内見予約したのに取られた!気に入った物件を確保する方法とは?

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せっかくいい物件を見つけて内見の予約をしても、当日になると「その物件はちょうど埋まってしまいました」と言われることがあります。

内見予約で物件の確保することはできないため、賃貸物件ではこういったことが良く起こります。

今回は内見予約したのに取られてしまった人のために気に入った物件を最速で確保する方法について紹介していきます!

内見予約までしたのに物件を取られる4つの理由

内見予約=物件を押さえられるわけではないので、もっと早く内見予約をしている人やすでに内見をしている人が成約すれば物件を取られるという構図になってしまいます。

賃貸物件では入居申込みが入った時点で一時的に募集をストップさせています。

スーモやホームズに掲載されている物件も申込みが入り次第掲載終了となりますが、キャンセル等契約に至らなかった場合には再度募集が再開されます。

申込みキャンセル

内見予約をしても先に申込みが入れば『成約済み』と言われてしまい、その時点で申込みを入れることができません。

内見予約までして狙っていた物件が取られてしまう要因は主に4つです。

内見予約したのに取られてしまう要因
  • 内見予約から実際に内見するまで日が空いてしまった場合
  • 『一般媒介』でどの不動産も紹介可能な物件だったため
  • ネットに掲載されている物件情報だったため
  • おとり物件として募集していた

予約から内見するまでが遅すぎた

狙っていた物件の需要が高い人気物件だと空室になった時点ですぐに成約が決まってしまいます。

閑散期であれば1か月経っても募集を続けている物件もありますが、繁忙期になると物件の入れ替わりが非常に激しいので今日まで空き室だった物件が翌日には申し込みが入って内見できない状態になってしまいます。

株式会社タスが調査したデータによれば2021年1月期で東京都が2.57ヶ月、神奈川・埼玉・千葉は3ヶ月を超えています。

優良物件の平均空室期間は26日間、その他の物件の場合は83日間と、その長さに大きな差があることが分かりました。

引用:https://oheyago.jp/articles/shitukoi/

だいたい平均で90日程度が空室期間となっていますが、優良物件の場合はその3分の1程度。

平均空室期間

空室期間中には原状回復や基本的なハウスクリーニングを行うため、実際に内見できるのは平均5日~9日となっています。

見つけた物件が募集4日目であれば翌日には埋まっている可能性があります。

人気がなければゆっくり吟味しても問題ありませんが、人気物件は行動が遅ければ遅いほど内見予約をしても他にとられる可能性が高くなります。

「土日に内見したい」と思って予約していても当日には成約済みになっている可能性が高いです。

どの不動産でも同じ物件が紹介可能なため

物件情報は『レインズ』や『ATBB』と呼ばれる不動産業者専用サーバーに登録されているため、基本的にどの不動産でも同じ物件を紹介することが可能です。

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A不動産で内見予約を行っていたとしてもB不動産で別の入居希望者が内見を行い、申込みが行われれば「取られた」という構図になってしまいます。

大家から直接依頼を受けた元付不動産であればその情報はリアルタイムで知ることができますが、その他の不動産だと確認しない限り内見当日になるまで埋まってしまったことを知ることができません。

複数の不動産で物件の募集が行われていれば、いつだれが先に申込みを行うかわからないので内見予約までしたのに取られてしまっても何ら不思議はないということです。

ネット掲載・更新にラグがあるため

スーモやホームズなどの不動産ポータルサイトは店舗の物件情報よりも遅いと言われています。

これは空室や退去通知を受けてから掲載するまで時間を要したり、サイトの更新日がくるまで掲載できないというシステム的な問題が関係しています。

入稿時間
(スーモ)
反映時間
24時締切翌9時
11時締切15時
15時締切18時
19時締切22時
引用:https://business.suumo.jp/chintai/faq.html

店舗なら空室になった瞬間にその情報をそのまま客に伝えることができますが、ネットでの部屋探しではそれができません。

スーモの場合、最短3時間、最長9時間ほど物件の掲載には時間がかかります。

この間にもっと掲載の早いサイトや実店舗で新着物件が他の人に紹介されれば埋まってしまいます。

問い合わせ段階では「空室です」と言われることもありますが、実際には空室確認をしていなかったり、成約済みとわかっていておとり物件として扱われている可能性もあります。

