NHKの訪問は居留守が有効?無視し続けると来なくなるのか試してみた結果

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NHKの受信料、集金人への一番の対処法は「居留守を使うこと」とよく言われていますが、実際居留守を続けると来なくなるのか、それとも督促状が来たり、訴えられたりするのかちょっと気になりますよね。

今回、ちょうどオートロック物件に引っ越して居留守を続けてみたのでその結果についてご紹介していきます!

NHKの営業訪問に居留守は有効なのか?無視をし続けて大丈夫なのか不安な方は参考にしてみてください。

引っ越してすぐにNHKの訪問が高頻度で来る理由

一人暮らしを始めると1週間もしないうちに受信料の集金がやってきます。

居留守をしていても時間を変えてしつこく毎日のように何度も来ます。

引っ越したばかりで、新しく購入した家具やネットで頼んだ家電などの宅配に紛れてやってくるので、配達だと思ってドアを開けたらNHK受信料の集金人が立っているってこともあり得ます。

「どこかで情報が漏れているのでは?」と不安になりますが、大きく分けて2つの理由があります。

  • 家電量販店や引っ越し業者と提携しているため
  • 定期的な営業訪問により退去・入居の部屋を把握しているため

NHKは不動産業者や家電量販店、あるいは引っ越し業者などと提携を結んでおり、入居者が入った時点でその情報はNHKへと渡り、営業訪問者が持っているナビタンと呼ばれる端末に情報が入ります。

これをもとに集金人は各エリアの新入居者が入ったらすぐに訪問しているというのが真相です。

実際僕が今まで契約した不動産や家電量販店でもNHK受信料の申込書類を渡されたことが多々あります。

個人情報が漏れていれば個人情報保護法違反となりますが【入居者が新たに決まった】という情報は個人情報ではないので、その情報を不動産や家電量販店、引っ越し業者が漏らしていたとしてもなんの罪にもなりません。

営業訪問者には担当エリアが決められており、建物のお部屋ごとの情報はナビタンにも登録されています。

退去したお部屋はポストに投函できないようになっており、現在空室かどうか外からでもわかる状態です。

入居者が入った場合、ポストのテープは剥がされ、電気メーターも稼働するため入居者が入ったことがわかるという側面もあります。

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受信料の訪問は2023年9月で全廃

NHK受信料の訪問は一人暮らしであれば一度は目にしたことがあるほど高頻度で訪問してきますが、2023年9月までに戸別訪問の契約方法は全廃しています。

個人の委託契約のスタッフは残る見通しだが、業者委託の訪問スタッフについては、担当分を21年度の1439万世帯から22年度は313万世帯に減らし、23年秋で全廃する方針だ。

引用:朝日新聞

NHK受信料の訪問は委託された企業・業者が行っていることがほとんどで、これによる人件費も多く批判も多方向から受けている状態だったという側面もあります。

最近では特別あて所配達郵便という受取人の氏名が不明であっても、受取人の住所がわかっていれば郵便物を配達できるサービスを利用することで契約を促そうとしています。

NHKから郵便物が届いて焦りを抱いた人も少なからずいると思いますが、これはテレビの有無にかかわらず契約していない世帯に送られてくるものなので無視をしても問題ありません。

2024年以降も訪問員が来る理由

全廃と公言されているものの、『いまだにNHK受信料の訪問員が来る』といった口コミはあります。

実は業者委託による訪問は全廃されたものの、NHKの地域スタッフや個人事業による訪問は少なからず続いているようです。

NHKの訪問者は『地域スタッフ』、集金業務だけを行う『NHKメイト』、外部の企業による『外部委託』の3つに分割されています。

NHK訪問はいつまでくるのか

行政書士杉井貴幸さん(youtube)の情報によれば、外部委託については契約満了で終了していますが、地域スタッフは2025年3月まで、NHKメイトは2024年の3月までの訪問予定となっているようです。

いずれはなくなるものの、現時点でNHKの訪問をゼロにすることはできていないというわけです。

NHKの訪問は居留守をして無視し続けると来なくなる?

