女性専用マンションは逆に危ない?女性限定賃貸が危険と言われる4つの理由

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女性専用マンションは設備も充実していてセキュリティも高いので初めて一人暮らしする女性や、上京させる親御さんにも人気のある形態の物件です。

ただ、『女性専用マンションは逆に狙われやすい』『危ない』といった噂がSNSで散見されています。

本当に女性専用マンションは安心して住めるのか、何が危ないと言われるのかその理由について具体的に紹介していきます。

女性専用マンションとは

女性専用(限定)マンションはその名の通り、原則として女性しか入居することができない物件のことを指します。

情報記載ページには『女性限定!』や『女性専用』などと書かれていることが多いです。

一般的なマンションとの違いはいくつかあります。

女性専用マンションの特徴
  • 入居条件が『女性』であること
  • 設備(特にセキュリティ)が充実している
  • 内装や外観が女性向けのデザイン設計となっている

女性が入居することを全体に設計されているため、需要を考えて『セキュリティ』を特に意識して取り入れており、オートロックや管理人常駐、防犯カメラなどが備え付けであることが多いです。

女性専用マンションには『建設時から女性専用として設計された物件』と『需要供給バランスを考えて後から女性専用にした物件』が存在します。

前者は内装まで女性向けに設計されているのに対して、後者の内装や外観は一般的な賃貸マンションと同じです。

女性専用マンションにすることで『綺麗に使ってもらいやすい(修繕費が少なくて済む)』『トラブルが少ない(騒音リスクが減る)』など大家にもメリットがあります。

男性の入室が許可されるかは規約次第

同じ女性専用マンションでも規約によって『男性の入室完全NG』の場合と「入室はOKでも宿泊はNG」な場合、それと『どちらもOK』と様々です。

男性の立ち入りを制限する範囲は大家さんの判断次第なので、例えばお父様やご兄弟といった家族のみの立ち入りを許可すると認めている場合もあれば、どんな関係の方でも物件内の立ち入りはエントランスまでと定めている場合もあります。

参照;https://www.ielove.co.jp/column/contents/01613/

家族などの身内だけなら許可を得れば入室することができる場合もあれば、たとえ身内であっても許可されない物件もあるため契約前にしっかりと確認することが大切です。

規約のゆるい物件はいざという時に男性を家に招くことができるものの、不審者なのか隣人が男性を呼んだのかわかりにくいといったデメリットもあります。

男性恐怖症の方や男性が近くにいることに不安を感じる場合は『男性入室NG』の物件を選びましょう。

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女性専用マンションが逆に危ないと言われる4つの理由

恐怖心や不安から女性専用マンションを選ぶ人は多いと思いますが、一方で『危ない』と言われている側面があるのも事実です。

調べてみたところ、不法侵入等で話題になった事件もいくつか見つかりました。

 同署によると、10日夕にマンションのオーナーから「最近、夜中に不審者が来る」と相談があった。署員が警戒していたところ、スーツ姿で壁をよじ登って共有スペースに入る人物を発見。オートロックの建物のため、男が外に出てきたところで声をかけたという。

引用:神戸新聞NEXT

 女性専用マンションの敷地に侵入したとして、警視庁は21日、同庁警護課の警部補、大和田峰志容疑者(42)=東京都調布市深大寺南町=を邸宅侵入の疑いで現行犯逮捕したと発表した。要人や重要施設を守るセキュリティーポリス(SP)の一人で、事件当時は非番だった。容疑を認め、「女性の住む部屋の中をのぞくためです」などと供述しているという。

引用:朝日新聞

まずは、なぜ女性専用マンションが逆に危ないと言われるのかその理由について紹介していきます。

女性しか住んでいないことが簡単にわかってしまう

賃貸物件はスーモやホームズなど大手サイトで入居者の募集をかけるため、”女性専用”という情報は誰でも簡単に得ることが出来てしまいます。

検索窓に『女性限定』や『女性専用マンション』と入れて地域を限定すれば、任意の最寄り駅の女性専用マンションを把握することが可能です。

通常の賃貸物件ならどの部屋に誰が住んでいるのかもわかりませんし、仮に狙っている女性の部屋を特定したとしても隣人は男性だったりする可能性があるので犯行に及ぶのも非常に慎重になります。

