賃貸の入居審査で複数の物件に申し込みするとバレる?

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部屋を借りるときに即決できればいいですが、良い条件の物件が複数ある場合にはどのお部屋に決めるか迷ってしまいますよね。

申し込みをして入居審査中に部屋探しをしていたら『もっと良いお部屋を見つけた』というケースもよくあります。

今回は賃貸の入居審査で複数の物件に申し込むことはできるのか、バレたらどうなるのかについて紹介していきます!

賃貸の入居審査で複数の物件に申し込みするとバレる?

バレる・バレない以前に結果から申し上げると、同じ時期に複数の物件に申し込みを入れて同時に審査を行うことは問題にはなりません。

法律的にも一度に複数の物件に申し込んではならないという決まりはありません。

2つまでなら同一不動産で片方を仮押さえ状態にして、もう1つの物件を申し込むかどうか選択できますが、3つ以上の物件を同時に申し込みたい場合は複数の不動産を利用する必要が出てきます。

物件Aはアパマンショップ、Bはエイブル、Cはミニミニといったように別の不動産を利用しないと3つ以上は断られるので注意してください。

ちなみに仮押さえとは申し込みや入居審査手続きを指す用語で、一時的に物件が他の人に取られることを防ぐことができます。

仮押さえ中に他の物件を見つけて申し込めば実質的には複数の物件を同時に申し込んでいるのと同じ状況です。

もっと良い物件が見つかった時点で仮押さえしている物件を手放す必要があるので実際には複数というよりも片方をキープしているだけです。

不動産業界ではこういうことは当たり前に行われているので複数の物件に申し込んでしまっても問題ないということです。

複数物件を押さえておける期間は入居審査にかかる期間と同じ約1週間ほどとなっています。

それ以上は『契約するかどうか』を迫られるため、いつまでも放置しておくことはできません。

隠している場合でもバレることはある

複数申し込み自体に問題はなくとも『不動産屋には内緒で申し込みを行いたい』『別の不動産を利用しているからバレたくない』と思っている方も多いかと思います。

バレずにそのまま審査を通過することもありますが、申し込んだ物件の状態によってはバレるケースもゼロではありません。

物件の元付不動産が同じ場合

元付とは物件の貸主である大家から物件の仲介業務を依頼されている不動産会社のことです。

大家は複数ある不動産会社の中から1社に対して「この物件の入居者を探してほしい」と依頼します。

そこからレインズと呼ばれる不動産業者専用ネットワークに物件情報が登録され、最終的にはスーモやホームズなどネットにまで掲載されていきます。

ネットに掲載されるまでの仕組み

所有する大家の異なる【物件A】【物件B】に対して申し込みを行った場合、大家が依頼している不動産会社が同じであれば、誰が申し込みを行ったのかわかってしまうためバレるというわけです。

別の不動産会社を利用したとしても依頼元をたどれば同じ不動産となれば、申し込みを入れたことが判明してしまいます。

他の不動産を利用すること、複数申し込みを行うこと自体に問題はないため気にする必要はありませんが、同じエリア内の物件では依頼している不動産も同じになりやすいため、バレる確率もあがります。

同じ管理会社が管理している場合

『他社物件でも紹介可能!』と謳っている不動産会社はあり、入居希望者は限定物件出ない限り利用したい不動産を選ぶことができます。

ただし、どの不動産を利用しても物件を管理している管理会社は同じとなるため、同じ物件ではバレてしまいます。

入居審査の流れ

管理会社は複数の物件を取り扱っているため、【物件A】【物件B】をそれぞれ管理している可能性も考えられます。

この場合、管理会社にはもちろん、場合によっては不動産屋にもバレる可能性があるということです。

複数申し込みがバレるとどうなる?

