セカンドハウスの入居審査が通らない!借りる理由はどうすべき?

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職場まで今のお部屋が遠く、平日帰って寝るだけの場所が欲しくてセカンドハウスを検討していたり、テレワーク用に部屋を借りることを検討している人は多いです。

本来家賃に見合う年収であれば入居審査も通るはずですが、場合によっては借りられない場合もあるようです。

今回は『セカンドハウスを借りようとすると審査は厳しくなるのか』『なぜか審査に落ちる理由』についてご紹介していきます。

セカンドハウスの審査が通らない原因とは?

結論を言えば、セカンドハウスを借りることは決して難しいことではありません。

セカンドハウスを借りることによって総合的な家賃は高くなりますが、入居審査では通常『その物件に対して今の年収で払えるかどうか』が審査されます。

住宅ローンなど購入を検討している場合は現在の状態を正しく把握しなければならないため、セカンドハウスであることが審査にも大きく影響を与えます。

住宅ローンではセカンドハウスとしてローンを組むことになり、勤続年数や年収の基準額が引きあがるため、審査が通らないことも多くなります。

ただし賃貸物件の場合、セカンドハウスであることを伝えなくても部屋を借りることが可能です。

実際、引っ越しの際には『今借りている状態の部屋から新しく借りる状態』となるため、ある意味一時的なセカンドハウスともとらえられます。

つまり、セカンドハウスの審査が落ちてしまうということは他の要因が絡んでいる可能性が高いと言えます。

具体的に審査になぜ落ちるのかその原因はいくつか考えられます。

セカンドハウスであることを伝えているため

セカンドハウスとして部屋を借りることをストレートに伝えた場合、今の物件の家賃+セカンドハウスの家賃合算と年収を比較して審査が行われてしまいます。

十分払っていけるだけの年収があったとしても合算家賃になると審査基準ギリギリやオーバーしてしまうことがあるため審査に落ちるリスクがあがります。

極端な話、手取り月収が30万円でも『今の家賃15万円+セカンドハウスの家賃10万円』では生活することが困難となるため、はじかれるというわけです。

セカンドハウスということは必ずしも伝える必要はないため、自分で審査のハードルをあげることに繋がります。

近い場所に部屋を借りようとしているため

近い場所にセカンドハウスを借りようとした場合に起こる問題が『物件を管理する管理会社が同じ』という点。

管理会社が同じ場合は今現在部屋を借りている状態であることがわかってしまうため、セカンドハウスとしての審査となってしまいます。

管理会社では1つの建物だけではなく、複数の建物を一括管理しているため近い地域の物件を借りる場合には「同じ管理会社」ということが起こります。

また、審査をするのは管理会社だけではなく、家賃保証会社が同じだった場合も注意が必要です。

入居審査難易度

同じ家賃保証会社を利用している場合は同様にセカンドハウスであることが伝わるため、普通に部屋を借りるよりも基準が引き上げられるリスクがあります。

単純に審査基準ではじかれている

基本的にはセカンドハウスであるかどうかを見ることはないため、単純に審査基準に満たないという理由で通らない可能性もあります。

入居審査では年収はもちろん、勤続年数や職業、場合によっては過去の滞納歴などまで調べられることがあります。

入居後に何度か滞納をしてしまったり、クレジットカードの滞納、ブラックリスト登録などの歴があると審査ではじかれるリスクも高くなります。

東京大学空間情報科学研究センターが2020年9月に発表した「民間賃貸住宅市場における入居審査と家賃滞納」のデータによれば、全体の入居審査の通過率は82.8%となっています。

普通に審査に通しても17.2%は落ちていることになります。

滞納履歴入居審査通過率
あり72.7%
なし82.9%

滞納歴があると、通過率は約10%前後下がります。

セカンドハウスの審査を通すための具体策

セカンドハウスを借りること自体はそれほど難しいことではありません。

より審査に通りやすくするためにできる具体策について紹介していきます。

同じ管理会社・保証会社を避ける

同じ管理会社が管理している建物や保証会社は避けたほうがセカンドハウスが借りやすくなります。

必ずしもセカンドハウスを借りたことが審査に影響を及ぼすわけではありませんが、部屋を2つ借りるというのは家賃滞納のリスクも高まる行為です。

管理会社の情報は物件情報、あるいは建物に直接記載されています。

保証会社も同様に物件情報を見ると、どの会社を利用しなければならないのか一発でわかります。

入居希望者が管理会社や保証会社を変えることはできないので、物件選びの段階で避けて探すのが賢明です。

明確な引っ越し理由を伝える

引っ越し理由だけで審査の通過率に大きな影響を与えることはありませんが、借りたい理由を明確にしておくことは大切です。

転居理由と入居審査の影響度

「通勤時間の削減」「勤務時間が長いため」など借りたい理由を明確にしておきましょう。

具体的に記載する必要はないため、この段階で複数部屋を借りることが伝わるような記載方法はおすすめしません。

基準額より安い家賃帯で探す

単純に年収に見合わない家賃帯の物件を借りようすれば入居審査にも落ちやすくなります。

合算家賃でも十分生活していけるだけの余裕のある家賃帯の物件を選ぶことで、審査にはじかれるリスクも下げることができます。

家賃適正収入
(月収)
5万円約15万円
6万円約18万円
7万円約21万円
8万円約24万円
9万円約27万円
10万円約30万円

審査基準はある程度設けてあるので、目安にしてみてください。

審査に強い不動産屋を利用する

入居審査に不安を抱えているのであれば、審査に強い不動産がおすすめです。

イエプラ公式ページへ

運営会社株式会社コレック
口コミ評価(google)★★★★☆(4.5)
対応エリア関東・関西
店舗数2店舗
物件数約10万件以上
仲介手数料基本賃料1ヶ月分+税(保有不動産に依存)
利用料金無料
会員登録必要
おとり物件0件
特徴自宅にいながら部屋探しができる
チャットでやり取りが可能
新着物件を手に入れられる
業者専用サイト「ATBB」が見られる
設定できない細かい条件を伝えられる

