一人暮らしにガスコンロはいらない?代用品があれば自炊可能?

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賃貸物件によってはガスコンロが備え付けておらず、自分で購入しないとコンロがつかえないこともあります。

わざわざガスコンロを買うのは手間ですし、お金もかかるので「ガスコンロを使わなくても生活できないのか」と考える人は一定数います。

今回は一人暮らしにガスコンロはいらないのか、ガスコンロなしで生活することはできるのか紹介していきます!

一人暮らしにガスコンロはいらない?

普段から毎日自炊するような人にとってはなんだかんだでガスコンロは必要になってきますが、たまに料理する程度であればなくても生活は普通にできます。

ガスコンロを必要とするのは煮物などの「煮込み料理」や油を多く使う「揚げ物」で、それ以外は他で代用しながら料理することができるので、人によってはほとんどガスコンロを使わないということも決して珍しいことではありません。

逆に料理が好きな人にとっては他で代用できると言っても地味に時間がかかったり、フライパンを振って作ったほうがおいしく仕上がるのでガスコンロは必要になってきます。

グリルはいらない可能性が高い

ガスコンロ自体は自炊の多い人だと必要になってきますが、グリル機能に関して言えば毎日焼き魚を食べるような人でない限り、一人暮らしならいりません。

グリルを使えば確かにおいしく焼き魚を作ることができますが、火加減にコツが必要だったり、料理した後にグリル内の掃除がかなり面倒。

僕は毎日料理するぐらい料理好きですが、グリルは1年に数回程度しか使用しませんでした。

「多機能だしとりあえずグリル付きのものを買おう」と考えると結局使わないし金額も高いので後悔しやすいです。

また、最近ではオーブンがあれば焼き魚を作ることができるので電子レンジがあれば代用可能という点もいらないと言える理由の1つです。

ガスコンロがなくても開栓の立ち合いは可能

ガス使用時にはガス会社が訪問し、火が付くかどうかの立ち合いが必要となります。

ガスコンロがなくても給湯器が稼働し、お湯が出ればガスが開通していることを確認できるため『ガスコンロを買ってない』という人でも問題ありません。

ちなみに立ち合い自体は5分~10分程度で終わるので忙しい人でも時間はつくり易いです。

ガスコンロなし生活のメリット

まずはガスコンロなしで生活するメリットについてまとめてみました。

ガス漏れや火事のリスクが少ない

ガスコンロを使用するというのはガス漏れのリスクや、調理中の放置により火事のリスクがあります。

僕自身も気を付けてはいるものの一人暮らしを10年していて1度だけ火にかけてそのまま放置していて料理が焦げてしまい、危うく火事になるところでした。

ガスコンロを使わないのであれば元栓を閉めている状態ですし、ガス漏れの心配はまずありませんし、調理を電子レンジ等に任せているなら火を使うことによる火事のリスクもないわけです。

日常的に感じられる恩恵というわけではありませんが、うっかりやってしまう可能性もゼロではないのでメリットです。

コンロ回りが汚れない

料理をしているといつの間にかコンロ回りは油や食材等で汚れてきてしまいます。

定期的に掃除するのも割と面倒ですし、コンロは凹凸になっているのでIHとは違って掃除がしにくいのも難点です。

コンロを使わないのであればコンロ回り、キッチン回りを常に清潔に保つことができるので結果的にゴキブリ等の虫発生率も抑えることができます。

油汚れは掃除するのも大変ですからね。

ガスコンロなし生活のデメリット

ガスコンロなしというのはある意味生活に制限を設けているようなので利便性は低くなってしまいます。

作れる料理にも限界がある

ガスコンロがなくてもある程度の料理は電子レンジ等を使えば代用可能ですが、とは言ってもガスコンロでしか作れない料理もあります。

冒頭でも紹介した通り揚げ物や煮物を作るのは難しいですし、ガスコンロを使わない場合は専用の調理道具が新たに必要になります。

チャーハンなどの炒めものはフライパンを振ることでパラパラにしあがったり、おいしく作れますし、オムライスはさすがに電子レンジのみでは作ることができません。

ガスコンロがないとこれだけ食事に制限が出てしまうので自由度は下がってしまいます。

食費が高くなる可能性がある

ガスコンロのない生活をしていると自然と自炊する回数も減るので食費が高くなる可能性があります。

全国大学協同組合連合会の調査結果によれば一人暮らしの大学生の食費平均は約2.5万円で、総務省統計局のデータによれば社会人の平均は約4万円となっています。

学生の食費月24,680円
社会人の食費月40,000円

ちなみに外食を抑えてほぼ毎日自炊したときの食費は約1.5万円程度です。これは僕が実際に毎月かかっている食費でもあります。

外食を抑えたとしてもガスコンロがなければ出来合いのものを購入したり、スーパーに買いにいくのが面倒になればコンビニ弁当になる日もあるでしょう。

そうなると食費はどんどん高くなってしまいます。

ガスコンロを使わない利点としてコンロ購入による負担額が発生しないことが挙げられますが、コンロは高くても3万円程度。

外食や出来合いのものばかりで生活しているとこの金額は簡単に超えてしまうので、結果的にガスコンロを購入して自炊中心で生活したほうが安く済む可能性が高いです。

ガスコンロがない場合の代用品

ガスコンロがない場合にどういったもので代用できるのか具体的なものを紹介していきます。

オーブン付きレンジ

僕の場合はウォーターオーブンが備え付けの「ヘルシオ」を使って基本的な料理をしています。

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¥39,777円~(税込)


