女性の一人暮らしで絶対に譲れない条件は?妥協しないほうがいい?

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男性と違い、女性が一人暮らしすると防犯面など心配や不安も大きいかと思います。

頻繁に空き巣や盗みが入ることなんてありませんが、いざという時のために備えておくだけで安心感もあるので物件を探す時は慎重に選びましょう。

今回は女性が一人暮らしするために絶対に譲れない条件にいてまとめてみました!

女性の一人暮らしで絶対に譲れない条件はセキュリティ

全国宅地建物取引業協会連合会が2018年にまとめた「一人暮らしに関する意識調査」によれば、女性が最も重視している条件は「間取りの広さ」や「日当たり」です。

ただし、男性と女性で明確に差が出ているのはセキュリティの高さとなっています。

項目男性女性
間取りの広さ64.6%62.8%
日当たり46.8%58.6%
セキュリティ27.7%49.1%
築年数39.8%43.6%
構造(木造やRC造等)35.6%41.5%
駐車場の有無29.5%24.9%
ペット可6.4%12.4%
その他4.7%5.1%
※複数回答のため合計値は100%を超えています

男性とは違い、女性の場合はセキュリティを第一に考えておかないと不審者に狙われやすく犯罪に巻き込まれてしまいます。

防犯性が低くても問題ないケースのほうが多いですが、犯罪に巻き込まれてから後悔しても遅いのでセキュリティは最も妥協しないほうが良い点です。

まずは防犯性能の高い物件の特徴について紹介していきます。

モニター付きインターホン

防犯面を考えたときに最低限設備として必要となるのは「モニター付きインターホン」となります。

来客があったときに相手の人相を部屋内部から確認することができ、出るべきか居留守を使うか判断することができます。

また、録画機能が備わっており、不在中の訪問は記録としても残るので、不審者対策としても有効です。

築年数の古い物件や家賃の安いアパートでは設備として備わっていないことも多いので注意が必要です。

モニター付きインターホンの有無で家賃にそこまで大きな差が出る部分ではないため、女性の一人暮らしでは必須条件として考えて良いでしょう。

オートロック物件

エントランス部分で暗証番号やセキュリティーキーがないと入れない物件のことで、基本的には鉄筋コンクリートマンション、もしくは鉄骨マンションとなります。

オートロック物件が安全かと言われると、住人の後ろについて突破したり、塀が低ければよじ登ることも可能なのでそうでないですが、普通の物件に比べると段違いで安全なのでおすすめです。

オートロック物件は防犯面以外にも宗教や新聞、NHK等の営業訪問にも効果的で、顏を合わせず帰ってもらうことが出来るのも意外と魅力だったりします。

普通の物件では居留守を使っても営業マンは居留守だとわかってしまうのでしつこかったりで、押しに弱い人は怖い思いをするかもしれません。

管理人常駐物件

オートロック物件の場合に多いですが、物件を管理してくれている人が常駐していると防犯面も格段に安全になります。

不審な人は「管理人がいる」というだけでその物件には近寄ってきませんし、もしもの時にも相談が出来るので便利です。

ちなみにマンションにはエントランス部分に管理人がいるであろうスペースが設けられていることがありますが、人件費等から実際は管理人がいないこともあるので入居前によく確認しておきましょう。

24時間管理人常駐と通常の管理人常駐物件では意味合いが異なるので気を付けてください。

防犯カメラのある物件

オートロック物件や管理人常駐物件の場合は同時に防犯カメラもついていることが多いですが、正直オートロックなんかよりも防犯カメラの有無のほうが大事。

防犯カメラがあるだけで犯罪抑止効果があるので内見時にはその物件に防犯カメラがあるか、どのぐらいの個数があるのか確認しておきましょう。

たいていは駐輪場側、エントランス、エレベーター、廊下あたりについていることが多いです。

2階以上の部屋

例えオートロックの物件でも回り込めば普通には入れてしまったり、塀が低くて一階部分はよじ登れてしまうような物件も少なくありません。

もし部屋を選ぶなら2階以上の部屋を選ぶようにするだけでも防犯性があがります。

オートロックマンションならまだいいですが、これが普通のアパートとかになると柵や塀自体なかったり結構ひどいので注意してください。

僕が1階のアパートに住んでいた時は鍵穴を接着剤で塞がれるということが一度だけありました。道路に面しているので小学生とかがいたずらでやったんだと思いますが、1階は何かと狙われやすいです。

