長く住みたいとは思わないけど、一回だけ一人暮らしがしてみたいとか、嫌になった時にいつでも戻れるようにお試し気分で部屋が借りたいという人、出張等で1ヶ月だけ部屋を借りたいという人のために具体的に部屋を借りる方法や必要な初期費用についてご紹介していきます。
普通に一人暮らしをするのとちょっと話が違うので短期的に部屋を借りたい方は必見です!
目次
1か月だけ部屋を借りる方法と料金相場
1ヶ月だけ部屋を借りる方法はいくつかあり、それぞれメリット・デメリットが微妙に異なるので自分に合ったものを利用してみてください。
方法1:マンスリーマンション
以前レオパレスのCM等でウィークリープラン、マンスリープラン等の言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、要するにこれが短期的に部屋を借りたい人向けのプランです。
- 初期費用が安い
- 家具家電付き物件がほとんど
- 郵便物を受け取れる
- 審査が不要
- 家賃が割高なので短期じゃないと損
- 前払い制なのでまとまったお金が必要
ウィークリーというのはその名の通り1週間単位で部屋を借りられるプランでマンスリーは1か月単位のプラン。
通常、一人暮らしをするには敷金、礼金、仲介手数料、それに家具や家電を揃えなければならないのでかなりのお金がかかります。
マンスリーマンションの良いところは敷金や礼金がかからない上に家具家電が最初から備え付けられているので身軽に引っ越しが可能なことです。
簡単にマンスリープランと一般的な賃貸物件の違いをまとめてみました。
項目 | マンスリープラン | 通常の賃貸物件 |
---|---|---|
家賃 | 少し高い | 普通 |
敷金 | 無料 | 無料~1か月分 |
礼金 | 無料 | 無料~1か月分 |
仲介手数料 | 無料 | 無料~1か月分 |
光熱費 | 定額 | 10,000円前後 |
ネット代 | 無料~約2,000円 | 約4,000円 |
家具家電 | ついている | ついていない(ことが多い) |
契約する会社によって多少の違いはありますが、基本的にマンスリープランは少し賃料が高いものの、光熱費が固定で敷金礼金仲介手数料がかからないので初期費用を抑えられるため総合的に安くなります。
また、1ヶ月等の決められた期間の入居となるので前払い制、お金さえ払えれば良いだけに審査もほとんどないのが利点。

1ヶ月でかかる料金相場
マンスリープランで有名なレオパレスを例にとってご紹介していきます。
まず、レオパレスが紹介している費用例では1か月169,625円ほどかかるようです。
通常の物件にはないマンスリー手数料というのもがかかり1か月借りると17万円前後。
レオパレスの場合、立地や物件で値段がA~Zまでランク分けされています。
普通の賃貸契約の場合は賃料6万円で初期費用平均が24万円前後なので、そう考えると安いかも。
実際に借りられる物件はこんな感じ。
鉄骨造の物件で割と築年数も新しいので、1か月だけ借りるならマンスリープランの方が明らかにお得ですね。
仮に部屋を借りるので17万円かかったとして生活費を合わせるとこんな感じ。
項目 | 金額(月あたり) |
---|---|
部屋を借りる | 約170,000円 |
ネット代 | 約2,000円 |
スマホ代 | 約5,000円 |
食費 | 約20,000円 |
雑費 | 約10,000円 |
交際費(交通費込み) | 約30,000円 |
合計 | 約255,000円 |
25万円は大金ですが、初期費用を含めてこのぐらいで済むなら安い方ですね。普通に借りたらこれに加えて家具家電を揃える費用とかもかかりますし。
でもまぁ多いのは大都市圏で10万円前後~15万円ぐらいまででしょうね。
入居費用がかからないし、中のものが揃ってる代わりに、3割から5割ぐらいその物件の平均より高い感じがします。参照元:知恵袋
安くしようと思えばもう少し安い物件はありますが、抑えようと思っても最低でも15万円ほどはかかると考えて良さそうです。
となると、念のため20万円~25万円ほどの貯金は用意しておいた方が良さそうですね。
