一人暮らしで折りたたみベッドを選ぶデメリットとは?4年間使用してみた感想

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一人暮らしをされている方はベッド派と敷布団派に分かれますが、多くの人はベッドを購入していると思います。

ベッドの中でも割と安価で購入できるものに折りたたみベッドがありますが、使用感というのは実際に使って見なければわかりません。

僕は学生時代に4年間折りたたみベッドで生活していたので今回はその時に感じた折りたたみベッドのメリットとデメリットについて紹介していきます。

買おうかどうか悩んでいる方は参考にしてみてください。

折りたたみベッドを4年間使用して感じたデメリット

僕が初めて一人暮らしをした時に購入したのは折りたたみ式のベッドです。ニトリかどっかで購入した気がします。

デメリット
  • 寝心地があまりよくない
  • 意外と重たい
  • 強度面に不安あり
  • 微妙にベッドが動く
  • 床が傷つく可能性がある
  • ベッド下に物を置きにくい
  • 折りたたむ機会はほとんどない
  • デザイン性に欠ける
  • マットレスの買い替えができない

寝心地があまりよくない

正直、でかいマットレスが付いたベッドに比べると寝心地はあまりよくありません。

マットレスはベッドに固定されている一体型なので例えへたってきてもどうしようもありませんし、そもそも簡易的なマットレスなのでふわふわな寝心地とは行きません。

もちろん敷布団と比べると通気性があるぶんマシかもしれませんが、スプリングがマットレスにない分、寝心地は落ちます。

自分で寝心地を改善させるにはさらにマットレスを追加したり、寝心地の良い布団を上に重ねることで多少の改善は期待できますが、コストがかかります。

意外と重たい

折りたたみ式といってもベッドはベッドなのでやっぱり運ぶには一苦労するぐらいには重いです。

折りたたみベッドの場合、たいていはキャスターがついていて簡単に移動させること自体はできますが分解できないものが多く、引っ越しの時に少し手間がかかってしまいます。

特に自力でレンタカーなどを借りて引っ越す場合は車に入らない可能性すらあるので注意が必要です。

強度面に不安あり

折りたたみベッドは折りたたむことができるという性質があるのでその分強度は他のベッドよりも劣ります。

僕は4年間折りたたみベッドを使っていましたが、だんだん折りたたみ部分が凹んできてしまって寝るときに若干くの字型になってしまいました。

最終的に引っ越す際に後輩にあげたんですけど、体重が重かったせいかすぐに壊れてしまったそうです。

いくら耐荷重内だからといって毎日使用していればだんだん強度も弱くなってきて最終的に壊れてしまいます。

微妙にベッドが動く

折りたたみベッドはキャスターがついていてストッパーもついていることがほとんどですが、それでも支えているのは丸形のキャスターが数個足についている状態なのでちょっとした衝撃で簡単に動いてしまいます。

センシティブな話になりますが、結構重要なのが夜の営みに関しての問題。

当然ベッドの上で動けば軋む音が鳴りつつ壁にベッドが定期的にぶつかってしまい壁ドン状態になってしまい隣人トラブルの原因になる可能性すらあります。

これに関して、キャスター部分に物を挟んだり、ジェル系のパッドを挟むなど色々と対策を講じてみましたがいずれもそこまで効果を発揮してくれませんでした。

折りたたみベッドは骨組み自体が結構しょぼいので衝撃を吸収しきれないのでこればかりは仕方ない部分かもしれません。

床が傷つく可能性がある

折りたたみベッドは骨組みがむき出しの状態で点で支えているような構造になっているため四隅と中央部分に集中的に荷重がかかるようになっています。

キャスターのストッパーがあっても若干動くのでフローリングに傷がついてしまったり、点で支えているせいで凹む可能性があります。

普通のベッドなら四隅だけでなく側面や上下面も均等に面で床に接していますし、そもそも頑丈で動かないので比較すると意外と折りたたみベッドのほうが傷がつきやすかったります。

対策としてはカーペットをベッド下まで広げたりジェルパッドである程度防ぐことは可能です。

ベッド下に物を置きにくい

ベッドの良さの1つと言えば、ベッド下に物を置くことができることですが、折りたたみベッドの場合は中心部を支えるためのフレームが必要であり、折りたたむ際に必要なバネが下部についているのでベッド下に物が入れにくい構造になっています。

一人暮らしだと収納スペースが少ないのでベッド下に物を置く人も多いですが、限られたスペースしか確保できないのはデメリットです。

また、折りたたむという本来の性能を考えたときにベッド下に物を置くこと自体がコンセプトに反しているという点も微妙な点です。

僕の場合、収納箱を置くことができなかったので無理矢理掃除機をねじ込んでいました。

折りたたむ機会はほとんどない

実際に4年間折りたたみベッドを使ってみましたが、毎日折りたたむことなんてほとんどありませんでした。

折りたたむのは模様替えの時と大掃除をする時、そして布団を干す際にベランダ付近に寄せて日を当てる時ぐらいです。

多くても1ヶ月に1回あるかないかぐらいの頻度なので、正直言って折りたたみベッドじゃなくても良かったな、と感じました。

折りたたみベッドは折りたためることが魅力なのに、実際に使ってみると折りたたむ機会が少ないです。

だったらもっとシンプルで安いベッドでも良かったな、というのが正直な感想です。

デザイン性に欠ける

折りたたみベッドは種類が豊富ですが骨組みがむき出し状態になっていて、キャスターがついている状態のものがほとんど。

僕が折りたたみベッドが嫌になった理由の1つがデザイン性に欠けるという部分。

いくら部屋をオシャレにしたくてもデザイン性に欠けるものが1つあることでチープな印象になってしまいます。

高級感があまりないので「オシャレな部屋にしたい」という人には不向きです。

マットレスの取り替えができない

折りたたみベッドには色んな種類がありますが、多く普及しているのがマットレス一体型のベッドです。

いちいちマットレスを買わなくて良いという点はいいですが、実際に寝てみて寝心地が悪いと思っても替えることはできませんし、飲み物をこぼしてしまったり汚してしまった時も同様に替えることができないというデメリットもあります。