おとり物件として掲載されていたため

「本当はすでに成約済みだけど空き室と偽って募集する」というおとりまがいなことをする不動産も多いです。

賃貸検索サイト『ホームズ』の調査によれば、おとり物件はお部屋探し経験のある46.8%が「遭遇経験あり」と回答しているほど身近で厄介なものとなっています。

最初から釣ることを目的にしていて「現在空き室です」といって店舗に呼ばせておいて、いざ行ってみると「その物件ちょうど成約してしまいましたー」といって他の物件を紹介させるのが手口です。

部屋探しをしている人から見るとその物件が本当に空き室でちょうど埋まってしまったのか、最初から成約済みとなっていたのかを判断することができないのでこのようなやり方がいまだに横行しています。

ネットで問い合わせると高確率で「現在も空き室です」と言われるので内見予約自体はできますが、実際にその物件を内見することはできません。

店舗に呼ばれて自社にとって利益率の高い物件ばかりを紹介させようとする手法なので悪質。

内見予約したのに取られたときの対処法

物件を取られたといっても申し込みをした人が必ずしも審査に通るとは限りません。

実際に気に入った物件を取られてしまったときの対処法について紹介していきます。

申込者のキャンセル待ちをする

物件は申し込みが入った時点で「成約済み」となりますが、正確に言えば成約済みではなく申込みが入っただけです。

申込みをしても審査で落とされる可能性はゼロではありませんし、その入居希望者が物件を仮押さえしているだけでキャンセルになることも十分に考えられます。

入居申し込み後のキャンセル割合

仮押さえとは物件に申し込みを入れた状態でもっと良い条件の物件を探すために一時的に押さえる方法で、いわゆるキープした状態。

仮押さえ+審査落ちの確率を合わせると、申し込みした人がキャンセルする確率は約30%前後もあるのでキャンセル待ちは有効な手段です。

基本的に物件は先着順なので”キャンセル待ち”の予約をすることはできませんが、営業マンに「申込者がキャンセルしたら申し込みをしたいので連絡が欲しい」と伝えておくことでいち早く情報を得ることができます。

伝えておけばほかの部屋が空いた際にいち早く知らせてくれる可能性もあります。

2番手で申し込めないか聞いてみる

お部屋によっては2番手以降の申し込みも受け付けている可能性があります。

2番手の申し込みは「最初に申し込んだ人がキャンセルしたら契約の優先権が与えられる」というものですが、審査状況によっては同時に審査を行い、より年収や職業の安定している入居希望者を採用することもあります。

必ずしも入居できるわけではなく、1番手がそのまま審査に通過する可能性も高いので過度な期待は禁物です。

僕自身、何度か2番手で申し込みを行ったことがありますが、いずれの物件も1番手の入居希望者がそのまま成約してしまいました。

また、物件によっては「2番手以降の受付をしていない」ことも多いので、まずは担当者に相談してみるのが大切です。

同じ建物で他の部屋が空いてないか聞いてみる

似た部屋で契約したいのであれば同じ建物で空室がないか合わせて聞いてみましょう。

もしかすると全く同じ間取りで同じ家賃の部屋が他にも空いている可能性は十分に考えられますし、まだネットに掲載されていないけど退去予定になっている物件が見つかるかもしれません。

他の建物で同じような物件を探すのは難しいですが、同じ建物であればある程度満足のいく条件になっていることが多いため狙い目です。

直接問い合わせたり電話して聞くことでネットよりも早い情報を手に入れることができるので有利に契約まで勧めることができます。

空室が出るまで待ってみる

引っ越し時期が固定されていないのであれば、空室が出るまで待つというのも選択肢の1つです。

公共財団法人日本賃貸住宅管理協会のデータによれば、2021年度での全国の平均住居期間は単身者で3年3ヶ月となっています。

居住期間平均全国首都圏関西圏
単身3年3ヶ月3年6ヶ月3年
ファミリー5年1ヶ月5年6ヶ月5年1ヶ月
全体4年1ヶ月4年5ヶ月4年

入居したばかりの物件が退去することは滅多にありませんが、他のお部屋が今後退去予定となることもあります。

建物戸数1部屋が空室となる期間目安
4部屋約9ヶ月21日
8部屋約4ヶ月27日
12部屋約3ヶ月7日
16部屋約2ヶ月12日
20部屋約2ヶ月
計算方法:3年3ヶ月を部屋数ごとに割って算出