女性専用マンションの場合はそもそも女性だけしかいない物件なので下着泥棒は相手が男性かどうかを特定しなくても良くなります。

ただ、入居者をすべて女性にすることで、そのマンションに男性がいた瞬間=不審者ということになるので、一般の物件に比べて不審者としては逆に入りづらいという意見もあります。

侵入しようと思えばオートロックは突破できてしまう

オートロックは住人の後ろをついていけば簡単に侵入できてしまいます。

一見安全そうに見えるオートロックですが突破方法は色々とあるため実際には【安心感】を与えているセキュリティに過ぎません。

確かにオートロックがあることによって通常の賃貸よりかは一段階侵入が面倒になるという利点はありますが、本気で狙っている不審者がいれば意味を成しません。

もし女性専用物件を選ぶのであれば「防犯カメラが設置されているか」「管理人は常駐か」は大事。

防犯カメラがあればそう簡単に侵入できませんし、管理人がいることで防犯性がぐっと高くなります。

安い女性専用マンションはこういった設備が整っていないことがあるので侵入されやすいです。

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いざという時に男性を頼れない

「帰り道に後を付けられ入るような気がする」とか「最近誰かから見られているような視線を感じる」といった不安があったとしても女性専用マンションは男性自体を物件に入れることが禁止されていることも多いため、男友達や彼氏を頼ることができません。

基本的には自分で対処するか管理人に相談する程度しかできないので、被害に遭った後でしか対応してもらえないということも。

女性を守るための規約が仇となって男性に頼ることができないので通常の賃貸よりも危ないという意見もあります。

内緒で隣人が男を連れ込んでいることがある

規約上男性を連れ込むのが禁止となっていても、彼氏ができれば一定数の女性は自分の家に内緒で招くこともあります。

女性専用マンションなのに男性の声が聞こえる状況となってしまうので犯罪とは関係なかったとしても男性恐怖症の人からするとかなりストレスの溜まる生活を強いられることになります。

また、不審者に対しての察知も遅くなってしまうので隣人の彼氏だと思ったら不審者で被害に遭うという可能性もゼロではありません。

規約上禁止されていても破る人は破るので難しいところ。

管理会社に苦情を言っても必ずしも改善されるとは限りません。

宅配業者に紛れられると見分けがつかない

女性専用マンションといっても配達業者は男性が多いのでネットで注文した商品を届けるのは男性です。

例えば注文した商品が届いたと思ってオートロックを開けたら実は不審者で家にあがりこまれるという可能性もあるというわけです。

直接受け取りしないようにしたり、宅配ボックスを使う等である程度接触は防げますが、ふとした瞬間に扉を開けてしまうと危険です。

女性専用マンションに住むメリット

『危ない』『危険』という意見もある一方で、女性専用マンションには需要に応じたメリットがあります。

セキュリティ面が充実している

女性専用マンションは需要に応じて不審者が嫌がる防犯性の高い設備が備わっています。

  • オートロック
  • 防犯カメラ
  • 管理人常駐
  • 防犯窓
  • 二重施錠
  • 『セコム』『アルソック』などのホームセキュリティ完備

オートロックや防犯カメラは当たり前で、いざという時に頼れる管理人常駐や侵入しにくい防犯窓や二重施錠など備わっていることが多いです。

上記のような設備は女性専用マンションでなくても探せば見つかりますが、需要に合わせて完備しているので探す手間がかかりません。

隣人トラブルが少ない

入居者が女性のみの場合は一般的な賃貸物件に比べるとトラブルが起きにくいのも事実です。

これはもともと男性の方がトラブルを起こしやすいのと、もう一つは女性同士なので仮にトラブルになったとしても和解しやすいという利点があるためです。

女性の中でもトラブルを起こしやすいタイプもいますが、そういった方はそもそも女性限定の物件を探すことはないでしょうからね。

女性目線の間取りや配置になっているお部屋が多い

入居者のターゲットを女性限定に絞っているからこそ、部屋内部の設備も女性目線で造られていることも多いです。

  • 戸棚の高さが低めに設置されている
  • 風呂トイレ別など需要に合わせた設備を完備
  • クローゼットが広めに設けられている
  • 壁紙がオシャレで女性向けな色合い