僕の場合はベッドの上で飲み物を飲んだりしたことはないので汚れませんでしたが、もし何かの事故で汚してしまったらそのマットレスの上にさらにマットレスを敷くぐらいしか対応策がないのは面倒だと思います。



折りたたみ式ベッドのメリット

メリット
  • ベッドの中でも値段が安い
  • 普通のベッドより小柄のものが多く、場所を取らない
  • すぐに折りたためるので掃除が楽
  • 移動が簡単なので模様替え好きに便利
  • 組み立てが基本的に不要
  • リクライニングできるものが多い

ベッドの中でも値段が安い

種類値段
すのこベッド7,000円~
折りたたみ式10,000円前後
収納付きベッド30,000円~

ベッドには様々な種類がありますが、よくあるベッドフレーム+スプリングマットレスのベッドだと最低でも3万円以上します。

もちろん敷布団やシンプルなマットレスに足だけついたようなベッドよりは高いものの折りたたみ式ベッドは1万円前後で購入可能なので「安く買えるベッド」として安価です。

折りたたみ式はマットレスが一体型になっていることがほとんどなので別途マットレスをわざわざ買う必要はありませんし、布団だけ買えばすぐに寝床として使えます。

普通のベッドより小柄のものが多く、場所を取らない

折りたたみベッドは通常のベッドよりも横幅が狭くコンパクトに造られていることが多いです。

ある程度の寝心地を犠牲にして省スペースに置けるベッドというコンセプトなので一人暮らしにぴったりのベッドです。

一人暮らしだと部屋の広さが6畳程度の物件も多いので、通常のベッドを置いてしまうと圧迫感が凄いですが折りたたみ式は省スペースで、もし人が来ても最悪折りたたむことができるので利便性が高いです。

すぐに折りたためるので掃除が楽

折りたたみベッドの最大の特徴はその名の通り「折りたためる」という点。

ベッドなんて普段はそうそう移動したりしませんが、掃除をする時や模様替えを頻繁にする人にとってはまさに便利です。

また、友達を呼んだ時にベッドに座らせらないために折りたたんだり、人数が多いから折りたたむといった使い方もできます。

移動が簡単なので模様替え好きに便利

僕は模様替えが好きなので当時は頻繁に家具の位置を変えていましたが、折りたたみ式ベッドは普通のベッドとは違い簡単に移動させることができるのでかなりラクに模様替えが行えました。

置き場所をずっと固定する場合にはあまりメリットには感じませんが、僕のように頻繁に家具の位置を変えたい人にとってはメリットです。

組み立てが基本的に不要

通常のベッドの場合、まずベッドフレームを一から組み立てる必要があります。

過去に収納付きベッドを買った時は1人で組み立てるのに5時間ぐらいかかって泣きそうになりました。

一方、折りたたみベッドの場合はほとんどそのままの状態で届くので特に組み立てる必要はなく、すぐに使用することが可能です。

特に女性は組み立てるのが苦手って人も多いでしょうから、組み立て不要な折りたたみ式ベッドはラクですね。

リクライニングが便利

折りたたみベッドはその仕組み上多段階のリクライニングができるものが多く、何かと使い勝手が良いです。

僕が購入したものもリクライニング機能があるもので、手動で細かく16段階ぐらいに折りたたみ可能なものでした。

「リクライニングなんて寝るだけなら使わないでしょ?」と思うかもしれませんが、ゴロゴロ寝転がってスマホをいじったり読書する人はこのリクライニングがあるだけでかなりラクなので重宝します。

実際僕もリクライニング機能だけはよく使っていました。

リクライニングは他のベッドにはない良さの1つだと思います。

ネットの口コミをまとめてみた

調べてみたところ折りたたむ部分が凹む、腰を痛めるという意見が意外と多く見受けられました。

僕が使用していたのは大学生の時で若かったのでまだそれほど違和感がありませんでしたが、30代とかだったら腰を痛めている可能性はあったでしょうね。

敷布団よりは間違いなく寝心地は良いですが、ちゃんとしたマットレスのベッドと比較すると微妙です。

まとめ

MEMO
  • 折りたたみベッドは1万円前後で購入できるので手が出しやすい
  • スプリングマットレスより寝心地は悪い
  • 長期間使っていると折りたたみ部分が凹んでくる(腰痛の原因になることも)
  • 実際に使ってみると折りたたむ機会はあまりない
  • 折りたたみベッドは通常のベッドよりもコンパクト

学生なら折りたたみベッドでも十分かもしれませんが、社会人とかになるとしっかりと身体の休息ができないと辛いですし、腰痛のリスクを考えると折りたたみベッドはやめておいたほうがいいかもしれません。

敷布団生活をするぐらいなら折りたたみベッドを買った方がいいですが、資金的に余裕があるならちゃんとしたスプリングベッドのほうが寝心地も良いし、軋みも少ないし、インテリアとしてのオシャレさもあるのでおすすめです。

折りたたみベッドはまさに学生向けという印象。

「もう一度折りたたみベッドを購入するか?」と聞かれたら「NO」ですね。

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