入居審査に時間がかかりすぎ!審査中にキャンセルできる?

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入居審査は早ければ1日~2日で結果が出ますが、スムーズにいかない場合は1週間以上かかってしまうこともあります。

退去日が迫っていたり、入居したい日がすでに決まっていると入居審査が長引くというのは致命的な問題となります。

入居審査に時間がかかりすぎている場合、途中でキャンセルすることはできるのかについてまとめてみました。

入居審査に時間がかかりすぎ!審査中でもキャンセルできる?

通常、審査にかかる日数は3日~4日程度と言われていますが、1週間や10日以上かかることもあります。

入居審査段階では契約書にサインをしているわけではないので、引っ越し期日まで時間がないのであればやむを得ずキャンセルすることも可能です。

賃貸物件のキャンセル可能時期と不可能時期

重要事項説明や初期費用を振り込んでいたとしても契約していなければキャンセル可能です。

キャンセルする場合は仲介を行っている不動産屋に『申し込んだ物件のキャンセルをしたい』と申し出れば口頭でキャンセルが完了します。

審査中にキャンセルするリスクやデメリット
  • 同一物件で再申し込みが行えなくなる
  • 同じ管理会社の物件は借りられなくなる可能性がある
  • 一から部屋探しをしなければならいので余計に時間がかかる可能性がある

キャンセルには上記のようなリスクやデメリットもあるので慎重に行いましょう。

キャンセルしなくても他の物件を申し込むことはできる

すでに契約済みであればキャンセルはできませんが、入居申込段階ではキャンセルしなくても他の物件を申し込むことも可能です。

法律的にも一度に複数の物件に申し込んではならないという決まりはありません。

ただし入居申込は表面上『その物件に住みたい』という意思を示したものとなるため、同一不動産で複数の物件を申し込むことは基本的にできません。

複数の物件を申し込む図

不動産業界では『仮押さえ』と呼ばれる手法の1つで、片方の物件を抑えておきながらもう一方の物件に申し込むことができます。

もし最初に入居申込を行った物件のほうが審査結果が早ければそちらを優先し、もう片方をキャンセルすれば問題ありません。

キャンセルする際に『違約金を払え』と言われたら

入居審査中のキャンセルでは手数料・違約金は一切かかりませんが、管理会社や不動産によっては『違約金を払え』と言われることがあります。

払う必要のない費用となるため、正々堂々と断っても罪に問わることもありません。

例外として一方的なキャンセルは信義則違反(相手の信頼を裏切る行為)となる場合もありますが、今回のケースは『審査に予想以上の時間がかかっているため』としたまっとうな理由があるため損害賠償責任はありません。

トラブルになりそうであれば、宅建業者が所属している団体(全国宅地建物取引業協会連合会)が実施している無料相談所に連絡してみるのが確実です。

全国宅地建物取引業協会連合会

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都道府県によって無料相談所の連絡先が異なるので注意してください。

入居審査に通常より時間がかかりすぎる理由とは?

入居審査は『管理会社』『保証会社』『大家』によって行われます。

メインとなる審査は保証会社ですが、時間がかかりすぎる原因は書類を不動産屋に提出してから審査結果が出るまでの過程で滞りが発生しているためです。

上記の表であらわすと②、③、④のどこかに問題が発生しています。

審査に時間がかかっている=落ちたというわけではなく、審査を行う側に問題が起こっているケースも考えられます。

管理会社の審査

管理会社の入居審査

不動産屋から提出された書類をもとに管理会社がチェックを行いますが、保証会社を挟んでいる場合、管理会社はほとんど審査を行いません。

管理会社の審査で時間がかかる原因
  • 提出された書類に不備があり、審査が開始されていない
  • 入居希望者が多く、審査待ち状態になっている

管理会社がまず行うのは『提出書類がそろっているか』『申し込み情報に記入漏れはないか』の確認業務です。

入居審査に必要な書類が万全の状態になって初めて審査が行われます。

つまり、書類不足だったり、未記入欄がある場合には審査自体が開始されず後回しとなってしまいます。

よくある書類不足・記入漏れの例
  • 収入証明書を提出していない(確定申告書類や給与明細書など)
  • 本人確認書類を提出していない(運転免許証・保険証等のコピー)
  • 現住所や職業・職場住所が未記入
  • 引っ越し理由が曖昧
  • 連帯保証人の項目の一部が未記入(連絡先や現住所・年収等も対象)