キッチンの高さや収納も背の届くように低めに設計されています。

女性特有の「荷物が多い」問題も収納スペースが広めだったり独立洗面台がついていたりと女性目線で設計されています。

実際、普通の物件では「男性でも手が届きにくい位置に戸棚が設置されている」といった物件はよくあります。

僕自身、こういった物件には何度か住んでいますが、明らかに使い勝手が悪く、背伸びしたり家具によじ登って使用していました。

ただし、もともと女性限定ではなかった物件に関しては専用的な設計はされていないので注意してください。

新築や築浅で『女性専用』となっている物件であれば女性目線の間取り設計となっている傾向があります。

女性専用マンションのデメリット

デメリット
  1. 家賃が高い
  2. 必ずしも安全とは限らない
  3. 男友達や彼氏を部屋に呼べない場合がある
  4. 男性の助けを呼べない
  5. 彼氏を呼ぶと苦情が入りやすい

家賃が高い

まず一つ目は家賃が高めに設定されている物件が多いことです。

これはセキュリティ面を強化したことや女性限定の設計にしていることでコストがかかっているため、家賃を高めに設定しなければ採算が合わないという借り手側の都合です。

マンション、オートロック、監視カメラ、管理人常駐などなど高い物件の特徴が揃っています。

また、「女性限定」という付加価値によって家賃が引き上げられている側面もあります。

必ずしも安全とは限らない

上記でも紹介したように女性専用マンションだからといって必ずしも安全とは限りません。

女性限定物件は裏を返せば狙いやすい物件と言えます。

掲載している時に「女性限定」をアピールしたいので誰でも簡単にその情報を見ることが出来てしまいます。

不審者側からすれば、その建物=女性しかいないので侵入して男性がいるという心配がありません。

セキュリティも万全でないでしょうし、それだけ狙われる危険性を考えれば安全とは限らないというわけです。

オートロックマンションの場合はまだマシですが、女性限定を謳っている物件にはアパートもあります。

アパートのセキュリティなんてほとんどないのと同じなので、セキュリティ面を考えている方は絶対に選ぶべきではないでしょうね。

女性限定でセキュリティ面を謳っている物件で住んでいる女性にもしものことがあったら問題になるので、一般的な物件よりはセキュリティが厳しいぐらいに考えておくべきでしょう。

男友達や彼氏を部屋に呼べない場合がある

仲の良い男友達や彼氏が出来た時に女性限定の物件だと入室すらできない場合があります。

住んで最初の頃は「彼氏なんて作れない」とか「仲の良い男友達なんていないから大丈夫」と思うかもしれませんが、最近ではマッチングアプリ等も流行って誰でも出会いがある環境になってきているので、いざ彼氏ができたときに非常に不便に感じます。

彼氏が一人暮らしなら自分が遊びにいけば済みますが、いざという時や彼氏が実家暮らしだと毎回外で遊ぶことになるので出費も多くなりますしのんびりと過ごすことがしにくくなってしまいます。

女性専用マンションに彼氏を泊まらせることは可能?バレるとどうなる?

こちらで詳しくまとめているので参考にしてみてください。

男性の助けを呼べない

例えばもし仮に物件内に不審者が侵入して襲われそうになった時や見かけた時に誰かに助けを呼びに行くのが普通ですが、女性専用マンションだと隣人も全員女性ということになるのであまり頼りになりません。

通常の物件なら半数以上は男性なのでいざという時頼りになりますが、不審者が入り込んだ時の対処の術が少ないのが女性専用マンションならではのデメリットです。

管理人が常駐しているマンションならまだしも、そうじゃないと警察を呼んでも知人に電話したとしてもどうしても時間がかかってしまうので対処が遅れてしまうというのがネック。

頼る人が少ないと考えると精神的な安心感もあまり感じられません。

彼氏を呼ぶと苦情が入りやすい

女性専用マンションは例え男友達や彼氏を泊まらせることが規約上許可された物件だとしても苦情が入りやすいです。

普通に会話をしているだけでも隣人から見れば「男を呼んでうるさくしている」という一種の妬み感情が含まれているので、騒いでいないのに管理会社に苦情の連絡を入れてトラブルになることも多々あるようです。

「自分は我慢しているのに」とか「自分は彼氏がいない」という理由だけで大してうるさくしていないくてもトラブルに発展します。

入居時に規約について知らずに『女性しか入ることができない』と認識している住人からクレームが来ることがあります。

女性専用マンションに住んでみた人の口コミや評判

調べてみたところやはり「身内ですら男性の入室は禁止」としているところも多いようですが「バレなければいいや」という気持ちでこっそり彼氏を部屋に招いている人もいるようです。

