引っ越しの際に自分で運んだ方がいいものとは?

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引っ越しの際にすべて業者に任せて荷物を積める人もいますが、すぐに必要になるものだったり、あるいは自分で運べる荷物は自分で運んだほうが安く済みます。

今回は引っ越しの際に自分で運んだ方がいいものについてくわしくまとめてみたので参考にしてみてください!

引っ越しの際に自分で運んだ方がいいものとは?

引っ越し業者は「標準引越運送約款」というものに従って事業をしているため、定められているもの以外は運ぶことができません。

現金・有価証券・宝石貴金属・預金通帳・キャッシュカード・印鑑などの貴重品は、お運びできませんのでお客様ご自身での携行をお願いしています。また、危険物(石油・引火性の強いガス・毒物・異臭のするもの等)、およびペット類の輸送もお引き受けできかねますのでご了承ください。

引用:日通

引っ越しではこべないもの
  • 現金
  • 有価証券
  • 印鑑や預金通帳
  • キャッシュカード・クレジットカード
  • 使用しているスマホ
  • 引っ越しの見積書
  • 身分証明書等

貴重品などの仮に紛失してしまうと問題のなるようなものは原則として運ぶことができません。

これらは必然的に自分で運ぶべきものとなります。

それ以外は何を荷物として詰めるかは利用者次第ですが、入居してすぐに必要になるものは自分で運ぶのもありです。

道路の混雑状況等によっては引っ越し業者が時間通りに到着するとは限りませんし、荷物を運んでから入居当日までは荷物を預かってもらう状況になるので数日間使えないと困るものは詰めない方が良いでしょう。

自分で運んだほうが良いもの
  • 数日分の衣類
  • 数日分のタオル
  • お風呂セット(トラベル用があれば問題なし)
  • スマホの充電器
  • 荷ほどきするための道具(軍手・ハサミ等)

旅行に行くときと同じように数日分の衣類やタオルを用意しておけばいいのでリュック等でも十分間に合う荷物量です。

引っ越し業者に荷物を持って行ってもらう日と新居に運んでもらう日がどのぐらい空くのかにもよって荷物量は変わります。

近距離等で当日に完了するなら貴重品だけで問題ありません。

料金を抑えてダンボールを自分で運ぶ場合

人によっては「なるべく料金を抑えたいから最低限のものだけ業者に頼む」という場合もあるかと思います。

料金を抑えたいのであれば自力で運べないもの、運びにくいものだけ業者に頼んでおいて、それ以外のダンボールに詰めるような荷物は車で運ぶことになります。

引っ越し業者に運んでもらうもの
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • テレビやテレビ台
  • 電子レンジ
  • ベッド・マットレス
  • テーブル
  • デスク・椅子
  • 1人で運べない重さのダンボール

基本的には段ボールに詰められないサイズの大きな家具・家電系は自分で運ぼうとしても車に入りきらない可能性が高く、運ぶこと自体が大変なので業者に頼んでしまったほうが楽です。

僕は今まで何度も自力で引っ越しを行ってきましたが、家具家電系は車に入ったとしても場所をかなり取ってしまいうので一度に運ぶことができません。

結果的に何往復もする羽目になるので近距離の引っ越しでない限りは業者に頼んでしまったほうが良いです。

逆にダンボールに収まるサイズのものは運ぶのも簡単ですし、隙間なく車に詰めることができるので料金を抑えたいなら自分で運ぶようにしましょう。

自分で運べるもの
  • 衣類
  • 書類
  • 漫画や小説などの本
  • 小物
  • パソコン
  • ゲーム機
  • キッチン用品
  • トイレ用品

自分で運ぶ際に気を付けておきたいのは「1つのダンボールに荷物を詰め込み過ぎないこと」です。

かさばってしまいがちな衣類など、詰め込みすぎると1人で運ぶのが困難になるほど重くなってしまいます。

また、ダンボールで運べるものであっても1度に車に入る量でないと往復する羽目になるので荷物量はしっかりとチェックしておきましょう。

一人暮らしレベル(ダンボール8個前後)であれば大丈夫ですが、12個ぐらいだと軽トラックでもギリギリの容量になってしまいます。

引っ越し当日に必ず必要になるものとは?

