一人暮らしの家具家電一式費用は20万円あれば足りる?

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

一人暮らしするためには引っ越し代や部屋を借りる初期費用だけでなく、家具家電を揃えるお金も用意しておかなければなりません。

1から家具家電を揃える場合、20万円以内で抑えることができるのか一人暮らし歴10年以上の僕が調査してみました。

一人暮らしの家具家電一式費用は20万円以内で抑えられる

結論を言えば、一人暮らしの家具家電一式にかかる費用は、よほど高いものを購入しなければ20万円以内で抑えることができます。

イイものを購入すれば当然高くつきますが『最低限生活できる家具家電を揃えた場合』の各値段をまとめてみました。

生活必需品 値段
テレビ 約30,000円
テレビ台 約3,000円
洗濯機 約30,000円
冷蔵庫 約30,000円
炊飯器 約10,000円
テーブル 約6,000円
カーテン 約3,000円
ベッド 約30,000円
布団一式 約7,000円
掃除機 約3,000円
ドライヤー 約2,000円
カーペット 約5,000円
合計 約159,000円

生活に必要な家具家電一式を揃えようとすると1579,000円ぐらいかかります。

多少値段に上下することがあっても20万円ぐらいあれば十分余裕を持って揃えることができます。

この金額は「なるべく安くてコスパの良い家具家電を揃えた場合」の金額となるため、少し良いものを購入すれば青天井に高くなってしまいます。

1つ1つ補足説明していきます。

テレビ/テレビ台

テレビはサイズや機能によって値段が変わります。

一人暮らし用の部屋なら32型があれば十分です。それ以上はでかいのでそれ以下で考えます。

Amazonで調査したところ32型のテレビは安いもので2万円~3万円程度。

最近ではテレビすら見ないという人も多くなってきたので、あまり見る機会がなさそうならいっそのこと買わなくても良いと思います。

テレビを購入してしまうとNHKの受信料を払う羽目になるのでそのあたりも厄介な部分。

NHKの訪問は居留守が有効?無視し続けると来なくなるのか試してみた結果

テレビ台は本格的なものを購入する必要はありません。

僕が最初に一人暮らしをした時は親と一緒に家具店にいって4,000円ぐらいのちょっと重量のあるものを購入しましたが模様替えの時に移動させるのが大変でした。

引っ越す時も運ぶことが大変なので結局処分してしまいました。

テレビ台はラック等で代用できますし、そっちのほうが安いです。

洗濯機

洗濯機はメーカーやサイズ、性能によって値段が変わります。

東芝やシャープ等の有名どころは高いです。

逆に海外メーカーのハイセンス等は極端に値段が安くて2万円前後で購入できてしまいます。

一人暮らし用の洗濯機はだいたい3万円前後が相場。

ドラム式洗濯機で乾燥まで使いたいと思わない限り機能性としてはそこまで変わらないので保証のある安いものを選んだほうがいいです。

乾燥機付きのドラム洗濯機はめちゃくちゃ高いですが、洗濯物を干す手間がかからないので一度使ったら元の生活には戻れないほど良いそうです。

ただ、一人暮らし用物件だとそもそもドラム式が入らないって可能性があるので注意。

冷蔵庫

冷蔵庫はサイズと機能で値段が変化します。

一人暮らし用なら洗濯機と同じぐらいで3万円が相場です。

冷蔵庫というのは大きく分けて4つのサイズに分類されます。

サイズ タイプ 用途
50L未満 冷蔵庫のみ 自炊しない派
80L~100L 冷蔵庫+ミニ冷凍庫 自炊しない派
120~150L 冷蔵庫+冷凍庫 自炊派
170L以上 冷蔵庫+野菜室+冷凍庫 自炊派

