地方から都内のほうへ引っ越したり、そこまで遠距離でなくとも今住んでいる物件から距離のある場所へ引っ越しする場合に住みたい地域の不動産を利用すべきなのか現在住んでいる場所の近くの不動産を利用するべきなのか迷うところです。
今回は不動産屋は住みたいところの近くに行くべきなのか、どこまでのエリアを紹介してもらえるか等についてまとめてみました!
目次
不動産屋は住みたころの近くに行くべき?
結論から言えば不動産屋利用は今住んでいる駅周辺ではなく住みたい地域の不動産を利用すべきです。
不動産というのは店舗ごとに担当エリアというのが決められています。
どこからどこまでの物件を紹介するのか担当を持つことによって1つ1つの物件を熟知することができ、空き室が出たときに素早く客に対して紹介することができます。
「遠い物件だと紹介してもらえないのか?」という疑問に対して回答するのであれば”紹介すること自体は可能”です。
例えば北海道の店舗で沖縄の物件を紹介してもらうことはできます。
これは不動産同士で物件情報を共有しているため。
ただし、紹介してもらったとしても結局内見自体は住みたいところの不動産を利用しないとできないので内見せずに申し込みをするような人以外にはあまり意味がありません。
これが住みたいところの不動産を利用すべき理由です。
担当エリアはどこまでなの?
これは不動産によって様々なので一概にどこまでが担当エリアかは異なります。
- 沿線上ならすべて担当エリア
- 2駅離れた地域までは担当エリア
- 市の境目までは担当エリア
- 担当エリアは特に決められていない
先ほども言ったようにエリア外であっても紹介してもらうことは可能ですが、希望物件から少し遠い不動産で紹介したもらうのはデメリットも発生します。
例えばフランチャイズ店(看板を借りているだけ)で利益率を優先している不動産の場合は同じ会社に客を送ってしまうと自社店舗が損をします。
なので少し遠い物件なら最初に利用して不動産Aが無理やり車で内見場所まで送ることになります。
最寄り店舗を利用すれば車で5分のところを、遠い不動産を利用したことにより車で30分以上かけて内見場所まで向かう羽目になるということです。
一見すると車で送迎してもらえるので楽に思われるかもしれませんが電車を使えばもっと時間短縮に繋がったり、無駄に拘束時間も長くなってしまいます。
住みたいところの近くの不動産を使わずに内見する2つの方法
住みたいエリア付近の不動産を利用するのが確実ですが遠距離の引っ越しだと行くのも一苦労ですし、何度も足を運ぶことになると交通費や時間的なコスパもかなり悪いです。
なるべく希望エリアの不動産を使わずに内見する方法についてまとめてみました。
オンライン内見をする
オンライン内見とはそん名の通り家にいながらスタッフが代行で現地まで足をは運んでくれるので映像越しに内見できるというサービスです。
IT化が進んでいる現在では大手不動産のほとんどがオンライン内見を採用しています。
不動産 | オンライン内見 |
---|---|
アパマンショップ | 〇 |
エイブル | 〇 |
ミニミニ | 〇 |
ピタットハウス | 〇 |
タウンハウジング | 〇 |
- web上で問い合わせ・予約を行う
- 「LINE」や「ZOOM」等指定のアプリを事前にダウンロードしておく
- 予約時間にオンライン内見を行う
- 入居申し込みするか検討するか考える
オンライン内見をするためには事前に不動産の指定するアプリ等をダウンロードしたり予約時間にURLをクリックしてweb上で映像を共有します。
内見が終わっても店舗に戻るといった無駄な工程はありませんし物件がもし微妙だったとしても何度も足を運ぶ手間を省くことができます。

店舗を持たない現地解散可能な不動産を選ぶ
最近は店舗を持たずに現地集合&現地解散してくれる部屋探しサービスも多く登場しています。
家にいながら店舗に行ったときと同じように部屋探しをしてもらえたり、店舗にとらわれずにそのまま現地で内見が行えるので効率的です。
もちろん自分で内見をしなければならないので効率を考えればオンライン内見のほうが良いですが、映像越しではわからない防音性や騒音などの問題も自分で確かめることができます。
店舗に行って探してもらうという工程を省くことができるので時間効率は悪くありません。
拘束時間も内見時間(5分程度)だけで済むのでストレスなく内見が行えます。
遠距離の引っ越しにおすすめの不動産
店舗を利用しないほうが結局のところ効率的で距離にとらわれない部屋探しが行えます。
地域密着型とかであれば細かい情報も得られるというメリットはありますが、IT化が進んでいる現在では効率が悪い方法です。
遠距離の引っ越しにもストレスなく利用できる不動産についてまとめてみました!
イエプラ
項目 | イエプラ |
---|---|
現地集合 | 可能 |
取扱い物件数 | ★★★★★ |
ネットの評判 | ★★★★☆ |
店舗数 | 2店舗 |
対応力 | ★★★★★ |
仲介手数料 | 基本賃料1か月(取扱い不動産による) |
魅力 | 業者専用サイトが見れる |
イエプラはチャットで条件を伝えると新着物件を紹介してくれるというサービスですが、毎回別々の不動産に問い合わせたりする手間がなく、不動産に行かなくても新着物件を紹介してくれるので便利です。
店舗数はかなり少ない(というかほとんどありません)が、そのおかげで基本的に現地集合&現地解散することができ、内見時間もわずか10分程度で済ませることが可能です。
関東・関西エリアの物件であれば他社物件でも持ち込み可能で取り扱ってくれるので、スーモやホームズで見つけた物件をイエプラで紹介してもらい現地集合して内見するという使い方もできます。
新鮮な情報を家にいながら取り入れられるのがイエプラのメリットです。

