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一人暮らしをしているとさまざまなトラブルが起こります。安いアパートはコスト削減のために壁が薄いですし、家賃が安ければそれだけ若者も多くなるのでトラブルになりやすいです。
騒いでいたなら苦情が来てしまうのは当たり前ですが、稀にうるさくしてなのに苦情を入れられるケースもあります。
ある日いきなり身に覚えのない苦情が入っていたら嫌な気分になりますよね。
今回はうるさくしていないのに苦情を入れられてしまう原因とその対処法についてまとめてみました。
うるさくしてないのに苦情が入れられる原因
騒音かどうかの基準値は平成10年に公布された環境省の告示によって定められています。
昼間(6:00~22:00) | 夜間(22:00~6:00) | |
---|---|---|
音の大きさ | 55デシベル~ | 45デシベル~ |
昼間の場合は車の音や通行人の喋り声等が含まれていたり、生活的基準により55dBまでそこまで気にならないと言われています。
逆に夜間の場合は環境音もほとんどなく静かな状態となっているため45dB以上の音が出ているとうるさいと感じるようです。
身に覚えがなくても基準値以上の音が出ていて、隣人が「うるさい」と感じれば苦情の対象となってしまいます。
どういったことで苦情が入るのか原因について詳しくまとめてみました。
苦情が入れられても詳細については教えてもらえないことも多いのでまずはその原因を考えてみましょう。
勘違い
全く身に覚えがない場合は隣人や下の階の住人が勘違いして間違えて苦情を入れてしまっている可能性があります。
前にうるさくしてないのに騒音止めろと苦情言って来た下の階の奴許さん。深夜に洗濯機とか使って無いですけど。
— 福島 (@hukumoni) August 8, 2012
特にうるさくしてないのに隣からまた苦情きた。壁の中に誰かいるのかな?
— わ (@Ru0lin) September 3, 2011
音は空気を介して伝わりますが、床材や外壁など物質を介して衝撃音としても伝わります。
斜め上の階で発せられる足音が一番よく聞こえるのは真下の階となりますが、物質同士が繋がっているため隣接している隣りや斜め下の階にもその衝撃音は広がります。
つまり賃貸物件の場合、上の階がうるさかったとしても真上なのか斜め上なのかわかりません。
同様に隣人に対する騒音だったとしても実は外からくる騒音が原因で勘違いることも考えられます。
苦情を入れられた側からすれば最悪な話ですが、こういった勘違いや行き過ぎた苦情というのは賃貸では珍しくはありません。
足音がうるさい
騒音系は全トラブルの約9割を占めるほど圧倒的に多く、中には自分では全く気付かないけど隣人から見ればうるさいと感じられるようなものも存在します。
隣人からの苦情ではなく下に住んでいる人から苦情が入ることもあり、その原因のほとんどは足音と言われています。
下のアパートの住民がうるさいって苦情きた。うちはうるさくしてないのにいい加減私も腹立つ。
— ミュウ (@ayako7497) August 15, 2013
わざとでかい足音を鳴らす人はいませんが、普通に生活しているだけでも衝撃音なので伝わってしまいます。
仕方ないといえばしかないですが、寝る時間なのに「ドンドン」とうるさければそれがストレスになって苦情を入れたくなるというわけです。
ギターやベースなどの楽器音がうるさい
賃貸物件は楽器演奏可となっている物件と不可となっている物件があります。
ギターやベースは練習中集中して弾いているので音が大きくなってしまうものです。
アンプをつながなくても木造アパートや鉄骨アパートなどの壁の薄い物件は聞こえてしまうので、苦情を入れられることがあります。
僕の場合は学生時代に軽音部に入っていたこともあり、アンプをつながずにベースを練習していたら隣室から壁ドンされたことがあります。
低音、高音など様々な音色を奏でる楽器は隣人の部屋まで音が響きやすいので注意。
深夜の静かな時間帯に洗濯機を回している
苦情が入りやすいのは主に深夜帯です。
「寝ようとしているのに騒がしくて寝られなくなる」ため、ストレスを感じるのと次の日絶対に起きなければならないため実害が出るという問題が原因です。