彼女と同棲していた時は外にあった洗濯機から下着が盗まれるという事件も発生しました。

大通りからすぐ入れる物件

大通りに面している物件というのは人通りや車通りが多く、人の目につきやすい位置にあるので不審者に狙われにくいです。

大通りだと車の音がうるさかったり、物件自体も少し少ないですが防犯性を重視するなら物件の立地も考える必要があります。

逆に路地裏は空き巣が最も好む物件の位置です。

特に暗がりで街灯が少なく、人通りが少ないような場所の物件はなるべく選ばないようにしましょう。

確かに路地裏は車通りが少ないため静かで快適というメリットもありますが女性視点だとデメリットも多いかもしれません。

どうしても路地裏が良いのであれば、なるべく人通りや街灯がついていて明るいような物件や路地裏に入ってすぐに位置しているような物件にしましょう。

ベランダなし物件(2階以上)

空き巣被害として最も多いのがベランダからの侵入です。

警視庁がまとめている令和2年における侵入窃盗の手口を表したものです。

種類1位2位3位
一戸建住宅無締り
(52.8%)
ガラス破り
(29.8%)
合鍵
(1.9%)
共同住宅(3階建以下)無締り
(52.1%)
ガラス破り
(22.2%)
合鍵
(9.6%)
共同住宅(4階以上)無締り
(45.8%)
合鍵
(19.7%)
ガラス破り
(13.0%)

『無締り』は玄関だけでなく、ベランダの鍵も含まれます。

下着泥棒と聞くとベランダに干してある洗濯物を盗むイメージがありますが、まさにその印象通りベランダからの侵入されるケースが多いので注意が必要です。

ベランダ自体がそもそもついていないような物件であれば、窓がついていても侵入することはできなくなるため犯罪に巻き込まれる確率が下がります。

また、ベランダなし物件は家賃も安いので「手ごろの家賃で防犯性も重視したい」という人にぴったりです。

女性なら下着はおろか服すらベランダに干していない人も多いと思うのでおすすめです。

防犯面以外で女性の一人暮らしが絶対に譲れない条件

防犯性以外にも住み心地の良さというのは男性と女性ではちょっと違います。

特に設備や間取りによっては住みにくく感じることもあるので、快適に生活するための物件の特徴についてもまとめてみました。

日当たりの良さ

日当たりの良さの重視度は男女ともに部屋の広さに次ぐ第2位となっています。

さらに言えば男性は46.8%に対して女性は58.6%と過半数が重要視していることがわかります。

日当たりが悪い物件ではクローゼットにカビが生えやすかったり、洗濯物が乾きにくいなどの快適性の弊害はもちろん、気分的に落ち込みやすくなるなど精神的な問題にも影響を及ぼします。

何も考えずに洗濯物を干してしまうとその部屋に女性が住んでいることが外から確認できてしまうため、女性は不審者からの被害を防ぐために部屋干しする人が多いです

つまり、日当たりの良さは男性より重要となってきます。

風呂・トイレ別

バス・トイレ別が住む上で最低条件としている人も多いと思いますが、男性は53.6%に対して女性は68.6%とより重視している傾向にあります。

汚いイメージのあるトイレと身体を清潔にするお風呂が一緒ということに嫌悪感を示す人が多いのは無理もありません。

ユニットバスだと家賃は安くなるのであえて選ぶのも手ですが、快適に過ごしたいのであれば別であったほうが良いのは言うまでもありません。

僕はどちらにも住んだことがありますが、2軒目の引っ越し先がバス・トイレ別というだけで感動しました。

一人暮らしで湯舟に浸かる人は少ないものの女性のほうがお風呂に時間をかけることも男女差に影響しているのだと思われます。

室内洗濯機置き場

賃貸物件の場合、玄関前やベランダに設置する室外洗濯機と、部屋に置くタイプの室内洗濯機があります。

室内洗濯機置き場を条件として重視している女性は全体の48.9%と約半数を占めています。

男性は32.1%なので比較すると女性のほうがより重視していることがわかります。

外に洗濯機があると下着が盗まれてしまったり、洗濯機から取り出す際に他者から見られるリスクがあります。

実際、僕が彼女と同棲したときは玄関前に置く室外洗濯機で、洗濯が終わって数分放置してしまったせいか下着が盗まれていたことがあります。

防犯性を考えても女性は特に室内洗濯機にこだわるべきと言えるでしょう。

独立洗面台

独立洗面台があることによって朝の身支度がスムーズに行えます。

男の場合はワックスをつける程度なのでなくてもそこまで生活が窮屈に感じることはありませんが、女性の場合は化粧をしたり、オイルを塗ったり男性よりも身支度に時間がかかってしまうため独立洗面台があると捗ります。