セキュリティ面に関しては女性専用マンションというのがわかっているせいか、逆に狙われやすくなっているような気がします。

ただ、そういった男性に敏感になっている入居者が多いので、ちょっとしたことですぐに通報してくれるという一面もあるので良いか悪いか微妙ですね。

防犯性の高い女性専用マンションの選び方

女性専用マンション自体が防犯性の高い造りにはなっていますが、選び方を間違えてしまうと不審者に狙われやすくなる可能性も否定できません。

マンションを選ぶ時にどういった部分を押さえておくべきなのか紹介していきます。

駅から近い物件を選ぶ

実際に女性が被害に遭うのは部屋内ではなく、帰り道のほうが圧倒的に多いと言われています。

駅から不審者につけられていて暗がり等で襲われてしまったり、ずっとストーカーされて建物内に侵入され、鍵を開ける瞬間に襲われることが多いそうです。

こういったことを避けるにはなるべく駅からの距離が近い物件を選ぶのがおすすめです。

駅から近ければ人通りもあるため襲いにくくなりますし、途中からつけてくるケースの不審者も少なくなるので結果的に防犯対策になるというわけです。

管理人常駐のマンションを選ぶ

防犯性を意識したいのであればなるべく管理人が常駐していていざという時に助けを呼べるような物件を選ぶべきです。

オートロック物件というのは結構穴があって、住人が通ったすぐあとに入ればだれでも簡単に侵入できてしまいますし、表面上はセキュリティがしっかりしていても駐輪場側からよじ登って入れてしまったり塀を登って侵入できるような構造になってしまっていることがあります。

こういった不審者に対してすぐに対応してくれるのが管理人の存在です。

管理人常駐物件でも24時間常駐しているとは限らないので、より安全性を求めるなら24時間管理人常駐物件を選ぶようにしましょう。

路地裏や暗がりのマンションは避ける

いくら防犯性の高いマンションだったとしても狙われやすい場所にある物件というのは結局うまいこと侵入されてしまいます。

路地裏や暗がりで人通りの少ないような場所に位置している物件は不審者や犯罪者にとって狙い目の物件。

また、帰り道の途中で襲われてしまっては元も子もないのでなるべく駅から近いような物件を選んだほうが犯罪に遭いにくくなります。

遠いとそれだけストーカー被害に遭いやすくなってしまいますからね。

女性専用マンション=セキュリティが高いわけではないので、防犯設備もしっかりとチェックしておきたいところ。

防犯カメラが多い物件を選ぶ

例えオートロック物件だとしても防犯カメラ自体がないことも珍しくありません。

女性専用マンションを選ぶ時は防犯カメラが設定されているか、数は揃っているかをよく確認すべきです。

エントランス、駐輪場など侵入する付近に防犯カメラがあることで例え動作していなくとも不審者や犯罪者はその物件を狙いにくくなります。

「カメラで撮られている」というのは想像以上にストレスになるのでこういった物件は避けられがちです。

1階はなるべく避ける

女性専用マンションにはオートロックがついていることが多いものの、オートロック物件といっても様々です。

構造的に敷地内に入るためにオートロックを通過しなければならないタイプもあれば、裏手にまわれば駐輪場やベランダから簡単に侵入できてしまうタイプの物件もあります。

特に1階は少しよじ登れば簡単にベランダに侵入できてしまう構造が多いので、1階はなるべく避けるべきです。

ベランダは下着泥棒被害が多く、特に1階は簡単に侵入できるため狙われやすいです。

仕方なく1階に住むなら下着などは部屋干しするようにしましょう。

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まとめ

MEMO
  • 女性専用マンションが狙われやすいのは事実
  • オートロックは本気を出せば誰でも侵入可能
  • 管理人常駐物件や監視カメラがある物件なら比較的安心
  • 防犯性を考えるなら物件の立地も考慮しよう

女性専用マンションは危ないという噂がありつつも、なんだかんだでセキュリティ面は充実していて狙いたくても狙いにくい物件なのでアパートのようにそこまで警戒する必要はありません。

ただし選ぶ時は駅からの距離や環境もしっかりと考えておかないと物件と関係ないところで狙われたりストーカー被害に遭うのでその点注意が必要です。

女性専用マンションは男性を呼びにくい環境になっていることは間違いないので入居の際はそこをしっかりと考えた上で決めましょう。

住んでいる人の中には「男性恐怖症だから女性専用を選んだ」って人もいるので、規約上OKでもトラブルになりやすいです。

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