イエッティ
項目 | イエッティ |
---|---|
物件数 | ★★★★☆ |
対応 | 東京/神奈川 |
仲介手数料 | 半額 |
内見 | 現地集合可 |
利用料 | 無料 |
魅力 | 仲介手数料が安い |
イエッティもイエプラと同じように部屋を自分で探すのではなく探してもらう不動産サイトです。
システム的にもほぼ同じで、同じような使い方ができますがイエッティの場合は仲介手数料半額というのが一番の強みです。
例えばアパマンショップが扱っている物件なんかだと通常は賃料1か月分の仲介手数料がかかりますが、この物件をそのままイエッティで紹介してもられば半額にしてもらうことが可能です。
自動的に初期費用が安くなるというのは一人暮らしする人にとってはかなりの魅力ですね。ちなみに僕も1度イエッティで紹介してもらって契約したことがあります。
イエッティは相場より安い物件をAIで検出して定期的にメールで送ってくれるのも使っていて地味に良い点です。
ただ、イエッティの場合は自分で部屋探しができず、URLの持ち込みは可能だけど基本的には待ち姿勢になるという欠点があります。
また、対応エリアが東京と神奈川しかないので利用できる人は限られています。

AWANAI賃貸
項目 | AWANAI賃貸 |
---|---|
物件数 | ★★★★☆ |
対応 | 全国 |
仲介手数料 | 半額 |
内見 | 不可 |
利用料 | 無料 |
魅力 | 一度も合うことなく契約できる |
こちらはLINEで物件紹介を行っている不動産サイトです。
サービスとしてはイエプラやイエッティと似たようなものですが、名前の通り一度も不動産の人と合わずに契約をすることができるというのが強みです。
条件を設定すると自動的に条件に合う物件情報が送られてきます。こちらからスーモやホームズで見つけた物件のURLを送信して紹介してもらうことも可能です。
契約書や鍵も郵送で送ってくれるのでほんとに一度も合わずに契約ができてしまいます。
不動産店舗自体がないのでおとり物件で詐欺まがいなことをされることもありません。
ただAWANAI賃貸はその名の通り不動産業者と合わないことをテーマにしているので内見が一切できません。内見したい場合は他の業者を利用することをおすすめします。
遠距離の引っ越しで内見しないこと前提なら店舗に行く必要なく契約できるのでおすすめ。
仲介手数料が半額なのが魅力な点。家賃8万円の物件なら8万円+税が半額になるのがめちゃくちゃお得。
以前までは仲介手数料無料でやっていましたが、利益が出ないためか現在は半額となっています。

oheyago(オヘヤゴー)
項目 | AWANAI賃貸 |
---|---|
物件数 | ★★☆☆☆ |
対応 | 全国(セルフ内見は都内のみ) |
仲介手数料 | 無料~ |
内見 | セルフ式 |
利用料 | 無料 |
魅力 | 営業マン抜きの1人で内見が行える |
通常の不動産であれば必ず営業マンを1人つけないと内見することができませんがオヘヤゴーはセルフ内見というサービスを提供しています。
これによって内見での”待ち合わせ”自体を省いて自分1人でゆっくりと内見することができるのが最大の魅力です。
対応エリアは全国にありますが、現時点でセルフ内見できるのは東京都内のみとなっています。
また、内見予約に関してもホットペッパーで美容室を予約するのと同じように空いている日にちや時間帯を選ぶだけです。
自分で内見しに行かなければならないのは手間ですが、他の面倒なやり取り等を一切省いているので面倒臭がり屋な人におすすめのサイトです。
ちなみに仲介手数料も無料や半額の物件が多いことも魅力です。
まとめ
- 希望物件から遠い不動産でも部屋を探してもらうこと自体は可能
- 住みたいところ近くの不動産じゃないと内見することが難しい
- 大手不動産の場合は店舗ごとに担当エリアが決められている
- 遠距離の引っ越しならオンライン内見が効率的
- 不動産に行かなくても現地集合できるサイト利用がおすすめ
今住んでいる物件近くの不動産を使うか住みたいエリアの不動産を使うか迷う人は多いですが、住みたいところじゃないと内見をすることができないのであまり意味はありません。
わざわざ足を運ぶこと自体が面倒ならオンライン内見してしまったほうが無駄な時間を使うことがないのでおすすめです。
「内見は自分でしたいけど不動産にはいきたくない」というのであれば店舗を持たない仲介業者を利用してみるのもおすすめです。