方法2:レオパレスの短期プラン(割引を使う)
レオパレスは「通常プラン」「マンスリープラン」「短期プラン」の3つがあり、短期プランは30日から利用が可能です。
ただ、普通に短期プランで借りても割高になってしまうだけ。そこで併用するのがレオパレスの割引プランです。
対象物件であれば最大割引が50%とかなり安いので狙いを絞って検索してみると安い部屋が見つかる可能性があります。
- 初期費用がかなり安い
- 家具家電付き物件
- 郵便物を受け取れる
- 審査が不要
- 家賃がかなり割高
- 前払い制なのでまとまったお金が必要
1ヶ月でかかる料金相場
実際に短期割引50%適用物件から相場を見ていきます。
こちらは埼玉県の大宮駅近くにある物件。
通常かかる料金は約18万円ですが短期割引対象物件なので半額の10万円以下となっています。
ちなみに短期割引は最大で90日まで適用可能なので3か月間は通常よりもお得に住むことができます。
短期プランはマンスリー系と同様に審査はほとんどなく、前払い制となっているので入居するのは容易いです。


レオパレスで借りるのであれば上記も合わせて参考にしてみてください。
方法3:シェアハウス
シェアハウスは1つの建物に対して複数人で共同生活する物件のことです。
マンスリープランのような短期的な契約はありませんが最低1ヶ月~住むことできるので短期で借りたい人にとっても選択肢の1つとしてはありだと思います。
- 全体的に費用がかなり安い
- 共同スペースが使い放題
- 郵便物を受け取れる
- 審査はあるがかなり緩い
- 個室付きじゃないと他人と共同部屋になってしまう
- 他人と鉢合わせすることがある(トイレやお風呂等)
- 他の人が使っていると共同スペースを使えない
- ハウスルールを設けているところが多い
シェアハウスと聞くと抵抗を感じる人も多いと思いますが、種類によっては1部屋1部屋しっかりとプライベート空間が設けられていてキッチンや風呂場、トイレなどが共有スペースとして存在しているだけなので思ったよりも住人と接触機会も多くなかったりします。
マンスリーマンションよりも家賃が安く、審査はありますが非常に緩い面談程度なのでほとんどの人が入居することができます。
基本的な家具家電はすべてそろっているので身一つで入居することができます。
シェアハウスのデメリットとしては共同生活となるので自分がキッチンやお風呂を使いたい時に使えなかったり、独自のハウスルールが設けられていることがある点です。

ゴミ出し、掃除当番など面倒事があったりするので完全に1人で生活したいという人にはあまり向きません。
また、各自の部屋自体は3畳~4畳程度の寝るだけのプライベート空間となっているところも多いのでその点注意が必要です。
1ヶ月でかかる料金相場
項目 | 料金相場 |
---|---|
家賃 | 30,000円~60,000円 |
共益費 | 5,000円~10,000円前後 |
契約手数料 | 15,000円前後 |
合計 | 50,000円~85,000円 |
シェアハウスは通常の物件とは違い敷金や礼金がかかりません。
場所によってはデポジット金(退去清掃費)として10,000円前後請求されるところもありますが、だいたい都内でも10万円ぐらいで借りることができます。
電気代や水道代は共益費に含まれているので基本的には使い放題です。1人1人細かく請求できないので共益費という形で請求しています。
シェアハウスは種類がさまざまで、タコ部屋のような共同生活を強いられる物件から1人1人しっかりと鍵付きの部屋が設けらているような物件もあります。

方法4:ビジネスホテル
ビジネスホテルはその名の通り短期的にホテルに泊まって生活するスタイルです。
部屋を借りるというよりは泊まるという表現のほうが正しいと思います。
- キレイな部屋に泊まれる
- 場所によってはベッドメイキングしてもらうこともできる
- 食事付きにすることも可能
- 1泊あたりの値段が割高
- 洗濯にコインランドリーの利用が必要になる
- 郵便物を受け取れない
- キッチンがないので自炊できない
