内見予約したのに取られた!気に入った物件を確保する方法とは?

せっかくいい物件を見つけて内見の予約をしても、当日になると「その物件はちょうど埋まってしまいました」と言われることがあります。

内見予約で物件の確保することはできないため、賃貸物件ではこういったことが良く起こります。

今回は内見予約したのに取られてしまった人のために気に入った物件を最速で確保する方法について紹介していきます!

内見予約までしたのに物件を取られる原因

内見予約=物件を押さえられるわけではないので、もっと早くに内見予約をしているものやすでに内見をしている人が成約すれば物件を取られるという構図になってしまいます。

内見予約までして狙っていた物件が取られてしまう原因は主に2つです。

内見するまでが遅すぎるため

狙っていた物件の需要が高い人気物件であればあるほど空き室になった時点ですぐに成約が決まってしまいます。

閑散期であれば1か月経っても募集を続けている物件もありますが、繁忙期ともなると物件の入れ替わりが非常に激しいので今日まで空き室だった物件が翌日には申し込みが入って内見できない状態になってしまいます。

株式会社タスが調査したデータによれば2021年1月期で東京都が2.57ヶ月、神奈川・埼玉・千葉は3ヶ月を超えています。

人気がなければゆっくり吟味しても問題ありませんが人気物件は行動が遅ければ遅いほど内見予約をしても他にとられる可能性が高くなります。


条件の良い物件だと現在の入居者が退去する予定の段階ですでに申し込みが入るということもあるようです。「内見しなくても入居したい」といった人がいれば大家としてもそちらを優先するのでしょう。

ネット掲載・更新にラグがあるため

スーモやホームズなどの不動産ポータルサイトは店舗の物件情報よりも遅いと言われています。

これは空室や退去通知を受けてから掲載するまで時間を要したり、サイトの更新日がくるまで掲載できないというシステム的な問題が関係しています。

店舗であれば空室がでた瞬間にその情報をそのまま客に伝えることができますが、ネットでの部屋探しではそれができません。

人気物件の賞味期限は3日と言われているぐらいなので掲載連絡の時点で空室でも掲載される段階ではすでに成約済みとなっているわけです。

問い合わせ段階では「空室です」と言われることもありますが、これは確認していなかったりおとり物件化されている可能性が高いです。

おとり物件として利用されていたため

「本当はすでに成約済みだけど空き室と偽って募集する」というおとりまがいなことをする不動産も多いです。

最初から釣ることを目的にしていて「現在空き室です」といって店舗に呼ばせておいて、いざ行ってみると「その物件ちょうど成約してしまいましたー」といって他の物件を紹介させるのが手口です。

部屋探しをしている人から見るとその物件が本当に空き室でちょうど埋まってしまったのか、最初から成約済みとなっていたのかを判断することができないのでこのようなやり方がいまだに横行しています。

ネットで問い合わせると高確率で「現在も空き室です」と言われるので内見予約自体はできますが、実際にその物件を内見することはできません。

店舗に呼ばれて自社にとって利益率の高い物件ばかりを紹介させようとする手法なので悪質。

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気に入った物件を取られたときの対処法

物件を取られたといっても申し込みをした人が必ずしも審査に通るとは限りません。

実際に気に入った物件を取られてしまったときの対処法について紹介していきます。

申込者のキャンセル待ちをする

物件は申し込みが入った時点で「成約済み」となりますが、正確に言えば成約済みではなく申し込みが入っただけです。

申し込みをしても審査で落とされる可能性はゼロではありませんし、その入居希望者が物件を仮押さえしているだけでキャンセルになることも十分に考えられます。

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仮押さえというのは物件に申し込みを入れた状態でもっと良い条件の物件を探すために一時的に押さえる方法で、いわゆるキープというやつです。

仮押さえ+審査落ちの確率を合わせると、申し込みした人がキャンセルする確率は約40%もあるのでキャンセル待ちは有効な手段です。

基本的に物件は先着順なので”キャンセル待ち”の予約をすることはできませんが営業マンに「申込者がキャンセルしたら申し込みをしたいので連絡が欲しい」と伝えておくことでいち早く情報を得ることができます。