独立洗面台があることによって家賃が5,000円程度上乗せされるのがデメリットですが、快適さを求めるなら必要な設備。

もし家賃の高さが気になるようであれば、自分で部屋の一角に化粧スペースを設ける必要があります。

ただ、独立洗面台の良いところってすぐに手を洗ったり収納スペースが多く確保できることにあるので完全代用とはいきません。

宅配ボックス

宅配ボックスというのはネットで注文した商品を直接受け取らずに入れて置けるボックスのことです。

主にオートロック物件についていることがほとんどで、快適性だけじゃなくて防犯性も高くなるので一人暮らしの女性にとってはおすすめの設備。

「家にいるけど配達人と顔を合わせたくない」という時にも宅配ボックスに届けてもらうことができますし、うっかりインターホンに出てしまって営業勧誘や不審者と遭遇するのを防いでくれるのであると一石二鳥です。

キッチンが広めの物件

料理好きの人にとってはキッチンスペースは広いほうがいいです。

水回りというのは他の場所よりもコストがかかるので安アパートだとキッチンはまな板の置き場所がないほど狭いことが多いです。

料理をしない人なら気にする必要はありませんがキッチンが狭いと料理する気が全く起きないですし、洗い物を洗うのも狭くて大変になってしまうので広めのキッチンがおすすめ。

収納スペースが豊富な物件

重視している部屋の設備で「収納スペース」と回答したのは男性44.9%に対して女性は65.7%と顕著に高くなっています。

男性に比べて女性のほうが荷物の量は多くなるので「クローゼットが広め」など収納スペースが多い物件を選んだほうが後悔は少ないです。

収納スペースというのは後から自分で増やすこともできますが、部屋が狭くなってしまったり余計な出費がかかるぐらいなら最初から充実していたほうが良いです。

特に内見時にはクローゼットの広さを確認してください。服の量が多いとクローゼットだけでは収まりきらないことも多いので注意。

駅からの距離が近い物件

駅からの距離を重視している人は多く、男性は50.2%、女性は60.9%と過半数を超えています。

特に女性は駅からの距離が離れれば離れるほど不審者に狙われやすい環境となってしまうため、なるべく駅近くの物件を選んだほうが安全です。

駅周辺は利用者も多いためスーパーやコンビニ、その他の商業施設の灯りがありますが、離れると街灯も少なくなり、暗がりとなってしまいます。

コンビニやスーパーが近い物件

女性のほうが自炊する人が多いためか、重視する条件として挙げている人は多いようです。

気軽に立ち寄れるのはもちろん、コンビニやスーパーが近くにあることで人通りや明るさもあり、防犯性も高くなります。

自炊を中心とした生活なら近くにスーパーがないのはかなり不便です。

少なくとも駅から自宅までの帰り道に1軒は欲しいところ。

女性が絶対に避けるべき物件の特徴

逆に女性にあまりおすすめではない物件の特徴についてもまとめてみました。

1階

女性が1階を選ぶことはかなり少ないですが、その理由は誰でも簡単に侵入することができてしまうから。

たとえオートロック付きのマンションだったとしても1階だけはベランダから侵入できる仕組みになっている物件も珍しくありません。

1階は侵入しやすく、短時間で事を済ませることができるので不審者に非常に狙われやすくなっています。

マンションでも1階だけは家賃が安くなっている物件をよく見かけますが、防犯性能の低さが需要の低さにつながっているのでしょう。

駅から遠い物件

駅から物件までの距離が遠いと、それだけ不審者につけられるリスクが高くなります。

特に夜なんかは暗がりも通ることになるので駅からの距離は近い方が良いです。

駅周辺なら人も多いので下手なことはできませんからね。

治安の悪い地域の物件

住んでいる人によって治安の良し悪しは変わります。例え同じような物件でも住んでいる地域で被害にあいやすいかどうかは変わるので、住みたい駅を選ぶ際にも気を付けた方がいいですね。

治安の調べ方
  1. 夜のお店が多いかどうか
  2. コンビニのトイレが自由に使えるかどうか
  3. 不動産屋に聞く
  4. ポストが散らかっているかどうか(民度がわかる)
  5. ゴミ捨て場はどうなっているか(民度がわかる)

治安の悪い地域だとコンビニのトイレは自由に使うことができず、場合によってはトイレ使用がお断りされているそうです。以前ツイッターで流行っていた確認方法です。

あとは夜のお店が多いと自然と治安が悪くなります。

不動産屋の人が教えてくれることもありますから「ここら辺って治安どうですか?」と聞いてみるといいですね。

ポストやゴミ捨て場を見れば住んでいる人の質を確認できます。

カメラ付きインターホンがない物件

一人暮らししていると良く営業訪問とか宅急便とかきます。

この時に相手の素性が確認できないインターホンはかなり危険です。テレビモニター付きインターホンは女性の一人暮らしには必須級です。

「宅配便だと思って出てみたら不審者」ってのが一番怖いですからね。

女性が最低限必要な物件の設備や条件とは?

