をかけたくない、余計なトラブルを避けたいのであればキッチンに設置されている換気扇下で吸うのがおすすめです。
換気扇は料理によって汚れるので、タバコ汚れの有無に関係なくハウスクリーニング代として請求されます。
退去費用が特別高くなるということもないため、抵抗がなければ換気扇下で吸うようにしましょう。
これを機会に電子タバコに切り替えたり、やめる努力をしてみるのも選択肢として考えてみましょう。