賃貸の入居審査で連絡が2週間以上こない!落ちたってこと?

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賃貸物件を借りる上で必ず行われるのが入居審査です。

年収や職業から家賃滞納のリスクがないか、問題を起こさない人物なのか見定めて合否を出します。

入居審査で2週間以上連絡がなかった場合は落ちているということなのか、それとも忘れられているだけなのか入居審査の流れや仕組みとともに紹介していきます。

賃貸の入居審査で2週間以上かかることはほとんどない

入居審査の必要日数の平均は3日~4日程度と言われていて、長くても1週間程度で済むことがほとんどです。

直近で僕が実際に借りた物件、審査をしてもらったお部屋の2件は入居審査をしてから『2日後』と『5日後』にそれぞれ連絡がきました。

つまり、入居審査をしてから2週間以上何も不動産屋から連絡がないというのは極めて稀な状態ということになります。

入居審査は1カ所だけで行われるケースは少なく、基本的には『管理会社』『保証会社』『大家』といった審査を経てから最終的な連絡がなされます。

入居審査の流れ

管理会社が主に行っているのは書類が揃っているか、不備がないかの確認程度となるため、メインとなる審査は保証会社が行っています。

保証会社の審査さえ通ればその他の審査によって落ちることはほとんどありません。

スムーズに入居審査が進めば、翌日には審査結果が通知されることも珍しくありません。

少し長引いたり、連携が取れていなくても1週間程度で通知を出すのが一般的です。

2週間以上連絡がなくても落ちたとは限らない

入居審査は通っていても落ちたとしても必ず借主に対して結果を連絡します。

『2週間経っても連絡がこないってことは審査に落ちたんじゃないか?』と不安になりますが、連絡が遅いからといって落ちたとは限りません。

むしろ、入居審査に落ちる人は入居希望者情報だけで【問題あり】ということがわかるため、合否の判断を下すのも早く済みます。

年収や職業等に問題がなければそのまま次の管轄に審査書類を回されるため、即日結果を出すのは難しくなります。

入居審査の連絡が2週間以上ない理由とは?

1週間であれば少し長引いた程度なので、ちょっとした連携ミスや確認事項によっては考えられる範疇ですが、2週間以上審査結果の連絡がこないのは異常事態です。

どういった場合に入居審査の結果に2週間以上かかるのか、審査担当者や管理会社から得られた情報から理由について紹介していきます。

入居審査にかけられていない

1月~3月のような不動産業界にとって繁忙期となる時期は申し込みを行う人も多いため、入居審査が順番待ちとなっている可能性があります。

申し込みの受付口は不動産となり、そこから管理会社、保証会社へ情報が送られることで入居審査が行われます。

不動産屋がすでに申し込み者の情報を管理会社に送っていたとしても管理会社側は複数の建物を管理しているゆえに、対応が遅くなる傾向があります。

例えば2週間のうち1週間ほどは入居審査にかけられておらず、現在対応しているのであれば審査にかけられた時間は1週間程度となるため、まだ連絡がこないのも不思議ではないというわけです。

管理会社等の休日のせいでスケジュールがずれている

入居審査は複数の会社が連携して書類を回しているため、1つの管轄が定休日であればその分1日~2日程度審査にかかる時間も増えてしまいます。

不動産屋の定休日は水曜日、管理会社は木曜日、保証会社は火曜日といった具合にそれぞれの管轄で定休日が異なると審査がスムーズに行きません。

とくにゴールデンウィーク、お盆、年末年始のような大型連休のある時期では1カ所で審査が止まってしまうので審査に遅延が生じる傾向があります。

僕の場合、お盆をまたいで入居審査が行われたことがあり、そのときは審査に通るまでに1週間以上かかりました。

お盆休みは3日~4日程度で終わっても追加書類があったり、各社の連携が取れていないと長引きます。

不動産屋が借主に審査結果を通知していない

入居審査自体はすべて終わっていてあとは入居希望者に連絡するだけといった段階で止まってしまっているケースも考えられます。

通常であれば審査が終わったら即日連絡をすべきですが、不動産屋のミスによって『連絡を忘れている』と言った場合はそこで滞ってしまいます。

大家や管理会社から「○○号室の入居希望者についてどうなっているのか」という連絡がきて、連絡漏れが発生していることに気付くというケースも実際にあるようです。

大家と連絡が取れず、最終承認がおりていない

入居審査は管理会社や保証会社がメインとなって行いますが、最終的にどうするかを決定するのは大家にあります。

すべての審査が終わっても大家に連絡がつかなければ最終承認がおりず、入居審査に通過したことを通知することができません。

大家との連絡が取れない原因
  • 海外旅行中で連絡ができない
  • 管理会社からの連絡に大家が気付いていない
  • 他の仕事に忙しくて連絡を返せていない
  • 申し込みのタイミングで家主が死去

大家は他にもメインで仕事をしていたり、不動産屋のように常駐して業務を行っているわけではないので、いつ連絡が取れるのかはわかりません。

これまで部屋探しは何度も行っていますが、「大家に連絡がつかなくて」という対応は何度も経験してきているので入居審査の実態としても十分考えられるケースです。

提出書類の不足・記入漏れなどの不備があった

入居審査では、まずはじめに『提出書類がそろっているか』『申し込み情報に記入漏れはないか』を確認し、すべてが万全の状態になって初めて審査が行われます。

つまり、書類不足だったり、未記入欄がある場合には審査自体が開始されず後回しとなってしまいます。

よくある書類不足・記入漏れの例
  • 収入証明書を提出していない(確定申告書類や給与明細書など)
  • 本人確認書類を提出していない(運転免許証・保険証等のコピー)
  • 現住所や職業・職場住所が未記入
  • 引っ越し理由が曖昧
  • 連帯保証人の項目の一部が未記入(連絡先や現住所・年収等も対象)

