メゾネットはやめたほうがいい?怖い?住んだ100人に聞いてみた

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まるで戸建てのような感覚で住むことができるメゾネットの賃貸物件。

内階段が設けてあり、普通の物件とはと違った雰囲気を楽しむことができます。

見た目は確かにオシャレですが『怖い』『やめたほうがいい』という意見もあり、実際に住むとなると使い勝手はどうなのか気になる部分です。

今回はメゾネットの賃貸物件に住んだ人100人にアンケートを調査したので、メリット・デメリットについて紹介していきます。

メゾネット物件とは?

メゾネットとは簡単に言うと一軒家のように部屋の中に階段がある物件のこと。

この1階と2階は全て自分の部屋として使うことができるので本当に一軒家に住んでいる感覚になります。

【メゾネット物件】

メゾネットタイプの間取り

1階と2階でそれぞれ部屋のあるタイプがメゾネット物件でよくある間取りですが、『1階には玄関・階段だけ』といったタイプも存在します。

1階が玄関と階段だけのメゾネット

ワンルームや1K、1LDKほどの間取りだとこういったタイプのメゾネットは多いです。

階段のみの設置であれば、1階を別の居住者に貸すことができるためオーナーとしても利益見込みが増えるといった特徴があります。

この場合、1階の人の玄関と2階の人の玄関を1階部分に設置するため、正面から見ると扉が多く感じられます。

階段付きといえばロフト付き物件が思い浮かびますが、ロフトの場合はリビング(居間)の2分の1以下の面積で”物置”というくくりになります。

【ロフト付き物件】

ロフト付き物件の間取り

メゾネットは部屋がもう1つあり、ロフト物件の場合はリビング+物置というイメージです。

メゾネット物件の方がはるかに過ごしやすいです。

ちなみにメゾネット+ロフトという物件も存在します。

1Rや1Kのメゾネット物件の場合はロフト付き物件とかなり間取りが似ているので写真だけではわからない場合もあります。

メゾネット物件の防音性はどの程度?

メゾネット物件の防音性は比較的低いですが、隣室と壁が接していない場合はそこまで音が響くことはないようです。

壁と壁が隣接していない物件だと正確にはメゾネットというよりもテラスハウスとなりますが、合わせて呼ばれることもあります。

これも一軒家と同じ理論ですね。

騒ぐと壁が薄いせいで外まで響く可能性はありますが、通常の賃貸物件のように足音まで伝わらないのでファミリーが住んでもある程度は問題なさそうです。

ただし、隣人と壁が接触しているような”よくある”メゾネット物件は生活音まで響いてしまうので注意が必要です。

これは日本建築学会が調査した建物の遮音性と等級の関係性です。

遮音等級建物構造音の聞こえ方
L-35 日常生活で気になるような音はほぼ聞こえない
L-40鉄筋鉄骨コンクリート造防音性が高く外からの音も軽減される
L-45 子供の泣き声や走り回る音は多少聞こえる
L-50鉄筋コンクリート造子供の泣き声や走る音は聞こえる
L-55 洗濯機や掃除機は少し聞こえるが気にならない
L-60重量鉄骨造足音やドアの開閉音など振動を伴う音が聞こえる
L-65軽量鉄骨造多少音量は軽減されるが生活音はほぼ聞こえる
L-70 生活音はほとんど筒抜け
L-75木造生活音は筒抜けで小さな音まで聞こえる

木造アパートの遮音等級は賃貸の構造上は最低レベルとなっています。

メゾネット物件は木造や軽量鉄骨が圧倒的に多いです。

マンションの場合は造りが重量鉄骨以上となるので生活音を多少防ぐことはできますが、鉄筋コンクリート造じゃないとうるさいと感じることもあります。

隣りの音がうるさく感じることは多いですが、自分が1階にいれば足音が気にならないのは利点です。

隣室の足音が気になるリスクが高い

メゾネットは内階段が設けられているため、入居者は生活する上で必ず階段を使います。

1階が玄関・階段タイプの物件の場合は特に、隣室から足音が聞こえてくることが多く、騒音トラブルにつながる機会が多いようです。

以前このタイプのメゾネット物件を内見した際に掲示板には『階段はなるべく静かに上るように』といった注意書きが貼ってありました。

足音は通常の音とは違い、固定衝撃音を含む重量衝撃のため『音が吸収されづらく、聞こえやすい』といった性質があります。

木造の音の聞こえ方(足音)

上記は上階からの衝撃を加えたときの下階の聞こえ方を表したものですが、低音域である足音はかなり大きく伝わっているのがお分かりいただけるかと思います。

メゾネットの場合は界壁(仕切り)であるものの、足音の衝撃音は聞こえやすいということです。

メゾネット物件に住むのはやめたほうがいい?