同じ建物であれば他のお部屋も同様の間取り、同程度の家賃帯となることが多いため、こだわりがなければ選択肢を増やすことができます。

いちいち問い合わせるのが面倒であれば管理不動産に『ほかのお部屋で募集を開始したら教えてほしい』と相談しておきましょう。

相談や問い合わせに抵抗があるなら『建物名』で検索して、ホームズの賃貸情報を定期的にチェックしておけば入居者募集の開始がされたのが一目でわかります。

ホームズに掲載されたことのある物件なら過去の賃貸掲載履歴も見ることができるため、どのぐらいの期間で退去するのか目安を見ることができます。

キャンセルを待ちつつ他の物件を探す

キャンセルされるかどうかを待っているだけでは時間の無駄です。

実際にキャンセルになる可能性は低いので、待っている時間を利用してもっと条件の良い部屋がないか探してみてください。

1月~3月の繁忙期であれば1週間で募集している物件がかなり入れ替わるので常に新しい物件を発掘することが可能です。

逆に閑散期だとあまり物件の入れ替わりがないので同じような物件ばかり目に入ってしまいますが、利用している不動産サイトを変えると意外な好条件物件が見つかることもあります。

気に入った物件をすぐに確保するには仮押さえが有効

内見予約をしても申し込みを行うまで入居募集がストップされることはありません。

入居申し込みの際には入居申込書を提出し、それをもとに貸主側は入居審査を行います。そして審査が始まったら契約に備え、物件の公開をストップします。つまり、物件を押さえている状態です。不動産会社はこの状態を、仮押さえと呼んでいるのです。

参照:ホームズ

つまり、申し込みさえしてしまえば他のライバルに先を越されることなく物件を確保することができるというわけです。

不動産業者でこの手法を仮押さえと呼びます。

仮押さえは内見した物件で契約するか迷ったときや、現在空き室予定でまだ入居中の物件に対して行うのが一般的です。

入居審査段階では契約書にサインをしているわけではないので、違約金がかからずキャンセルすることも可能です。

賃貸物件のキャンセル可能時期と不可能時期

ネットで探していて明らかに好条件で写真を見ても問題なさそうなら内見前にすばやく申込みを入れ、仮押さえをしてしまうことで気に入った物件を確保することができます。

仮押さえできる期限は入居審査に通過するまで

仮押えといっても大家や管理会社から見れば申込みが入っている状態には変わりません。

入居審査に通過すれば『契約するかどうか』を決めなければならないため、待ってもらえる期限は入居審査にかかる期間である3日~1週間ほどが限界です。

契約後ではキャンセルはできなくなるため、仮押さえ後は入居審査に通過する1週間以内にもっと良い物件を見つけるか、契約するかどうかを決める必要があります。

仮押さえしても取られることも稀にある

仮押さえしている状態では入居者を募集していることはありませんが、同様に2番手や3番手で申込みを行っている人がいる可能性もあります。

仮押さえでも取られるケース
  • 2番手で申し込んだ人の年収が勝っていた
  • 書類の不備や音信不通により契約が先延ばしになっている
  • 大家の身内で入居したい人が現れた
  • 退去予定物件で先行契約する人が現れた