例えば深夜帯に洗濯機を回していればその音は隣人まで響いてしまうことがあります。
これが原因で寝られないと感じれば苦情が入ってしまう原因になりますし、洗濯機以外にも掃除機やテレビの音なんかもクレームの原因になります。
窓やドアの開け閉めがうるさい
窓やドアの開閉、戸締りは無意識でやってしまいがちなので、うるさいと感じる人もいます。
例えるなら車のドアを思いっきり閉めてしまう癖のある人がいるのと同じ。
窓やドアも自分では普通に閉めているだけでも隣人が気になれば苦情の対象となります。
僕が以前住んでいた物件は開閉式の扉が部屋についているタイプだったので、毎回ガラガラ音が響いてました。
生活音なので仕方ない部分ではあるものの、イライラしていると普通に生活しているだけでも苦情を入れられやすいです。
友人とのオンラインゲームの音がうるさい
最近は自粛も定番化していて休日も自宅で過ごす人が増えています。
家に1人でも友人とPCやPS4、switchやスマホ等を使ってオンラインゲームを楽しむことができますが、オンラインゲーム中ってついつい声がでかくなりがちです。
特にヘッドホンを使って友人と喋っていると自分がどのぐらいの声量で喋っているのかわかりません。
ゲームの音にかき消されないようにいつもより大きな声で喋っていることも増えますが、隣人からすれば苦情を入れる対象となってしまいます。
昼間ならまだしも夜の時間帯はクレームが入りやすいのでオンラインゲームが原因の可能性は高いです。
ペットに関するクレーム
ペット不可となっているのにペットを飼っている場合はもちろん、ペット可となっている賃貸物件でも鳴き声がうるさすぎるとクレームに発展することもあります。
ペット不可物件はそもそもアレルギー体質の住人が住んでいる可能性もありますし、ばれると強制退去の可能性もあります。
ペット可物件はある程度は仕方のないことですし、防音性も普通の物件よりも高いようですが窓を開けていたり、深夜に泣き叫ぶペットだと不快に思うのも無理はありません。
内緒で同棲している人への苦情
一人暮らし物件に二人で住むことは本来であれば規約違反となります。
ただ、実際は同棲しているのか外からではわかりませんし、そこまでうるさくしなければ苦情にも繋がりません。
あまりにも毎晩うるさくしすぎていたり、毎日他の住人と顔を合わせていると「102号室が同棲しているようで、うるさくて困ります」といった苦情に繋がることも稀にあるようです。
住んでいる物件が二人入居不可となっている場合は注意しないと強制的に退去されることもありえるので注意してください。
うるさくしてないのに苦情を入れられたときの対処法
苦情を入れられたときに管理会社から電話がくるケースとポストに注意のお知らせを入れられる場合があります。
電話なら「うるさくしていない」と反論することもできますが、紙一枚で注意のお知らせが来てしまうと一方的にこちらが悪くなってしまいます。
身に覚えがない苦情に対してはそのままにせずにしっかりと対処しましょう。
管理会社に「自分の部屋じゃない」と伝える
本当に全く身に覚えがない場合はしっかりと否定することが大切です。
苦情を入れられた場合は管理会社からの心象も悪くなりますし、それが原因で退去費が上乗せされてしまうようなこともあるそうです。
自分じゃない場合は管理会社に問い合わせて「ポストに苦情の連絡が入っていたのですが、全く身に覚えがないのでおそらく私の部屋ではありません」と完全否定してください。
実際どこから騒音が来ているのか完璧に特定するのは難しく、真上の住人だと思ったら斜め上の住人が騒音の原因だったりするケースもあります。
身に覚えがないなら否定することが大切です。
こちらからも苦情を入れる
もし些細な生活音とかで苦情を入れられた場合は逆に相手が生活音を立てたときに苦情を入れ返すというのも手です。
誰から苦情が入っているかはわからないようになっていますが、角部屋だったり片側は空き部屋だったりすれば簡単に特定可能です。
苦情を入れられている側はストレスのはけ口としてやっているかもしれませんが、自分が苦情を入れられるとは思ってもみないので同程度の生活音を感じたら報告してやりましょう。
苦情に対してあまり気にしないようにする
そもそも苦情が来たからといって強制退去させられることはありません。
強制退去は裁判まで発展してようやく実現するぐらい難易度が高く、家賃を数か月払わなくてもすぐに強制退去させることができないぐらいです。