当サイトで『メゾネットの賃貸物件に住んだことのある人』100人にアンケート調査を行った結果、「一人暮らしならやめたほうがいい」という意見は全体の39%で、61%の方はメゾネット物件をおすすめしています。

メゾネットはやめたほうがいいかのアンケート
  • 調査対象:『メゾネット物件に住んだことのある人』
  • 調査期間:2023年4月3日
  • 調査年齢:20代~60代
  • 調査性別:男性28人/女性72人
  • 調査機関:クラウドワークス
  • 有効回答数:100人

メゾネット物件は空間を分けられることが魅力で、一人暮らしにもおすすめされているようです。

カップルの同棲やルームシェアではより恩恵を感じやすいため、複数人で住むならより魅力を感じやすいかと思います。

ただし反対派は少数おり、住み心地に不便さを感じる場面があるのも事実です。

メゾネットのデメリット

まずは『やめたほうがいい』という意見に対して紹介していきます。

階段が面倒・大変

内階段が設けられているメゾネット物件は、日々の生活として使うと面倒になってくるという声が圧倒的多数となっています。

40代/女性

リビングに長くいると上に行くのが億劫に感じる事がある。急いでいる時などは階段が面倒に感じる事もある。

30代/女性

階段の上り下りが面倒で、疲れている時や急いでいる時に不便。

40代/女性

水まわりは全て下の階にあったので、上階の部屋にいて急な便意や尿意などがあった時に、必ず下まで行かなけらばならなかったこと。

ロフトほどではないですが、部屋の内部に階段があると毎日階段を上ったり下りたりするのはちょっと面倒そうな気がします。

『洗濯物を干すために2階に移動するのが面倒』『忘れ物をしたときに階段を使うのが面倒』といった日常生活の手間が増えます。

2階に忘れ物をしてしまったり、逆に寝るときになって1階にスマホを忘れてきたことに気付いてわざわざ取りに階段を使わなければなりません。

家の中で軽い運動にはなるので運動不足の人にとっては逆にメリットにも感じるかもしれませんが、労力が普通の物件より多いというのは面倒に感じるかもしれません。

2階への運搬が大変

30代/男性

2階への荷物の運搬が大変。また、運搬時幅が狭いと家具によっては入らないこともあった。

40代/女性

メゾネット部に大きな家具を運ぶのが面倒なので、ちゃんと家具の配置を考えないといけない。

小さい荷物ならまだしも、ベッドやラック、棚などの大きな家具を運ぶのはかなりの重労働です。

引っ越し業者に頼んでいるのであればいいですが、メゾネット物件によっては階段部分が狭く、家具の搬入ができない可能性もあります。

掃除が面倒

30代/女性

2部屋+階段となるので、掃除の手間が増える

30代/女性

螺旋階段だったので階段下(うら?)の階段を支えている部分にホコリがたまる。螺旋階段上部の天井についていたファンが手が届かず掃除できなかった。

階段があることによるもう1つの弊害。

階段部分は四隅にほこりが溜まりやすく、1段1段掃除するのはかなり大変です。

また、掃除するたびに1階と2階を行ったり来たりするので重たい掃除機では重労働になる可能性があります。

専有面積に通常の賃貸と変わらなかったとしてもコンセントが届かなかったりする弊害はありそうですね。

メゾネット物件に住むならコードレスの掃除機が必要になってくるかもしれません。

隣室の音が聞こえることがある

40代/女性

上階からの音は確かにないですが、横とつながっているので床を伝って振動音がかなりあるために想像以上にうるさかったです。

20代/女性

メゾネット物件の1階に住んでいると階段を登る音が気になることもある。

そこまで多い意見ではありませんが、壁の薄さを感じている人は一定数いるようです。

一軒家っぽいので壁に関しては全く気にならないと思っていましたが建設コストの関係上、木造や軽量鉄骨が多くを占めています。

つまりメゾネットはほとんどが普通のアパートと一緒。

音の種類木造鉄筋コンクリート造
遮音等級L-75L-50
足音聞こえるわずかに聞こえる
ドアの開閉音聞こえるほぼ聞こえない
テレビの音わずかに聞こえる聞こえない
洗濯機や掃除機の音聞こえるわずかに聞こえる
会話少し聞こえるほぼ聞こえない
いびき聞こえるわずかに聞こえる
小さな音わずかに聞こえる聞こえない

