退去日と入居日がずれたときの荷物の保管場所と泊まる場所の確保手段

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新居に引っ越す際に退去日にある程度かぶせて入居日を決めるのが普通ですが、新居の入居が間に合わなかったり、退去日のミスによって入居するまでに空白期間が生まれてしまうようなこともあります。

退去日と入居日がずれてしまうと自分の住む場所が一定期間なくなってしまうのも問題ですが、荷物を置く場所がなくなってしまうのもかなり問題です。

今回は退去日と入居日がずれて入居できないときにどうすればいいのか解説していきます。

入居日と退去日は数日被せる必要がある

新居の入居日は退去日と2日~3日程度程度被らせることによって引っ越し作業やもし何かトラブルがあったときにも対応することが可能になるのでこの方法が一般的です。

ただ、即入居可物件の場合だと審査通過後すぐに入居しなければならないため、実際には旧住居と1週間~2週間程度は二重家賃が発生する期間が生じます。

二重家賃

二重家賃を極力抑えるには『退去予定物件を選ぶ』『申込み段階で退去の連絡をする』などの方法によって被り日数を緩和させることができます。

問題は部屋探しの段階から退去の連絡をしてしまい、部屋が決まるのが遅くなって家がない期間が出てしまう事です。

引っ越し先の入居日よりも退去日のほうが早くなってしまうと数日間家がない状態となります。

退去日と入居日のずれ

この場合、二重家賃を防ぐことはできますが空白の期間が出来てしまうため『宿泊先の確保』と『荷物の保管場所の確保』が必要となります。

意外とこういったミスをする人は一定数いるので家が一時的になくなってもある程度対処は可能です。

家が一時的にないだけなら友人の家に泊まったり、実家に帰る等の対策もとれますが問題は荷物です。

洗濯機や冷蔵庫、ベッド等の大型家具や家電を預かってくれる場所を探すのは一時的に家を泊まる場所を探すより何倍も大変です。

退去日と入居日がずれて入居できないときの荷物の保管場所

退去日と入居日がずれてしまって数日間家がない状態になってしまった場合の対処法について紹介していきます。

新居に荷物を置かせてもらえないか相談する

書類の作成や入金の遅れ等で入居日が遅れている場合はすでにハウスクリーニングが住んでいて部屋自体は借り出せる状態になっています。

このような場合は引っ越し先の管理会社に相談してみましょう。

入居日前でも新居に荷物だけは置かせてもらえる可能性があります。

通常鍵の引き渡しというのは入居日当日や前日ですが、こういった相談をして了承してもらえるとそれよりも早く鍵を受け取ることができます。

実際僕は相談したことで荷物を入居日の2日前に運ぶことができました。

荷物を置かせてもらう=入居予定日より早く鍵を受け取ることになり、不正などトラブルの原因にもなるため応じてくれないことも多いのでダメ元での交渉となります。

引っ越し業者の荷物預かりプランを利用する

引っ越し業者に引っ越しを依頼している場合はまず初めに引っ越しのスケジュールを組みなおす必要があるので、早めに連絡しなければなりません。

引っ越し業者は【荷物一時預かりプラン】というサービスを提供していることが多く、入居日が多少ずれていても一時的に大型家具や家電を預かってくれます。

このサービスを利用すれば入居日がずれてもそれまで預かってくれて入居日にしっかりと届けてくれるので荷物の心配をしなくてもよくなります。

相場は1ヶ月で15,000円~20,000円で1日あたりだとだいたい2,000円前後。

これは荷物の料や利用する引っ越し業者に結構左右されるのであくまで目安として見てください。

引っ越し業者のサービスを使うとそのまま預かった後に引っ越し先に届けてくれるというのが利点ですね。

ただし「自力で引っ越ししたい」という人にとっては利用できないサービス。

レンタル倉庫を借りる

自力で引っ越し作業をしたい人におすすめなのがレンタル倉庫です。

レンタル倉庫はその名の通り一時的に自分の荷物をコンテナに預けるサービスで、割とどこの地域にもあるので「いったん退去した物件の近くに預ける」という選択もできますし「どうせなら新居の近くに預ける」ということも可能です。

月額料金相場は8,000円~20,000円ほど。場所によって結構値段が変わるのとトランクルームの種類によっても値段は変わります。

トランクルームの場合は利用にあたって初期費用がかかることがほとんどなので1日~2日程度借りたいという人は正直あまり向きません。

ただ調べてみたところDay倉庫というサービスもあり、こちらは1日から利用可能。

1日あたりの料金
ダンボール×10
(120サイズ)
165円
テレビ127円
テレビ台77円
冷蔵庫
(2ドア)
127円
洗濯機127円
マットレス
(シングル)
264円
布団77円