マンスリーマンションに比べると1泊ごとの値段になったり、アメニティ等の設備が充実している分値段があがります。
ビジネスホテルの場合は本当に泊まるだけって感じなのでキッチンや洗濯機などの日常生活で必要なものが揃っていないことが多いのがデメリットです。
洗濯をしたい時は併設されているコインランドリーを利用したり、食事は契約で朝食だけ出してもらうなどのライフスタイルに合わせた選択をする必要があります。
1ヶ月でかかる料金相場
項目 | 料金相場 |
---|---|
宿泊費(1日) | 6,000円~12,000円 |
宿泊費(30日) | 180,000円~360,000円 |
清掃費(退去費) | 0円 |
合計 | 180,000円~360,000円 |
ビジネスホテルは基本的に1泊や2泊の超短期型になっているため1ヶ月単位で泊まろうとするとマンスリープランを選択しなければなりません。
サイトによっては1週間程度しか泊まることができなかったりするので探す時は注意してください。
都内のビジネスホテルは相場が1泊あたり8,000円前後で高いところは1万円を超えてきます。かなり高い。
アメニティが充実していたり、清掃代が宿泊費に含まれていて定期的に部屋を掃除してくれるのはメリットです。
また宿泊プランによっては朝食とかをつけられてたりするので朝ご飯が食べたい人にとってはこういったプランで泊まるのもありです。
方法5:airbnb
「Airbnb(エアービーアンドビー)」というのは簡単に言えば部屋を貸したい人(ホスト)と部屋を借りたい人ゲスト)をつなぐwebサービスです。
ホテルともちょっと似ていますが、Airbnbの場合はアパートやマンションなどの自宅っぽい部屋や一戸建て物件、別荘、民宿などなど泊まれる場所が多いのが特徴です。
日本ではまだあまり流行っていない形態ですが海外では旅行客等の利用が一般的になっていますし、探してみると意外と豊富な物件数が出てきます。
- キレイで広くておしゃれな部屋に泊まれる
- 家具家電だけじゃなくアメニティ等もそろっていることが多い
- 友人や恋人を呼ぶこともできる
- 部屋は自分で掃除する必要がある
- 個人の部屋に抵抗がある人には向かない
- 設備が多いので丁寧に扱う必要がある
またホテルの場合は会社が運営していますがAirbnbは個人ごとに部屋を貸しているような形態という違いがあります。
綺麗な部屋が多く、ホテルよりも割安で泊まれるので抵抗がない場合はこっちのほうがおすすめです。
1泊~1ヶ月単位で借りたいもできるのでちょっと実家を離れたい人とか一人暮らしの経験をしてみたい人は良いかも。
部屋を借りるというよりもホテルに泊まるという感覚のほうが近いですね。
1ヶ月でかかる料金相場
項目 | 料金相場 |
---|---|
宿泊費(1日) | 3,000円~5,000円 |
宿泊費(30日) | 90,000円~150,000円 |
清掃費(退去費) | 約6,000円 |
合計 | 96,000円~156,000円 |
Airbnbでは宿泊先がアパートから民宿、ホテルなどさまざまなのでかかる料金もかなり違いがありますが料金相場は1日約3,000円~5,000円と言われています。
一人暮らし用のワンルームだと格安でだいたい1ヶ月10万円以内で泊まることができます。広めの部屋とかだとだいたい150,000円~高くても200,000円程度。
ホテルに比べるとかなり宿泊費が安いのでカプセルホテルとか選ぶならAirbnbで探した方がよっぽど快適に生活できます。
キッチンやバスルームもついていますし、シャンプーやリンスも備え付けられていることが多いですね。
ホテルと違って毎日清掃が入るわけではないので宿泊期間は自分で掃除する必要があります。退去費は清掃代がだいたい6,000円ほどで済みます。
方法6:インターネットカフェ
ネットカフェといえば数時間単位で借りるイメージがありますが、実は長期プランを設けているところも多く1ヶ月間借りることも可能です。