木造と鉄筋コンクリート造を比較してみると音の響き方にかなり差があります。

隣りの部屋との壁が薄いため、ドアを閉める音や足音なんかも物件によっては聞こえてきてしまうでしょうね。

メゾネット物件の多くは隣と隣接しているのでアパートと変わりません。

メゾネットタイプは一人暮らしというよりもカップルとか家族が住んでいることがあるので隣人の話し声などが聞こえてくる可能性が高いようです。

話し相手がいればそれだけうるさくなるのは当然。

内階段があるせいで階段の上り下りの足音が響きやすいという点も多く指摘されています。

冷暖房効率が悪い

30代/女性

部屋が扉で仕切られていないタイプだったので、エアコン代が高かった、部屋が温まりにくい。

30代/女性

暖房やエアコンが効きにくい。電気代がかかる。

メゾネットタイプは冷暖房効率が悪い事がネックとなります

1階と2階に分かれている時点で仕方のないことかもしれませんが、冬場の電気代はかなりかかることが予想されます。

ロフト物件とは違い、1階にも2階にもエアコンが設置できるのでエアコンの効きが悪い時は両方つけることもできますが、電気代が高くなってしまいます。

エアコンの新たに設置してほしい場合は「エアコンを設置してほしい」と営業マンに伝えてみましょう。

自分がいない空間が怖い

30代/女性

夜間一人で家にいるとき(2階にいる時)、1階で物音が聞こえると少し怖いです。

20代/女性

少し物音がしただけでびくっとしてしまう。体調が本当に悪い時は階段が辛く感じる。

カップルや友達同士、家族など誰かと一緒に住むなら安心感がありますが、一人暮らしでは1階か2階のどちらかにしかいないわけですから誰もいない空間ができてしまいます。

2階を寝室にした時、寝ている間は1階には誰もいないことになるため、自分のいない空間自体が怖く感じることもあるでしょう。

夜中だと真っ暗で、空間が広いせいで誰かいるんじゃないかと不安になります。

精神的な問題となりますが、怖いものが苦手な人にメゾネット物件は不向きです。

合わせて知るべきメゾネット物件のデメリット

『やめとけ』というほどではないものの、メゾネット物件には他にもデメリットがあります。

同じ間取りでも家賃が高い

30代/男性

家賃や管理費が比較的高かった。

メゾネット物件は同じ間取りの物件と比較すると家賃が高い傾向があります。

日暮里駅、徒歩10分以内・築年数10年以内の物件で比較してみました。

賃料種類専有面積
170,000円メゾネット
(鉄筋コンクリート)
45㎡
(1LDK)
170,000円メゾネット
(鉄筋コンクリート)
45㎡
(2K)
143,000円鉄筋コンクリート造40㎡
(1LDK)
157,000円鉄筋コンクリート造43㎡
(1LDK)