お部屋の複数申し込みは問題がありませんが、場合によってはバレることによって『審査に落とされる』『バレた時点で1つに絞るように言われる』可能性があります。

2つの物件の管理会社が同じところだったみたいで、後日両方の不動産会社から「別のところにも申込みしてますね。こういうことをされると困ります」と、どちらかに決めるように電話がかかってきました。

参照元:教えて!goo

不動産屋にバレても問題はありませんが、物件を管理している管理会社が同じだった場合はどちらの申し込みも審査通過させるわけにはいかなくなります。

入居審査は借りる前提の手続きであり、よほどの金持ちでもない限り同時期に複数の物件を借りることはありません。

つまり、片方の物件に対して審査が落とされる、最悪の場合には両方の物件の審査が通らないリスクがあるというわけです。

不動産屋としては複数申し込みは当たり前のように行われていて、推奨されるケースもありますが、管理会社の立場からすると本気で貸すかどうかの審査をしなければならないため迷惑になってしまいます。

審査通過後にキャンセルして違約金を請求されても支払う必要はない

審査を通すだけならタダですが、キャンセルした時に仲介業者から「キャンセルの場合は違約金が発生します」と言われることがあります。

これはよくある営業手口なので引っ掛からないように注意してください。

たとえ審査が通っていても契約書に署名・捺印をしていない限りは同意したことにはならないので違約金がかかることはありません。

営業マンとしては契約まで行けそうでインセンティブが貰えるはずだったのにキャンセルになったことに腹を立てていて、どうしても契約してほしいからこそ「違約金がかかる」などと脅しをかけているだけに過ぎません。

もちろん迷惑がかかっている行為なので申し訳なさは感じる必要はありますが、違約金は絶対にかからないので怖くなって契約しないように。

入金後でも契約前なら返金される

仲介業者によっては審査通過後で契約する前に初期費用の入金を請求してくる場合があります。

これも先ほどと同様で例え入金してしまったとしても契約していないのであれば返金されます。

通常は契約後に入金という形を取るのが一般的ですが、よりスムーズに入居するために契約前に入金してもらったり他にいかれたくなくてすぐに入金を促してくるケースがあります。

返金手続きをするのが面倒ですし、金銭的に余裕がない場合は他の物件で審査が通った後に入金できなくなる可能性が高い(返金まで少し時間がかかる)ので注意してください。

迷っているならその時点でキャンセルするか「少し待ってほしい」と伝えて他の入居審査が通るのを待った方がいいかもしれません。

一度に複数の物件に入居審査をしてもらうメリット

複数申し込みをうまく利用すれば通常の部屋探しよりも効率的なのでおすすめです。

最短で部屋探しができる

通常、賃貸物件を借りる際の入居審査には早くても2~3日、遅いと1週間以上かかることもあります。

部屋探しから実際に住むまでの最短日数とは?

例えば、今住んでいるアパートの契約更新が2ヶ月後だったとしましょう。

契約更新は最低でも退去の1ヶ月前までに申告しなければならないのでそうなると新しく部屋を借りるのであれば日数的には1ヶ月ほどしかありません。

もし新しく住みたい物件の入居審査が長引いて申告期限ギリギリになったとしても責任を負わなければならないのは自分です。

これで審査が通ってくれれば問題ありませんが、審査が通らなかった時に退去の連絡をしてしまっていた場合は一時的にホームレスになる可能性もあるということです。

こういう場合に複数の物件に審査の申し込みをしておけば、そういったリスクを減らすこともできます。

就職活動と同じで大家側が審査している反面、こちらも同様に物件を吟味して借りられる部屋に住む権利があります。

良いと思っている物件を他の人に取られる心配がない

申し込みをした時点でその物件を押さえている状態になるので、他の人からの入居申し込みをストップさせることができます。

AとBという物件で悩んでいたとして片方ずつ審査してもらうとBの物件で審査が通らなかった時にAの物件を申し込もうとしたらすでに他の人に取られていることは珍しくありません。

人気物件は1日~2日遅いだけでもすぐに埋まってしまうので審査する時間(最長1週間)のせいで取られる可能性は高いということ。

複数に申し込んでおけばこういった”もしも”を防ぐことができます。

複数申し込みをするデメリット

複数申し込みにはデメリットも存在します。

いつまでも物件を押さえておくことはできない

基本的に1つの物件を押さえられるのは1週間程度です。

その間にもっと良い物件を見つけない限りはそのまま入居するかキャンセルするか判断が迫られてしまいます。

大家側もできるだけ早く住んでほしいと思っているので判断が遅くなればなるほど迷惑がかかります。

物件を押さえておくことで募集が一時的にストップしてしまうので、大家としては1日でも早く入居するかどうか決めてほしいわけです。

キャンセルすると嫌な顔をされる

仲介業者によってはキャンセルすることで明らかに嫌な顔をされる場合があります。

親切な仲介業者なら親身になって「もっと良い物件を探しましょう」と言ってくれますが、インセンティブで給料が決まるような会社の場合はそれが自分の給料に直結しているのでキャンセルはかなり痛手。