引っ越してすぐに使うものもあれば、数日~数か月使わなくても問題ものも存在します。

なるべく引っ越し当日に必要になり、なおかつ自分で運べるサイズのものは自分で運んだ方が入居してから困らずに済みます。

お風呂セット

シャンプー、リンス、ボディソープ、洗顔、タオルは引っ越し当日でも必要です。

引っ越しする際は動くので自然と汗もかきますし、お風呂セットがないとお風呂に入れないという事態になってしまいます。

特にタオルは忘れがちなものの1つなので1枚~2枚は必ず用意しておきましょう。

ただ、もし用意できなくても最悪銭湯や近場の温泉に行けばなんとかなります。

ドライヤー

髪の毛の短い人ならまだしも、基本的にドライヤーは必要です。

これも意外と忘れがちな家電の1つで、特に女性はドライヤーがないと自然乾燥することになるので髪の毛が痛んだり、風邪をひく可能性もあります。

数日分の衣類

着替えがないとずっと同じ格好で出かけることになりますし、入居当日にはまだ洗濯機がない状態となってしまうことも珍しくありません。

数日分の着替えは用意しておきましょう。

部屋着を忘れてしまうと普段着のまま寝ることになるので注意してください。

トイレットペーパー

これは運ばなくても近くの薬局等で買えますが、意外と忘れがちなものの1つです。

トイレットペーパーがないとトイレにすらいけなくなるので入居したら早めに準備しておきたいものとなります。

僕も入居当日にトイレットペーパーがないことに気付いて焦った記憶があります。

ちなみに夜遅くに気付いてもコンビニに置いてあるところも増えているので問題ありません。

布団一式

これがないと夜、寝る場所がなくて困ります。冬場とかに引っ越した人はないと絶望するレベルです。

布団は夜寝る時まで使わないのでついつい忘れてしまいますが、床で寝るのは地獄なので絶対に揃えて置くようにしてください。

ベッドやソファなどは後からでも問題ありません。

寝床の確保は絶対に必要です。

僕は以前引っ越した初日に布団がなくて代わりにコタツ布団を代用しましたが、フローリングの硬さが伝わって朝起きたときに身体がバキバキに凝ってしまいました。

電気照明

入居するまでは気づきにくい部分ですが、賃貸物件には電気が設置されていないこともあります。

自分で照明を取り付けなければならず、夜になったらそれこそ何もできなくなってしまいます。

電気照明も意外と種類が豊富で最近のものはアラーム付のものまで存在します。

当日なら電気屋に行けば購入できますが、ネットでしか販売していないようなものもあるので前日までにどんな電気照明が良いか調べておくようにしましょう。

一度購入すると早々付け替えることもないので変なものを買ってしまうと後悔します。

カーテン

カーテンがなくても生活することは可能ですが、1階など外から見えやすい階や、2階でも隣りも同様にアパートで見えてしまう場合は困ります。

自分が今何をしているのか簡単に外から確認できるのは非常に生活しづらいですし、何より防犯上よくないので当日に準備しておきたいものの1つです。

かさばるもののそれほど重くないので自分で持っていける場合は持っていきましょう。

自分で荷物を運ぶデメリットとは?

料金的に安く済んだとしても自分で荷物を運ぼうとすると荷物量によってはかなり大変で後悔する可能性もあります。

自分で荷物を運ぶことのデメリットを僕自身の経験からまとめてみたので参考にしてみてください。

小さい車だと1度に荷物の運搬ができない

ダンボールのみの引っ越しだとしても、軽自動車やダンボール量が多ければ車に入りきらずに1度に運搬できない可能性があります。

車で30分といった比較的近距離の引っ越しだったとしても2往復すれば2時間~3時間程度かかってしまいます。

これが中距離や長距離の引っ越しとなると往復するだけでもかなり時間がかかるので、それだけで1日が終わってしまいます。

荷物を運んだり降ろしたりするのが大変

誰かに手伝ってもらいながら作業するのであればある程度楽ですが、すべて自分1人でやろうとするとダンボールが重すぎて腰が痛くなったり、そもそも運べないという状態に陥ってしまう可能性もゼロではありません。

引っ越し業者に頼む場合は荷造りは自分でやりますが、あとの作業はすべて業者が行ってくれます。

ダンボールに入れておけば勝手に運んでくれるのでほとんど労力を使わずに引っ越しが行えます。

車まで運ぶ、車から降ろす作業も意外と大変なのでそれを込みで業者に依頼するか自分でやるかは考えたほうが良いです。

場合によっては業者に頼むよりもお金がかかる場合もある

引っ越し費用を抑えようとしてすべて自力で運んだり、最悪ダンボールだけでも自分で運ぼうと考える人は多いですが、意外とレンタカー代やガソリン代がかかってあまり得をしないこともあります。

ダンボールの量が少ないなら郵送という手もありますし、大型家具家電込々で運んだほうが安く済むことも。

自家用車を持っているなら時間的な制限もなく安くできますが、頑張って自力で運んだのに結局高くついてしまっては意味がありません。

引っ越し料金を抑える方法

引っ越し業者に頼る場合、2018年11月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータによると繁忙期だったり、荷物が多くなればなるほど料金も顕著に高くなることがわかっています。