都内だとだいたい1万円以上の差が出ています。

メゾネット物件を選ぶのであれば通常の部屋を借りたほうが固定費である家賃を安く済ませることができるので、高いお金を払ってまで借りるかどうかが微妙なところ。

もちろん地域によってはそこまで差がないこともあるのであくまで傾向です。

防犯性が不安

アパートのようにセキュリティが特にないメゾネットタイプの物件は防犯性が低いです。

メゾネットの侵入経路は1階の玄関、ベランダ、2階のベランダ、1階の窓、2階の窓など戸建て住宅とあまり変わりません。

これだけ侵入経路があれば1つぐらい鍵をかけ忘れてしまうことはありますし、自分が2階にいるときに1階から侵入されても音に気付かない可能性があります。

2人以上で住んでいればもしもの時になんとかなりますが、一人暮らしでは不安な点が多いのも事実です。

物件数が少ない

条件に合う物件を探そうと思ってもメゾネット物件自体が少ないのもネックな点。

suumoで東京都内のJR山手線でテラスハウスとメゾネット物件がどのぐらいあるのか検索してみました。

山手線物件数
総物件数70,873件
テラスハウス879件
メゾネット物件2,363件

全体のわずか3%程度しかないと考えると条件の合うメゾネット物件を見つけるのが難しいです。

住みたい駅の近くにメゾネット物件自体がないことも多く、あったとしても間取りが気に入らなかったり、駅から遠かったり、何かしら不満になる要素は出てくると思います。

さらに通常よりも家賃が高いので”そこまでしてメゾネット物件に住む価値があるのか”を考えてしまいそうですね。

階段によるデッドスペースが生まれる

メゾネット物件は階段がある都合上、階段下にデッドスペースが生まれてしまいます。

階段自体は専有面積に含まれませんが、階段下はデッドスペースであろうと専有面積内なのでその分の家賃が上乗せされています。

うまく収納スペースに使ったりできればいいですが物を置きづらい構造なので工夫するのも大変です。

メゾネット物件のメリット

確かにメゾネットならではのデメリットは多いですが、その分通常の物件ではないようなメリットがあるのも事実です。

メゾネット物件のメリット

生活空間と寝室を分けることができる

20代/男性

空間が分かれているので自分のプライベートの空間をしっかり持てることがメリットに感じました。

40代/男性

仕事とプライベートの切り替えをしやすい。

メゾネットタイプの物件は1階と2階で用途を別々に使うことができるため、生活するための部屋を寝室を分けることができます。

メゾネット

例えば友人が遊びに来た時に寝室に人を入らせずに済みますし、仕事する用の部屋や趣味の部屋を作って、生活にメリハリを持たせることもできます。

匂いが気にならない

40代/女性

食事するところと、寝るところが分けられてニオイなどが気にならない。

30代/女性

雨の日などは濡れた靴の臭いが気になるが、居室までは臭わない点がよい。

メゾネット物件は玄関やキッチンとの物理的な距離が離れているため、寝室まで匂いが影響することはほとんどありません。

生活空間がしっかりと分けられていることによって、匂い問題に悩まされずに生活できるため睡眠の質がよくなる可能性もあります。

足音をあまり気にする必要がなくなる

40代/女性

メゾネット以外の物件のように上の階や下の階に別の人が住んでいる訳ではないので、気を使わなくて済む点は良いと思う。

40代/女性

下の階の人への物音を気遣わなくて良いので洗濯機や掃除機を好きな時間にかけることができる点。

メゾネットの物件はファミリー層にも人気がありますが、理由は騒音対策になるため。

子供が走り回る音は下の階に結構響くので、隣人トラブルにつながるケースも少なくありません。

メゾネットタイプなら”子供部屋は2階で1階はリビング”というように部屋を上下に分けることができるので足音が近隣の迷惑になりません。

足音がうるさくても響くのは1階部分なので被害を被るのも自分たちだけです。