(360サイズ)
264円
自転車264円
預け入れ作業料1,355円
引き出し作業料1,355円
一人暮らしの荷物量を推定してシュミレーション算出

一人暮らしの荷物量で当日・翌日の2日間荷物を預けた場合の合計額は5,962円となりました。

集荷・配送サービスも行っているため、手軽に荷物を預けることができます。

また、ダンボールだけでなくソファや洗濯機等の大型家具・家電も預けられます。

レンタカーを借りる

退去日が入居日よりも1日早いというような超短期で荷物をなんとかしたい場合はレンタカーを使いましょう。

荷物を一時的にレンタカーに載せることになるのでワゴンや軽トラックなど運べる量が多い車を選んでください。

ベッドなどの大きな家具がある場合はワゴンですら入らない可能性が高いので軽トラックのほうが良いと思います。

レンタカーを借りたら新居の駐車場等に一時的に止めて入居日になったらそのまま荷下ろし作業をします。

荷物量に左右される方法なので正直そこまでおすすめできるものではありませんが、めちゃくちゃ困っていてどうしようもない場合は選択肢としてはありだと思います。

レンタカーも24時間程度ならそこまで高くないですからね。

退去日と入居日がずれて入居できないときの一時的な家の確保

続いて一時的に寝泊まりできる場所についていくつか紹介していきます。

先ほども言った通り、荷物の保管場所を探すよりはるかに簡単で当日でもなんとかなることが多いです。

ネットカフェに泊まる

自分が一時的に寝泊まりできる場所は無数に存在しますが、中でも安く済ませたいならネットカフェがおすすめです。

24時間あたり3,000円前後が相場とかなり安いですし、最近ではシャワー付きや完全個室等も増えているので快適に過ごすことができます。

例えば都内を中心に運営しているカスタマカフェの料金はこちら。

 項目料金
24時間2,934円~
7日間22,000円~
1ヶ月間42,900円~

長期間借りるほど割安になるプランなので一時的に寝泊まりするならおすすめです。

飲み物も飲み放題で漫画を読んだりインターネットもできるので生活に困ることはあまりありません。

ビジネスホテルを利用する

もう少し広めのところで宿泊したい場合はビジネスホテルに泊まるのも手です。

 項目料金相場
宿泊費(1日)6,000円~12,000円
宿泊費(30日)180,000円~360,000円

都内のビジネスホテルは相場が1泊あたり8,000円前後で高いところは1万円を超えてきます。かなり高い。

アメニティが充実していたり、清掃代が宿泊費に含まれていて定期的に部屋を掃除してくれるのはメリットです。

また宿泊プランによっては朝食とかをつけられてたりするので朝ご飯が食べたい人にとってはこういったプランで泊まるのもありです。

ウィークリーマンションを借りる

ウィークリーマンションというのはその名の通り1週間単位で借りられる物件のことです。

部屋を借りると言っても基本的には家具家電付きで料金の前払い制となっているのでどちらかというとホテルに近い感覚です。

最近ではウィークリーではなくマンスリー(1か月以上~)という物件が多いですが、ウィークリーマンションを専門に扱っているサイトも存在するので探してみてください。

 項目料金相場
1日あたり3,000円~5,000円
光熱費無料がほとんど
清掃費10,000円~20,000円

1泊あたりの料金は割と安いですが清掃費として1万円~2万円ほどかかってしまうので数日だけ借りると高くつく可能性があります。

ただし、ウィークリーマンションの場合はある程度の広さがあり”住む”という前提なので荷物を置くスペースが確保できます。

業者に預けたり倉庫を利用するのとどっちがいいか微妙なところですが、ウィークリーマンションも選択肢として入れてみてください。

ウィークリーマンションドットコム

まとめ

MEMO
  • 退去日と引っ越し先の入居日は2日~3日被らせるほうが良い
  • ずれてしまうと【泊まる家】と【荷物の保管場所】を考える必要がある
  • 入居日より前でも荷物を置かせてもらえる可能性がある
  • 無理な場合は引っ越し業者の預かりサービスやレンタル倉庫がおすすめ
  • 数日ならネットカフェに泊まるのが一番安く済む

こういうミスは誰にでもありますし、相手都合で入居日が延期になるようであれば荷物だけでもなんとかなるように手配してもらうこともあるのでそこまで焦る必要はありません。

退去日に関しても次の入居者がまだ決まっていないようであれば数日間延長してくれることもあるので交渉してみましょう。

少しでも参考になれば幸いです。

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