期日までに契約を済ませなかったり、収入等が審査ギリギリの状態で後から申込みを行った2番手が優遇されるケースも稀にあるようです。

退去予定物件では内見せずにそのまま契約してしまう『先行契約』によって申込み状態でも先に取られるケースもあるので注意してください。

ただし、基本的には仮押さえ状態であれば取られるリスクはほとんどありません。

気に入った物件を最速で確保する方法

気に入った物件を確保する手順について解説していきます。

店舗で探している場合はとられるケースも少ないので、今回はスーモやホームズを利用したネットでの部屋探しを想定しています。

手順1:当日もしくは翌日までに内見予約を入れる

内見予約をしてもすぐに埋まってしまう可能性も高いため、当日や翌日午前中までに内見できるのが理想です。

繁忙期は特に部屋の入れ替わりが激しいのでその日入居者を募集していた物件が次の日にはすでに成約済みになっている可能性があります。

これを防ぐためには良い物件を見つけたら即問い合わせをして遅くても翌日午前中までには内見を行いましょう。

内見予約ができていても物件を押さえているわけではないので先約に申し込まれることもあります。

内見できる時間は限られています。

不動産が営業していて、なおかつ管理会社が営業している時間内しか内見することはできないので朝9:00~19:00までが基本。

夜遅いと内見できずに次の日になってしまいます。

手順2:「現地集合できるか」を聞いておく

現地集合可能な物件

”おとり物件対策”として有効な方法。

おとり物件をつかまされると店舗に行く手間と店舗に足止めされる時間を無駄にしてしまいます。

そこでおすすめなのが問い合わせ段階で「現地集合可能か」と聞くこと。

現地集合が大丈夫なら本当に現在空き室ということですが、店舗に必ず来るように誘導された場合はおとり物件の可能が出てきます。

マニュアルとして現地集合不可としている大手不動産も多いので時間を無駄にしないためにも聞いておきましょう。

手順3:内見した日に申し込みを済ませる

先ほども紹介したように申し込みが入った時点でその物件は一時的に募集をストップさせるので内見ができた=申し込みができる段階ですぐに申し込みを済ませてしまいます。

申し込みと言っても契約しなければならないわけではないので物件を押さえておくという意味でもすべきです。

僕の場合は『内見後に1日検討していたら先を越されて申し込みが入った』ことがあります。

悩んでいる時間が長くなればなるほど人気物件は埋まってしまいます。

申し込みでは連帯保証人等を記入することもあったり、源泉徴収票が必要な場合もあるので事前に準備しておいてください。

申し込みができないと他の人にとられる可能性が高くなるので内見した日に即申し込みができるよう準備しておく必要があります。

申し込みで忘れがちな情報
  • 自分が今住んでいる住所
  • 親の年齢
  • 親の職業
  • 親が勤めている会社の住所
  • 親の年収
  • 実家の電話番号

自分のことに関してはすぐに書けると思いますが、連帯保証人を親に設定した場合は親の情報が必要となります。

職業を知っていても年収や会社の住所までは把握していない人も多いと思うので事前に聞いてメモを取っておきましょう。

手順4:退去予定物件は先に申し込みをしてしまう

物件には【即入居可】と【退去予定】の物件があります。

退去予定物件の入居者募集の時期
入居までの工程即入居可物件退去予定物件
退去するまで最大1ヶ月
物件の申し込み1日1日
審査期間3日~7日3日~7日
初期費用の入金・確認1日1日
ハウスクリーニング退去から7日~14日後
書類作成1日1日
入居日調整・契約1日~2週間1日~2週間
鍵の引き渡し・入居1日1日
入居にかかる日数7日~14日約1ヶ月~2ヶ月

即入可物件は現在空き室でクリーニングも済ませている部屋ですが、退去予定はまだ人が住んでいてこれから退去、クリーニングを行う物件です。

物件情報や部屋の写真を見て明らかに好条件だと思った場合は内見する前に申し込みをしてしまうことで物件を押さえることができます。

申し込みしたからと言って必ずしも契約する必要はありませんし、申し込み後でも内見可能なので、基本的には他の人に取られずに確保が可能です。

ただし、先行申込みは2番手や3番手がいる可能性もあるため、先行契約されてしまうと取られるリスクもゼロではありません。

気に入った物件を確保しやすいサイト

スーモやホームズは確かに物件数も豊富で探しやすいサイトですが、新着物件が掲載されるまでにラグがあるので店舗で探している人よりも情報を得るのが遅くなってしまうのが難点です。

物件は『レインズ』や『ATBB』といった共有ネットワークに掲載されたものを各不動産が取扱い、その物件がスーモやホームズに掲載されるのは最後です。

物件の掲載スピード

せっかく良い物件を見つけても、条件が良い=掲載された時点で成約済みになっていることも多くなってしまいます。

誰よりも早く見つけたいのであればイエプラがおすすめ。

イエプラ公式

イエプラは家にいながら店舗で探すときと同じようにサービスが受けられ、LINE上で細かい条件を伝えることができます。

また、イエプラは不動産業者専用サイトである『ATBB』の閲覧が可能となっているため、誰よりも早く新着物件を探すことができます。

わざわざ店舗に行く必要もなく、膨大な物件情報を得ることができるためおすすめです。

チャット上で『ATBBが見たい』と言えばURLを送ってもらうことができます。

2024年3月から仲介手数料が無料になったことで、スーモやホームズに掲載されている物件もURLを送るだけで初期費用を大幅に削減できる神サービスとなっています。

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まとめ

  • 気に入った物件を取られたらキャンセル待ちをしてみよう
  • 問い合わせで「空き室」と言われてもおとり物件の可能性もある
  • ネットでの部屋探しは店舗よりも情報が遅い
  • 内見予約は当日、もしくは翌日じゃないと他の人にとられる可能性が高くなる

部屋探しはスピード感が大事です。

家にいてネットで部屋探しをしていると内見をするのが面倒で後回しにしがちですが、いい物件は掲載された時点で成約してしまうほど需要も高いので即行動しないと他の人に取られてしまいます。

僕も内見が面倒だったりおとり物件をつかまれたせいで約1か月も部屋探しの時間を無駄にしてしまったことがあるので、僕のような失敗がないように注意してください。

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