ただの電子レンジだとやれることも限られますが、ヘルシオの場合はレンジだけで料理を完結させることが可能。

ヘルシオで出来ること
  • ゆで卵
  • ノンフライの唐揚げ
  • 焼き魚
  • ボイル(ブロッコリー等)
  • トースト

ウォーターオーブンだとゆで卵も作れますし、唐揚げもノンオイルで作ることができます(味的には油を使ったほうがおいしい)。

僕はよく朝食のために冷凍の鮭やホッケを購入してそのままグリルを使うのではなく電子レンジを使って焼き魚にしています。

料理のすべてができるわけではないですが、たいていのことは意外とこのヘルシオで行えるので、たまにご飯を作る程度であれば事足ります。

お湯はケトルを利用する

ガスコンロを使ってお湯を沸かす人もいますが、一人暮らしなら基本的にはケトルを使用する人のほうが多いですね。

僕はよくコーヒーを家で飲んでいますが、ガスコンロでお湯を沸かすよりもケトルのほうが圧倒的に早いですし、水を入れてワンプッシュで任意の量のお湯を沸かせるので効率的です。

一人暮らしにとってケトルは必須と言われているほど重宝します。

卓上コンロを利用する

高いガスコンロを購入するのが嫌という人は卓上コンロも選択肢の1つです。

卓上コンロの値段は3,000円~4,000円と手ごろで、設置するタイプのものは安くても1口コンロでも5,000円~6,000円ほどするため、比較すると安いです。

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¥3,250円~(税込)


たまに料理する際は鍋を作る際に重宝しますし、使わないときは閉まっておける利便性の高さがあるので、どうしてもガスを使って料理する際だけに使うのはありです。

ただし、卓上コンロは単価を比較すると一番高くついてしまうので高頻度の利用は避けるべき。

ガスボンベ1本の平均単価は約100円で、強火の場合は1時間程度が使用限界です。

ご使用の器具(こんろ等)のガス消費量によって異なりますが、目安としては、3.5kW(3,000kcal/h)のこんろの場合、強火で約1時間です。これは最大火力での連続燃焼時間です。

引用:IWATANI

都市ガスやプロパンガス料金はこちら。

1時間あたりの料金都市ガスプロパンガス
強火
(2.97kW)
約34.5円約66.9円
中火
(1.68kW)
約19.5円約37.8円
弱火
(0.38kW)
約4.4円約8.6円
※都市ガス:東京ガス2024年1月時点の基準単位料金145.31より計算 ※2プロパンガス:一般社団法人プロパンガス消費者協会より東京都の619円で計算 

実際には都市ガスもプロパンガスも基本使用料がかかりますが、使用単価はガスボンベが圧倒的に高いです。

卓上IHを利用する

IHに抵抗がないのであれば卓上コンロよりも卓上IHのほうが料金的にも安く済むのでおすすめです。

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¥5,090円~(税込)

IHの場合、火力が強火で約1000W~1400Wほどになっています。

1000Wのほうが値段的には安いですが火力も低くなってしまうので長く使うのであれば1400Wタイプが無難。

1時間あたりの料金IH
強火
(2.97kW)
約72.0円
中火
(1.68kW)
約36.0円
弱火
(0.38kW)
約7.2円
※IH:東京電力2段階料金より計算

ガスの場合は強火でだいたい3kWまで出せるのに対して卓上IHは最大約1.4kWしか出せないので中火程度しかありません。

ガスよりも劣るものの、IHの場合は熱効率が良いのでコスパとしては高いです。

ちなみに設置型のIHの場合は約3kWほど出すことが可能なのでガスコンロとあまり変わりません。

形自体も平面ですらっとしているので置き場所にもあまり困りませんし、ガスボンベのような交換も必要なくコンセントに刺すだけなので使い勝手も良いです。

一人暮らしはIHとガスコンロどっちがいい?ガス代・電気代を徹底比較

ホットプレートで代用する

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¥3,200円~(税込)

ホットプレートはヒーターを熱源とした調理器具で、卓上で焼肉を行ったり、お好み焼きを作ったりと複数人でご飯と食べるとききに便利なものです。

コンロ自体の使用頻度も低く、滅多に使わないけどいざという時に使いたいのであればホットプレートがおすすめです。

友人を呼ぶ機会のある人や、テレビを観ながら調理したい人にも向いています。

ガスコンロと比べると火力は低いので、短時間で調理する料理には不向きですが、最低限の働きをしてくれるのでいざという時のために持っておいても良いでしょう。

値段も安いものであれば2,000円~3,000円と安価なので比較的手が出しやすいです。

IHの卓上コンロとは違い、フライパンを用意しなくても購入すればそのまま使用できるのも利点の1つです。

まとめ

MEMO
  • 料理しない人ならガスコンロはいらない
  • たまに自炊する程度ならヘルシオのようなウォーターオーブンで代用可能
  • フライパンや鍋を使いたいなら卓上コンロや卓上IHがおすすめ
  • 自炊中心の生活をするならガスコンロはあったほうが結果的に安く済む

一人暮らしにとってガスコンロがいるかいらないかは”自炊するかどうか”で決まります。

週に3回や4回も自炊する気があるならガスコンロは買っておいたほうがいいですし、そうじゃないならいりません。

迷った場合はとりあえずガスコンロの優先順位を下げて他の家具家電を揃えて実際に数週間生活してから決めても遅くありません。

卓上IH等でも十分代用できますし、迷った場合は様子を見て「必要だな」と思ったら買えばいいです。

まだ物件選びの段階であればビルトインコンロ(埋め込み式)の部屋に選べば自分でわざわざ購入する必要もないので、こういった悩みを抱えずに済みます。

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