結論から言えば、NHKの営業訪問は居留守を行い無視し続けると最終的にはほとんど来なくなります。

実際に僕が一人暮らしを始めて10年間ほどの間に間違えて出てしまった回数は4回ほどです。

それ以降はNHKが来ても一度たりとも反応せず、居留守をずっと使い続けています。

ちなみに言っておくと僕の家にテレビはありません。

受信料を払いたくないというよりは単純にテレビを見なくなったからという理由です。

最初の頃はやっぱり情報が入っていることもあり、高頻度でやってきました。

NHKらしき人影が最低でも1週間に1度は来ていました。(インターホンに録画されていました)

NHKの集金人が手に持っている機器はナビタンと言われる物で、これには契約者情報が入っていて、あと訪問した先の日時やどんな対応だったかを記録しているのです。

参照元:知恵袋

居留守を続けていると最初の頃は「NHKが来ましたよ!テレビあるなら契約してね」的な紙がポストに入っていました。NHKの不在票は特徴的で一目瞭然です。

これも無視。

その後もずっと続けていると頻度は減り、ポストにわざわざ紙を入れたのも最初以降ほとんどなく、最終的に音沙汰がなくなりました。

その物件によりけりですが、僕の場合はだいたい3か月ぐらいでほとんど見かけなくなりました。

ちなみに営業訪問をしたことのある方ならわかると思いますが、居留守の大半はバレています。

居留守を続けるとだんだん来なくなる理由

入居してすぐにNHKが訪問してくるのは「契約してくれそうだから」という単純な理由です。

営業からすれば、契約してくれればそれだけ自分の給料にも直結するので頑張ろうと思いますが、既存の部屋の場合、訪問しても契約率はそれほど上がりません。

居留守を続けているとだんだんと来なくなるのはナビタンが原因の可能性が高いです。

仮にあなたが居留守をして、それが営業訪問にばれるとナビタンに【居留守】と打ち込まれます。

居留守がバレていない場合は【不在】といった記入がされます。

僕の友人も過去に受信料の集金人をやっていたので色々と内部事情を教えてもらいましたが、いかにラクをして契約できるかが重要らしいので居留守を使われるのが一番厄介だそうです。

とにかく話をしないと契約させることはできないため、居留守を使う部屋=契約してくれる可能性が低い部屋となるため、だんだんと訪問回数も減ります。

これが居留守を続けていると効果的な理由です。

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半年ぶりにNHK受信料の訪問が来た

最初以来ほとんど来なくなっていたNHK受信料の集金人ですが、約半年ぶりぐらいに家に来ました。

インターホンを覗くといかにもNHKっぽい雰囲気がしたので、放置。

しばらくするとなぜかカメラ越しに名刺?のようなものを見せてきました。「怪しいものじゃありませんよ~」みたいなアピールなんですかね。全然怪しいけど。

もちろん今回も居留守を使いました。後日ポストを覗いたところ久々に不在票を発見!

前回は捨ててしまったので今回はどんなものなのか写真を撮りました。

NHKの不在票

ちゃっかりテレビの宣伝までしている不在票に驚きましたが、よく見てみると訪問者の名前が書いてありません。

こんなのポストに入れられたところで対応することは今後もないので居留守を使い続ける予定です。

出て対応してもいいんですけど、相手にすること自体が労力の無駄。

来なくなったと思ってもたまに集金人が来る理由

NHK受信料の集金人というのは担当エリアがあります。

勤めている限りずっと同じエリアというわけではなく、これは数か月に1度の周期で担当が変わるようです。

つまりたとえ居留守をして一時的に来なくなったとしても担当エリアが変わった直後に新しい集金人が来ることがあるというわけです。

ただし最初からナビタンに【居留守】と打たれていると最初に1回訪問して、あとはそれっきりってパターンが多くなります。

実際僕も居留守を使い続けていて思いましたが、たまに来ても1回きりで訪問されることはほとんどありませんでした。

入居したばかりの頃は1週間や2週間に1回ぐらい来ていましたが、対応しなくなるとだんだん訪問回数が減って「こいつ居留守して出てくれない」ってことで訪問する価値なしと判断されるのだと思います。

居留守ではなく対応して拒否している人だと「もしかしたら自分なら契約させられるかも」ということで新しい集金人がしつこく来てしまうこともあります。

オートロックって意味ある?

