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初めて一人暮らしする際は親に相談したり協力してもらった上で行うのが一般的です。
ただ『親に反対されている』『実家にいるのが窮屈で仕方ない』など親から許可を得ていない場合は内緒で部屋を借りなければなりません。
この記事では親にバレずに一人暮らしをすることはできるのか、具体的に部屋を借りる方法について紹介していきます。
目次
未成年は親の許可がなければ一人暮らしできない
18歳未満である未成年の場合は残念ながら独断で部屋を借りることはできません。
2022年3月までは20歳が成人とされていましたが、民法で未成年の定義が改正されたため2022年4月1日以降から18歳以上が成人となりました。
賃貸契約は未成年では独自で行うことはできませんが、現在は満18歳であれば高校生であっても親の承諾を必要とせずに契約が可能です。
成年年齢の引下げによって,18歳,19歳の方は,親の同意を得ずに,様々な契約をすることができるようになります。例えば,携帯電話を購入する,一人暮らしのためのアパートを借りる,クレジットカードを作成する(支払能力の審査の結果,クレジットカードの作成ができないことがあります。),ローンを組んで自動車を購入する(返済能力を超えるローン契約と認められる場合,契約できないこともあります。),といったことができるようになります。
引用:総務省
未成年で年齢詐称して借りれたとしても、部屋を貸している側にばれてしまった場合は無効になってしまいます。
未成年は当然のことながら成人ではありませんので、賃貸契約そのものを単独で交わすことはできないと決められています。
もし、単独で賃貸契約を交わしたとしても、それは無効となります。参照元:アパマンショップ
未成年が賃貸契約を結ぶためには基本的に親の承諾が必要となります。
それでも一人暮らしをしたい場合はどうにか親を説得するしかないですね。
18歳になれば部屋を借りることができるので、それまでの間はアルバイト等をして資金を貯めておくようにしましょう。
親に内緒で部屋を借りる上での問題点
成人になると、物事を自分ひとりで決めることが出来る権利を持つことになるので、賃貸契約であっても親の了承は必要なくなり、独断で契約を結ぶことができます。
ただし内緒で借りようとすると問題となる部分がいくつか出てきてしまいます。
問題点とそれを突破するための方法を簡単に説明していきます。
入居審査が通らない可能性がある
部屋を借りられる年齢であっても入居審査を通らなければ一人暮らしを始めることはできません。
家賃 | 審査に通る年収目安 |
---|---|
4万円 | 144万円 |
5万円 | 180万円 |
6万円 | 216万円 |
7万円 | 252万円 |
8万円 | 288万円 |
9万円 | 324万円 |
賃貸物件には必ず審査というものがあり、審査ではその人の年収や給料、職業等から家賃が払えるのか判断されます。
上記は審査が通る収入の目安です。
高校生、大学生だとアルバイトということになりますが、頑張って働いて年収200万円程度が限界です。
地方であれば安い物件はありますが、都内だと7万円~8万円の家賃が普通になってくるので地域を絞らないと厳しそうです。
最近では4人に1人が家賃を滞納しているという現状もあり、年々審査が厳しくなってきているとも言われています。
第一関門は審査ですね。
社会人の場合は大抵の物件を借りることができるので心配する必要もありません。
勝手に連帯保証人を親にしたらばれてしまう
通常の物件には連帯保証人が必要となります。
連帯保証人はもし家賃が払えなくなった時に代わりに請求する先として置かなくてはならない代理の役割があります。
大家としては家賃が払えるのか心配なので、もし払えなくなった時の保険として他に請求先があれば安心だと考えています。
連帯保証人は親以外でも当然なることはできますが、その人との関係性や職業、年収等ではじかれる場合もあるのでとりあえず友人を連帯保証人にするという考えは辞めておいた方が良いでしょう。
親の名前を勝手に記載し、勝手に親を連帯保証人にしたところで「確認の連絡」が必ず入るためバレてしまいます。
緊急連絡先に親以外の相手を選ばないといけない
賃貸契約を結ぶ際に必要になってくるのが緊急連絡先という項目です。
緊急連絡先は本人が電話に出られなかった時、連絡がつかなくなってしまった時に代わりに連絡するためのもの。
例えば家賃の支払いを忘れていてなおかつ本人も電話に出ない時は緊急連絡先に連絡がいきます。
保証人とは違い家賃滞納等入居者が負っている責任が一切ないのが特徴です。
緊急連絡先には誰でもなることができますが、18歳~75歳未満等の年齢制限が設けられていることが多いです。
緊急連絡先は親にしている人が多いと思いますが、内緒で一人暮らしをするなら親以外の連絡先を書く必要があります。
- 兄弟
- 祖父や叔父
- 勤務先の上司や先輩
- 友人(満18歳以上)
理想は兄弟などの身内ですが、それが叶わない場合はバイト先の先輩や友人等でも構いません。
緊急連絡先には一切の責任がないのでその点を重視して頼める相手を説得してみましょう。
両親にバレたくない場合は叔父や祖母など少し離れた親族に聞いてみると快く引き受けてくれるケースもあります。
親に内緒で部屋を借りる具体的な方法
問題点を知った上で具体的な方法や物件の選び方についてもまとめてみました。
家賃の安い物件を選ぶ
入居審査には年収・収入が大きく影響すると言われていて、東京大学空間情報科学研究センターが2020年9月に発表した「民間賃貸住宅市場における入居審査と家賃滞納」のデータにも示されています。