僕も以前アパマンショップで契約しかけた際にもっと良い物件を見つけたので「キャンセルします」と伝えたところ「え?なんでですか?本当に良いんですか?」とかなりしつこく止められそうになりました。

ある意味迷惑のかかる行為ではあるので仕方ありませんが、気持ちが良い方法とは言えません。

複数物件申し込みする際の注意点

複数物件申し込みをすること自体は問題ありませんが、最低限のマナーは守るべきです。

注意点についてまとめてみました。

同じ建物の複数申し込みは避ける

同じ建物の場合は同じ管理会社が管理しているケースが一般的であり、複数のお部屋に対して申し込みを行うことがバレて問題となるケースがあります。

大家や管理会社から見れば「なんで他の物件にも審査出してるんですか?」と思いますし、最終的に借りる物件は一つなのだからマナーとしてはおかしいと考える人も多いでしょう。

他の物件であっても同じ管理会社が管理しているケースもあるのでこういったリスクは防ぎきれませんが、確実に問題となる行為は避けましょう。

審査が通った時点で他の物件はキャンセルする

複数物件の申し込みは本来迷惑がかかることなので、良い物件を見つけてその物件の審査が通ったのであれば他に押さえている物件は即刻キャンセルしましょう。

大家からしてみれば「住んでもらえる!」と思っているのにいつまでも放置されているような状態ですし、仲介業者としても利益が出るかどうかわからない状態になってしまっているわけです。

申し込みしている時点で他の入居希望者を捨てることにもつながるので損害にもつながってきます。

なるべく早めにキャンセルの連絡は入れましょう。

うっかり契約してしまわない

賃貸契約って少し複雑でわかりにくいので審査してもらうだけかと思ったのにその流れで賃貸借契約を結んでしまっていることもあり得ます。

契約書に署名、捺印をしてしまうとその時点で契約が成立したことになり初期費用等の請求はもちろん、キャンセルしたとしても違約金等が発生してしまいます。

賃貸借契約というのは建物に関する注意事項等や賃料等の説明をする義務があり、それに納得して署名をすることなので「なんか色々と説明しているな」と思ったらそれは契約するためのものなので注意。

審査とは違います。

複数の物件申し込みにおすすめのサイト

不動産業界ではよくある話ですが、場合によっては契約が先延ばしになるので嫌な顔をされることもあります。

親身になってくれる不動産なら「とりあえずキープして他も探してみますか」と提案してくれますが、これは不動産により異なります。

複数物件申し込み可能で、部屋探しとしておすすめなのはイエプラというサイトです。

イエプラ公式

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運営会社株式会社コレック
口コミ評価(google)★★★★☆(4.1)
対応エリア関東・関西
店舗数2店舗
物件数約10万件以上
仲介手数料基本無料
利用料金無料
会員登録不要
おとり物件0件
特徴自宅にいながら部屋探しができる
LINE上でやり取りが可能
新着物件を手に入れられる
業者専用サイト「ATBB」が見られる
設定できない細かい条件を伝えられる

イエプラはLINE上でやり取り可能な部屋探しサービスで、顔を合わせずに新着物件を探すことができます。

「今日内見した物件をキープして他の物件も見てみたい」と言えば物件を押さえた状態で探すことが可能です。

余計なオプション代がかからず、現地集合・現地解散ができるので無駄な時間をかけずに部屋探しができるのも魅力です。

2024年3月から仲介手数料が無料になったことで、スーモやホームズに掲載されている物件もURLを送るだけで初期費用を大幅に削減できる使い得のサービスとなっています。

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まとめ

  • 複数の物件に対して申し込みを入れることはできる
  • 不動産が複数の申し込みを『仮押さえ』として推奨してくるケースもある
  • 同じ管理会社の場合は審査に落ちるリスクもある
  • 審査に通過した時点で契約するかどうかは即決しよう

複数の物件に入居審査をしてもらうことは法律的に違法ではないし、不動産業界では割と当たり前の手段です。

ただし、こちらはキープしているだけでも管理会社や大家にとっては「入居希望者」というとらえられ方をするので長期間キープすることはおすすめしません。

仲介業者は基本的にあなたを契約させたいと思っているので、もし引っ越したい時期まで時間がないのであれば営業マンに正直に話して相談してみるというのも一つの手です。

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