申し込みする段階でわからない情報がある場合、未記入となってしまいますが、これだと審査を開始することはできません。

自分の情報はともかく、保証人である親の情報をすべて把握しておらず、一部が未記入となってしまった場合も同様です。

また、審査に必要となる年収が証明できる書類や本人確認書類がない場合も審査を始めることができません。

ただし、必要な書類や情報が不足している場合には必ず入居希望者に対して連絡がいくようになっているので、2週間以上も全く連絡がないというケースは稀です。

入居審査の連絡が2週間以上ないときの対処法

2週間以上入居審査に関する連絡が一切ないのは、異常事態ととらえるべきです。

メールが迷惑フォルダに入っていないか確認する

行き違いにより、入居審査通過の通知はされているけど気付いていないケースも考えられます。

通常であれば行き違いのないように直接電話等で通知を行うのが一般的ですが、メールで通知したり最近だとLINE上のやり取りならLINEで結果報告するケースもあります。

メールであれば、迷惑フォルダに振り分けられていないか確認してみましょう。

不動産屋に直接連絡する

複合的な理由が合わさって審査が滞ってしまう可能性が高く、審査は通っているのに連絡をするのは忘れているだけといった可能性も否定できません。

あまりにも遅い場合には申し込みを行った不動産屋に直接連絡して審査状況についてどうなっているのか聞いてみましょう。

連絡することで優先して確認作業が行われるため、その後はスムーズに審査が行われます。

引っ越し期日まで時間がない場合は「○○日までに退去しなければならいので、△△日までには入居したい」という具体的日にちも伝えると良いでしょう。

入居希望者が困っている状況も管理会社に伝えることができるので、キャンセルされないように動いてくれます。

審査翌日など早い段階で連絡するのはNG

3日~4日以上経って審査がどうなっているのか聞くのは問題ありませんが、即日~翌日のように早い段階から連絡を取るのはやめましょう。

入居審査の項目の中には『心象審査』というものもあり、入居希望者の外見・性格等からトラブルを起こさないか判断していることがあります。

不動産業者は単なる仲介役ですが、自社物件や自社管理物件の場合は管理会社と同じ役割を果たすため、不動産屋に与える影響で審査の通りやすさが変わる場合があります。

念のため他に候補の物件がないか探しておく

単なる行き違いによって審査通知が来てないだけならいいですが、大家に連絡がつかなかったり審査すらまだ始められていなければさらに時間がかかる可能性が高いです。

このままいくと確実に引っ越し希望日までに入居できるとは限らないので、万が一に備えて他に候補となる物件を探しておいた方が良いでしょう。

入居申込段階ではキャンセルしなくても他の物件を申し込むことも可能です。

法律的にも一度に複数の物件に申し込んではならないという決まりはありません。

ただし、同一不動産では複数の物件の申込みを受け付けていないことが多いので、別の不動産にお願いしましょう。

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利用する保証会社によって審査時間にも影響がある

入居時に利用することになる家賃保証会社は自分で選ぶことはできず、基本的には指定された会社にお願いすることになります。

利用する保証会社によっては『信販系』と呼ばれるクレジットカード会社などの審査の厳しいものから『独立系』と呼ばれる審査基準が低く通りやすいものまで様々あり、入居審査にかかる時間にも多少なりとも影響を与えます。

保証会社によってそれぞれ調査される項目数が異なるため、審査項目の多い保証会社ほど審査に時間が必要となるわけです。

例えばエポスやジャックスなどの信販系は利用者の信用情報を調査し、過去に滞納したことがあるのか、ブラックリストに載っていないのかなど細かい情報を取得するのに時間がかります。

一方、レオパレスのプラザ賃貸管理保証や大東建託のハウスリーブは独立系となるため、提出された書類に対してのみ審査が行われます。

審査項目が少ない保証会社であれば、確認作業を行う工程も少ないのですぐに結果を出すことが可能というわけです。

会社名で調べれば何系の保証会社なのかは簡単に調べることができるため、審査に時間がかかりすぎていると思った場合は確認してみると良いでしょう。

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まとめ

  • 通常の審査は3日~4日、長くても1週間程度で終わる
  • 入居審査に2週間以上かかるのは極めて稀
  • 繁忙期や大型連休では審査に時間がかかる傾向がある
  • 連絡ミスによって入居審査自体は終わっているのに連絡がこないこともある
  • 2週間以上も審査の連絡がこないなら自分から不動産屋にどうなっているのか聞いてみよう

入居審査は1つの会社だけでなく、管理会社や保証会社、大家への確認など複数の会社によって行われるため数日程度はどうしてもかかってしまいます。

ただし2週間以上も音沙汰がないというのは異常事態となるため、連絡がないようなら自分から連絡してどういう状態にあるのか聞いてみるのが良いでしょう。

連絡を忘れていることも考えられるため、審査が落ちたとは限りません。

少しでも参考になれば幸いです。

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