つまり苦情が来たとしても自分がうるさくしていないのであればそこまで気にする必要はありません。
もちろん身に覚えがなくてうるさくしてしまっていた場合は改める必要がありますが、本当に些細な音で苦情を入れられているのであれば気にしたら負けです。
苦情が何回入れられようとこちらに実害はないので普通に生活することを心がけましょう。
嫌になれば相手から引っ越してくれます。
トラブルになりにくい物件に引っ越す
隣人トラブルって建物ってよりもその住民の質が悪いからこそ起こってしまうものです。
壁の薄いアパートでも隣人が良識のある人なら夜中に騒いだりすることなんてまずありませんが、学生が住むようなアパートだと隣人も学生の可能性が高かったり、頭のおかしい人が隣人になる確率もあがります。
僕が学生の時はうるさくしていないのに毎日壁ドンしてくるようなちょっとおかしな人だったのでさすがにイライラしていて「うるさいぞ」と怒鳴ったらその日から壁ドンされることはなくなりました。
隣人はある程度運によるものなので、隣人がおかしな人なら引っ越すという選択肢もあり。
引っ越し代だったり新たに初期費用がかかってしまうというデメリットはありますが、毎日悩まされているぐらいなら引っ越して快適に生活できるほうがよっぽど良いと思います。
トラブルが起きにくい物件の特徴
次に引っ越す場合はなるべくトラブルの起きにくい物件に住むことをおすすめします。
どういった物件だとトラブルが起きにくいのかその特徴についてまとめてみました。
防音性の高い鉄筋コンクリート物件
これは隣人による騒音が気になる人向けの物件です。
防音性というのは建物の構造によって変わります。
木造アパートは一番防音性が低く、逆に鉄筋コンクリートマンションの防音性はかなり高くて隣人の生活音は基本的に聞こえてきません。
防音性はマンション=高いというわけではないのでその点注意してください。鉄骨造のマンションはアパートとあまり差はありません。
もちろん賃料があがることで住民の質もあがるので相対的にトラブルが起きにくい物件ではありますが、本当に気にしたくないのであれば鉄筋コンクリート一択です。
24時間ゴミ出し可能な物件
ゴミ出しのトラブルが面倒に感じるのであれば24時間ゴミ出し可能な物件がおすすめです。
ゴミ出しって出す曜日が決まっているのでそれまで家に置いておかないといけないのがネックで、部屋を掃除したい時なんかだと邪魔になります。
また、住人の質が低いとゴミ出しルールが厳しくなってこっちまで被害を受けることになるので、そういうのが嫌な人やずぼらな人にとっていつでもゴミを出すことがでいる24時間ゴミ出し可能物件は最強。
隣人がいない角部屋物件
なるべく隣人トラブルになりたくないけど賃料が高いところに住む経済的な余裕がない場合は物件の探し方を少し変えてみましょう。
まずは角部屋物件を探してみてください。中部屋物件の場合は両隣に人が住むのでトラブルになる確率があがってしまいます。
続いて角部屋物件の中でもその隣が空き室の物件を選ぶようにしてください。これはマンション名等で検索すると今どの部屋が空いているのか一覧で出てくるので探すのは容易です。
現在空き室だとしても今後埋まってしまったら意味がないように感じますが、空き室が複数あるような不人気物件の場合、満室になる確率が低いので狙い目。
こういった物件は自分が騒いでも隣人の迷惑にならず、隣に誰も住んでいなければ被害を受けることもないのでかなり快適な生活を送ることができます。
他にも角部屋だけ少し離れた場所に位置するような物件とかも結構おすすめ。
まとめ
- うるさくしてないのに苦情を入れられたら身に覚えてがあるかどうかの確認
- 身に覚えがない場合は管理会社に連絡して反論する
- やたらと苦情を入れられるような無視を決め込む
- 苦情を入れられても強制退去させられることはない
うるさくした覚えはないのに苦情を入れられるのは隣人が神経質になっていたり、たまたまイラついているときに生活音が響いてうるさいと感じただけの可能性が高いです。
基本的に無視しても構いませんが、全く身に覚えがない場合にはしっかりと管理会社に連絡を入れて反論しておいたほうが良いでしょう。
身に覚えがないだけで結構うるさくしてしまっていることも中にはあるので一応自分の生活を見返してみましょう。