理想を言えば上記で挙げたようなセキュリティが完璧な物件が好ましいですが、実際に全ての条件を満たす物件というのは家賃がかなり高いです。

家賃を抑えつつなおかつ比較的セキュリティを意識して快適に生活したいのであれば妥協する必要も出てきます。

女性が最低限押さえておきたい物件の特徴
  • 2階以上の部屋
  • カメラ付きインターホン完備
  • 路地裏でもいいが街灯が明るく人通りのある物件

最低限押さえておきたいのはこの3つです。

マンション=防犯性が高いようにも思えますが、オートロックや管理人常駐じゃないならアパートとあまり変わりません。

ただし、インターホンだけは絶対にカメラ付きの訪問者を確認できるものにすること。

そうじゃないとうっかり出てしまって不審者と遭遇する可能性があるため。

あとはせめて2階以上の物件にするようにしてください。実際1階に住んでいる女性はかなり少ないですし、男の僕でさえ1階に住んでいて何度かいたずらや犯罪に巻き込まれたぐらいなので狙われやすさがかなり高くなってしまいます。

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自分で出来る防犯対策とは?

上記で紹介したような物件は確かに防犯性も良くて魅力的ですが、その分家賃が他の物件よりも高くて住むのが難しい場合もあると思います。

そんな時はせめて自分で何かしら防犯対策をしておくと良いでしょう。

注意点を踏まえて簡単にまとめてみました。

下着はベランダに干さない

当たり前ですが、下着をベランダに干すというのは「盗んでください」と言っているようなもの。

意外と下着泥棒は多いようなので外から見える位置に干さずに部屋干しするようにしてください。

2階でもよじ登ろうと思えばできてしまいますし、隣人が下着泥棒の可能性も否定できないので注意。

男物の服や下着をあえて干しておく

防犯対策として有効だと言われている方法の1つが男性用の下着や服を一緒に干すということです。

女性が住んでいることは洗濯物を見れば一発でバレてしまいますが同時に男性用のものを干すことで「一緒に住んでいる」「男もいる」と思わせることができます。

女性だけなら狙いやすいですが、男性もいると思わせると当然狙いにくくなるのでおすすめの方法。

カーテンを厚くして、女性っぽい色を選ばないようにする(ピンクなど)

いくら女性が住んでいることを隠そうとしてもカーテンの色でバレることが結構あります。

特にピンクとか男性が絶対に選ばないような色は避けるようにしましょう。基本的には部屋の中が見えないように遮光カーテン等を購入して換気する時以外は閉めておくべきです。

薄いカーテンだと閉めていてもなんとなく女性が住んでいるかどうか中が見えてしまうことがあるので注意。

部屋の鍵は必ず閉めるようにする(特にベランダは注意)

ずぼらな人は帰宅してから鍵を閉めないでそのままにしていることがありますが。いきなり侵入されることも実際にはあるそうなので鍵を閉める癖をつけましょう。

特にベランダ部分って洗濯物を干してそのまま閉めずにいる人も多いので、気を付けてください。ベランダは侵入される経路ナンバー1なのでこっちのほうが施錠はしっかりすべき。

あえて「ただいま」と言って部屋に入る(中に人がいると思わせるため)

同居人がいると思わせることで不審者に狙われにくくなる方法の1つです。

女性が最も狙われやすいのは帰宅して鍵を探す瞬間と言われています。背後に気付かずに鍵を開けた瞬間後ろから襲われてそのまま部屋に侵入されるという事件が多発しています。

入る瞬間は誰かがいると思わせることが大事なので「ただいま」と言うようにするだけで効果があります。

不審者は下見をするので狙いを付ける前に一人暮らしなのか同居人がいるかを必ずチェックするので意味があります。

まとめ

MEMO
  • 女性におすすめなのはオートロックや防犯カメラのある物件
  • 管理人24時間常駐物件は安全性が高い
  • 快適に生活したいなら独立洗面台や宅配ボックスの設備がおすすめ
  • 家賃を抑えるならせめて2階以上でモニター付きインターホン完備を選ぼう

セキュリティはいざという時に備えるためのものですが、あまり気にしない女性も多いです。

確かに物件のセキュリティは高ければ高いほどいいですが、家賃の高さを考えると必ず妥協することになるのでせめて2階以上やモニター付きインターホン完備している物件を選びましょう。

物件のセキュリティが完璧だったとしても帰宅途中で不審者に狙われるということもあるので物件の立地も大切です。

女性が住みやすい物件の見つけ方

譲れない条件が多くなればなるほど家賃も高くなり、物件数自体も少なくなってしまいます。

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