時期単身(荷物小)単身(荷物大)
1月47,189円64,776円
2月48,617円62,694円
3月58,168円87,643円
4月55,010円81,943円
5月50,365円66,955円
6月50,193円63,121円
7月48,053円67,773円
8月45,746円58,447円
9月49,332円59,896円
10月45,989円62,489円
11月47,022円56,935円
12月45,033円64,202円

3月と4月はやはり件数も多くなるためか料金も高いです。

引っ越し料金は時期や距離、荷物量によって変動するので安く抑えるためにはある程度工夫が必要です。

一括見積もりを行う

引っ越し料金にはある程度の相場はあっても定価はないので、同じ時期、同じ荷物量でも料金に差が出ることは多いです。

使いたい引っ越し業者が決まっているのであれば無理をしてまで変える必要はありませんが、とにかく安くしたいのであればネットで出来る一括見積りを行って、どの業者に頼むのが一番安く済むのか調べておきましょう。

引っ越し一括見積りページへ

「少ない荷物量ならA社のほうが安い」「遠距離の引っ越しならB社のほうが安い」など、荷物量、引っ越し距離によっても料金は変わります。

安い引っ越し業者だとある程度手伝わなければならなかったりする場合もあるので一概に安ければ良いとは限りませんが、有名どころの業者であれば丁寧に運んでくれるのは同じです。

粗大ごみ等を処分しておく

大きな家具・家電というのは引っ越し業者に依頼するときに料金が高くなってしまいます。

ある程度のものは仕方ないとしても、今ある荷物をすべて運んでしまって新居で家具家電を新調してしまってはかなり損をすることになります。

もうダメになりそうなものや、新調したいと思っている家具・家電はいっそのこと粗大ごみに出して処分してしまいましょう。

荷物は少なければ少ないほど引っ越ししやすく、料金も安いので。

例えば壊れかけのベッドとか壊れる前に処分してしまったほうが安く済みますし「受信料を払うのが嫌だからテレビを持ちたくない」という人ならテレビを処分して新居でネットフリック等が見れるモニターを買ってしまったほうが良いですからね。

僕の場合はそもそも引っ越し料金が高くなるのが嫌なので引っ越すまではベッドを購入しないと決めています。

自分で運べるものは自分で運ぶ

先ほども言ったように自分で運べるレベルの荷物量や荷物の大きさであれば引っ越し業者に頼まずに自分で運ぶようにしたほうが安く済みます。

注意してほしいのはレンタカーやガソリン代によって結果的にあまり料金が変わらない可能性もある点です。

距離業者依頼費用(10個程度)ゆうパック(10個)
~15km市内約15,000円約15,300円
~50km県内約15,000円約15,300円
~200km約16,000円約15,300円
~500km約16,000円約15,300円
500km以上約18,000円約15,300円

単身者の荷物量(ダンボール10個程度)の引っ越し料金は約15,000円前後です。これは日本郵便のゆうパックを使って郵送したときの料金と同じぐらいの価格です。

ゆうパック料金ページへ

ダンボール1個あたりの郵送は約1530円(120サイズ・25キロまで)となっているので荷物量が少ないのであればいっそのこと郵送してしまったほうが安く済む可能性があります。

レンタカー代約4,000円~6,000円(6時間程度)
ガソリン代約2,000円(高くても)
合計約6,000円~8,000円

仮に軽自動車や軽トラックのレンタカーを利用した場合は6,000円~8,000円です。

引っ越し業者に頼むよりは安く済みますが、ダンボールが4個以下だとゆうパックを使ったほうが安く済む可能性が高いです。

長距離+荷物量が少ないというのであればゆうパックのほうが安く済みます。

近距離もしくは中距離で荷物量が10個程度であれば自分で運ぶのが最安です。

まとめ

MEMO
  • 引っ越し業者に依頼する場合は貴重品だけは荷物に詰めないようにする
  • 大型家具・家電だけ任せる場合はダンボールに入るものだけ運ぶ
  • ダンボールの個数が少ないならゆうパック等の郵送サービスが最も安い
  • ダンボールの個数が10個程度なら自分で運ぶのが一番安い

運べる荷物を自分で運ぶのは確かに安く済ませることはできますが、労力がかかったり時間もかかるというデメリットがあります。

大型家具家電+ダンボール10個程度なら4万円~5万円程度となっているので、いっそのことをすべて業者に依頼して運んでしまったほうがコスパとしては良いのかもしれません。

少しでも安くしたいなら自分で運ぶのはありですし、ダンボールの個数が少ないならゆうパック等の郵送サービスを使えば安く済ませることが可能です。

どの程度の荷物量でいつ引っ越すか、引っ越し先の距離はどの程度かによっても変わる部分なので自分にあった引っ越し方法を模索してみてください。

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