ただし、隣接している隣りの入居者には響いてしまうので、ある程度配慮する必要はあります。

家の中だけでも運動になる

階段を使うのは面倒でもありますが、ポジティブに捉えれば「家の中でも最低限運動が出来て健康を維持することができる」ということです。

20代/女性

しっかり部屋分けができるので、生活しやすい。又、階段があることで家内の移動時に若干の運動にもなる。

50代/女性

玄関からリビングに上がったときに視界がひらけて、開放感がある。外出しなくても運動になる。

最近はテレワークや在宅ワーカーも増加傾向にあり、運動不足となっている人が多いですが、嫌でも運動をできてしまうのは良い点です。

デスクワークだとどうしても下半身の血流が悪くなりがちですが、階段はそれを解消させてくれます。

運動するのが苦手な人や少しでも運動しておきたい人には生活に階段が取り入れられるのはメリットとなります。

友達を呼びやすい

30代/女性

1階部分は友達をすぐ呼べる状態に保つことができる。メゾネット部分はプライベート空間。

40代/女性

突然の来客があった時にも荷物を二階に隠せるので生活感がない空間に招き入れることができるのも良かったです。

メゾネット物件では生活空間をしっかりと分けられるという特徴があるため、突然の来客にも対応しやすいです。

2階部分を寝室としてくつろぎ空間にしておき、1階は来客があったときにキレイにしておけば友人がきても問題ありません。

自分のプライベート空間を一切見せなくて良いのもメリットです。

また、上下で部屋を分けることができるのでルームシェアや同棲にも向いています。

上下で部屋が分かれていることに音が届きにくく、友達と一緒に住む人にとっては理想的な間取りです。

通気性が良くてカビが発生しにくい

メゾネット物件は吹き抜け階段など天井が高く設計されているため、通常の物件よりも空気が循環しやすくカビが生えにくい傾向があります。

また、窓の設置数も多いので光を取り込みやすいため、よどんだ空気になりにくいというメリットがあります。

換気がしやすいのは魅力です。

天井が高くて開放的

50代/男性

実際は狭い専有面積の物件が広く感じるので開放的だった。

30代/女性

一軒家みたいな感覚で空間が広く感じた。

メゾネット階段下の空間

平米数的にはそこまで広くなくても天井が高いため広くて開放的に感じるのもメゾネット物件ならではの魅力。

ロフト物件も同じように天井が高くて開放的ですが、ロフト部分が部屋ではないので生活自体はあまりしやすくありません。

オシャレな部屋が多い

40代/女性

突然の来客があった時にも荷物を二階に隠せるので生活感がない空間に招き入れることができるのも良かったです。

30代/男性

内階段があることで、オシャレに感じられる。階段付近に掲示物を貼ったり、洗濯物が手すり部分などで干せたりして、使い勝手が良い。

30代/女性

違う空間になるから、おもしろさがある。

構造的にも通常の物件とは違って面白みがありますし、一人暮らし歴の長い人だと新感覚を味わうことができます。

メゾネット物件はオシャレな部屋も多く、特にコーディネートしなくても空間自体がオシャレなので満足度も高いです。

洗濯物を干すスペースを確保しやすい

40代/女性

上階が日当たりがいいので洗濯物を満足に乾かすことができたし、心地良い空間でもあった。。

30代/女性

リビングに洗濯物を干さなくていいので邪魔になりにくいです。

ベランダが2カ所にあるかどうかは物件次第ですが、空間がしっかりと分けられていることで生活の邪魔にならずに部屋干しすることが可能です。

一人暮らしの洗濯物量は大して多くありませんが、仕事が忙しくて洗濯が溜まってしまったり、天気の良い日に毛布や布団など一度に干したいときには便利です。

ルームシェアや同棲であればベランダが2カ所あるメゾネット物件を選べば分けて干すこともできますし、洗濯物の量が多くなっても問題なく干すことができるのがメゾネットならではの魅力です。