収入 | 入居審査通過率 |
---|---|
家賃の1倍未満 | 40.3% |
家賃の1倍~2倍未満 | 56.3% |
家賃の2倍~3倍未満 | 84.6% |
家賃の3倍~4倍未満 | 87.1% |
家賃の4倍~5倍未満 | 84.8% |
例えば入居したい物件の家賃が5万円で自分の収入が5万円未満であれば入居審査率は約40%となります。
公表データでは家賃の1倍~2倍未満までの入居率は低いですが、家賃の2倍以上であれば入居審査通過率は80%を超えるため、標準的な値にまで持っていくことができます。
- 木造や軽量鉄骨造のアパート
- ワンルーム
- ユニットバス物件
- ロフト付き物件
安さを重視するならアパート1択です。
なるべく良い部屋に住みたいのであれば主要駅を避けたり、駅から少し離れた場所に位置するお部屋がおすすめです。
審査の緩い不動産というのも存在するので合わせてチェックしてみてください。
保証人不要物件を選ぶ
『保証人不要!』と謳っている物件は連帯保証人を必要とせずにお部屋を借りることができます。
代わりに家賃保証会社の利用が必須となり、保証会社の利用料は家賃の50%前後かかってしまいますが、親にバレずに部屋を借りることが可能となります。
保証会社にも種類があり、クレジットカードを扱っている会社が行う【信販系】、全国賃貸保証業協会に所属している【協会系(LICC)】、独自の基準で審査を行う【独立系】があります。
独立系は中でも審査が緩くなっているので、借りたい部屋の保証会社が何系なのか調べてみると良いでしょう。
緊急連絡先を用意しておく
保証人不要物件は保証会社を利用することになりますが、必ず緊急連絡先という項目を記載しなければなりません。
緊急連絡先は急に借主が亡くなってしまったり、家賃を滞納してしまった等のトラブル時にかける連絡先ですが、先ほども言った通り保証人とは違い、賃料を担保する必要はありません。
親でなくても兄や姉、良くしてくれる上司や先輩、友人でもなることができます。
部屋を借りるためには必ず必要となるので誰か頼れる人を用意しておきましょう。
シェアハウス物件を視野に入れる
実家からすぐにでも離れたいという場合は一人暮らし用の物件じゃなくてシェアハウスも視野に入れてみてください。
シェアハウスは通常の賃貸物件とは違い、審査も面談程度とかなりゆるいので保証人不要で収入が不安な人でも入居できる可能性が高いです。
シェアハウス | |
---|---|
契約形態 | 定期借家契約 |
家賃 | かなり安い |
初期費用 | 賃料1ヶ月分+α |
審査 | ほぼ不要 |
契約期間 | 数か月~ |
契約更新 | 再契約 |
更新料 | 初期費用分(再契約) |
中途解約料 | 残存期間の賃料 |
もちろんシェアハウスでも未成年の場合は親の同意書が必要になってしまうので成人している人に限られます。
シェアハウスと言っても個人個人の部屋は確保されていたり、鍵があるのでプライベート皆無というわけではありません。
僕もシェアハウスの友人の家に遊びに行ったことがありますが、想像よりも快適そうな印象を受けました。
家賃も安いので一人暮らし用の物件で借りられそうなところが見つからない時の最終手段として視野に入れてみてください。
マンスリー物件を借りる
マンスリー物件というのは一時的に部屋を借りれる物件のことで、賃料は少し割高ですが初期費用が安かったり短期的に住む場合は安く済ませることができます。
「とりあえず一時的にでも実家を出たい」という場合はマンスリー物件がおすすめ。
通常の物件 | マンスリー物件 | |
---|---|---|
契約形態 | 普通借家契約 | 定期借家契約 |
家賃 | 普通 | やや高い |
初期費用 | 賃料4か月~5ヶ月分 | 住居期間の賃料+α |
審査 | 必要 | ほぼ不要 |
契約期間 | 2年程度 | 自由に設定 |
契約更新 | できる | 原則できない |
更新料 | 賃料1ヶ月分程度 | 初期費用分(再契約) |
中途解約料 | 無料 | 残存期間の賃料 |
マンスリーは基本的に住む期間の費用をすべて前払いすることで部屋を借りるタイプなので審査はほとんどありません。
部屋を借りられる年齢で身分証明書と資金があれば借りることができるので極端な話、無職でも借りることができます。
親にばれずに部屋を借りる方法まとめ
- 未成年では親の承諾なしに部屋を借りることは不可能
- 成人(満18歳)の場合は親の承諾なしでも部屋を借りることができる
- 部屋を借りるには連帯保証人と審査が壁
- 連帯保証人は保証会社を利用することで回避できる
- 契約には緊急連絡先が必要
- 審査は職業や年収等から判断される
- 貯金がある程度あればそれを審査考慮に入れることも可能
- 取りあえず実家を出たいのであればシェアハウスも視野
親に内緒で勝手に部屋を借りるのはいざという時に困りますし、あまり良いこととは思いません。
ただ、誰しも事情があるでしょうし、もし借りるのでればしっかりと家賃を払っていける物件を選ぶようにしてください。
親身になってくれる仲介業者を選ぶ
「どうしても一人暮らしがしたい」となった時に大手不動産だとマニュアルがあるので柔軟に対応してもらいづらく、おすすめできません。
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例えば「親に内緒で一人暮らしはできますか?」とストレートに聞いてみても構いません。
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