だいたい140L前後で間冷式(霜がつかないタイプ)のものを選べば間違いありません。

「料理なんて全くしない」という人ならもっと小さいサイズでもいいかもしれませんが、今後のことを考えると小さすぎても後悔するリスクがあります。

ちなみに一人暮らしをすると最初の頃はほとんど料理の習慣がないためスカスカになります。

「料理しないから冷蔵庫なんていらない」と思う人もいるかもしれませんが、冷凍食品や飲み物を冷やすことができなくなるので必須。

僕の場合、最初の1年間はスカスカ状態でしたが料理をするようになってからは割と140Lの冷蔵庫でも入りきらないレベルで物が多くなってしまいました。

炊飯器

炊きあがりの良さによって値段が変化します。

一人暮らしなら3合あれば十分です。

相場はだいたい1万円前後。

もっと安いものもありますが、炊飯器は安いものだと炊きあがりが悪くなってしまいます。

ある程度の美味しさと値段のバランスを取るなら1万円程度は出したほうが良いでしょう。

炊飯器は大きく分けて【マイコン式】と【IH式】そして【圧力IH】の3種類があります。

炊飯器

マイコン式 IH式 圧力IH
価格 ★★★★★ ★★★☆☆ ★☆☆☆☆
火力 ★☆☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★
保温力 ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆
美味しさ ★★☆☆☆ ★★★★☆ ★★★★★

バランスが取れているのはIH式ですがマイコン式は価格が安くて手が出しやすく、圧力IHは高くて手が出しにくいのが特徴です。

僕も最初は「炊飯器なんて安いもので良い」と思うタイプでしたが、使ってみると美味しさそのものが変わるので安い炊飯器はおすすめしません。

炊飯器は他の家電と違って壊れにくいため良いものを買っても長く使うことができます。。

買い替えることがほとんどないので割と良いものを購入しといたほうが良い。

テーブル

ご飯を食べる時やテレワーク中の仕事等で使えるテーブル。

一人暮らしならコンパクトのもののほうが場所を取らないのでおすすめです。

これも値段はピンキリで安いものだと2,000円程度で購入できます。

奥行にもよりますが、部屋の大きさごとの適切なサイズがこちら。

サイズ(幅) 部屋の広さ
60~80センチ 6畳以下
80~100センチ 6畳~8畳
100~120センチ 8畳~10畳

僕の場合は電気代を節約するためにコタツを選びました。

暖房の電気代は総じて高いので、コタツのような電気代が比較的安いものを持っておくと長期的にも安く済ませることができます。

テーブルはガラスタイプのものもありますが、指紋がついてしまうので使い勝手は悪くておすすめできません。

カーテン

カーテンの相場はだいたい3,000円程度。厚さや仕上がりによって値段が変わります。

おすすめなのは遮光カーテンです。

断熱効果もあり、昼間に少し寝たい時とかに重宝するので普通のカーテンを購入するぐらいなら遮光カーテンがおすすめ。

等級 遮光率 状態
完全 100% 外からの日差しを完全に遮る
1級 99.99%以上 人の顔の表情が認識できないレベル
2級 99.80% 人の顔の表情がわずかにわかるレベル
3級 99.40% 作業するには暗いと感じるレベル