メゾネット物件を選ぶ上で抑えておくべきポイント

メゾネット物件にはデメリットも多いので部屋選びを間違えると後悔する可能性が高くなってしまいます。

メゾネット物件に住んだ100人に『自身が考えるメゾネット物件を選ぶ上でのポイント』を調査してみました。

荷運びしやすいか階段の幅を考える

30代/女性

家具や電化製品等を選ぶ際、部屋のスペース的には大丈夫でも、そこまで運ぶのに通る「階段の角度」によっては難しいこともあるので注意。

30代/女性

冷蔵庫や洗濯機などを搬入する際は、玄関の寸法に加え、階段の手すりを除いた幅を十分に確保しなければならないことを覚えておくとよいと思います。

メゾネットに住む上で問題となるのが荷物。

内階段が狭かったり、扉を入って階段をあがらないとリビングにたどり着けないような間取りは荷運びがかなりしずらく、危険でもあるので避けるようにしましょう。

メゾネットの選び方

理想は1階部分をメインとして使えるような物件です。

1階にリビングがあり、2階部分が寝室であれば重い家具家電のほとんどは階段を使う必要がありませんし、寝室で重いものはベッドやデスクぐらいで済みます。

階段が無駄に多かったり狭かったりする物件も利便性が悪いので避けましょう。

なるべく防音性の高いメゾネット物件を選ぶ

同じメゾネット物件でも隣室の音が聞こえやすいかどうか静かで過ごしやすいかどうかは異なります。

50代/女性

メゾネットならば特に遮音性の高い物件を選ばないと、騒音問題が起きます。階段を下りる音は意外と響きます。

40代/女性

静かさを求めるならメゾネットの部屋の上は屋上が望ましい。

40代/女性

部屋数・間取りにもよりますが、隣の部屋の人との接点部分は意外に音を感じるので、注意して選んだ方がいいです。

少しでも防音性の高い物件を選ぶコツ
  • 上階に人が住んでいない階(屋根となっている物件)
  • 隣室の階段が寝室から遠い
  • 角部屋

防音性を指摘するような意見は多々あるため、内見時にしっかりと確認する必要があります。

階段の位置、上階の有無によって足音や話し声など聞こえ方も変わってきます。

理想は角部屋で自分が最上階となっているようなメゾネット物件が望ましいでしょう。

また、ファミリー層が住んでいるかどうかによってうるさいと感じるか変わってくるので、内見時に営業マンに住隣室に住んでいる人について聞いておくと後悔せずに済みます。

洗濯物を干すスペースが1階か2階か

40代/女性

洗濯物を干せる場所が一階部分や外にあるか。二階ベランダのみだと洗濯物を持って階段を上がらないといけないので少し干すのがめんどくさいので。

60代/男性

洗濯場所と干す場所が同じ階にあるかどうかで住み心地は変わる。

物件によって1階と2階両方にベランダが設置されているケース、1階だけ、2階だけなどお部屋ごとに違いがあります。

少なくとも洗濯機を設置する階と洗濯物を干す階が同じでないと階段を使う羽目になるため、住み心地も悪くなってしまいます。

2階のほうが洗濯物は乾きやすそうですが、洗濯機の搬入が大変となるため、引っ越し業者に依頼するかどうか、運んでくれるかどうかも影響しそうです。

階段が生活の負担にならないか確認する

20代/女性

階段の段数が少ない、階段が急ではないところを選ぶといいと思います。

40代/男性

重い荷物を持って階段を上り下りがすることが苦にならないかをきちんと考えておくべきだと思います。

メゾネット物件と階段の存在は切っても切り離せない関係です。

生活の一部となるため、普段の生活で階段が苦にならないかどうかは契約してしまう前にしっかりと考えておくべきです。

また、なるべく急すぎる階段は避けたほうが良いといった意見が見受けられました。

急すぎると転倒時に危険な上、普段使いとしても使いづらさを感じるので、ゆとりのある階段が理想的となります。

階段下のスペースを確認する

40代/女性

洗濯物を干せる場所が一階部分や外にあるか。二階ベランダのみだと洗濯物を持って階段を上がらないといけないので少し干すのがめんどくさいので。

40代/女性

階段がはしごタイプではなく、階段になっている物件のほうがおすすめです。

階段下がデッドスペースとなってしまっているのか、備え付けの収納スペースが設けてあり、無駄なスペースがないような造りになっているかどうか確認してみましょう。

メゾネット自体ある程度の広さがあるので、少しデッドスペースがあったところで気にならないとは思いますが、無駄なスペースも家賃相場の計算に含まれているので単純に損をすることになります。

写真だけではわからなかったりするので内見時にしっかりと確認してみましょう。

エアコンの台数を確認する

30代/女性

吹き抜けだとエアコンの効きが悪いので設置向きや場所を考える。

電気代がかかってしまうのはある程度仕方ありませんが、そもそも片方の階にしかエアコンがついていないようなメゾネット物件も多いので注意。

1階にも2階にもエアコンがないとどちらかの階で過ごすことができなくなってしまうので住み心地が最悪になります。

もしエアコンが1台しかないようなら契約前に交渉して取り付けてもらうようにしましょう。

それぐらい現代ではエアコンが必須です。「1台あるからいいや」と思っていると住んでから後悔することになります。

まとめ

MEMO
  • メゾネット賃貸は一人暮らしにもおすすめの物件
  • メゾネットの1番の魅力は空間を分けられること
  • ネックなのは日常的に階段を使う必要が出てしまうこと
  • 引っ越しや重い荷物などを2階に運びにくい
  • 自宅で仕事をする人やルームシェアにぴったりのお部屋
  • 住むなら階段の広さは絶対に確認すべきポイント

メゾネットの一番の魅力は『空間を分けられる』ことにあるため、一人暮らしならテレワーク、在宅ワーカーなど部屋で仕事をする人におすすめの物件です。

また、ルームシェアやカップルの同棲などにも向いている間取りとなります。

単純に広い部屋に住みたいという人なら階段がネックになるため、通常の物件のほうが良いかもしれません。

条件に合うメゾネット物件の探し方

メゾネットといっても物件によって間取りが違うため、住み心地にも影響があります。

理想的な物件を探したいのであればなるべく物件数の多いサイトや不動産の利用をすべきでしょう。

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