築浅でも避けた方がいい物件の特徴とは?失敗すると住んで後悔する?

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築浅物件は外観も内装も比較的キレイで、設備が整っていることが多いので魅力的に見えてしまいますが、築浅だからと言って必ずしも好条件とは限りません。

今回は購入するにしても賃貸で借りるにしても避けたほうがいい築浅物件の特徴について紹介していきます!

築浅物件の特徴とは?

新築物件は建設されてから1年未満の物件のことを指しますが、築浅物件の場合は明確な定義というものがなく2年~10年未満といった物件が築浅とされることが多いです。

不動産によって解釈が異なる部分で、必ずしも「○○年だから築浅」と言うことはできません。

suumoが行ったアンケート調査によると「3年~5年が築浅」と回答した人が過半数を占めています。

新築と同じく比較的設備が新しかったり、外観自体も劣化がほとんど見れないのでパッと見は新築同様に見えることも多いです。

「新築に比べて家賃が安いのでは?」と思うかもしれませんが、意外にも築浅だからといって家賃が急激に安くなるわけではありません。

新築時は周辺の相場と比較して家賃を設定しますが、需要が高く人気物件になったりすれば築年数が少し経っても設定家賃を上げる場合があります。

ただしこれは賃貸物件の話で、売買に関しては明らかに中古物件のほうが安く、築10年では価格が半分程度になると言われています。

築浅物件の魅力

築浅物件にはさまざまな魅力があります。

築浅物件のメリット
  • 外観・内装が新築同様にかなりキレイ
  • 需要の高い設備が備わっていて使い勝手が良い
  • 故障個所等が少ない(初期不良)
  • 技術発達のおかげで古い物件より防音性が優れている

築浅物件は古い物件と対照的に、内装も外観もそれなりにきれいな状態なので住み心地としての満足度が高いです。

古い物件の場合は設備自体も劣化していたり、昔は流行っていた設備を取り入れているので現在はあまり需要のないもの(3点ユニット等)がありますが、築浅物件では需要が高い設備を取り入れているので使い勝手が良いです。

築浅状態ではまだ虫があまり住み着いていないので、古い物件に比べると虫出現率が低いというのも住む上での利点です。

築浅でも避けた方がいい物件の特徴

築浅物件には魅力的な部屋が多いですが避けるべき物件も多々あります。

いくつか特徴的なものを挙げてみたので参考にしてみてください。

大通り沿いの物件

部屋がきれいで住み心地が良くても立地が悪ければ当然住んでから後悔しやすいです。

以前僕が借りた物件は築2年という新しさでしたが残念ながら大通り沿いに位置していたせいで、窓を開けるとかなり車の音がうるさくて少し後悔しました。

分譲賃貸マンションということもあり、窓自体は比較的分厚いものでしたが、それでもテレビ等をつけていないとその音は若干部屋まで聞こえてきます。(気にならない程度)

ただし、どんなに防音性が高い物件でも大通りは救急車等の緊急車両やマフラーを改造したであろうバイクが定期的に通るのでその音は部屋まで響いてしまいます。

借りるとしても少し微妙、買うとすれば後悔する可能性が高いです。

路線や踏切近くの物件

大通り沿いと同様に路線沿い、踏切近くの物件というのも音が響きやすいです。

踏切の音は約70デシベルと言われていてこの音は大通りと同程度の音量です。

電車が通る音は約100デシベルとかなり大きく、会話をすることはできなくなりますし一時的にテレビの音が全く聞こえなくなるレベルの音量です。

音に関しての問題は後悔する可能性が高いのでたとえ築浅だからと言って避けるべき物件です。

1月~3月の繁忙期

築浅物件を選ぶ上で避けるべき時期は1月~3月の繁忙期です。

この時期は入学や卒業、就職等で引っ越しのピークにあたりますが、築浅物件の場合は比較的需要が高いのでこの時期になると閑散期に比べて家賃を高く設定している可能性があります。