遮光カーテンにはいろいろな種類があり、遮光率はかなり高いものの数パーセント違うだけで意外と変わります。

おすすめは等級1級以上。

普通のカーテンは閉めても光を通してしまうので昼寝しにくかったり、テレビに光が反射してしまうなど意外とデメリットが多いです。

また、カーテンがないと外から覗かれてしまったり冬場の冷気で部屋が全く暖まらないなどのデメリットがあるので購入必須です。

ベッド

ベッドにいくつか種類があって【すのこ式】や【折りたたみ式】なら1万円程度で購入できます。

種類 値段
すのこベッド 7,000円~
折りたたみ式 10,000円前後
収納付きベッド 30,000円~

大きなマットレスがついてくるタイプのベッドはフレーム+マットレスで3万円以上が相場。

ベッドは確かに良いもののほうが部屋がオシャレにできたり寝心地も良くなりますが、そのぶん引っ越しや模様替えの時に大変になるというデメリットもあります。

長期的に住む予定なら良い物を購入したほうが良く、逆に1年ぐらいで退去するならベッドではなく敷布団でもありだと思います。

布団一式

布団一式を購入するならセットのほうが明らかにお得になるので単品購入は避けましょう。

ニトリの『すぐに使える寝具6点セット』の値段は6,990円と意外と安価です。

そもそも布団なら実家で使用しているものをそのまま持っていけばいいだけなのでそこにお金をかける必要はないような気がします。

新居で心機一転したいという場合には購入が必要。

布団はともかく枕の性能によってもかなり寝心地が変わります。

高い枕だと平気で3万円とかするのでどれだけ寝具にお金をかけたいかによって値段が変わる印象。

掃除機

掃除機は紙パック式やコードレス、サイクロン式など色々ありますが、一人暮らしならスティックタイプの細くて場所を取らないものがおすすめです。

安いものだと3,000円前後で購入できます。

高性能なものほどゴミをよく吸ってくれますが一人暮らしならあまり必要ありません。

そもそも掃除機自体を持たない人もいるぐらいです。

代わりにクイックルワイパー+コロコロで代用する感じ。

ドライヤー

割とドライヤーも値段はピンキリですが、安いものなら2,000円程度で購入できます。

高いものは髪の毛の保湿力や速乾性があるのでもちろん使い勝手は良いですが、その分値段も馬鹿みたいに高くなるので取りあえず生活のために買うなら安いもので大丈夫です。

実家で自分専用のものを使用しているならそのまま持っていけますが、個人ごとに使い分ける家庭のほうが少ないので一人暮らしする際に購入することが多いでしょう。

カーペット

カーペットは必ずしも必要とは限りませんが、テーブルを置いたりテレビを置いたりするなら座る場所確保のために必要になってきます。

カーペットのサイズは「200㎝×250㎝」「185㎝×185㎝」「130㎝×185㎝」「100㎝×140㎝」と大きく分けて4種類あります。

カーペットが大きければ大きいほど使い勝手も良さそうに思えますが、床面積に占める割合が大きいほど部屋が狭く感じるので、一概に大きければ良いというものでもありません。

一人暮らしのサイズとしておすすめなのは「185㎝×185㎝」もしくは「130㎝×185㎝」です。

形に関してはテーブルの形を合わせたほうが使い勝手は良くなります。

長方形のテーブルを持っているのであれば長方形のカーペットのほうが合いますし、コタツのような四角いテーブルならカーペットも正四角形のものが合います。

生活に必要な小物は2万円程度かかる

準生活必需品 値段
本棚 4,000円
タンス(衣装ケース) 3,000円
カーペット 4,000円
ゴミ箱 2,000円
ケトル 3,000円
フライパン・鍋一式 4,000円
箸・スプーン・フォーク 1,000円
物干し竿 1,000円
合計 22,000円