また、管理会社では複数の物件の管理をまとめて行っているので1月~3月のような繁忙期となると複数の審査を行うため、審査待ち状態となってしまうことがあります。

保証会社の審査

保証会社の入居審査

保証会社は管理会社から受け取った書類をもとに審査を行っていて『信用情報』をメインとして見ています。

保証会社といっても様々で、審査の厳しい保証会社ほど確認項目が多くなるため時間がかかる傾向があります。

保証会社の審査で時間がかかる原因
  • 信用情報調査に時間がかかっている
  • 職業調査に時間がかかっている
  • 緊急連絡先への確認が取れない

手元にある書類だけでチェックできる項目は問題ありませんが、他の場所に確認が必要となる項目では時間がかかってしまうことがあります。

信用情報調査ではクレジットカードの滞納歴、ブラックリストなどが調べられます。

職業調査では在籍確認が必要となるため、実際に仕事場に電話をかけることで調査を行っています。

本人が出る必要はありませんが、在籍していることを確認するまでに1日かかってしまうこともあります。

緊急連絡先は実家や親の携帯電話を指定している人が多いですが、これも同様に不在等で確認が取れないと審査が滞る原因となります。

大家の審査

大家が行うのは「入居希望者が入居しても問題ないかどうか」という最終承認です。

入居審査は管理会社や保証会社がメインとなって行いますが、最終的にどうするかを決定するのは大家にあります。

すべての審査が終わっても大家に連絡がつかなければ最終承認がおりず、入居審査に通過したことを通知することができません。

大家は他にもメインで仕事をしていたり、不動産屋のように常駐して業務を行っているわけではないので、いつ連絡が取れるのかはわかりません。

これまで部屋探しは何度も行っていますが、「大家に連絡がつかなくて」という対応は何度も経験してきているので入居審査の実態としても十分考えられるケースです。

閑散期に旅行に行ってしまったり、病状が悪化して連絡が取れなくなったということも中にはあるようです。

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入居審査途中でキャンセルする前にすべきこと

入居審査の途中でキャンセルするということはその物件に住むことを諦めるということでもあります。

再度申込むのは基本的にご法度となるため、キャンセルは慎重に行う必要があります。

キャンセル前にすべきことについてまとめてみました。

審査がどこまで進んでいるのか確認する

キャンセルする前に入居審査がどこまで進んでいるのか申込みを行った不動産に問い合わせて確認してみましょう。

まだ審査すらされていないのか、あとは大家の最終承認が下りればすぐに借りられるのかによって状況は全く違いますからね。

審査が進んでいるようなら『○○日までには入居したい』と念を押して伝えておきましょう。

審査が進んでいないようなら別の物件を探すのも手です。

同条件以上の物件を確保しておく

キャンセルしてからまた他の物件を探してしまうと、また入居審査に時間を取られたり、同条件以上の物件が見つからないというリスクもあります。

実際に僕自身審査後の入居日交渉がうまくいかずにキャンセルをしたことがありますが、それ以降条件に合う物件が見つからずに数か月経ってしまったことがあります。

『もっと条件の良い物件はあるのか』を調べて、申し込みまで済ませて物件を確保した上でキャンセルを行いましょう。

良い物件を見つけたとしてもすでに申し込みを済ませなければ他の人に先を越されてしまうリスクがあります。

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入居審査にかかる時間を短くする方法

入居審査にかかる日数は管理会社や保証会社次第な部分もありますが、ギリギリで審査に通るか余裕を持って通るかによっても異なります。

審査自体は早ければ1日~2日で出ることもあり、実際に僕が申し込んだ物件では2日後には審査を通すことができました。

入居審査にかかる時間を短くする方法はいくつかあります。

基準年収を満たす家賃帯の物件を選ぶ

審査基準ギリギリの手取りだと、他の項目より総合的に判断する必要があるため入居審査にかかる時間も長くなってしまいます。

家賃に見合うだけの収入が十分に確保されていてれば、審査もスムーズなる傾向があるためギリギリの物件はなるべく避けるようにしましょう。

適正家賃は手取り月収の3分の1が目安となります。

家賃適正収入
(手取り月収)
適正収入
(年収)
4万円12万円144万円
5万円15万円180万円
6万円18万円216万円
7万円21万円252万円
8万円24万円288万円
9万円27万円324万円
10万円30万円360万円

家賃6万円なら約18万円ほど、年手216万円以上あれば問題ありません。

入居審査通過率は東京大学空間情報科学研究センターが2020年9月に発表した「民間賃貸住宅市場における入居審査と家賃滞納」のデータにも示されています。

収入入居審査通過率
家賃の1倍未満40.3%
家賃の1倍~2倍未満56.3%
家賃の2倍~3倍未満84.6%
家賃の3倍~4倍未満87.1%
家賃の4倍~5倍未満84.8%

不備がないように書類はすべて準備しておく

入居審査に時間がかかる原因の1つが『提出書類の不備』『記入漏れ』です。

もし不備や記入漏れがあった場合、入居希望者に対して連絡をしなければならず、追加で書類の提出が必要となるため書類が揃うまで審査はストップしてしまいます。

【連帯保証人の情報】や【源泉徴収票】など必要な書類、記入漏れしやすい項目はよくチェックをしてから提出するようにしましょう。

また、引っ越し理由など追加で質問されることのないように違和感のないものにしておくほうがスムーズに進みます。

【転居理由の記載例】引っ越し理由の書き方は入居審査に影響する?

入居希望日を念押しして伝えておく

申し込みする際には必ず『入居希望日』の記載が必要となります。

この段階での希望日はあくまで目安であり、入居審査の状況によっては入居希望日より前後することはよくあります。

現住居の退去日等でどうしても引っ越さなければならない期日が設けられているのであれば「○○日までには引っ越ししないといけないので、よろしくお願いします」と念を押しておきましょう。

不動産屋も間に合うように契約書類をあらかじめ作成してくれたり、入居審査が少しでも滞るようなら催促の連絡を入れてスムーズに進むように働きかけてくれます。

まとめ

  • 入居審査に時間がかかる場合は途中でキャンセルすることができる
  • キャンセルせずに他の不動産で申し込みを行うことは可能
  • 審査に時間がかかる原因は書類の不備や確認が取れずにストップしてしまうため
  • キャンセルするなら他の物件を申し込んでから行ったほうが後悔が少ない
  • 気になるようなら審査状況について不動産屋に確認してみよう

よほどのことがなければ長くても1週間程度で入居審査の結果は出ますが、審査を行う管轄で連携ミスがあればさらに時間がかかってしまうこともあります。

審査途中で不動産屋に確認するのはご法度ではないため、気になる場合は『今審査状況はどうなっていますか?』と聞いてしまうのが良いでしょう。

もし、入居審査の進み具合が悪いならキャンセルをして別の物件を申し込みましょう。

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