内見予約をしたあとに「申し込みが入った」と言われたら問い合わせ不動産にこの旨を伝えましょう。

伝えておけばほかの部屋が空いた際にいち早く知らせてくれる可能性もあります。

同じ建物の他の部屋が空いてないか聞いてみる

なるべく似た部屋で契約したいのであれば同じ建物で空室がないか合わせて聞いてみましょう。

もしかすると全く同じ間取りで同じ家賃の部屋が他にも空いている可能性は十分に考えられますし、まだネットに掲載されていないけど退去予定になっている物件が見つかるかもしれません。

他の建物で同じような物件を探すのは難しいですが、同じ建物であればある程度満足のいく条件になっていることが多いので狙い目です。

直接問い合わせたり電話して聞くことでネットよりも早い情報を手に入れることができるので有利に契約まで勧めることができます。

キャンセルを待ちつつ物件を探す

キャンセルされるかどうかを待っているだけでは時間の無駄です。

実際にキャンセルになる可能性は非常に低いので待っている時間を利用してもっと条件の良い部屋がないか探してみてください。

1月~3月の繁忙期であれば1週間で募集している物件がかなり入れ替わるので常に新しい物件を発掘することが可能です。

逆に閑散期だとあまり物件の入れ替わりがないので同じような物件ばかり目に入ってしまいますが、利用している不動産サイトを変えると意外な好条件物件が見つかることもあります。

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気に入った物件を確保するには仮押さえが有効

内見する前の段階で物件を取られてしまうケースは非常に多いですが、物件というのは”申し込み”が入った時点で募集を一時的にストップさせます。

申し込みというのは「この部屋に住みたいので家賃を払える収入があるか審査してほしい」という申し入れのことで契約ではありません。

入居申し込みの際には入居申込書を提出し、それをもとに貸主側は入居審査を行います。そして審査が始まったら契約に備え、物件の公開をストップします。つまり、物件を押さえている状態です。不動産会社はこの状態を、仮押さえと呼んでいるのです。

参照:ホームズ

つまり、申し込みさえしてしまえば他のライバルに先を越されることなく物件を確保することができるというわけです。

不動産業者でこの手法を仮押さえと呼びます。

仮押さえは内見した物件で契約するか迷ったときや、現在空き室予定でまだ入居中の物件に対して行うのが一般的です。

契約書を交わすわけではないので仮押さえ段階であれば物件をキャンセルすることも可能です。

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ネットで探していて明らかに好条件で写真を見ても問題なさそうであればすばやく仮押さえをしてしまうことで気に入った物件を確保することができます。