絶対に必要とはいえないけど、人によっては必要なものをピックアップしてみました。

1つ1つはそれほど高いものではありませんが、そろえようとすると最低でも2万円以上はかかります。

入居してすぐに料理をする人は少ないですし、後から徐々に揃えていけば良い部類ばかりですが、絶対に必要だと思うなら最初から購入しておいても良いと思います。

他にもシャンプーやリンス―、ハンガーとか細々した生活用品を購入していくとなんだかんだで合計20万円ぐらいはかかる計算です。

僕の場合は取りあえず必需品の大型家具・家電は入居時に購入しましたが、準必需品は必要だと感じた時に購入するようにしました。

スポンサードリンク


家具家電費用を抑える方法

なるべく金額を抑えたいのであれば新品購入以外の方法を考えるべきです。

実家から持ってくる

僕の場合、実家の自分の部屋に置いてあったローテーブルやテレビ、布団は車で運んでなるべく初期費用がかからないようにしました。

一人暮らしで賃貸の初期費用を10万円以下に抑える方法や安くなるサイト3選

実家で使っていないもので、購入するとお金のかかるものは優先的に持ってくるようにすると金額も安く抑えることができます。

ただし洗濯機や冷蔵庫など実家に1つしかないものがあるので全て実家から持ってくるということはできません。

それと大型家電や家具は自力だと車で運びにくく、引っ越し業者を利用すると高くつくので考え物です。

配送料無料の電気屋等で新品を購入するよりは安いですが、それでも無駄金となってしまいます。

友人から譲ってもらう

洗濯機や冷蔵庫はさすがに実家のを持ってくるわけにもいかないので購入しましたが、友人からもらえる人は貰った方がいいですね。

引っ越しの時期に友人がちょうど引っ越す場合は積極的に声をかけてみるようにしましょう。

人によっては引っ越す時にちょうど家具を一新するようなブルジョアもいるので意外ともらえたりします。

先ほども言ったように大物の家具家電は引っ越しの手間となるので面倒臭がって人にあげてしまう場合は多いようです。

中古リサイクル店やフリマサイトを利用する

家具家電を安く揃えたいのであればリサイクルショップやジモティーなどのフリマサイトを覗いてみましょう。

しっかりと保証が付いている物を購入すれば故障してしまった時にも対応してもらえますし、嫌でなければおすすめします。

僕も実際に足を運んで何度か見て回りましたが、洗濯機や冷蔵庫は新品に近い状態のものも多く、潔癖症でなければかなり安く済ませることができます。

本来2万円近くするコンロをジモティーにて4,000円ほどで購入することができたのでフリマサイトもかなりおすすめです。

中古リサイクル店はトレジャーファクトリーや2ndストリートなどの大手だけでなく聞いたこともないようなマイナーなお店も数多く点在しています。

物を売る時には買い取り価格がお店によって大きく異なるので注意した方がいいですが、買う時はそこまで商品の価格に差はないのであまり気にしないで良いと思います。

家具家電付物件を選ぶ

まだ部屋を決めていないという人は最初から家具家電が付いている物件を探すと良いでしょう。

家具家電付と言えばレオパレスのイメージが強いですが、最近では他の不動産屋も同じような商法を取り入れているので選択肢は割と充実しています。

最初から15万円以上の初期費用を抑えることが出来るというのは最大のメリットです。

しかも、退去時の処分方法にも困らなくて良いという点もいいですね。

ただ、家具家電付物件はレンタル状態になるので不注意で壊してしまったり、傷とつけてしまうと退去時にお金を請求されるといったデメリットもあります。

また、通常の部屋よりも家賃が高く設定されていることが多いので注意が必要です。

ちなみに借りる物件によってついている家具家電は異なるようですね。

レオパレス以外の家具家電付き賃貸不動産!家具家電は何がついてる?

一度に買わずに必要に応じて揃える

上記で紹介した家具家電は一人暮らしでの生活必需品ですが、人によってはいらないものや購入しても活用しないものもあります。

例えばテレビ。最近ではテレビ自体を見ないって人も珍しくありませんし、そうなればテレビ+テレビ台の購入は必要なくなります。

youtubeやネットフリックスだけで良いならモニターで代用可能。

また、結構値段がするベッドも人によっては使わないこともあります。

僕の場合は以前まで折りたたみベッドを使用して引っ越す時に後輩にあげてしまったのでチェストベッド(収納付き)のものを購入しました。

しかしチェスト部分が破損して、引っ越しの時も運ぶのが大変だったので処分。

以降は布団だけで4年以上生活しています。

確かに布団だけとなると見栄えはあまり良いものではないので「部屋をオシャレにしたい」という人にとっては不向きかもしれませんが、なくても生活はできます。

そうなれば3万円まるまる浮かせることができるので最初は布団で生活するのもありだと思います。

布団で生活してみて「やっぱりベッドが欲しい」となれば購入すればいいだけの話。

洗濯機や冷蔵庫はなくてはならないものなので外すことはできませんが、自分があまり使わないと思えるものは省いていくことで安く生活することができます。

まとめ

MEMO
  • 一人暮らしで家具家電一式にかかる費用は20万円あれば足りる
  • 無駄なものを買わないように最低限だけ揃えて後から購入したほうが良い
  • 家具家電費用を抑えたいなら家具家電付き物件がおすすめ
  • 洗濯機・冷蔵庫は値段が高いが最初に必ず必要になる

個人的には最初に必要最低限の洗濯機や冷蔵庫だけ揃えておき、後から徐々に購入したり実家から持ってくるなどして揃えていった方が良いような気がします。

僕は電気屋で冷蔵庫と洗濯機を購入しましたが、入居日に宅配が届かず、再配達してもらったので2週間冷蔵庫・洗濯機なしで過ごしたことがあります。

入居前から購入して配送の手続きを行っておくと、入居したときにすぐに使えて便利です。

引っ越しの際に自分で運んだ方がいいものとは?

一人暮らしに洗濯機はいらない?コインランドリーとどっちが安い?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です