昔はどのネットカフェも簡易的な仕切りのみで防音性は皆無、かなり狭い部屋で寝るのも大変な狭い空間ばかりでしたが、最近は防音完備をしていてさながら通常の部屋と変わらないような空間を提供しているところが当たり前になりつつあります。
つまり昔よりも今のほうが長期滞在しやすいということです。
- 無駄な費用がかからない
- 基本的に飲み物は飲み放題
- 漫画も読み放題
- インターネットも使い放題
- 狭いので寝にくい
- 運動不足になりやすい
- 郵便物を受け取れない
- 周りの音が気になることも
ネットカフェなら飲み物は飲み放題ですし、インターネットも使い放題でシャワーもあるところが多いので短期的なら生活するのに苦労しません。
1ヶ月でかかる料金相場
インターネットカフェは長期で借りることにより割引が適用されることがあります。
例えば都内を中心に運営しているカスタマカフェの料金はこちら。
項目 | 料金 |
---|---|
7日間 | 22,000円~ |
14日間 | 42,900円~ |
1ヶ月間 | 76,000円~ |
料金はシェアハウスと同じぐらいでマンスリーマンションやAirbnbよりも安いです。
部屋の狭さはシェアハウスと同等、もしくはそれ以下ですし引っ越しの際に家具家電をすべて処分する必要があるなどのデメリットもありますが借りる上では最もラクです。
本当に短期的に借りるだけとか一時しのぎで寝泊まりできれば十分な人にとってはネットカフェがおすすめです。
家出とかにも使われるぐらいなので。
1ヶ月だけ部屋を借りるならシェアハウスが一番安い
都内近郊で1か月だけ部屋を借りる場合のそれぞれの料金相場はこんな感じ。
方法 | 料金相場 | 郵便物 |
---|---|---|
マンスリーマンション | 約17万円 | 〇 |
レオパレス短期プラン | 約10万円 | 〇 |
シェアハウス | 約5万円~8.5万円 | 〇 |
ビジネスホテル | 約18万円~36万円 | ✕ |
airbnb | 約9.6万円~15.6万円 | △ |
インターネットカフェ | 約7.6万円 | ✕ |
短期的に借りるというとマンスリーマンションを思い浮かべる人が多いですが、実際に計算してみると意外と料金が高いので安く済ませたいのであれば1ヶ月~部屋を借りられるシェアハウスがおすすめです。
シェアハウス=正確には一人暮らしではありませんが安さ重視で短期的に借りたいだけなら選択肢としてありです。
シェアハウスのデメリットは他の住人と少なからず共同生活を強いられることですが、独立した部屋があるので出張等で帰って寝るだけの場所を確保するなら問題ありません。
シェアハウスは郵便も受け取ることが可能です。
ビジネスホテルは他と比べてかなり料金が高いで選択肢としては低いです。
Airbnbは個人的には1ヶ月住むには安くて非常におすすめですが、借りるというよりも泊まるという表現が正しいのと個人が貸しているのでそこに抵抗を感じなければ・・・と言った感じ。
今のAirBnBに郵便物を受けることができないみたい…。困ったもんだ。
— кσηтισ, ʎɹʎd (@GolDDranks) March 31, 2017
一応Airbnbでも頼めば郵便物を受け取れるようにできるみたいですけど、不可の場所もあるので結構難しい。
住居確保には向きません。
ただしマンスリーマンションは郵便物を受け取れることができるので住所が必要になる人にとってはやっぱり借りたほうが良さそう。
とにかく早く引っ越したいのであればAirbnbが最もおすすめ。
今日にでもどうにかしなければならないレベルならネットカフェを借りるというのも手です。
1ヶ月だけ借りれる物件の探し方
マンスリーマンションはレオパレス以外の不動産でも探すことは可能ですが、実際自分一人で探すとなると物件数が少ないので希望の物件を探し出すのも一苦労です。
シェアハウスもサイトによって持ち物件数が異なるのでいちいちサイト巡りをするのは面倒です。
効率的に自分の希望条件の物件を探すにはイエプラなどのネットで部屋を探してもらうサービスを利用するのが手っ取り早いのでおすすめ。
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