イエプラは不動産というよりも部屋を探してもらうサービス会社ですが、2021年5月までの審査通過率は平均で98.1%となっており、利用した人が審査落ちする確率はわずか1.9%となっています。

チャット欄で条件を細かく伝えることができるため「審査が不安なので緩い物件を探して欲しい」と伝えればあとはスタッフが条件に合う物件を探してくれます。

審査を通すのに協力的になってくれるので、普通の不動産を利用するぐらいならイエプラを利用して部屋を借りたほうが審査は通りやすいです。

それでもセカンドハウスの審査に通らない場合の対処法

何をやっても部屋が借りられない、セカンドハウスの審査が通らないようであれば他の手段を考えるべきです。

「帰って寝るだけの部屋が欲しい」というのであれば他の方法を利用したほうが安く済んで良い場合もあります。

帰って寝るだけ目的:シェアハウス

シェアハウスは1つの建物に対して複数人で共同生活する物件のことです。

 項目料金相場
家賃30,000円~60,000円
共益費5,000円~10,000円前後
契約手数料15,000円前後
合計50,000円~85,000円

シェアハウスがおすすめの理由
  • 初期費用や家賃が圧倒的に安い
  • Wi-Fiがついているので簡易的な仕事も可能
  • 家具を揃える必要がない
  • 狭いが1人分の部屋は確保されている
  • 共同スペースにキッチンやトイレ・風呂がついている

最低1ヶ月~住むことできる上に初期費用もほとんどかからずに住むことができるのが魅力。

都内であっても家賃は3万円~5万円程度とかなり安いので、下手に一人暮らし用の物件を借りるぐらいならシェアハウスを借りたほうが圧倒的に安いです。

シェアハウスと聞くと抵抗を感じる人も多いと思いますが、種類によっては1部屋1部屋しっかりとプライベート空間が設けられていてキッチンや風呂場、トイレなどが共有スペースとして存在しているだけなので思ったよりも住人と接触機会も多くなかったりします。

帰って寝るだけ生活ならほとんど住民と接触する機会はありません。

部屋の広さは3畳~4畳半程度しかありませんが、ベッドと簡易的なデスクが置けるぐらいのスペースはあるので理想的な環境です。

家賃もかなり安い上に住民票を置くこともできるので住まいとしての役割はしっかりと果たしています。

面倒な手続きを避けたい:インターネットカフェ

インターネットカフェは長期で借りることにより割引が適用されることがあります。

例えば都内を中心に運営しているカスタマカフェの料金はこちら。

 項目料金
7日間22,000円~
14日間42,900円~
1ヶ月間76,000円~

ネットカフェといえば数時間単位で借りるイメージがありますが、実は長期プランを設けているところも多く1ヶ月間以上借りることも普通にできます。

昔はどのネットカフェも簡易的な仕切りのみで防音性は皆無、かなり狭い部屋で寝るのも大変な狭い空間ばかりでしたが、最近は防音完備をしていてさながら通常の部屋と変わらないような空間を提供しているところが当たり前になりつつあります。

ネットカフェなら飲み物は飲み放題ですし、インターネットも使い放題でシャワーもあるところが多いので寝るだけ生活としての環境には優れています。

ただし住民票を移すことはできないので実家や1つ目の物件に住民票を置いておく必要があります。

審査に通らない:マンスリー物件

『一時的にセカンドハウスが欲しい』のであれば、無駄な初期費用がかからないマンスリー物件がおすすめです。

通常、一人暮らしをするには敷金、礼金、仲介手数料、それに家具や家電を揃えなければならないのでかなりのお金がかかります。

マンスリーマンションの良いところは敷金や礼金がかからない上に家具家電が最初から備え付けられているので身軽に引っ越しが可能なことです。

項目マンスリープラン通常の賃貸物件
家賃少し高い普通
敷金無料無料~1か月分
礼金無料無料~1か月分
仲介手数料無料無料~1か月分
光熱費定額10,000円前後
ネット代無料~約2,000円約4,000円
家具家電ついているついていない(ことが多い)

マンスリー物件では住居期間分の家賃を最初にすべて払います。

前払い制なので一般的な賃貸物件のように入居審査が不要となっており、いちいち会社に在籍確認をされることもありません。

長い目でみると少し高くつきますが、数か月程度でいいなら総合的な費用も安く済みます。

まとめ

  • 賃貸ならセカンドハウスは借りやすい
  • 購入の場合は細かく調査されるためセカンドローンは組みにくい
  • 同じ管理会社や保証会社だとセカンドハウスが借りにくくなることがある
  • 審査に不安なら合算家賃でも十分生活できる家賃帯のお部屋を選ぼう

賃貸の場合、セカンドハウスはそれほど借りにくいものでもありません。

合算家賃は年収に十分見合う額であれば審査は簡単に通りますし、一度部屋を借りたのであればよほどのことがない限り審査に対しての懸念点もないでしょう。

ただし、同じアパート内など管理会社が一緒だとセカンドハウス込みでも審査となるため、滞納歴があると拒否されてしまうこともあるので注意してください。