実際に僕が住んでいる物件を調べてみたところ夏場の家賃に比べて4,000円ほど家賃を高くして入居者を募集していました。

例えばこの繁忙期に高い家賃で部屋を借りてしまった場合、その家賃をずっと払い続ける羽目になるのでかなりもったいないということです。

需要の高くて強気になれるような物件を繁忙期に借りるのは避けるべき。

日当たりの悪い物件

築浅物件だからと言って日当たりが悪い物件は絶対に避けるようにしましょう。

僕が最近住んで後悔した物件の1つです。

今まで日当たりの良い物件ばかりに住んでいただけに、あまり日当たりを気にしたことがなかったんですけど、実際に日当たりの悪い物件に住んでみると色んな問題がありました。

  • クローゼットにカビが生える
  • 洗濯物が乾きにくい
  • 部屋が常にジメジメする
  • 布団にカビが生えた
  • 冬場はかなり寒い
  • 空気が悪い(ジメジメしているせい)
  • 気分が滅入る

今までカビが生えたことなんてなかったのに住んで数か月でクローゼットの中の物や布団にカビが生えてしまいました。

ベランダに洗濯物を干してもちょっと乾きにくいし、何よりも常に日が当たらないせいで気が滅入るのが個人的に1番嫌だったかも。

なんというか運気が下がりそうな部屋でちょうど1年で引っ越しました。

日当たりは重視する人も多く、その分家賃が安くなるのは魅力的ですがデメリットも多いのであまり選ばないようないい気がします。

この環境に耐えられる人なら割と理想的なのかもしれませんが。

部屋もつねに湿度が高いような状態になっている気がしますし、布団が湿っているような感覚が嫌でした。

1階が飲食店

築浅物件は割と虫は出にくいほうですが、1階が飲食店になっているような建物の場合は別です。

飲食店は衛星的に保っていたとしても餌が豊富な環境にあるため、どうしてもゴキブリ等の虫が多く発生してしまいます。

築浅物件でも1階が飲食店だとすぐにゴキブリが部屋に発生することになってしまうので虫嫌いな人にとっては特に避けるべき物件です。

また、コンビニのような一見便利そうな施設でも入店時の音が聞こえる場合もありますし、揚げ物等で虫の好む油がある環境なので避けるべき。

空室が多い物件

築浅物件は比較的需要が高く、家賃が適正であればすぐにでも埋まってしまうぐらいですが、それでも空室が多い場合は何かしら物件自体に問題があります。

空室が多い理由の例
  • 駅からかなり離れている
  • スーパーやコンビニまで遠い
  • 日当たりが悪い
  • 実は相場よりも家賃が高い
  • お墓や暴力団組合が近くにある