僕は今までに6回ほど引っ越していますが、今回初めてオートロック物件に住みました。

以前までの物件に比べると訪問回数はやや減ったようにも思えますが、正直言って誤差レベルなのでオートロックだからNHKが来ないということはありません。

ただ、オートロックの場合はエントランスで足止めをできるというメリットがあります。

自分の部屋の前にいるのとエントランスにいるのでは全く状況が異なります。

そういった意味ではオートロックに住んでいて良かったと感じました。

居留守がバレることも少ないですし、堂々と無視できるので。

オートロックを突破して突然部屋の前のインターホンを鳴らされた経験は今のところありませんが、そういった経験をされた人も中にはいるようです。

ただこういう訪問者は不審者扱いができるため、警察に通報するだけで問題なく対処できます。

居留守を続けていて訴えられることはないの?

居留守をしていて不安になるのがいきなり裁判を起こされて訴えられてしまうことですが、契約していない状態での居留守で絶対に裁判になることはあり得ないので安心してください。

そもそも受信契約をさせるためには以下のどちらかの条件が必要です。

契約させるための条件
  • テレビやワンセグなど契約が必要な状況であることの確認
  • 自ら申込用紙等に記入させる(いわゆる自己申告)

申し込みとはNHKのホームページだったり、不動産業者や家電量販店からできます。この場合は自己申告となります。

もう1つは受信料の集金人が直接部屋を訪問して、受信設備を本人の口、あるいは目視で確認するやり方。

下請け会社のマニュアルにもよりますが、部屋に上がったりすることは原則として禁じられています。

最近ではNHK受信料の裁判がいくつも行われて話題になりましたが、どんな裁判でも必ず「受信設備があること」がわかった上で争われています。

つまり、居留守を使うということはNHK側にとって受信設備の有無を確認できないので、裁判にすることすらできません。

裁判が行われる条件
  1. テレビを目視等で集金人が確認していること
  2. テレビがあることを伝えた上で契約を拒否していること

仮に裁判にしたとしても「そもそもテレビとか持ってませんよ」となれば意味がありません。

これが居留守最強の理由です。

話すことすらできないのであればこちらの言い分として「受信料のことすら知らなかった」で通すこともできます。

ちなみにテレビがあることを伝えてしまった上で真向から「契約は拒否します」と言うと最悪の場合裁判に発展することがあるので注意してください。

裁判に発展するほとんどのケースは受信契約を結んだ上で支払いを拒否している場合ですが、未契約者に対して裁判が行われたという事例も存在ます。

テレビの有無を伝えずに拒否するやり方なら有効です。

この場合は受信設備の確認ができないので裁判にすることができません。

NHK受信料を無視して未契約はばれる?未契約世帯が提訴された原因を調査

実際に提訴された原因についても紹介しているので参考にしてみてください。

もし間違って出てしまった時の対処法

NHK

参照:https://radiolife.com/tips/26936/

NHK受信料の集金人だと初めからわかっていれば居留守で対処できますが、引っ越したばかりだと宅配と間違えて出てしまうこともあるかと思います。

出てしまった場合でもいくらでも対処方法はあります。

間違えて出てしまった時の対処法
  • 自分はこの部屋の住人ではなく友人だと言う
  • テレビやワンセグは持っていないと言う
  • 無言でドアを閉める
  • 忙しいんで帰ってくださいと言う
  • スマホ等の録画機能で相手を撮影する
  • 立花さんの名前を出す
  • 即警察に通報する

最も手っ取り早いのは「テレビはない」と伝えることです。

テレビの有無を伝えるとナビタンに打ち込まれるので定期的に訪問されることもなくなります。

勇気がある人はなんなら一度出てしまったほうがいいのかもしれません。

開口一番に「帰ってください」と言ってもずっと帰らない場合は刑法130条の不退去罪になります。

罪になるのは30分程度居座り続けていた場合に適用される可能性が高くなるそうです。

担当スタッフが変わるとたまになぜか訪問してくることはあるので2度と見なくなるわけではないんですけどね。

実は居留守がバレてることも多い

読んで字のごとく「ほんとは居るけど留守にしているように見せかける」のが居留守ですが、実際居留守していることがバレていることも多いです。

なぜかずっとインターホンを鳴らし続けたり、諦めないで数分間ドアから離れない集金人って見たことありませんか?