気に入った物件を最速で確保する手順

なるべく早く気に入った物件を確保する手順について解説していきます。

店舗で探している場合はとられるケースも少ないので今回はスーモやホームズを利用したネットでの部屋探しを想定しています。

手順1:当日もしくは翌日までに内見予約を入れる

めちゃくちゃ重要なのが内見するまでの時間です。

繁忙期は特に部屋の入れ替わりが激しいのでその日入居者を募集していた物件が次の日にはすでに成約済みになっている可能性があります。

これを防ぐためには良い物件を見つけたら即問い合わせをして遅くても翌日までには内見を行いましょう。

ちなみに内見予約ができていても物件を押さえているわけではないので先約に申し込まれることもあります。

内見できる時間は限られています。

不動産が営業していて、なおかつ管理会社が営業している時間内しか内見することはできないので朝9:00~19:00までが基本。

夜遅いと内見できずに次の日になってしまいます。

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手順2:「現地集合できるか」を聞いておく

これは先ほどの”おとり物件対策”として有効な方法。

おとり物件をつかまされると店舗に行く手間と店舗に足止めされる時間を無駄にしてしまいます。

そこでおすすめなのが問い合わせ段階で「現地集合可能か」と聞くこと。

現地集合が大丈夫なら本当に現在空き室ということですが、店舗に必ず来るように誘導された場合はおとり物件の可能が出てきます。

マニュアルとして現地集合不可としている大手不動産も多いので時間を無駄にしないためにも聞いておきましょう。

手順3:内見した日に申し込みを済ませる

先ほども紹介したように申し込みが入った時点でその物件は一時的に募集をストップさせるので内見ができた=申し込みができる段階ですぐに申し込みを済ませてしまいます。

申し込みと言っても契約しなければならないわけではないので物件を押さえておくという意味でもすべきです。

賃貸物件には必ず審査というものがあります。

その人がちゃんと家賃を払えるかどうかを見極めるために大家側が審査します。

その時に連帯保証人等を記入することもあったり、源泉徴収票が必要な場合もあるので事前に準備しておいてください。

申し込みができないと他の人にとられる可能性が高くなるので内見した日に即申し込みができるよう準備しておく必要があります。

申し込みで忘れがちな情報
  • 自分が今住んでいる住所
  • 親の年齢
  • 親の職業
  • 親が勤めている会社の住所
  • 親の年収
  • 実家の電話番号

自分のことに関してはすぐに書けると思いますが、連帯保証人を親に設定した場合は親の情報が必要となります。

職業を知っていても年収や会社の住所までは把握していない人も多いと思うので事前に聞いてメモを取っておきましょう。

手順4:退去予定物件は先に申し込みをしてしまう

物件には【即入居可】と【退去予定】の物件があります。

即入可物件は現在空き室でクリーニングも済ませている部屋ですが、退去予定はまだ人が住んでいてこれから退去、クリーニングを行う物件です。

物件情報や部屋の写真を見て明らかに好条件だと思った場合は内見する前に申し込みをしてしまうことで物件を押さえることができます。

申し込みしたからと言って必ずしも契約する必要はありませんし、申し込み後でも内見可能なので人に取られずに確保が可能です。

気に入った物件を確保しやすい部屋探しサイト

スーモやホームズは確かに物件数も豊富で探しやすいサイトですが、新着物件が掲載されるまでにラグがあるので店舗で探している人よりも情報を得るのが遅くなってしまうのが難点です。


せっかく良い物件を見つけても、条件が良い=掲載された時点で成約済みになっていることも多くなってしまいます。

「なら店舗で探せばいいのでは?」と思うかもしれませんが、店舗はそもそも取扱物件数がネットに比べて少ないので条件に合う物件は見つかりにくいです。

当然不動産側としても利益率が高い物件を紹介したいでしょうし、小一時間かかっても4軒~5軒ぐらいでしかも設定家賃よりも高い物件を紹介してくることが多いです。

好条件の物件を探しやすい&新着物件を手に入れやすいサイトとして現段階で有能なのはイエプラです。

イエプラの強み
  • 家にいながら店舗と同じ速度の情報を手に入れることができる
  • 細かい条件をチャット欄で細かく伝えられる
  • 物件数が豊富でおとり物件が排除されている
  • 内見予約までスムーズに行える

AI+専門スタッフというサービスとなっていて、条件を設定したら基本放置でいいで面倒臭がり屋な人にとってもおすすめできます。

他のネットサービスと同様無料で使えるので試してみてください。

イエプラ公式ページへ

まとめ

MEMO
  • 気に入った物件を取られたらキャンセル待ちをしてみよう
  • 問い合わせで「空き室」と言われてもおとり物件の可能性もある
  • ネットでの部屋探しは店舗よりも情報が遅い
  • 内見予約は当日、もしくは翌日じゃないと他の人にとられる可能性が高くなる

部屋探しはスピード感が大事です。

家にいてネットで部屋探しをしていると内見をするのが面倒で後回しにしがちですが、いい物件は掲載された時点で成約してしまうほど需要も高いので即行動しないと他の人に取られてしまいます。

僕も内見が面倒だったりおとり物件をつかまれたせいで約1か月も部屋探しの時間を無駄にしてしまったことがあるので、僕のような失敗がないように注意してください。

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