空室が多い物件はみんなが選びたがらない理由が隠されています。

良さそうに見えても家賃相場から見るとかなり高額に設定していたり、デットスペースが多くて使いにくい、周辺環境が悪いといった可能性もあります。

物件名で検索すると空室状態の部屋が一覧で表示されるのでチェックしてみてください。

築浅物件に住んで後悔した人の意見まとめ

築浅物件に実際に住んでみて後悔している人の意見を中心にまとめてみたので、決める際の参考にしてみてください。

【エレベーターがないことに後悔】

【駅から遠いことへの後悔】

【家賃の高さに後悔】

【隣人のうるささで後悔】

全体的には築浅物件に住んで後悔するケースというのは少ないです。

内装も外観もキレイなので物件自体の住み心地は良いですが、周辺環境等によって後悔することがあるので立地がかなり重要なのだと思います。

これは中古物件でも賃貸でも同じ悩みとなるので選ぶなら重視すべきですね。

築浅物件は家賃や初期費用も高くなっていることも問題として挙げられます。

自分の給与以上の物件を借りてしまうと、毎月の家賃に苦しめられることになるため、生活費を節約しなければならない羽目になる可能性も。

良いところに住んでも満足いく生活ができなくなっては元も子もありません。

最低限自分の年収に見合っていることは築浅物件を借りる上での必須条件となります。

築浅物件を選ぶ上ですべきこと

築浅物件に住んでから後悔する確率もゼロではないので、最低限押さえておきたいポイントについてまとめてみました。

家賃相場が適正かどうか

築浅物件は家賃が相場より高くなっている可能性があります。

これは新築時に設定した家賃がそのままになっていたり、先ほど言ったように繁忙期に家賃を高く設定して入居者を募集している可能性があるためです。

まずはホームズの家賃相場を使って最寄り駅周辺の相場を確認してみてください。

どの程度の家賃が適正なのか完璧に確認することはできませんが、その物件が相場より高いかどうかの目安になります。

また、同じ条件で検索するというのも目安を測る上で重要。

例えば【駅から徒歩10分以内】【築年数5年以内】【独立洗面台付き】という条件なら全く同じ条件で検索してみて他の物件の家賃がどの程度なのか確認することで比較対象にすることができます。

もっと良い物件が見つかる可能性がありますし、その物件が掘り出し物件の可能性もあるのでチェックしておいて損はありません。

周辺環境がどうなっているか

意外と気づきにくい部分ですが周辺環境がどうなっているかどうかで住み心地も変わります。

チェックすべき項目
  • 近くにスーパーやコンビニはあるかどうか
  • 騒音が響くような立地ではないかどうか
  • 墓地が近くにないかどうか
  • 駅からの途中に坂がないかどうか

部屋自体が良くても周辺環境が悪ければ住み心地も悪くなるため、借りるにしても買うにしても絶対にチェックすべき項目です。

物件の情報だけでは判断できないのでGoogleマップで立地を調べたり、内見時に自分で駅から歩いてみたり周辺を散策してみると、より分かりやすいです。

家賃や初期費用の交渉を行う

築浅物件の最大のデメリットは家賃や初期費用の高さとなります。

新築から家賃を維持して募集をかけている物件は多いものの、資産価値としてはかなり減少しています。

40代/女性

新築物件だが駅から遠くあまり入居者がいなかったようなので(3か月ほど経過して12件中3件ぐらいしか入居していなかったようで・・・)、現在住んでいる物件の騒音で悩んでいるので礼金を下げてもらえたらこちらに住み替えたいと申し出たら、あっさりと礼金を無料にしてもらえました。騒音もなく、きれいな住まいなのでラッキーでした。

築浅物件でも十分家賃交渉や初期費用の交渉を行うことは可能なので、積極的に交渉してみましょう。

直接交渉するのが苦手な人は顔を見ずに交渉可能なイエプラの利用がおすすめです。

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運営会社株式会社コレック
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新着物件を手に入れられる
業者専用サイト「ATBB」が見られる
設定できない細かい条件を伝えられる

イエプラならチャット上で「家賃を1,000円下げてもらえなか交渉してほしい」「礼金が高くて迷っているので交渉できませんか?」と相談することが可能です。

直接交渉するのは気が引けますが、チャット上であれば文字を打つだけで良いのでおすすめです。

家賃交渉、初期費用の交渉は失敗したところでデメリットもないので積極的に行いましょう。

まとめ

MEMO
  • 築浅物件は相場より家賃が高くなっていることがある
  • 繁忙期に借りると割高の可能性が高い
  • 好条件に見えても立地が悪いと住み心地も悪い
  • 空室ばかりの物件はデメリットも多いので避けるべき

築浅物件自体は悪くありませんが、築浅=良い物件ではないのでしっかりと物件の情報を確認しておきましょう。

僕が築浅物件に住んで後悔しているのは【大通りに面していて騒音がうるさい】【プロパンガスなのでガス代が高い】という2点です。

次に住む場所は静かな住宅街で都市ガスを条件に探そうと思っています。

人によって後悔するかどうかは別ですが、借りるにしても買うにしてもしっかりと下調べを行ってからにしましょう。

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