離れないのは居留守の可能性を最初から考慮しているからってのと、居留守だと気付いているから。

居留守がバレる理由
  • カーテンの隙間から光が漏れているから
  • 魚眼レンズから光が漏れているから
  • 中から声が聞こえるから
  • 電気メーターが回っているから
  • ナビタンで居留守しているのがわかるから

長く営業していると色んな情報から居留守しているかどうかなんとなくわかるようになります。光が漏れていたりするってのも1つの理由。

NHKの場合はナビタンに登録されている情報が厄介です。ナビタンの情報というのは集金人が行った時の状況や、居留守っぽいのか不在なのかまで記録しています。

その情報を元に「何時頃に行けば部屋にいる可能性が高いのか」割り出すことが可能なので、居留守かどうかわかってしまうというわけです。

ただ、居留守がバレているからといって何か対策する必要はありません。

バレたところで出ないことに違法性は全くありませんし”絶対に出ない”という姿勢でいることで最終的には諦めます。

もししつこくインターホンを鳴らしてきたり、ドアを蹴る、帰らないといった行動にでるのであれば最終的には警察に電話してしまうのも手。

「ドアの前に不審者がいます」といえば5分程度で駆けつけてくれますし、もし警察が来た時にいなくなっても「不審者っぽい人がいて、怖くて電話した」で問題ありません。

ちなみに僕の友人は過去にNHK受信料の集金人をやっていたことがあったんですけど、年間で3回ほど警察を呼ばれたそうです。

居留守はバレたほうがいい場合もある

居留守を使っているとついつい「バレないように」と考えてしまいますが、バレたところで違法性はありませんし、バレたほうが結果的にNHKの集金人が来なくなる可能性のほうが高いです。

自分が営業マンの立場になってみると想像しやすいですが、訪問してみて「いないかもしれない」という状況と「いるけど居留守を使っていて絶対に出てこない」状態だったら契約してもらえる可能性があるのは明らかに前者です。

どちらも最初は再度訪問されますが、あえて居留守をしている場合は出てくれないのが確定しているので話ができない=最終的には諦めます。

営業マンにとってもノルマが大事なので居留守を使われて時間を取られるよりも新規の訪問に力を入れたほうが契約率はあがりますからね。

まとめ:やっぱり居留守は最強だった

  • 居留守をしておけばそのうち来なくなる
  • 居留守を続けて訴えられることは100%ない
  • 居留守はバレることも多い
  • バレたとしても問題ないしむしろ諦めてくれやすい
  • オートロック物件だからと言ってこないとは限らない

訪問して契約させようとするNHK側に対して居留守はやはり最強の対処方法です。訪問されても無視し続けて大丈夫です。

僕の場合は引っ越して最初の頃は高頻度で訪問してきましたが、今ではほとんど来なくなっています。

地域や訪問スタッフによって対応が違うと思うので一概に全くこなくなるとは言えませんが、有効な対処であることは間違いないでしょう。

わけもわからず支払ってしまった場合でも、テレビを一時的に友人宅に預けたり、破棄して受信設備がないことを確認させたり色んな対処法があるので安心してください。

契約してしまった人の対処法は「NHK受信料を払ってしまった人必見!契約解除・取り消しの方法」でまとめてみたので参考にしてみてください。

NHK受信料の集金人がしつこい!警察を呼んだら結果どうなる? テレビがないのにNHKがしつこい!契約させられたらどうすべき?

1 COMMENT

秋好和徳

受信料を振込からコンビニ支払いに変更し受信料を払うのをやめようとしてるのですが、今後の対応を教えて下さい。

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